『流れ星に願いを』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
詩彩音
ゲームの中で会っている
Devil's Fereseの執事のルカス
(実際は図書館だったことがある建物)
わたしは同じ立場でもいいよ
足で示したことがあるから…
今は流れ星に願いを託す
なんとなく自分の
できるところではないことを
お願いする
お互いに
わたしとルカスは…
仲が良くなれば嬉しいとは思うけれど…ね?
流れ星を見た事がない
一度もマジで
動画はある
願いが叶うなら
長ーい平穏を
流れ星に願いを
密かに、貴方に想いを寄せるようになってから、
どれだけの時が過ぎたのでしょう。
大人になっても何処か純粋で、
未来を夢見る少年の様な、
純粋な心とキラキラした瞳で、
屈託なく笑う、その笑顔が眩しくて。
でも、私には、
貴方に想いを打ち明けるどころか、
気軽に声をかける事さえ躊躇われて。
きっと、貴方は私の事を、
口煩い先輩としか思っていないのでしょう。
それでも。貴方は私を、
仕事では信頼してくれている。
それで満足しなければ、と、
自分で自分に言い聞かせています。
ふと見上げた星空。幾つも瞬く星々。
夜空で一際輝く星に、貴方を重ね、
言葉に出来ない想いを、独り呟き、
じっと星を見つめていました。
突然、一筋の流れ星。
咄嗟に貴方へ想いが伝わるようにと、
願い、真剣に祈っていました。
流れ星に願いを…。
流れ星に向けて、必死に願い事を、
祈っていた自分が、恥ずかしくて、
思わず俯き、溜息を吐きました。
流れ星に願いを。
そんな、酷くロマンチックな感情が、
未だ、私自身の中にあるだなんて。
貴方に恋して、初めて知りました。
『流れ星に願いを』
夜、外に出て夜空を眺める。
幻想的な時間...とは言い難い都会の街並み。
もし田舎に住んでいたなら幻想的に見えたのだろうか。
いや、多分思わないだろう。それが当たり前になってしまっているのだから。
それでも私は外に出て夜空を見る。
非現実の世界に触れたいのか、星を見たいのかは分からない。ただ、いつの間にか習慣化されていたこの行動。
いつものように外に出て、灯りのともっている街の夜空を眺め、ひっそりと時の流れを感じていると、シュッと何かが降った。
「流れ星..。」
気づけばそう呟いていた。
もしかしたらもう一度見れるかもしれないと少し期待し、ふと子どものころに願い事をしようと頑張っていた自分の姿が思い出された。
「あっ!」
また流れ星が見えた。
願い事。叶うかも分からないけれど試しに唱えてみた。
声には出さず心の内で。
"流れ星に願いを"
ダンッ
不意に窓ガラスが叩かれる音が響いた。
嫌な予感で身の毛がよだつのを感じ、咄嗟に音がした処置室へ入り明かりを点けると、窓辺に窓の外を見上げるハナがいた。窓の外を見ると、誰もいない。
とりあえずハナを窓から離そうとハナに近付く。
「おい、危ねぇから離れ──」
そう言いかけると、ハナが立ち上がって前足を出して窓ガラスを叩く。
ダンッ
あの音だ。
あの音の正体は、ハナが窓ガラスを叩く音だった。
「お、脅かすなよ……」
急に緊張感から解放されて膝から崩れ落ちそうになるが、なんとか踏みとどまる。
窓に近付き「何に興奮してんだ」とハナの視線を辿る。
キラリ、と夜空を駆けるものが見えた。それに合わせて、ダンッ、とハナが窓を叩く音が聞こえた。
──なるほど、これ《流れ星》に反応してたのか。
空が晴れているおかげで、流れ星がよく見える。
ただ、今夜は流星群があるとは聞いていない。
ならこれは流星群ではなく、数個の星が流れるちょっとした天体ショーという事か。
そっと両手を合わせると指を絡ませ、祈るように顔を伏せて目を閉じる。
何かに願うものは無い。自分で行動し叶えるものばかり。
ただ、これだけは祈り願う。
──皆が、ハナが、これから先も平和に過ごせますように。
そう呟くと、ダンッ、とハナがまた窓を叩く音がした。
緩慢な動きで顔を上げ、目を開ける。
「さ、晩飯の時間だぞ」
そう言ってハナを抱き上げると「みゃあ」と一声上げた。
