『流れ星に願いを』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
願いを叶えて
お星さま
両手を組み合わせて
両目をつむる
流れ切る前に3回唱えろなんて
そんな意地悪言わないで
一生懸命祈るから
気持ちを込めて祈るから
どうか叶えて
お星さま
明日は君と話せますように!
『流れ星に願いを』
流れ星にお願いごと
少し前までは遊び感覚だった
今はなんだか
藁にもすがる思い
…というニュアンスが
私の中では含まれている
流れ星の時間は長くても1.5秒ほど
その間に願いを言うということは
それだけ緊迫してるか
それほどの強い願いか
―――という事なのかなぁと
ただ、願いを口にする
これはとても大切なことだ
願いを口にすることで
自分の体が具体的に目標に進みやすくなる
星に願いを
これはもしかしたら
神社と同じで、願いと同時に
自分に対する 誓い にも似てるのかもしれない
ならば、……願おうかな
みんなの願いが
―――叶いますように
〜シロツメ ナナシ〜
流れ星に願いを
ここは、宇宙の果て。人間が決して知りえない、流れ星の裏側の世界。
多数の星々が、人間の世界へと落ちていく。
あたりには、星型のクリスタルが、無数に散らばっていた。
「ベガ。叶える願い事を決めるのですね」
「来たか、アルタイル。今日は流星群の日だからね」
ベガはこちらに振り向く。
白く長い髪に、白い肌。人間の世界でいう、着物に似た衣を纏っている。
人間のような姿だが、人間ではない。もちろん、俺も。
「人間の想像力には驚かされます。星に、年齢や性別といった人間的な概念は存在しない。なのに、それぞれに物語を与え、願いを託すとは」
くだらない。毎度毎度、よく星なんて不確かな存在に願うものだ。
「ふふ、だからこそ、私たちが存在するのだよ。私たちには、年齢も性別もない。人間たちの願いが創り出した存在だ」
愛おしそうに微笑んで、あたりを見回す。
「どれどれ、美味しそうな願い事はあるかな」
ベガは、あたりに浮遊した星型のクリスタルのうち、一つを手に取る。
「アルタイル、見てごらん。人間たちが星を観察している」
ーーーーー
高校生が、学校の屋上で望遠鏡を構えていた。
「テン、望遠鏡のセットできたか?」
「カイ。早かったね。できたけど、望遠鏡はいらなかったかもしれない」
向こうから見れば、満点の星空に、流星が無数に流れているのだろう。
「たしかに、肉眼で十分だ。でも、自然科学部として、記録はしないと」
カイと呼ばれた少年は、紙に記録を書き留めていた。
「綺麗だな」
「カイ、願い事決めた?心の中で三回唱えるんだ」
「非科学的だな」
「たまにはいいじゃん。信じてみるのも」
二人の少年は、瞳を閉じた。
ーーーーー
「来年も、こうして流れ星が見られますように」
そう。これは、流れ星が願いのクリスタルとなって、こちらへ届いたものだ。
「美味しそうだねえ。まずは、これにしよう」
届いた願いは、こうして、ベガの気まぐれで叶うか否かが決められる。
「いただきます」
ベガは、頬を少し赤らめた。妖しげに目を細める。
大きな口を開けて、ガブリとクリスタルに齧り付いた。細かな破片が舞う。
ガキガキ、という大きな金平糖でも咀嚼するような音が、静かな空間に響く。
喉の上下する動きと共に、嚥下の音が生々しく聞こえてきた。
バキッと音を鳴らし、クリスタルに歯を立てては、口の中へ収めていく。あたりに、破片が飛び散るのも構わずに。
俺は食べたことがないから、本当に美味しいのか、なんなのかは知らないが。
最後のひとかけらまで、愛おしそうに喰らう。
ゴクン、という飲み込む音がして、
「ふぅ…」と熱を帯びた吐息が、空気を揺らした。
最後に、お菓子の粉でも取るように、下唇をぐるりと舐め。親指を軽く舌で触った。
「ご馳走様」
ベガ様の顔には、どこか不気味とも言える、高揚感が見て取れた。
「これで、この子の願いは叶う」
この歪んだ笑顔を見て、いつも思う。人間は、これに願いを託しているのかと。
こうして、流れ星に託された願いは叶うのだ。
だから、本当にくだらない。こんなに不確かなものに、願うなんて。
【世界線管理局 収蔵品
『対終焉 最終防衛機構「願い星」』】
元々は効率的に願いを集めて、防壁展開装置にエネルギーを供給するのが目的。
