『流れ星に願いを』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
流れ星は、星ではない。
宇宙の塵--彗星からこぼれた砂利が地球に墜ちる摩擦熱で燃え尽きる現象を指すそうだ。
どこかの賢い人に聞いてみれば「それも星の一種であり」と返ってきそうだが、私のような浅学な一般市民にとって『星』は「砂利」や「塵」と名付けられるようなものではない、のだと思う。
人はきっと、砂利に願いを、塵に祈りを捧げたりはしないのだろう。
たとえ砂利が青白く輝いても、塵が夜空に浮かんでいてもだ。
事実として流れ星と砂利・塵が同義であっても、人の祈りは『星』にしか向けられない。
祈りや願い--信仰の正体は、いつだって言葉なのだ。
︎︎𑁍・『流れ星に願いを』︎︎・𑁍
今日は流れ星らしい。
外に出てみた。
人に合わないように、こっそりと。
もし誰かと会ったら気まづさと恥ずかしさが募って、めんどくさいことになるから。
お。
綺麗だ。
そうだ、あの"願い星"はどうなったのかな。
…え、一番強くなっちゃってるじゃん。ま、たしかに、見込みはあったし納得できるわ。
きっとそう願ったんだろうな。
何を願うかとかもうめんどくさい。就職先ももう大まかに決まってるし。特にないかも。
「強いて言うんなら…。
この流れ星がずっと続けばいいのに。
くらい願っとこうかな。」
闇夜に流れる星を、頬杖をついて見ていた。
#2024.4.25.「流れ星に願いを」
pkmn牡丹。アニポケ見始めました。
今日の体育できゅんとした話。
男子と手を繋げざるを得なかった内容の授業だった。今までそうやって手を繋いだりとかなかったんで()すごく緊張した。そんな私の「男子と手を繋いだ時の思考、いや頭の中」は、
「思ったよりゴツゴツしてんな」
「手ェ握る力強くね?これが男子(握力50㌔以上)か」「なんか安心感やべえ」。
なんか口調が自分じゃないみたいになってるんですが、こう書かないと心臓が持たなくて…どうあがいてもヒロインぽくなっちまって…。
友達(女)ちゃんが「不覚にもきゅゔゔんとした」つってたんですが、その擬音は何だ。
ちなみにその友達ちゃんの握力は37㌔です。
「あー!流れ星だよ、ほらほらぁ〜」
飲み会で酔っ払った彼女が
夜空のどこかを指さしてはしゃぐ
「ちょっ…暴れないでって!
タクシー、こっちだ、こっちーーー!!」
どんなに頑張っても流れてしまう星より
耳元で寝息を立てる彼女に
"僕を好きになって下さい"
そう願うには
願い事を、何回言ったら叶う?
取り敢えず
タクシーは止まってくれたけど
#流れ星に願いを
弾け終えた線香花火が最期
ぼうとひかるまま黒に落つ
ぽつり ぽつりと
よこか うえかも わからない
君は「食べ放題だ」なんて
わんこ蕎麦の 喰らう拍子
一行 揺れて
一行 戦慄き なぞっていく
君の笑い声は 聞こえない
君のノートは 覗き見ない
さっきもしたよ 線香花火
いっそ買わねば良かったと
ほんの数刻前を思い返して
きっと買わずにいられない
もう見飽きたよ 線香花火
君は人に問い 人は応えない
僕は空に問い 君の瞳を見たくない
火種は最期を問い 僕らは贖えない
―――――――――
(流れ星に願いを)
「約束」
ポツリと呟く彼女を僕は見る。
星空を見つめたまま彼女は僕に続けた。
「明日も明後日も一緒に帰りたい」
僕は首を傾げながらも頷く。
「いつも一緒じゃん?」
「そうだけど…これから先もずっとがいいの」
「なるほど」
僕は頷きに徹する。
「他には?」
「んー…二人で、ワクワクキャンパスライフ送れるようにする!」
僕は笑いながら返す。
「わくわく…ふふっあと一ヶ月だもんねぇ」
「三ヶ月ぶりのデートなんだから、現実思い出させないでよっ!」
鋭いツッコミに、ごめんごめん、と笑う。
「二人で合格しよう。あと一ヶ月頑張ろうね」
こくんと頷く彼女の頭を撫でる。
「他にも願い事ある?今なら流れ星が叶えてくれるんじゃない?」