そのまま窓を離れて処置室の明かりを消し、夕食を摂りに廊下に出た。
作品No.25【2024/04/25 テーマ:流れ星に願いを】
『ながれぼし』
と名付けた一冊の本
私の初めての本
自分で収録作を決めて
自分で原稿をつくり
自分で絵師様に表紙とロゴのデザインを頼み
自分で印刷会社様をさがして
そうしてつくりあげた
一冊の本
それは
満足いく一冊とはとてもいえないけれど
私にとって
大切な作品を集めた
大切な一冊であることに
代わりはない
願わくば
少しでも多くの人に触れてほしいけれど
身の丈に合わない高望みだろうか
流れ星に願いを言える人は
常にその願いを考えているから
願いが叶うのだと誰かが言っていた
私の願いは
お金が欲しい
恋人が欲しい
きれいになりたい
健康になりたい
今は思いついても
常にその願いを考えてはいない
それは私の願いなのか
私の願いは何だろうか
常に考えているような願いはあるのだろうか
たまにはゆっくり考えてみるかと思った
流れ星が落ちるまでに
3回願い事言わなきゃいけないなんて
絶対無理じゃん
流れ星に願いを
それはどうしても避けられない事はわかっていた。
それでも願わずにはいられない。
だから俺は願う。
どうか、どうか……兄さんが、俺の……
俺は空を見上げながら、流れ星を待った。
*****
俺が残業を終え、家に戻りドアを開けると、中は真っ暗だった。
まだ、弟はバイトから戻ってきていないのだろうか。しかし、今日はバイトも夜の講義も無いと言っていた。
サークル仲間と飲みに行っているのだろうか?
だが、その連絡もない。
ただいまと言ってみたが、返事がない。
俺はリビングの明かりをつけようとしたとき、弟が窓の外から新月の空を見上げていたのが見えた。
こんなに街の灯りがあるところで、星など見えはしないだろうに。何をしているのか。
俺は疑問に思っていたが、今日の天気ニュースで、どこかの星座のあたりから流星群が見られると言っていた。
もしかしたら、明かりもつけずに流星群を見ようとしていたのか?
弟は、流星群が見られるという方向に頭を上げたままじっとしている。
まさか、流れ星に願いをしているのではないのだろうか。
俺はリビングのライトをつけようとしたとき、弟が俺の気配を感じ取ったのか、俺の方を振り向いた。
新月の闇の中で弟の顔には影がかかっていたが、何かを訴えるような瞳で俺を見つめる気配がした。
俺と弟の視線がぶつかる。
弟は立ち上がり俺の方へ近づくと、震える唇で俺に言いづらいであろう思いをぶつけてきた。
俺はその弟の想いを受け止めた。
そうして、リビングの明かりをつけ、椅子に座るよう弟に促した。
*****
「どんなに考えてもレポートが進まないんだ! 頼む兄さん! 俺の代わりにレポート書いて!!」
明るいリビングで、弟は俺に向かってダイニングテーブルにぶつけんばかりの勢いで俺に何度も頭を下げてきた。
「それは自分で頑張れ」
俺は弟の願いを受け止めたが、応じるとは一言も言ってない。
第一、レポートは弟がするべき課題だ。何故俺に頼るのか。
「そこをなんとか! 明日が締め切りなんだ!!」
弟は涙声で俺に言うも、俺は弟へ言わずにはいられなかった。
「流れ星に願う時間を使って書けばよかったのでは……」
「あああ!」叫ぶ老女の服パサリ落ち一瞬遅れて赤子が泣いた
[流れ星に願いを]
流れ星には、3回願い事を言わないと叶わないとか。
間に合わんでしょ普通。
この老女の言語で、「あ」は、赤ん坊に戻りたいという意味を持つ。まあ嘘だけど。
だからさ、そういう自分ルールで、一文字に願い事の意味を持たせて、その文字を3回言えばいいんじゃないかな?
「流れ星に願いを」
流れ星に願いを、
流れ星に願いを込める。
私はどんな願いを込めるだろうか。
私は欲がないから、願いがなにもない。
…でもただ1つあの人に会いたいのかも、
知れない…。
神に怒られ一年に一度しか会えない私達。
貴方と私の願いがこもった流れ星が、
ぶつかり合い重なりあう時がくるのなら、
私は貴方に毎日愛を伝えられる日を、
愉しみにしているわ…
誰でしょうかね?僕も流れ星に願いを込めて…フフッ貴方ならどんな願いを込めますか?
