『流れ星に願いを』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
澄んだ空気が肺を満たす。
伸びとともに息を吐いて、
ひんやりとした空気がぴしゃりと身体を整えてくれる。
悪夢のような昨日が少し薄まった気がした。
ポットのお茶はもうとっくにからっぽだった。
流れ星に願いを
流れ星に出会う事は
特別な事
出会ったことはない
遠くの夜空に
光の尾を引いて
一瞬見えるのでしょうか
流星群を見た人が
「すげぇ」と言うシーンを
映像で見たことがある
もし出会えたら
私もただただ
「すげぇ」と言って
見送ってしまいそう
明け方の明るくなりだした空に
流る星
薄明るくなってきた空に
流る星
こんな時間帯
今は朝4時49分
何かが終わり
何かが始まる
遠く瞼の奥に流れた涙も空を架け
消えて行った同じ巡り合いの世界で
……
月が波間に沈むと温かな夜が忍んでくる
こんな時に泣くなんてらしくないよと
肩を抱きよせた
星と同じ数の巡り合いの中で気がつけば
あなたがいたの…
your my only shinee star
ずーと今まで…
困らせてごめんね…
大切なのは…
あなただけよ……
何時までも…
そばにいて…
I・LOVE・YOU
なぜだかわからないけど
温かな夜が忍んでくる
理由も無く涙溢れてくる
らしくないよと肩を抱きよせ
星と同じ数巡り合いの中で
気がつけば
あなたがいたの
角松敏生 中山美穂
流れ星に願いを、なんてロマンチック!
そんなこと言ってる暇はない。流れ星が見えるのは一瞬、願いなんか普通は届かない。もっと現実的に考えろ!
そもそも、キミは今までに流れ星見たことあるか? ほとんど無いだろう?
だから、まず、流れ星に巡り合うことだ。その確率を高めるために、夜という夜はいつも空を見上げてろ。土手とか公園とかに行け。明かりも少なく視界も広いところで、毎晩寝ずに夜空を見上げよ。
次に願い事は短くまとめておけ。
「あっ、流れ星」って考えてる時間はない。場合によっては、流れ星に「流れ星をもう一度」みたいな願い事になっちゃうからな。流れ星だなどと考えるな。
そうやって確率と運によってなんとか願い事ができたなら、そこでまずは満足するのだ。
叶うかどうかは、また別の話だ。がんばれ。
俺は寝るからな。
流れ星に願いを
夜の空を見上げられるって、時間も心も余裕がある時、一緒に居る人が夜空をわりと見る習慣があるとかね
私は昼も夜もいつも黙々と目的地へ向かって歩く方だからバス停とか地下鉄とかね
空って家の窓から見るくらいで明るい時間が多い
夜は窓から星は見た事は無い…見えない
必然的に流れ星を見た経験はない
「流れ星に願いを」
こんな壮大でロマンチックでタイミングが秒で必要な大自然の出来事は
物語でしか想像が出来ない
ホントに一瞬らしいので
見た瞬間に言える事を日頃から考えておく必要がある
一瞬で願える事、言葉や心で言っても間に合わない
想像するしかない
一瞬で思えるなら世界が世の中が時代が
どう変わって行こうと朝の一杯の珈琲が飲めますように、それだけ平和でありますように、精神的にも飲めないほどヘタりませんように、流れ星には
『珈琲を飲む自分を想像しよう』と思う
(超個人的な日記、お題なんて知りません)
・兄と一緒にオーブンレンジを購入。非常に満足
・兄と一緒にサワークリーム味のチップスを食べる。美味しい。
・メープルシロップが冷蔵庫の中で大名行列している。ちょっと面白い。
・オーブンレンジで鳥の照り焼きをヒーター+スチームで温める。とても味がよく購入して良かった。
・久々にiPad を充電して音ゲーをする。Hard16まではAP余裕でした。