想定されていたのは、滅びゆく世界を食らいに来るという「終焉の獣」。
願いを束ねて星全体を覆うことで、少なくとも、展開宙域には多くの生命が残っていると、
獣に誤認させ、星の臨終を先延ばしにする目論見。
実際はその目論見はミリも機能していなかった
<<機能してなかった>>
――――――
「ここ」ではないどこか、別の世界のおはなし。
世界線管理局なる厨二ふぁんたじー組織には、
管理局所有の、滅亡世界からこぼれ落ちて生き残ってしまった難民たちを収容しておく、とても大きなシェルターがありまして、
そこでは環境整備部難民支援課の局員が、収蔵部収蔵課とタッグを組んで、
時折、収蔵品を使ったイベントを開催します。
その日は今回のお題が「流れ星に願いを」ということもありまして、
流れ星を夜明けまで放ち続ける、美しいイベントが開催中。
電気設備のスペシャリスト、伝説もとい電設の局員・カモシカによる号令です。
「第17陣、ラストチェック完了」
事前公募や当日のイベント会場で集められた複数封入可の願い星、全5兆5億5千858個を、
全天、どこからどの方向の空を見上げていても十分な量、十分な密度が見られるように、
かつての昔、巨大防壁装置にエネルギーを供給していた、流れ星シューターを利用します。
「3、2、1、スタート。 第18陣スタンバイ。
ファーストチェックまで20分」
流れ星に願いを詰めて、詰めた願いが空を渡って、
空を渡った流れ星が、故郷たる世界を失った難民たちの心魂を慰めます。
「キレイだねー」
シェルター在住の子供が、空を見上げました。
「ボクのねがいごとが入ったやつ、どれだろー」
子供の友達も、一緒になって、空を見上げました。
流れ星は滅亡世界の難民の願いをのせて、空を渡り、尾を引き、輝いて、地平に消えてゆきました。
それをジト目で眺める経理部局員がおりまして。
『おうおう、こうして見る分にはキレイだな』
もっしゃもっしゃ、もっしゃもっしゃ。
経理部の天才エンジニア・スフィンクスが、
大きいミカンを食べつつ、モフモフ尻尾をピタピタ揺らして、空を見上げて、
そしてまた、もっしゃもっしゃ。美味しそうにミカンを食べました。
「スフィちゃん、この願い星、知ってるのぉ?」
モフモフにもたれかかって一緒に空を見ておるのは、スフィンクスの大親友、収蔵部のお嬢さん。
ビジネスネームをドワーフホトといいます。
お嬢さんは涼しい夜風のなか、モフモフ親友に守られて、温かいシトラスティーなど飲んでいます。
ドワーフホトの親友・スフィンクスは、世界と世界、宇宙と宇宙、星と星を渡り歩く習性をもつ、規格外に長寿なモフモフ。
ゆえにドワーフホトが知らない滅亡世界の、滅ぶ前のこと、滅んだ後のことを、
たまに、何個か、覚えておったりするのです。
『願い星っつーか、星で充電してた防護壁がさぁ』
スフィンクスが言いました。
『猫よけっつーか有刺鉄線つーか、うん、
俺様に来てほしくなかったんだろうな、っていう』
たまにな、あるんだよなぁ、そういう世界。
スフィンクスはもしゃもしゃ。ミカンを食べて空を見上げるだけでした。
「スフィちゃんが食べた、どこかの世界のこと?」
『食ったっちゃ、食ったんだけどな』
「うん」
『そこを食ったのが、防護壁が稼働開始してから、何百年も何千年も後のハナシでさ』
「うんー?」
『分かりやすく例え話をするなら「石橋を叩いて渡る」の石橋が、杭打ちも土留めも基礎床も付けてる新品の橋だったから、
ぶっちゃけ叩く検査なんて不要だろっていう』
「あちゃ〜」
『それをわざわざ、毎日毎日叩いてるっつー』
「どんまぁーい」
「ところで」
「ところで?」
「いつからある風習なんだろう」
「お題?あー、それなー」
「逆説的に流れ星を見たら願い事を3回言えるほど意識しているなら願いが叶うみたいなのは見たことがあるね」
「おー、ロジカルだ」
「実際にずっと考えていると何かの拍子にアイデアがつながったりするからね」
「そだねー。考えてないとそれはならない」
「あとは寝て起きたら解決しているやできるようになっているもあるけど」
「そっちは脳みそにお任せ感」
お題『流れ星に願いを』
流星群が来た。
なにか適当にお願い事をしたら当たらないかな。
月の裏側だったらもっと見えない?