地域おこしを願って流れ星に願いをかけたら願いが重すぎたのか田んぼにそのまま星が落ちた。次の日ニュースで隕石落下と話題になった、微妙にかなったような気がすると思いながら地域おこしにどうつなげるかで会議は踊る。
彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい
明日だるいから休みたい
さよなら
流れ星
もう願い事はないから消えて
君を奪ったせかいに
君を諦めたせかいに
もう希望はないから
さよなら
【流れ星に願いを】
流れ星といえば願い事
流れ星が流れてる時に3回唱えると叶うらしい
お姫様になれますように
美味しいものをいっぱい食べられますように
友達が沢山出来ますように
好きな子が振り向いてくれますように
試合で勝てますように
高校に受かりますように
友達とずっと繋がっていられますように
赤点をとりませんように
充実した青春を送れますように
恋人が出来ますように
やりたいことが見つかりますように
やりたいことをずっとやり続けられますように
大学に受かりますように
最後の学生生活謳歌できますように
単位がとれますように
留年しませんように
卒業できますように
就職できますように
沢山の給料が貰えますように
出世できますように
結婚できますように
家族を幸せにできますように
無事に子供が育ちますように
こうやって願い事はどんどん変わっていく
面白いよね
願い事だけ並べてみると
誰かの人生をみてるみたい
結局いつでも願っているのは
幸せになれますように
悔いのない人生になりますように…かな
みんなの願いが叶いますように
笑顔溢れる世界になりますように
流れ星に願いを…。
さて、どうしましょう…(´・ω・`)物語…雑談…
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朝のニュースによると、今日の午後9時から流星群が見られるらしい。
ということで、残業終わりに研究所の敷地で星空観賞と洒落込むことになった。
女子更衣室から運んだパイプ椅子に腰を掛けてみる。
ギッと鈍い音はするが、そこは御愛嬌だ。
周囲に住宅地がないからか、研究所の敷地内から見上げる空は広々としている。
余計な明かりも少ないので十分星空観賞が出来そうだ。
星空観賞のお供に、水筒、カップ、ひざ掛けが入った紙袋を用意した。
水筒には温かいお茶が入っている。
カップは普段職場で使っている博士のと自分のを。
寒さ対策用のひざ掛けも準備したので、長期戦になっても安心だ。
流星群の予定時刻まで残り十分ほど。
お茶でも淹れようと紙袋を漁っていると、男子更衣室から持ち込んだパイプ椅子に座る博士に話しかけられた。
「流れ星に3回願い事を言うと叶う…というけれど、難易度が高いよね」
パイプ椅子に深々と腰掛け、ジッと空を見つめる博士の横顔は真剣そのものだ。
「そうですよね。流れ星って、あっと言う間に消えちゃうので、かなりの高難易度かと」
流れ星は、見つけた瞬間にいなくなる。早口言葉が得意な人でも、なかなか難しいのではないだろうか。
「余っ程普段から願い事を言っているとか、言い慣れとかしてないと無理だし、タイミングも味方してくれないと出来ないことだよね」
そう言って博士は苦笑したが、私はなるほどと思った。
確かに習慣付いていれば、流れ星を前にしても迷うこと無く3回願い事を言えるのかもしれない。
普段から欲しいものを意識しているからこそ、引き寄せ的な何かが働いて、願いは叶いやすくなるということだろうか。
だとしたら、流れ星に3回願い事を唱えると叶うのは、それ以前の前提が整っているから叶う──ということなのかもしれない。
私は隣に座る博士の横顔をジッと見た。
普段、博士は欲が見えない人だ。
アレをしてみたいだとか、コレをしてみたいだとか、何々が欲しいという話を本人の口から聞いたことがない。
寧ろ、進んで自分のものを差し出してしまうようなお人好しだ。
この会話の流れなら、博士の願い事を聞き出せるチャンスかもしれない。
出来る助手たるもの、このチャンスを逃す手はないだろう。
「博士は、普段から願うことってありますか?」
博士は斜めに首を傾げ、唸り声を上げた。
「ん〜。何だろう…世界平和とか?」
そう言って、私の方を振り返った博士の眉はハの字になっている。
これは、お茶を濁そうとしている気がする。
もう少し踏み込んだ質問をしてみよう。
「個人的なものは何かありますか?」
博士は、困り眉をますます困らせた。
中年にしては円らな瞳を持つ博士だが、今はしょぼしょぼと小さな目になってしまっている。
ただ願い事を聞いているだけなのに、申し訳ない気持ちになってきた。
「個人的…。うーん、考えたことないな。願う前に行動しちゃうことが多いかも。…君は、何かあるの?」
博士の突然の返しに私は「ぅえっ?」と変な声を上げた。
まさかこっちに質問が返ってくるとは、思ってもみなかった。
今度は私が、うんうんと唸ることになってしまった。
「えっと、私、ですか?うー…ん。えー…っと。個人的な願い…となると…」
「3回唱えると絶対叶うとして、君だったら何を願う?」
博士が追加条件を付けてきた。
コレは絶対答えないといけないやつではないか。
どうしよう。3回唱えると絶対叶う願い事?