そう問うと、思ってもなかったような返答が来た。
「んーあとは……って私ばっかりじゃん。流希はないの?」
「僕はなぁ…ずっと星蘭の隣で君の笑顔を見れるなら正直それだけで十分」
星空しか見ていなかった彼女の視線がぼくを見た。
顔を赤くして照れる彼女に愛しさを覚えながらも続ける。
「ずっと。って、口でいうほど簡単じゃないことはわかってるんだ。でも、星蘭とは分かれる未来が想像できないんだ」
「それは私もだけどっ」
「だから、僕の願いは星蘭に託させて。そのかわり、星蘭の叶えてほしいことは僕ができるだけ頑張る」
そう言うと彼女は驚きに満ちた表情を喜びに変えた。
「そこで、僕が絶対叶えるよって言わないところ、私大好き」
突然のクリティカルヒットに心臓を刺される。いい笑顔で言われてしまえば何も言えない。
ただ早くなる己の鼓動を落ち着かせようと呼吸をする。
「私がおばあちゃんになっても最後まで愛してくれる?」
「うーん……当たり前!とは言えないけど……歳を重ねるごとにきっと僕は星蘭に恋をすると思うよ」
「なんでそういうことを真顔でいえるのぉ…」
何故か彼女の顔が一段と赤くなった気がするが、僕は知らない。だってそうだとしか思えないのだ。
コロコロ表情が変わって、少し勉強が苦手で、でも努力家で負けず嫌い。家族思いで、笑顔が可愛くてしっかりしているようでドジが多い星蘭が僕は愛しくてたまらないのだ。
きっとこの思いは何年立っても何十年立っても変わらないだろう。
そうなぜか思う。
「じゃあ、流れ星に何を願うの?」
そう聞いた彼女に答える。
「一緒に暮らせるようになれますように。とか?」
それを聞き、ぽかぽか顔を赤くさせた彼女に殴られた僕は何も悪くないと思う。
#流れ星に願いを
どんなにたくさんの願い事も
天から零れ堕ちる涙が
流れている間に
わたしは
ひとつも唱えきれないから
それでもひとつ叶うなら
どうか その
たくさんの願いを抱えた
流れる星が悲しむときには
傍に寄り添えますように
流れ星に願いを(お題)
きみと芝に寝転んで観た流星群 願いより"観た時"を忘れ得ぬ
題-流れ星に願いを
人類は滅亡を望んでいた。
今となってアタシが言えるのは、その一言だけだ。
仲間たちの声を聴きながら、静かなこの星を進む。
アタシたちには、最期を見届ける義務がある。
空は厚い雲に覆われている。
急激に冷え込んだ世界は、常識を片っ端から覆してまわっている。アタシたちが今も活動しているのも、奇跡みたいなものだ。
人類…ヒトは、高度になりすぎた。
肉体に頼るべきものを自身が発明した無機物に頼るようになり、脳を使うべきものをプログラムに頼るようになり、本能や感情さえも人工技術に差し出した。
ヒトはもう、生きる屍だった。
どの種族よりも繁栄していながら、絶滅していた。
アタシたちには、それが理解できた。
あるものはこう言った。
「ざまあないね!奴等、このまま徐々に衰退していけばいいんだ!」
またあるものはこう言った。
「…まあ彼らが望んだことなら、それが彼らの幸せなら、僕たちはそれに従うだけさ。…僕らは、最期までずっと付き合うさ。」
またあるものはこう言った。
「彼ら、随分と腑抜けてしまったわね。…まあいいわ。私たちの生活は変わらないもの。」
みんな、ヒトが絶滅しながら存在し続けることをあっさり受け入れて、いつもと変わらなかった。
でも、アタシたちは、考えることをやめなかった。
ヒトはもう、絶滅している。
この星で、屍がずっと歩いたところで、足から腐って崩れ落ちていくだけだ。
だからアタシたちは願った。ヒトの祈り方に倣って。
流れ星に願いを。
アタシたちの願いは、合わさり、集まり、大きな“声”になった。
アタシたちの“声”は、空に届いた。
願いを聞き遂げてくれた流れ星が、この地に落ちたのは一昨日のことだ。
陸が見えてくる。何億年か振りの、沈黙に包まれた陸。
アタシたちは、飛び跳ねる。
人類の滅亡を見届けるために。息を継ぐために。
ぱしゃん
尾鰭が海面を叩く音が、よく響いた。
あっ流れた!