見えるだろうけどぶつかってくるよ。
2026年4月26日
お題→流れ星に願いを
流れ星に願いを
1度流れるのに3回お願いをするなんて
不可能に近いだろう
だからこそ出来たら願いが叶うというのだろう
だからこそ流星群の日に人が星空に願うのだろう
叶うかも分からない
ただ一雫の希望にかけて
No.69
私の手から離れていってしまった貴方が、いつまでも幸せでありますように。
流れ星に願いを
『流れ星に願いを』
土砂降りの雨の音に彼女の声はかき消され、荒くなる呼吸に、震える手足。
どれだけないても誰にも届かない。
それでも、必死になき続ける。
誰かに見つけて欲しくて、生きたくて、ただ、明日の光を見るために。
ガサガサ、と、草むらから音がした。
もうそちらを見る力がない彼女はただ聞いていた。
「……___?」
自分より少し大きいだろうか、自分はもう食われてしまうのだろうか、いや、食えるところはもうなにもない。
ドクドクと脈打つ心の音だけがうるさく、雨の音も、針を刺されるような雨に打たれる感覚も徐々に小さくなった。
自身の体が振動した。
目を開ければ、そこにはたくさんの“敵”がいた。
思わず威嚇をした。
でも、その“敵”は形が歪み、音を漏らしていた。そして、目から水が零れていた。
夜に咲く花の中に、たまに、こうして散っていくものがあった。
瞬く間に流れていき、彼女はよくそれをじっと眺めていた。
彼女は、あのときのものだと信じて疑わなかった。
彼女は切断されていた足に少し驚いたが、直ぐに慣れてしまい、そっと近づき、その落ちてきたものに顔を寄せ、舐めた。
それは、昔に舐めたことのある、陽の光の眠る絨毯の味がした。
それは、温かかった。
流れ星に願いを
日本においては、明治以降に西洋から伝わった可能性が高いとされている
キリスト教関係
流れるという表現は素敵だが、他にも流れ星の表現方法があったのかな
そもそも星という概念があったのか
光るなにか
そうなると星っていう表現も面白いね
あ、漢字系は中国由来か?