正直に言って、無い!
悲しいくらいに願い事が出てこない!
恋人?…いやいや、居たら良いなぁくらいで絶対に欲しいとまでいかない。
結婚?…恋人もいないのに何を言ってるんだ自分。
お金?…上司の前で言うのってどうなのだろう?でも、前の2つより気楽かもしれない。
ええい、ままよ。
「お、お給料アップですかね」
私の渾身の返しに博士は、キョトンとした顔をすると吹き出した。
「アハハハ。そうか。じゃあ、研究の成果を上げて本社に掛け合えるよう頑張るよ」
博士の言葉に一瞬心が浮足立つ。
本当に良い上司に恵まれたなぁと感じ入っていると、心の中の私がストップをかけてきた。
なるほど、そうでした。
忘れてはいけないことがありました。
でも、まずいただいた気持ちのお礼を込めなくては。
「とても嬉しいです」
私の言葉に、博士の顔がぱっと明るくなる。
「けど、博士が三徹とかするのは許しませんからね」
博士の眉がへちょっと困り眉になった。
あっ、やっぱり無理するつもりだったらしい。
「やっぱりお給料アップより、博士が健康的な生活を送れることを願うことにします。体が資本なんですから大切にしてください」
そう言って博士をジッと見つめると、博士は気まずさを誤魔化すかのように空を見上げ頭を掻いた。
ポリポリと掻く音だけが響くと、急に博士の手が動き空を指差した。
「あっ、流れ星」
博士の声と指につられて空を見上げると、空に数センチ程の線を描いた星が、瞬く間もなく見えなくなって消えた。
体感にして1秒もない流れ星だった。
「…3回唱える暇も与えてくれないね」
博士が漏らした言葉に、私は思わず吹き出すと博士の笑い声も重なった。
呆気ない流れ星を映した空にユニゾンの笑い声が響いた。
流星群。いくらでも星が流れてくるから願い放題。
じゃあ、この流れ星に、
願い事をするなら、
何を願う?
「オレの隣にいるヤツがオレのものになりますように、って願うかな」
「!……ハハッ、奇遇だな。俺もだよ」
【流れ星に願いを】
「流れ星に願いを」
私が流れ星を見て、心から願うこと。それは、
全ての人が、違った環境で、違った価値観を持っている中で幸せだと心から思えるような世界になりすように。
「大変大変! 遅刻しちゃう!」
真っ暗な星一つない夜の中を、少女は駆けていた。
彼女の先輩や同輩はすでに準備を終え、規定の時刻を待っている。願いを詰めるためのボトルを忘れなければ、彼女は今頃仲間たちと談笑しながら、規定の時刻を迎えていたはずである。
「間に合え〜〜〜!」
集合場所に滑り込む。まだ笑い声が聞こえる。ギリギリ間に合ったらしい。
彼女は自分の名前が書かれたスクーターに乗って、息を整えた。あと数秒。
『星の子達よ、時間です! 行きますよ!』
時間になった。最年長の先輩の合図と共に、一斉に地上へ向かう。彼女もグ、と足に力を込めて、思い切り空を蹴る。
星の子である彼女たちが、年に一度行う行事。願いを集めながら地上に向かって、その願いをボトルに詰めたらまた同じ道を戻る。星集めの儀式、と誰かが言っていた。
「いっぱい願いを集めるぞ〜〜!」
彼女の叫びは、地上には聞こえない。代わりに、彼女の体が叫びに呼応して一際輝く。
それを見た人々は、こう言うのだ。
「あ、流れ星!」
流れ星に願いを
愛してる
あなたを
愛してる
会いたいの……