・食後に時間が経ってから固形物を一口食べれた。大きな一歩。
・父から携帯の使用料について携帯ショップで調べる為、携帯を貸してほしいと母越しに言われた。凄く不快。断固拒否。
・喉がカラカラになる程、兄とオーブンレンジについて"買って良かったね"といった内容を話す。珍しく声を張り上げることが出来たし、感情もプラス思考だった。
・話の途中で父親の舌打ちを何度も聞く。会話がぶつ切りにされる不快感。偶に楽しい世界観に浸かっている時はいつもそう。一気に冷めて顔から笑顔が消える。マジで辞めろ。
・母と最近は波長が合わない。"どうすんの?"って聞き方が非常にストレス。選択肢を選ばされる事に莫大なエネルギーを消耗する事を分かっていない。何度も携帯料金の詳細を訊かれることにもうんざりだ。話していて疲れるから最近は心が身構える。
・最近は兄と波長が合う。自分の意見を話した上でボクの意見を聞いてくるから話しやすい。ある程度"これを買おう"と会話の主導権を持ってくれるため、疲れた心には優しくて有難い。気に入らない話題には触れないでいてくれる事も嬉しい。今度また一緒に料理をしよう。
・家の中が寒くてストレス。外は過ごしやすい気温。
兄の事が好きになり、母は最近は嫌い。他は相変わらず。色々な出来事や感情が一日の中で流れていった。日記として纏めておく。日常に埋もれてしまう一瞬の煌めきを忘れない為に。
題『流れ星に願いを』
流れ星に願いを
かけようと思った
だから
夜空を見上げた
あいにく曇り空
星一つ見えない
部屋へ戻り
ベッドで横になる
ぼんやり
考えてみると
雲の上は
流れ星だらけ
そうだ
目を閉じて
お願いしよう
………
もう瞼が重い
このまま
寝てしまおう
おやすみなさい🥱
✨737✨流れ星に願いを
『ねぇ、うまくできるかな?ぼく、やっぱり怖いよ。』
『大丈夫だよ。わたしがついてるじゃない。』
『…うん…』
『このために長い長い旅をしてきたんだ。』
『最後のおさらいしてもいい?』
『いいよ。』
『大気圏に突入したら、しっぽを引いて明るく光る。その間に届けられた願いを…』
『ひとつひとつ心を込めて叶うように天へ届けるんだ。何回も練習してきたから、心配ない。うまくできるよ。』
『ねぇ、ぼくたちの目的地はあの星かな?』
『そうみたいだね。青くてとっても綺麗な星だ。』
流れ星に願いを
刹那の間に流れては消えてゆく、数多の人々の願いを受け取った星を見ることはできるのに、我が身の上の星は見えない。口惜しいにも程がある。
流れ星に願いを
それはいつも通りの気まぐれだった。真夜中に起きていたのも、知らない誰かに向けてSNSの通話を開いたのも。たぶん、話し相手の居ない世界への電話を片手にたった一人で星が見たかったのだ。問いかけに応える声のない仮想空間は真夜中の部屋と良く似ていて、同じ時を共にする「誰か」は確かにいるはずなのに、どこまでも孤独だった。
──あ、流れた。
ひとつ、ふたつ。極大日ともなれば結構な頻度で流れるそれを1人声に出して数える。星が落ちる軽い音が聞こえそうなほどの静寂の中で、自分の出す音だけが「ここは間違いなく現実だ」と思わせる。
『こんばんは』
突然、空間に漣が走った。どこかの「今」を生きている人の声が電話の奥で鳴る。空気を震わせたその声が次の波を産んで、気づけば静かに会話という船が滑り出していた。
「こんな時間に起きているなんて」
「夜が好きだからね」
「外にいるんですか」
「寒いけど、綺麗だよ」
取るに足りない言葉が次々と波紋を作る。しばらくその穏やかな波が二人の間を行き交い、夜に時間を溶かしていった。
「「あ、流れた! 」」