そうなるとつまらんな
そんな事を考えているうちは空を仰ぐことは無い
「流れ星に願いを」
〖流れ星に願いを〗
私の目の前を流れた流れ星は
これから星になる自分の写し。
「こんな素敵な星になるのよ」と
言わんばかりに目の前を流れる。
私たちは流れ星にお願い事をする。
きっと、流れ星も私にお願いをする。
お互いに幸せを願う。
さらりと大空を流れる星の私と
さらりと流れる時を生きる私。
書く習慣:本日のお題「流れ星に願いを」
「流れ星に願いを」で思いつく好きなジャンルが二つある。
一つはディズニー、もう一つは中村颯希の『ふつつかな悪女ではございますが』だ。ジャンルは中華後宮ファンタジーで、ざっくり言うと「悪女と入れ替わったヒロインが頑張るお話」である。物語が始まるのが「彗星と流星群が重なった乞巧節(七夕)の夜」で、非常にロマンチックなのだ。
「中華モノって人名が難しい漢字だからキャラが把握できなくて苦手」という人にこそ、『ふつつかな悪女』をお薦めしたい。私がまさにその「キャラの名前が読めなくて挫折人間」だったからだ。
オタクは人生のどこかで五行思想を履修していることと思う。『ふつつかな悪女』のキャラクターのほぼ全員、この五行思想に関係する名前だから非常にイメージしやすい。五行思想というのは、中国の「火、水、木、金、土」のやつだ。「水は火に強く、火は金に強く、金は木に強く、木は土に強く、土は水に強い」と聞けば、わかる人もいるかもしれない。
もちろん、五行思想を知らなかった人でも『ふつつかな悪女』を楽しめる。読み進めるうちに自然と相関が頭に入っていく構成になっているからだ。たとえば五行思想の木、青、春、東に関係するキャラクターの名字が「藍」で領地は「東領」だし、名前に「春」や「林」が入っている。そして本文でも「木を司り」と属性についても書いてある。
基本的には五行思想がわからなくても問題ない物語だし、五行の相関が関係してくる場面になったら、キャラクターや地の文で「水は火より強い」みたいに説明が入る。万が一わからなくなっても、本の最初のほうに相関図がついているので、とても親切だ。
『ふつつかな悪女』のすごいところは、世界観や設定の説明が非常に丁寧で親しみやすいうえに、話の展開が読者の想定の斜め上をいくところだ。私は本当になんにも考えずにさらっと読んでしまうタイプなので、伏線があっても全く気づかない。「ここが伏線かな?」と推測しながら読み進めたらそれはそれで楽しそうなので、一旦『ふつつかな悪女』に関する記憶を全て消して最初から読み直したいなあと思っている。
あと、漢字や花言葉に詳しい人にも『ふつつかな悪女』がおすすめだ。キャラクターの名前の漢字や作中に出てくる花にも考察しがいがある、らしい。今のうちから色々調べてリアルタイムで「へー!」をやりたい気持ちと、完結してから最後のセルフ伏線回収としてお楽しみを取っておきたい気持ちがあり、12巻まで出ている今もまだ考察についての方向性が決まっていない。
というか、『ふつつかな悪女』はだいたい半年に一冊ペースで新刊が出ていて、中村颯希先生の筆の速さにも驚く。
私が自分で「書く習慣」で文章を書くようになって50日くらい経つが、ちょこまか書いてようやく5万字といったところだ。しかも私が書けているのは、お題が決まっていて、好きな文字数で気楽に書き散らかせるからである。
作家の仕事について詳しくは知らないが、文字数と「面白さ」という縛りだけがあり、世界観やキャラクターを全くのゼロから作り上げなくてはいけないということはわかる。作家さんの創造力と思考体力にはただただ圧倒される。面白いものを書かないと仕事がボツになるプレッシャーは計り知れない。ルーチンワークの仕事をしている身で想像してみると、私ではその重圧に耐えられないと思う。
どんな仕事にも設定された目標があるが、クリエイティブな仕事は特に難しいと感じる。医療関係や教育関係などの「ミスったら命の危機」「間違えたら人の人生を狂わせるかも」という責任の重さも自分には背負えないが、クリエイティブ職もまた方向の違う「脳みその中身を開陳」「魂を削る」高難易度ジョブだと思う。
『ふつつかな悪女』は3月末に最新刊が出たばかりなので、ここからまた半年くらい続きを待つ身である。
今までは「ここで話を終わらせる作者が一番悪女!!」と感想を叫んでいたが、書く苦労の片鱗をほんの一嘗めした今は「どうか何とぞ完結までお健やかにお過ごしくださいませ」という気持ちである。
『ふつつかな悪女ではございますが』は、今年2026年7月からアニメが始まる。小説もコミックもまったく見ない状態でアニメから入れる人が羨ましいので、やっぱり私は一度記憶を消したい。
流れ星に願いを
昔むかし、光が強すぎて地上に届くかと思った流れ星を見た。
怖くて願いごとどころじゃなかった。
腹から声出ちゃったよ。
でもね、きっとその時願いをかける猶予があったら願っただろうことは全て叶えてもらった。
その代わりガムシャラだったけど、それでも自分だけの何かではできないこと。
そして今またなんかその曲がり角っぽいんだよね。
みんなそうだよね?