ええっ!
はは、君ってほんとにタイミング悪いねぇ。
くそ、これで3度目だ。流れ星はどれだけ僕に見られたくないんだ?
私としてはこんなときにホットミルクを用意しに行く君に驚きだよ。もしかしてわざとやってる?
そんな訳ないだろう。今日は冷えるし、長丁場になるだろうからね。ほら、君の分だ。
お、ありがとう。はぁ、あったまるなぁ。
そうだな。
流れ星に何願う?
んー。卵が安くなりますようにとか。
うわー夢がない。これだからリアリストは。
リアリストってそう意味じゃないだろう。そういう君はどうなんだ?
あーそうだな。ずっと君といられますようにとか?
キショ。
ひっど!
好感度稼ぎが露骨なんだよ。あとキメ顔がうざい。
本心なのになあ。
どうせなら叶うかわからないことを願えよ。
うーん。なんだろうなぁ。
なんだろうなぁ。
……あっ流れた。
『流れ星に願いを』
権力者、と呼ばれる集団が住んでるところは晴れた夜の世界が続いている。
住人が住んでるとこが昼で晴れだから、真逆とは言い難いけれど。
そんなわけで空を見上げてれば星が見える。
いつ見上げても同じ星が同じ配置で並んでいる。唯一違うことと言えばたまに流れ星が流れていることくらいで。
そういえば、流れ星にお願いごとをすると願いが叶うとかいう噂を耳にしたことがある。
暇だからやってみるか。
空を見上げれば、ボクが考えたことを見透かしたかのように流れ星が流れてきた。
『特に変わらぬ生活が送れますように』
そうお願いして、演奏者くんがいるとこに戻ろうとしてふと思い立ってもう一度空を見上げた。
また流れ星が流れた時、ボクは心の中でそっと『演奏者くんといつか結ばれますように』なんて願った。
流れ星に願いを。
―ねえ知ってる?流れ星に願いを3回心のなかで言うと願いが叶うんだって―
嘘じゃんかよ、、、、、なんでだよっ、、なんで俺の先に、、、お前が、、、
あんとき願ったよ。お前には俺より長く生きて欲しいって願ったよッ、、、!
あぁ神様って本当に不平等だよな、、、ひでぇよ笑
なんで佳奈が死ななきゃならなかったんだよ、、、
神様どうかもう一度だけ俺にチャンスを下さい。一度だけでいいから、、、佳奈を救いたい。
俺が佳奈に出会ったのは病院だったな。
佳奈は俺と同じ心臓病だった。
隣の部屋だった。
ある日俺はこの長い入院生活に飽き飽きしていた。
だからそこら辺をぷらぷら歩いていたときだった。
「ねえ、君も入院してるの?」
「え、誰?まあそうだけど、、、」
「部屋どこ?」
「302号室だよ。」
「え、私301号室だよ?隣じゃん!!」
「そうなの?名前は?」
「佳奈だよ!君は?」
「俺は駿。」
「よろしく!」
「うん!よろー!」
それから毎日俺らは一緒に過ごすようになった。
「ねえ駿聞いてよ〜」
「なんだよ笑」
「なんかさまた心臓移植の話されたんだけど〜もういい加減にしてくれって感じだよね笑」
「分かるわ~毎回のように言われるよな笑もう分かったって思うよね笑」
「そうそう!もうほんと聞き飽きたわ〜笑」
「佳奈ちゃ~ん採血するわよ〜!」
「はーい!じゃ駿またね!」
「行ってら〜!」
〜数分後〜
「駿!ただいま~!」
「おかえり〜!」
「ねえさっきさ佳奈ちゃんって駿くんのこと好きなの?って聞かれたんだけど笑」
「なんて答えたの?」
「いや〜別にって言っといた笑」
「そっか。」
「なんか落ち込んでる?!」
「いや別に笑」
「いや落ち込んでるね〜笑もしかして駿って私のこと好き?」
「自意識過剰め笑まあそうだけど。」
「え!?うそ!?私も好きだよ!駿のこと。」
「友達としてとか言うんだろ?笑」
「言わないよ笑本当に駿のこと好き。駿に出会えて幸せだよ。私。」
「俺もだよ。入院生活もちょっといいなって思うぐらいね笑」
「分かる分かる笑」
「それより聞きたいことあるんだけどさ、、」
「なになに?!珍しいね!どんとこい!」
「余命宣告とかってされた?」