幾度も行き交った言葉がふいに重なった。見上げた空の真ん中を長く走る星が2つの世界を繋ぐ。誰かのいる孤独がたったひとつ溶け合った空間に変わる。同じ時を紡ぐ「誰か」が「君」になる。目の端でもうひとつ、細い光が駆け抜けた。ふたつ、みっつ。光を数える音が重なる。もう星が落ちる音は聞こえなかった。
「そろそろお開きにしましょうか」
「そうですね」
気づけば初めての波から長い時間が経っていた。もう深い夜が明ける。薄れていく藍色に溶け込むように、交差した世界がそれぞれの軌道へ戻っていく。色を取り戻した現実が空間に仕切りを差し込んで、2人の「またね」が場面を切り替えた。
「ねぇ、もしよかったら」
夜が完全に消える刹那、電話の向こうで微かな声が言った。
「次は、"気まぐれ"を"約束"にしよう」
流れ星に願いを
奇跡が起きて
もう一度あなたに会いたい
『流れ星に願いを』
星に願って願いが叶うわけがない。
でも僕は、星が流れるたびにきみの幸せを願う。
どうかきみの未来が幸せでありますように。
優しい世界がきみを包みますように。
そうだよね、優しい願いにしないとな。
不安も望みも夢もそこにあるくせに、どれも形にならないものだから、つい縋るように願ってしまうんだ。
でも、そうじゃないんだよね。
今自分が大切にしているものに、自分の傍にあるものにきちんと目を向けないとなって気づいた。
当たり前が当たり前に続きますように。
明日が今日になりますように。
これからも、僕が僕でありますように。
#流れ星に願いを
休日は朝まで起きていないと勿体ない気がして…。
あなたは何時に寝ますか?
お題:流れ星に願いを
おやすみ、星の子。
望んだ通りの未来でしょう?
#44『流れ星に願いを』
流れ星に願いを
「今日なんとか流星群?が見れるらしいよ」
「え、じゃあ流れ星見れちゃうってこと?」
「多分…?」
前に座る女子高生たちがそんな会話をしていた。
そういえば、流れ星は一度も見たことがないな…
そんなことを思いながらまだ夕暮れ途中の外を見た。
「ただいまー…といっても1人なんだけどね」
と言いながら部屋に入る。
コートをかけると最近忙しいからと全然来ない彼氏の服を見つけた。
「こんな服持ってたっけ?てか服の趣味こんなんだっけ?」
と他人事みたいにつぶやいてみる。
「まあいいや。ご飯つくろ」
とほぼ何も入っていない冷蔵庫を開けてすぐに冷凍庫も開けた。
最近ご飯を食べるとすぐ寝てしまう。
体にも肌にも良くないと分かっていながらつい寝てしまう。
目が覚めると部屋の電気をつけたままベッドにうつ伏せになっていた。
スマホを見ると3時になっていた。
「うそ!お風呂入ってない!」
と急いで飛び上がり、お風呂に入る。
「はぁ〜、極楽…」
とお湯に浸かっているとふとスマホの通知を思い出した。
いつも12時にはおやすみって言うから、連絡きてなくて不安にさせちゃったかな。
なんて思いながらすぐにお風呂を出た。
化粧水塗ったり、ドライヤーをしたりいろんな工程をいそいそとする。
そして、ベッドの上に置いてきたスマホを見た。
「うわ、なんかめっちゃ来てる。」
少し嬉しそうに通知を見てみる。
でも、どれだけ通知を遡っても彼からの通知は1つもなかった。
不思議に思ってLINEを開いても、昨日の会話からなにひとつ動いていなかった。
「もーいいや。明日休みだし」
なんて自分を保とうとしながら冷蔵庫を開けてお酒を取る。
「そういえば、今日はなんとか流星群なんだっけ?」
とお酒とスマホを持ったままベランダに出る。
「いや、普通の夜空だな」
なんて言いながらスマホで流星群と調べる。
「あー、時間決まってるんだこれ」
とがっかりしてお酒を含む。
「まあ…星に願ってもしゃーないか」
自分を嘲笑うような声で呟いたまま、私はまたお酒を含んだ。
