『泣かないよ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私は人間の感情が分からない
私を育ててくれたおば様は
考え方、とらえ方が違う
生きものだからと言っていた
みんなが大切にしていた
うさぎが亡くなった
泣くというのは悲しいからだって
なんとなく、穴が空いたような
そういう感じはするけど…
子どももひとりが泣いたら連鎖する
それもどうして
[泣かないよ(―泣けないよ―)]
――――――――――――――――――――
表情が表に出にくいから
何も感じてないって
よく勘違いされる
それに関しては自覚はあって
表情を作れるように心がけると
お前どうしたって言われてさ
結局いつもの人形のような、真顔になっちゃう
旧校舎にある、誰も来ないような場所に
そこでこっそり秘密基地を作っちゃって
家に帰っても親の帰りは遅いから
完全下校のチャイムが鳴るまで
気持ちを落ち着かせるんだ〜…
もう慣れちゃったけどさ――
少しはダメージ受けてるんだ
[泣かないよ―伝えれない―]
泣かないよ
あなたの前では泣かないよ。
見せたくないんだもん。
本当は全部わかってほしいけど、わかってもらえなかったらって思うと知られない方がまし。
雨が降ってる
ぼやけた視界にキミの目からも
雨のように涙を流しているのが見える
長い戦いだった
疲れた
完全に包囲された中
己だけを犠牲に妻子や仲間を逃すことができた
なのにキミはまだ敵がいるかもしれないのに
私の横に来て、
そんなに泣くなよ、
師としてキミには17年も稽古を付けてやったのに
まだ心の強さが 足りないなぁ‥。
「そんな顔じゃ天に昇れんよ、」
そう言うとキミは、ハッとして
「…泣きません。」
目をそんなに赤らめて、可愛いやつだ
…ふぅ。
どうか、どうかこの子に幸あれ
キミの刀がやがて皆を導く光とならんことを
お題 泣かないよ
「泣かないよ」なんて言っちゃってさ。好きに泣けばいいのに。泣かないなら感動系でも人が亡くなっても泣かないのかな。強がりにも程があるか笑
まあ確かに人前では泣いてほしくないね。鬱陶しいから
泣かないよ
あなたが他の人の所に行っちゃっても
泣いてなんかないんだから
あなたの前では
仲間の剣士が死んだ。
ある置き土産を残して、、、
どうやら馬から落ちたらしい。
俺達は隣国に支援要請を求められ勇者とその仲間たちとして手伝いに行く予定だった。
先行して行った戦士が事故で、馬から落ちた。
戦士が一番乗馬は上手かった。
大層なことでもないと馬からは落ちない。
しかしこのまま何があったかを調べてももみ消されるだろう。
勇者とその仲間たちはこの国の奴隷なのだから。
戦士の葬儀を行われた。
遺体は無く、戦士が使っていた盾と剣を模したものが埋葬された。
勿体ないらしい。
国民皆嘆き悲しんでいる。
僧侶も魔道士も泣いている。
俺は泣いていない。
僧侶は
「戦士さんが亡くなって悲しくないんですか?
この人でなし」
と、言っていた。
魔道士は
「まだ現実がみれてないだけだろ?そうだろ?」
と、何処か焦っていた。
それほどの顔ができていただろうか?
戦士は俺に置き土産を置いて行った。
戦士の猫のポウテントと隠された手紙を残して。
この手紙は誰にも言っていない。
でもだ戦士、酷くないか俺にそんな無理難題を押し付けて、
俺約束守ったよ
泣かなかったよ
これからも、泣かないよ
手紙
勇者すまんが俺はもう死ぬ。
この手紙をお前が▲▲▲⚫前は殺されるから気をつけろ。
短く説明する。
馬に乗ってると突然子供が出てきた。
いきなりだったから急いで止まったんだが
急に止まったせいでバランス■□▲▶崩れって馬から落ちた。
そん時足をひねっちまって動けなかった。
なにかの組織が仕組んだんだろう。
すぐに魔法が発動して危機一髪逃げた▲⚫■♥が止まらなくてな、急いでこれを書いている。
全て仕組まれていたんだ。
隣国に先行して行くのも、子供が出てきたのも、逃げた先に魔物がいるのも、
勇者最後にお願いがある。
泣くな
そしてお前だけで▲■♥♥■ろ
手紙にはところどころ血がついていて読めない。
続く
(続かない)
泣かないよ
ソウ、元気か?