「え~なんか心臓移植しないとやばいかもね的な感じで言われた。」
「そーなんだ。」
「駿は?」
「俺もだよ笑」
「嘘でしょ!!合わせたでしょ笑」
「いや合わせてないよ笑」
それから毎日俺らは一緒に過ごした。
そんなある日のことだった。
「ねえ、、、駿、、、私、駿に出会えて本当に良かったよ、、笑」
「どうした?なにがあった?」
「なにもないけどね笑」
「なにもないわけないよ。佳奈に元気がないの初めて見たもん。」
「私、なんだか駿に出会ってから毎日がすごく惜しいよ。もっと一緒に居たいと思ってしまうようになったよ笑もっと一緒にいたいな笑」
「そんな笑い方するなよ。佳奈らしくない。俺は佳奈に笑っていて欲しい。だから話してくれないか?なにがあったのか。」
「私、もう長くないみたい。笑なかなかドナーが見つからないらしくて、あと2ヶ月で見つからないとやばいかもって言われたの、、、もう二度と駿に会えなくなったらどうしようっ、、、、」
「泣かないでよっ、、、俺まで泣いちゃうじゃん!笑」
「ごめんって笑」
「じゃあさ、願い事しようよ!」
「神社でも行くの?笑」
「違うよ笑流れ星に願い事するの。」
「それ!名案だね!行こう!」
「二人で許可貰いに行く?」
「行ってみるか〜。」
「せんせーい!」
「どうしたんだい?二人して。」
『外出許可が欲しいです、、、』
「え?それなら両親どっちかに相談して来てくれるかい?僕はいいけど。」
『分かりました!!』
〜佳奈〜
「ねえお母さん。私外出したいの。」
「なにを言っているの?!だめに決まっているでしょ!」
「なんでよ!先生はいいって言ってくれたよ!」
「ねえ佳奈。よく聞いて。お母さんは、佳奈には病気を治して元気になってほしいの。分かるでしょ?」
「分かるっけどっ、、、」
「分かるのね?」
「けど!もし治らなかったとしたら、私は最後に思い出をつくらないで死ねばいいの?」
「なにを言っているの!治るに決まっているでしょう!」
「分かんないじゃん!これで最後かもしれないでしょ?!なのに思い出をつくらないで死にたくなんかないよっ!!!わかってよ!」
「ねえ佳奈。あなたがここにいれば治るものを、あなたは外に出て悪化して死にたいの?!」
「いつ死ぬかなんて分からないでしょ!それなら今すぐに思い出をつくっておきたいの!分かってよ!!今までいっぱい我慢したよ!いつもいつもお母さんの願いを聞いてきた!束縛されて生きてきた!なのにまだ私を親という存在に縛り付けるの?!」
「私には、、大切な人がいる。世界で一番私を愛してくれる人がいる!その人と最後に思い出をつくりたいの!もし行って死んだとしても私に後悔はない。行って生きたとしても後悔はない。だったら行ってもいいでしょ!?」
「佳奈。お母さんの言う事が分からない?」
「私は死にに行くわけじゃない、、、!思い出をつくるのもあるけど、、、それより私は願い事をしに行くの!死にませんようにって!まだ駿と一緒に居られますようにって!」
「願い事、、、、死なないように、、、、、そう。わかったわ。今回だけよ。」
「ありがとう。お母さん。」
「ごめんね佳奈。理解してあげられなくて。」
「大丈夫だよ。私こそごめんね。」
〜駿〜
「母さん。俺外出したい。」
「別になんでもいいんじゃない?行って死ねばいいじゃない。」
「母さん!死なないよ。俺は。俺の、、、大切な人が死ぬかもしれないんだ。その子が生きられるように願い事をしに行くんだ。」
「そう。なんでもいいわ。私には関係ないもの。」
「分かった。ありがとう」
そして病室を出た。そして廊下で佳奈を待つ。
「おまたせ!駿。」
「全然。どうだった?」
「なんとかOK!」
「俺もOKだって!」
『やったね!』
「ちょ被せないでよ笑」
「そっちだろ笑」
「先生のとこ行こー!」
『先生!OK貰いました!』
「二人は付き合ってるの?よくシンクロするね笑」
「まあね笑」
「付き合ってるんだよ〜!私達!」
「じゃあ行っておいで!くれぐれも無理はしないように。」