今日も客は来ない。売り物の安酒を引っかけ、私は赤字だらけの帳簿にペンを走らせた。私が経営するこの酒場は、まさに「場末の」という修飾詞がピッタリだった。このままでは、そう遠くないうちに店が差し押さえられるかもしれない。大きなため息が意図せず口から飛び出した。
「失礼、まだ開いてる?」
「あ、はい。いらっしゃいませ!」
珍しい。久しぶりの客だ。
高級そうな帽子を目深に被った女性客は、恐々と店内を見渡した。私以外に誰もいない事を確認すると、わずかに見える口元が安心したように小さく微笑む。
長く店を開いているが、初めての客だった。旅の人だろうか。
「何になさいますか?」
「……じゃあ、この店でとびっきり強い酒を」
注文に合わせて度数の強い酒を選んでいると、「あれは?」と彼女が質問してくる。女性客が顔を向けた先には小さな舞台とアップライトピアノがあった。
「昔はこの店で演奏を行ってましたので、その名残です。今はピアノの演奏者も歌手もいませんが」
半年前までは常連客たちの賑わい、ピアノと歌声の旋律、乾杯する音に満ちていたのに。近所に酒を提供するチェーン店ができてから少しずつ客を奪われていき、やがてパフォーマーには暇を出さざるを得なくなった。給金を払えなくなったからだ。
「お待たせしました。こちらの銘柄はいかがですか?」
ラベルが見えるように酒瓶を掲げると、女性客は大きく頷こうとして途中で固まった。やがて口がへの字に歪んでいく。
「待って! 注文を変えるわ。温かいお茶はあるかしら?」
「お茶の提供もございます。ですが少し時間をいただきますよ?」
「構わないわ。……ねえ、あのピアノを触っても?」
「いくらでもどうぞ」
女性客はピアノの前に立つと、色褪せた鍵盤を恐る恐る叩いた。ポーン、と繊細な音が店内に響く。再度、今度は違う鍵盤を叩いた。懐かしそうに一つ一つ丁寧に音を鳴らしていく。やがて一つ一つの音は美しい旋律となり、小さくためらいがちな声が重なる。しっとりした歌声は、人生の酸いも甘いも噛み締めるように、抒情的に歌い上げた。名曲『星に願いを』だ。
茶葉を用意する手がピタリと止まる。私は彼女の歌声に聞き覚えがあった。
「メ、メテオラ?」
「あなた私を知ってるの?」
驚いたようにメテオラが私を振り返った。
「そりゃあ、もちろん。貴女有名だもの」
「スキャンダルで?」
「いいえ。当代最高のシャンソン歌手としてよ」
スーパースターがどうしてこんな場末の酒場に、と考えてかぶりを振る。彼女が今言ったことが全てだった。スキャンダルをパパラッチにすっぱ抜かれたのだ。テレビやラジオから彼女の歌声が急に消え、密かに残念に思っていた。
帽子を脱いだ彼女は、やはりメテオラ本人だった。自嘲気味に笑った彼女は、私に質問を投げかてくる。
「喉を気にして酒に溺れられないのも困りものね。私はこの店の客にもなれないのかしら?」
「ここは客が来ないもの。客じゃなくて、貴女の秘密のステージとして好きに歌えば良いわ」
まあ、ほとぼりが冷めた頃にでも客を呼び込んでくれると嬉しいけど、と私は彼女に願いを掛ける。それを聴いて、ようやくメテオラは彼女本来の美しい笑みで応えてくれた。
テーマ「流れ星に願いを」
転落した歌手と酒場の主人の話
流れ星に願いを
夜風というものは、嫌いではない。だが、昔の記憶を自分の頭に流し込んでくる。
夜風に当たると、見たい夜空を見る気が無くなるほどに俯いてしまう。学ばない自分が馬鹿なのだろう。
今日は初めて、上を向いてみることにした。その勇気が出たのは、隣にコイツがいるからだ。
何も言わなくなって、目を合わせればソイツは語ってくれる。俺は、コイツの隣にいていいのだと、安心していいのだと、そう言ってくれる。
「なあ、マーベラス」