お前がしょぼくれてなんかダメになってるの、想像つくわ笑
だけどさ、いつまでも泣いて、閉じこもっちまったらだめだぞ?俺は、お前の命を選んだんだ、大事にしてくれよ。
お前が誰よりも優しくて、強いことは知ってんだ。だからさ、生きてな。じゃあな。
一通の手紙が届いた。しょぼくれて、涙ばかり浮かべる日々に、突然。
アイツは俺を庇った。俺の命を選んで、崖から飛び降りた。
辛くて、涙が止まらない。だけど、揺れることない心が、足を踏み出せと言う。
「ありがとう。俺は、たぶん大丈夫。もう泣かないから」
アイツの声が聞こえた気がした。
自分の体が小さな、けれど殺傷能力のあるトゲや刃で覆われているような気がする。
自殺しようとする人間が、刃物を振り回して、くるな!来たら刺すぞ!と言っているようなあれ、とも近い。
傷つけるのをわかっているから、どうか誰も今の私には近づかないでほしい、とも思う。
といいながら、ほんとは、体に刃が刺さってでも私を抱きしめに来てくれる人を求めている。
テーマ 泣かないよ
楽しかった日、悲しかった日。
色んな日を共にしてきたと思う。
交通事故にあってから覚えてないけど、
絶対に忘れちゃいけないことを忘れている気がする。
涙が出そうになるけど、絶対泣かないよ。
そう決めたから。
貴方の前では
泣かないと決めた。
というより、泣けなかった。
顔を見て
声を聞くだけで
嬉しくて、幸せだったから。
だから貴方は知らないんでしょう。
改札口で手を振って別れたあと
1度だって振り返らなかった理由を。
新幹線の窓から遠ざかる街を見て
思いもかけず泣いたことを。
寂しくて辛くて
泣いた夜があったことを。
知らなくていいよ。
貴方の前で
自分のために
泣くことはしないから。
「泣かないよ」
泣かないよ!
だってわたし強いんだもん。
いつも笑顔でいられるの。
でもそれが
たまに苦痛w
___僕は泣かない 。だって約束したんだ 。
初めて出会ったのは、小さな喫茶店 。
元々そこの従業員だった君は 、肩まで綺麗に切りそろえられた髪を靡かせながら接客してたね 。
僕はあまりの美しさに目を奪われた 。
それだけじゃなくて 、余りにも綺麗な瞳で僕を見つめるから初めて恋に落ちる音を僕は聞いたんだ 。
恋が結ばれる日は僕が思ってたよりも長くて 、ただの常連の僕なんか君の視界に入れても恋愛対象にはならないな、って嘆いてた時に君は笑って言ったんだ 。
いつも通りの言葉なのに、ときめいたのはなんでなろう 。
「 おかわり 、いりますか ? 」
いや、その後の言葉に僕は驚いたのかもしれない 。
「 私が上がるまで 、珈琲ご馳走させてください 。」
ああ、やっと実ったってその時初めて気づいたんだ 。
今でも君はなんで僕に恋したのか教えてくれなかったね 。
そこから月日が過ぎるのは早かった 、春が来て、夏に海を見て、秋には美味しものを食べて 、冬にはベッドの中で語り明かして 。
5度目の夏が来る時に、僕たちの天使にも出会えた 。
天使の名前に僕も君も悩みに悩んだね 。
人からしたら在り来りな名前だったのかもしれないけど、僕たちにとってはとても大事で素晴らしいものだったんだ 。
それからまた季節が過ぎて、ついに僕たちの元を天使が世界へと飛び立った時だった 。
君に病が襲いかかったんだ 、それは急で残酷で僕は泣くことしか出来なかった 。慰めるのも何か違う気がして、ただ泣いてる僕に君は言ったね 。
「 私が死んだ時はどうか泣かないで 、笑顔で見送って 。」