『はーい!』
「やったね駿!」
「そうだね!それよりどこで見る?」
「一番綺麗に見えるとこどこだろうね?」
「調べてみるか。」
「特に特定の場所はないみたいだね。広いところと東のほうが見えるところだって。」
「せっかくなら海で見る?」
「そうだね!それがいい。」
「よし!それでいこう!」
〜次の日〜
「うわ~きれいだね駿!」
「出るかなー?」
「なんの流れ星が見えるの?」
「ふたご座流星群らしいよ。」
「わっあれじゃない?!次の待とう!」
そして出るまで沈黙が続き、ついにその時が来た。
願い事をした。―佳奈がこれからも元気でいられますように―
〜佳奈〜
願い事をした。―駿とずっと一緒にいられますように―
〜駿〜
「願い事出来た?」
「出来たよ!」
「良かった笑」
「もう少し見てよっか。」
それから数時間俺らは話をしながら星空を見た。
小学生の時の話や本当にいろんなことを話した。もっともっと佳奈のことを知りたい。そう思った夜だった。
「ねえ駿。私、あの時駿に声をかけて良かった。」
「うん。俺も声をかけられて良かった。」
「もう寒いし帰ろっか?」
「ううん。まだ駿と見てたい。」
「分かった笑寒くない?」
「大丈夫!」
そして少し明るくなってきた頃。
「ねえ佳奈。まだ帰りたくなかったら、このまま朝焼けも見る?」
「私そういえば朝焼け見たことなかったな〜。」
「俺は空好きだからよく見るよ笑何回見ても飽きない」
「見る!」
そして数時間待つと太陽が出始めていた。
「うわ~眩しっ笑えっ、、、、綺麗、、、なんか世界が誕生したときを見てるみたい笑」
「まあある意味そうかもね笑」
「ねえ駿。私まだ生きていられるよね、、、?なんか怖くなっちゃった。駿に出会ってから死にたくなくなった。駿に出会う前まで、もう死ぬことは決まっているのだからそれを待つだけ。なんてこと考えてたけど、出会ってからもっとたくさんの思い出をつくりたいって思うようになったんだ。でも私は死にたくないんじゃない。生きたいの。駿のおかげだよ。こんなに幸せな気持ちを感じられたのは。本当に本当にありがとうね駿。」
「ううっ、、、佳奈っ、、、こちらこそだよ、、俺だって初めてだったから。俺の初めての恋が佳奈で良かった。」
「駿冷たくない?笑手めっちゃ冷たいよ。もう帰ろ!」
「そうだね!」
そして俺達は帰ってきた。
「せんせーい帰ってきました〜!」
「どうだったかい?」
『良かったよね〜!』
「お母さんたちも心配していたから報告するといいよ。」
「はい!」
〜佳奈〜
「お母さん!ただいま!」
「佳奈!おかえり〜!どうだった?」
「幸せだった。」
「良かった良かった。」
〜駿〜
「母さん。ただいま。」
「佳奈ちゃんのお母さんと話したわよ。いい子みたいじゃない。安心したわ!」
「わおめっちゃ元気になってる笑」
「まあまあ楽しかったならいいのよ〜!じゃあ私佳奈ちゃんのお母さんと遊んでくるわね〜!」
「いってらっしゃ~い笑」
そしてその1ヶ月後、佳奈は亡くなった。
信じられなかった。信じたくなかった。お願いしたのに。ああ、神様どうかもう一度だけ佳奈に会わせてください。
あの日から一年がたった。未だに信じられないけれど、今日は少しワクワクしている。
なぜなら見に行くからだ。また佳奈と見たあの流れ星を。あの場所で。そうしたら何かが変わるかもしれない。そう思った。
意外とすぐ着いたな。相変わらず綺麗だなー。
お!流れた!次を待とう。
そしてその時が来た。
―佳奈にもう一度だけ会わせてください―
そう願った。その瞬間、真っ白な光に包まれた。――
次に目が覚めた時、俺は病院のベッドの上にいた。
そしてそこには俺が待ち焦がれていた人。佳奈がいたのだ。
「駿〜楽しかったねー流れ星見たの。笑」
「佳奈っ、、、」
「ええっちょどうしたの駿。笑」
「会いたかったよ〜、、、」
「え?あ、うん私も会いたかったよ?」
え、まって俺もしかして過去に戻ってきた?