「なんだよ」
何を言おうとしたのか、自分でも分からない。とりあえず、名前を口にして隣にいることを確認しておきたかった。
「……俺は、成長出来ているのだろうか」
久々の弱音を、人前で吐いてしまった。
「ジョー、お前の思う成長ってなんだ?」
「俺の思う成長……、それは、強くなることだ」
横目でマーベラスを見ると、いつものように余裕をかました表情で笑っている。
「ハッ、テメェらしい。だがな、弱くなることも成長だ」
「……そんなわけ」
「あるぜ」
俺が無意識に出してしまった言葉を無かったことにするように、マーベラスは俺の口元を塞ぐ。
「まあただ弱ったらそれは成長じゃねえけどな。成長ってのはな、一歩進めたらそれは成長なんだよ」
「一歩……」
「その一歩ってのは定義し難いな。ジョーが歩こうとしている道が階段だったら、山岳だったら、宇宙だったら。踏み出す難易度は変わってくだろ」
「マーベラス、お前の隣だったら踏み出す難易度はどのくらいだ?」
「……さあな。あ、流れ星!」
地球では流れ星に三回願いを言うと叶うという迷信がある。マーベラスはそれを聞いてから、流れ星を探していた。
俺も流れ星に願いを込める。
「まあ、俺の隣で歩きたいんだったらもう少し良い顔することだ」
「良い顔?」
そう言うとマーベラスは思いっきり俺の頬を掴んで上にあげる。
「マーベラス、い、いたい」
「俺は流れ星に願ったぜ。宇宙最大のお宝、見つかりますようにってな」
「……俺は、成長できますようにって願った」
どうせ流れ星に願ったって、叶えるために行動するのは自分たちだ。だから俺もアイツも、流れ星なんか最初から一切信じていない。
それでいいんだろ。マーベラス。
「笑え、もっと。信じろ、俺を」
その少ない言葉が、俺の背中を押す。
「ああ。分かってる」
今日は成長できた、そんな気がする。
流れ星が消えるまでに三回願い事を唱えると願いが叶うって·····、
これさぁ、叶えてあげる気ゼロだよね?
END
「流れ星に願いを」
『流れ星に願いを』
いくつかの星が瞬く夜空を、尾を引いた星が切り裂いた。あ、願い事、と思う間に、夜空は再び繋ぎ合わせられる。
呟こうとした言葉は形を成さないまま、俺の口の中で溶けてゆく。
「なんだ、月島。流れ星か」
「はい」
後ろから隣に並んだ鯉登さんが空を見上げた。俺よりも高い位置にあるその顔を見上げようと思って、その背後を流れる星を見つける。
「またか。今日は多いな」
嬉しそうに微笑んで、その甘さのまま俺を視界にとらえる。
「お前は何か願ったのか?」
「いや、三回唱えるのが間に合わなくて」
「なんだ、どんくさいな」
ふふん、と整った顔が自慢気に表情筋を動かす。
対して俺の表情筋は全く仕事をしようとしない。
「あなたは?」
「おいか?おいはな」
とっておきの秘密を教えるみたいに、鯉登さんの顔が俺の耳に近づく。
声を発しようと放たれた息が耳にかかる。くすぐったい。
「月島と一緒にいられるように、と」
「は」
動揺のまま続く言葉が見つからず、結局囁いたみたいな息だけが漏れる。
「ちゃんと三回唱えたぞ」
「そうですか」
冷たいな、と唇を尖らせる。その顔さえも様になるのだからやはり顔がいいのは得なことだろう。
「ほら、次の流れ星を待つぞ」
心の底から楽しそうに夜空に目線を移すあなたに心を奪われる。
「俺の願いは聞かないんですか?」
聞かれたいわけではないのに、思い浮かんだ疑問がそのまま口をついた。
「嗚呼」
軽く頷いて、あなたの視線が俺に戻される。
その背後には、また流れ星。
「だってお前も同じ願いだろう?」
何も言っていないのに心が見透かされたみたいで、隣に立つあなたの横腹を軽く小突いた。
ゴールデンカムイより鯉月です!