今回流れ星は見れてないから叶うかわからないけど、またガムシャラの始まりなのかなー。
もう歳とったからガムシャラじゃないやり方で出来たらいいなー。
ゆるゆるともちょっと違ってさ、さらさらともちょっと違うかな、なんだろ、もうちょっと伸びやかさがある気がする。
のびのびって良いけど、ちょっと伸びすぎたゴム的な何かを孕んでるよね、野比のび太ってネーミング天才か。
ぴょんぴょんも好きだけど伸びはしない。
ぐんぐんは伸び代感じるぅーでも違う。
にょきにょき…?行き先が上方向じゃない。
水平方向よ、取り合うわけじゃないけどスプラトゥーンだよ。
ぴしゃってこと?
ぬりぬり?
ひーろーがーれーー!
小さな蕾も、散ったはなびらも
砕けた石も懸命に生きる小さな命も
また美しく思える心でありますように
《流れ星に願いを》
流れ星に願いを
田舎の山間部に住んでいるので
今夜「○○流星群」があるというときには
天気が良ければ
ニュースで教えてくれる方向、時間に庭に座っていると
ほぼ見ることができる
首は痛くなるけど
ずっと見上げていないと見逃すから
あの流れに願い事を3回唱えるのは
かなり難しいと思う
1秒か2秒でしょ
ほんとに叶えてくれるのだったら
必死で頑張るけどな
叶えて欲しいこと いくつかあるから
もしひとつでも叶ったら
何か 変わるかな
夜空を眺めていたときに、ふと流れ星を見かけた時に思うのが、何か願いを言わなければと言うことです。しかし、残念ながら願いを思いつく前には、夜空を流れた星は消え、私の願いも言えない。
この時は、次の流れ星を観た時に備え、願いを考えておきますが、いつも都合よく見られるわけでは無く、考えた願いもいつかは忘れ、また同じ事を繰り返しております。
: 流れ星に願いを
自慢じゃないけど、星座の名前は
全くといっていいほど知らない
ただ夜空を見上げ、きれぇ〜って
頬を緩めて見つめるだけだった…
オリオン座と月が、互いに微笑みあう夜
夜空を見上げる私の横で
彼が楽しそうに話してくれた
オリオン座は鼓に似ているから
鼓星とも呼ばれているだとか
冬の大三角がどうのこうの…
彼には悪いけど、話はそっちのけで
嬉しそうに輝くあなたの瞳を、聞いている
フリをして見ているのが本当に好きだった
お星さまに負けないくらいキラキラしてて…
あれ…なんだかキラキラが滲んできた…
流れ星に願いをのせたら
彼の元へ運んでくれるかな…
彼女の想いを星空は汲み取ったのか
一筋の流れ星が、澄みきった闇青の中を
キラリと滑り落ちていった
あなたに会いたいよ…
また教えてよ、あなたの好きな星座の話を…
また一つ、涙にも似た光が走り去っていった
あの星はね…
私にそう話しかけるように
桜月夜
「流れ星に願いを」
最愛の君の幸せ願う夜
強く、強くね、星に願いを
自分以外は変えられない それでも
頼むから 死んでくれ
#13 流れ星に願いを
「お、流れた」
雲ひとつない星空に滑るように流れる星が一つ、二つ。
日が落ちても上着がいらないくらい過ごしやすくなった今日この頃。なんちゃら流星群が見られると兄弟子から聞いてふらりと星詠をする時に使う丘へ足を向けてみた。
今はいない姉と見た時から随分時間が経っているのに、未だに天体とか星の逸話とかそういった話は苦手なままだった。身長も伸びて、切っていない髪も手入れが面倒くさくなるほど長くなった。見てくれは変わったのに、中身はあの頃のまま。ずっと、姉を探し続けている。
「3回願いをいえば、叶うんだっけ」
願えば叶えてくれるだろうか。どんなに神様に願ったって叶えてくれなかったこの願いを。
降りしきる雨のように光っては消えていく星達のどれかは叶えてくれるだろうか。
お願いします。なんだってするから。代償に何を取られてもいいから。どうか叶えて。
「ユキに会いたい」