よし今俺にすべきことはただ一つ。佳奈を救うこと。
「佳奈。ちょっと待ってて!」
「え、分かった笑」
「先生!俺の心臓を佳奈にあげることって出来ないんですか?」
「検査してみないとわからないよ。」
「してください。検査。」
「いいのかい?」
「はい。」
そして俺は検査を受けた。
「先生。結果は?!」
「OKだよ。移植できるよ。」
「お願いします!」
そして病室に戻ると佳奈は寝ていた。
そして次の日―
「ねえ駿!ドナー見つかったって!」
「ほんとに?!よかったね~!」
「3時間後だって!それまで病室に居なきゃいけないんだ。」
「じゃ早く帰んないとじゃん笑」
「じゃね駿!」
「うん。またね。」
3時間後―
手術が行われた。結果は大成功だったらしい。
〜佳奈視点〜
ドナーが見つかった!嬉しいな〜。これで駿とずっと一緒にいられるな〜。
そして目が覚めた時には手術が終わっていた。
急いで駿に報告しなきゃ!
「駿!え、?駿〜?いないな。」
何かがおかしかった。
綺麗に畳まれた布団。綺麗な机。綺麗な棚の中。
「先生!私のドナーは誰、、、?」
「佳奈ちゃん。ごめんけど、ドナーは教えられない決まりになっているんだ。」
「ねえ!駿なんでしょ?!ねえ!教えてよ!」
「今回だけは教えるね。そうだよ。佳奈ちゃんの言う通り、ドナーは駿くんだよ。」
「そんな、、、、」
「これ佳奈に渡してって駿くんから預かったよ。」
それを受け取り病室に戻った。
それを開いてみると、手紙だった。
佳奈へこれを見ているってことは、手術は成功したんだね。
俺はね、一度佳奈を亡くしているんだ。
流れ星を見に行った1ヶ月後に佳奈は死んだんだ。俺は死ぬほど後悔した。あんなに神様を恨んだことはなかったよ。願ったのにって。
そしてその1年後にまたその流れ星を見に行ったんだ。もしかしたら、また願ったら過去に戻れるかもしれないって思ったんだ。そしたら本当に戻ってこれたんだ。そして俺は今度こそ佳奈を助けたい。そう思った。だから俺がドナーになったんだ。笑
ねえ佳奈。悲しまないでね。俺はずっと一緒にいるよ。佳奈の体の中にいる。ずっと一緒だよ。
だから早く会いに来たりしないでね笑ずっと佳奈を愛してるよ。また来世で!笑
私の体の中にいる、、、か。笑そうだね。私達ずっと一緒だね!私はいつも通り笑顔でポジティブで生きていくよ!また来世でね!笑私はまだ今世を生きなきゃいけないんだけどね笑
どうか元気でね。駿。私も愛してるよ。
私はあの日から、前を向いて歩いているよ!駿の命だからね!
