仲間の剣士が死んだ。
ある置き土産を残して、、、
どうやら馬から落ちたらしい。
俺達は隣国に支援要請を求められ勇者とその仲間たちとして手伝いに行く予定だった。
先行して行った戦士が事故で、馬から落ちた。
戦士が一番乗馬は上手かった。
大層なことでもないと馬からは落ちない。
しかしこのまま何があったかを調べてももみ消されるだろう。
勇者とその仲間たちはこの国の奴隷なのだから。
戦士の葬儀を行われた。
遺体は無く、戦士が使っていた盾と剣を模したものが埋葬された。
勿体ないらしい。
国民皆嘆き悲しんでいる。
僧侶も魔道士も泣いている。
俺は泣いていない。
僧侶は
「戦士さんが亡くなって悲しくないんですか?
この人でなし」
と、言っていた。
魔道士は
「まだ現実がみれてないだけだろ?そうだろ?」
と、何処か焦っていた。
それほどの顔ができていただろうか?
戦士は俺に置き土産を置いて行った。
戦士の猫のポウテントと隠された手紙を残して。
この手紙は誰にも言っていない。
でもだ戦士、酷くないか俺にそんな無理難題を押し付けて、
俺約束守ったよ
泣かなかったよ
これからも、泣かないよ
手紙
勇者すまんが俺はもう死ぬ。
この手紙をお前が▲▲▲⚫前は殺されるから気をつけろ。
短く説明する。
馬に乗ってると突然子供が出てきた。
いきなりだったから急いで止まったんだが
急に止まったせいでバランス■□▲▶崩れって馬から落ちた。
そん時足をひねっちまって動けなかった。
なにかの組織が仕組んだんだろう。
すぐに魔法が発動して危機一髪逃げた▲⚫■♥が止まらなくてな、急いでこれを書いている。
全て仕組まれていたんだ。
隣国に先行して行くのも、子供が出てきたのも、逃げた先に魔物がいるのも、
勇者最後にお願いがある。
泣くな
そしてお前だけで▲■♥♥■ろ
手紙にはところどころ血がついていて読めない。
続く
(続かない)
泣かないよ
3/17/2024, 3:42:34 PM