「 約束よ 。」
その声は酷く震えていて、僕は何度も頷きながら君の分も未来の僕の分も沢山泣いた 。
そして、ついにその時が来てしまった 。
僕は泣かない 、約束したんだ 。そう、約束を 。
ボロボロと泣く大きくなった我が子を抱きしめながら宙を仰ぐ 。ついに君が天使になってしまったんだと実感してしまった 。
ツーンと鼻が痛くなって慌てて顔を隠す 。
今の僕を見て 、君は約束を破ったのね 。と笑うだろうか 。きっとそうだろう 、これからの人生君がいないなんて僕は耐え切れるだろうか 。
いや、君と初めて会った時 。君が綺麗な髪を靡かせ僕に注文を聞きに来た時 。君が我が子を大切に抱き締めてた横顔 。全部、全部僕の中で生きている 。
いつか、誰からも君がいた事を忘れられたとしても僕がいる限りは終わりはしないんだ 。
キュッと唇を噛み 、歪な笑顔で君が眠る棺へと歩み寄った 。下手くそでも僕なりに君との約束を守ったよ 。
空からこんな僕を見守っててください 。
fin
泣かないよ
何気ない瞬間で、ちょっと大人になりたかったんだと思う。涙はぐっと堪えて、貴方の肩を支えたい。微笑んで、余裕のある顔で大丈夫だよって言える人になりたい。
ああ、
あなたの顔を見ることも
あなたの声を聞くことも
これが最後と知っています
さびしいけれど、
あなたの選んだ道ならば
その背を押すほかありません
私の中の最後のあなたを
目に焼き付けるため
あなたの中の最後の私を
できるだけ綺麗に残すため
だから、絶対
あなたが行ってしまうまで---
『泣かないよ』2024/03/1809
「泣かないよ」
ボクは泣かないよ!!!
キミが思い通りにしてくれなくたって!
ボクは泣かないよ!!!
キミがボクをバカにしたって!
ボクは泣かないよ!!
キミが大事にとっておいたプリンを誰かに食べられたとしても!
ボクは泣かないよ!!
ボクが体を失ったとしても!
ボクは泣かないよ!
キミの残り寿命が僅かだと知っても!
ボクは泣かないよ!
毎日弱っていくキミを見ても!
ボクは泣かないよ
キミが星になっても
ボクは 泣かないよ
ひとりぼっちになったとしても
ボクは 泣けないよ
ボクの体は 機械で出来ているから
「お誕生日おめでとう。ところで、もうすぐおれの全てが一瞬で消えるわけだが、お前はおれのために泣いてくれるのか」
一人分のケーキの上のプチろうそくが言った。細い体からは考えられないくらい渋く凄みのある声で、僕は思わず顔をしかめてしまった。アンバランスにもほどがある。
「泣かないよ。ろうそくを吹き消してこそのハッピーバースデイなんだから。大丈夫、僕はトランペットを演っていたから吹く力には自信がある」
「そうじゃねーよ。ろうそくの気持ちになってみろってんだ!いいか、よく聞けよ。ろうそくに火が灯るというのは、人間に魂が吹き込まれるのと同じようなことだ。そんで、ろうそくが燃え尽きるのは人間に置き換えれば寿命。つまりろうそくを吹き消すと言うのはサツジンと変わらないんだよ。この殺戮マシーンめ!」
プチろうそくは早口で捲し立てた。動けない体の代わりだろうか、ぽっと立ち上がった明かりを激しく揺らめかせている。とても心が温まるがなんだか焦げ臭く僕は不安になったので、ひとまずプチろうそくをなだめることにした。
「わかった、わかった。君を吹き消すことはしないからどうか落ち着いてくれないか」
「あぁ良かった、前言撤回だ、お前は良い奴だ。頼むからそのまま良い奴で居続けてくれよ」