「佳奈〜一緒にお買い物行ってくれる〜?」
「え~どうしようかな~。行ってあげるさ!」
「駿くんに会いに行く?」
「うん!会いに行こう!」
そして私とお母さんは駿のお墓まで行った。
「ねえ駿!もう私二十歳だよ!時の流れは早いね〜!四年も経っちゃった笑
わたくしとても元気でやっております!私はこれからも前を向いて歩いていくから!
また会いに来るね!またね!駿。愛してるよ笑」
―佳奈ありがとう―
「えっ?駿の声がする。泣いちゃうよっ、、、駿ってほんとに罪深い男ね笑
こちらこそありがとう笑また会いに来るね。」
これは私と駿の儚く綺麗な恋の物語。
これからもずっと続いていくよ。わたしたちの物語は。
どうでしょう?!良くないですか?それではさよ~なら~
「淡い恋」
気になる人ができてしまいました。
その人は顔が丸くてホワっとした笑顔でいつもいて気になってしまっているのですが意識しないように気をつけています。
挨拶をされると何故か(可愛い)と胸がときめきます。
でもね、年下なのです。
私の方が年上ですし、まさか胸がきゅんとするのは秘密なのです。
他にもカッコいい人もいるけれど、その人がいると自然と目が追ってしまい胸が苦しいです。
今日もその人はスーツのベスト姿で颯爽と現れて、本当にこっそりとお似合いだなと見ていました。
流れ星に願いを込めるとしたら、記憶にあなたのことを留めておきたいなと願っています。
まだ出会ったばかりなのに先を望めないのは悲しいですし早く失恋を望まなければいけない事が苦しくて、愚かな私には思考ループが無限に続いています。
もし、今度お話する機会があったら、ばっさりと告白はせずにそれとなりに年齢を確かめてから諦めようと決めています。
何故なら年齢が三歳以上離れている場合は身近に不幸な例もあって、やめようと決めています。
こんな事を書いたらドン引きされるのは分かっているけれど、本当のことは誰にも話せないから、記憶の欠片として残しておきます。
だって消えていく流れ星に願いを込めるのは、消えてほしくないから、一瞬でも輝く星に叶えてほしいから。
儚い瞬間の瞬きでも、瞼の裏にあなたの姿を流れ星と共に思い出せたら忘れないでしょう。
バイトの帰り道、夜空を見ていると流れ星が見えた
あなたと2人で見た流れ星を思い出す
流れ星に願いを言うと叶うらしいとあなたが教えてくれたね
叶わないのは分かっていても流れ星に願いを言ってみよう
またあなたに会えますように愛を伝えられますように
みずがめ座エータ流星群
夜明け近くの空を見上げる
貴方の今日が笑顔で始められますように
(流れ星に願いを)
流れ星に願いをってあんな早い速度の星に3回も願い事言えなくない?
途中で噛んで終わるな。
あーあ、豪雨くらいの勢いでたくさん流れてはくれんかね。
そしたらみんなの願いが叶うんじゃなかろうかね。
流れ星に願いを
あ と思った時には消えていて
とてもじゃないけど
願いを口にすることが出来なくて
ただただ夜の空を見つめてる
見送った現実のようだと ため息した
「流れ星に願いを」
流れ星に願いをしたいけど、無理。
「あ!流れ星‼︎」と言った瞬間、もうそこにはない。
あっという間に流れていってしまう。
見た事に感動して、願い事は頭にない。
まぁ、見れたことに良しとしよう。
曇天よ 星に託した この願い 誰にも見せず 隠しておくれ
お題「流れ星に願いを」
大好きだったあの人に
もう1度だけ会わせてください
流れ星に願いをと
…流れ星消えていく間に
すべて言えないよ
暗い暗い闇の中を手探りで突き進んでいるような
なんとも言えない毎日が続いている。
ふと
この暗闇が全部星空だったらいいのに、と
馬鹿げたことを考える。
星空を眺め、
不意に星が流れる時
高揚感に満ち溢れ
願うことなんて忘れてしまう
そんな自分のままでいたい。
私が私らしく明日も明後日も歩んでいけますように。
閉ざされた部屋で
1人祈り続ける夜更け。