「生意気な。君は僕に命を握られてることを理解した方がいいぞ」
「やっぱり前言撤回だ。お前はさいこぱす、てやつだ!でなきゃ一人寂しく誕生日パーティーなんかしないだろう」
「よく喋るろうそくだな。僕は友だちがいないんじゃなくて、一人が好きなだけだよ。友だちと遊ぶよりも一人の時間を満喫する方が有意義だ」
「さいですか。でもあれだ、社会のシステム的に人と関わることが苦手だとまずいぞ」
「嫌なもんは仕方ないじゃないか」
「ふん、じゃあそんなお前のためにプチろうそく先輩が特訓をつけてやる。試しにおれを友だちだと思って話をし」
「あ」
プチろうそくはとうとう寿命を迎えてしまった。
ただのプチろうそく、ただのプチろうそくなのに、彼が居なくなってしまった空間のわびしさはプチどころではない。
居た堪れなくなった僕は人間のお葬式みたいに軽く合掌をして、お香を摘むようにフォークを手に取った。それでもやっぱり涙は出ない。
静寂のショートケーキの真ん中には蝋が垂れてしまっていたが、彼と彼の墓場となったケーキを完食しなければプチろうそくが成仏しない気がしたので、僕はせっせと手と口を動かした。
蝋は特に味はしなかった。美味しかった。
#3 お題『泣かないよ』
泣かないよ
若い頃は
泣かないよって強がって
泣いてないよって無理してウソついて
大丈夫大丈夫って言い聞かせて
一人の時にだけ泣いてきたっけ
何に抗っていたのかもうわかんないほど時間が経ったね
その頃の私に今の私が言えること
苦しかったよね
辛かったよね
淋しかったよね
そんな自分が嫌になることも多かったよね
でもね、大丈夫じゃない私も認めていいんだよ
まずは私は苦しいんだ、泣きたいんだって思っていいよ
誰よりも自分が自分の状態に気づいてあげると楽になるよ
そしてそのうえで他の人にも優しくできるようになるから
嘘だと思って試してみて
少し肩の力が抜けて楽になる
ちょっと素直になることで
自分のことを好きになれる
はず
ぜ~んぶ私が体験してきたことだからさ
これから先も沢山のいいことに巡り会えるから
思いっきり人生を楽しんで!
大人になるにつれて、それは当たり前のことになる。どんなにつらくても苦しくても、歯を食いしばって立ち上がる。涙のあとなんて知らないふりで、耐え凌ぎ頑張る姿が美しい。
ああ、美しいとも。ただ、後ろに置いてきた自分のことを、忘れないでほしいのだ。泣かないよ、と言えるまで涙を拭い、こころがこわれるまでがんばってきてしまった自分のことを、どうか、どうか、抱きしめてあげてほしいのだ。
頑張るあなたも、あなた。傷ついたあなたも、あなた。
受け入れたら泣いてしまうのなら、そのまま気の済むまで泣いてしまおう。あなたは、あなた。
大事な、あなた。
泣かないよ
男なんだから泣くなとよく親から言われた
昔の男の人で泣く人はあまり見かけない
でも私はとてもよく泣いてしまう
映画を見ているだけで涙腺が緩むし辛いことが
あった時も涙が溢れてくる
我慢していてもどうしようもないのだ
私は弱い人間なのだろうか、、、
別に弱い人間でいいのかもしれない
他人に弱い人間と思われたって別にいいんだ
自分の気持ちに正直でありたい
我慢せずこれからも泣きたい時は思いっきり泣いてやろう
人間に備わった大事な感情の一つなんだから
たとえ過ぎ去ったことでも
それが傷となれば
思い出して痛くて何度でも泣いてしまうし
その傷をつけた人は 何回も何回も
誰かを泣かせてることになるね