『泣かないよ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「泣かないよ」
私は泣き虫だ。
頻繁に鬱になって夜に泣くし、誰かから自分の不祥事で叱られれば、それだけでも傷ついて泣いてしまう。
それは子供の頃から、今まで続いている。
前まで、私は一人で泣いていた。
もちろん、頼れる人がいなかったわけじゃない。
ただ、頼れなかったのだ。
でも今は、あの人が支えてくれる。
私を慰めてくれる。
私は、一人ではない。
でも、それでも、私は変わらず何かある度に泣いてしまう。
どうしても、泣き虫を卒業できないのだ。
いつか、もう泣くことがない日が来るのだろうか。
自立して、今までのお礼を言って、泣き虫を終えられる日が来るのだろうか。
もしもその日が来たならば、私はその日まで支えてきてくれた人に感謝しなければならない。
でないと、罪悪感に苛まれそうだ。
「もう、泣かないよ。ありがとう。」
そういって笑える日が、私にも、いつか来るのだろうか。
ちょっとけんかしたときも
一旦距離を置こうと決めたときも
少しずつ疎遠になるのを感じたときも
あなたとの連絡をしなくなったときも
久しぶりに会うことになったときも
あなたに抱きしめられたときも
ずっと幸せにすると言われたときも
泣かないようにしてたんだ
私の最期、
最期くらい泣き顔見せるのもいいかな
泣かないよと強がる君に
掛けられる言葉はもうないけれど
君の笑顔を見たいという思いは
やっぱり変わらない
最後に一回笑ってくれないか
そしたらこの涙もきっと止まる
泣かないよ
痛くても
悲しくてもても
淋しくても
辛くても…
『泣かないよ』
そうあなたが言った
『泣いてもいいんだよ』
私が言った
あなたの痛みを 悲しみを
私は知りたい
私に強がらないで
何も隠さないで
隠されると余計に心配になる
あなたの感情を私に伝えてほしい
#泣かないよ
灰色の街で
膝を抱えて
立ち上がりもしないで
空を睨みつけてたあの頃
泣かない 泣かないよ…
そんな言葉を繰り返し
自分を慰めてた
だけど泣かないんじゃなくて
たぶん泣き方すら知らなかったんだ
あの頃
でもね あなたが
あなただけ
私に泣いてもいいんだ
本当に悲しいとき
泣いて泣いて泣いたあと
微笑えちゃうんだってこと
教えてくれたんだ
その後の自分の世界が色を変えることも
教えてくれた
本当の喜びも悲しみも
こころから溢れ出すもの
泣かないよ
私の心が叫び出す時まで
泣かないよ
卒業式では泣かないよ
別に悲しくも
さほど嬉しくもなかったし
でも歳を重ねるうちに
わりと簡単に泣くようになっちゃった
本当の意味での別れを知ったり
感情が高ぶるほどの喜びがあること
それから
自分に素直になってきたってことかもね
泣くと鼻呼吸できなくなるのが正直つらいです
泣かないよ。
痛々しい君を見ていても。
君の笑顔が戻ることを知ってるからね。
君が笑ったら、そのときは、きっと涙が出るでしょう。
それまでは、泣くのは我慢。
辛いのは君。
私は支える。手を握っているからね。
「泣かないよ」
明日は休日だからと
思い切りよく開けたワインがやたらと美味しくて
調子に乗ってぐいぐい飲んで
寝てしまった
ふと目が覚めたら
君が静かにお皿を洗っていて
まくってもまくっても落ちてくる左腕のセーターを
気にしてる後ろ姿がとても愛おしくて
泣けて…泣かないよ
「泣かないよ。あんたなんかのために泣いてやんないから。」
乱暴な言葉を吐き捨てた唇はかすかに震えていた。
思わず笑いがこぼれると、彼女はこちらをギロリと睨む。鋭い視線を向ける大きな瞳には、溢れそうなほどに涙が溜まっていた。
そんなこと見なくても見えているよ、と言いたげに夫は頬を緩めた。顔からお肉が削げ落ちてしまったせいで、その表情はとても歪なものとなっていたけれど。
「泣いてくれたっていいじゃないか。」
声は掠れていたけれど、夫は楽しそうだった。
彼女は、娘は、それが気に入らないのか、精一杯の冷たい視線を夫に向ける。
お医者さんや看護師さんの手前、わたしは母として彼女を叱らねばならなかったのかもしれないけれど、唇の隙間からは笑いしか漏れない。
一歩後ろで静観している彼らに、わたし達家族はどう映っているのだろう。
家族の死に直面して頭がおかしくなってしまったか、気が狂ってしまったか、それともとんでもなく冷徹な人間だと思われているのだろうか。もしそうならば、今すぐに唇を一の字に結んで、懸命に涙を浮かべた方がいいのかもしれない。そんなことを思っていても、顔の筋肉はなかなか締まってくれなかった。
笑みを浮かべたままの両親に娘は我慢の限界が訪れたのか、一粒、また一粒と涙を落とし始めた。
「死なないでよ。」
娘の声は先程の夫の声よりも掠れていて、きっと後ろの彼らには届いていないだろう、それくらい小さかった。
夫は、今度は眉を下げた。そればかりは聞いてあげられないな、と言うように。
わたしは顔の筋肉に働くように命じた。決して、この口角が下がってしまわないように、涙が流れてしまわないように、と。
大人とは泣けない生き物なのかもしれない
感動作品を読み観て泣くことはあっても
子供の頃のように喧嘩して虐められても
人前で泣くことをどことなく空気をよんで
恥ずべきこととして捉え
泣くことができない
愚痴は吐いても
泣くことが出来ず
目尻に流れない涙が溜まっている
それが大人なのかもしれない
「泣けよ」「泣かないよ」
どうして?大人だから...
泣くことは恥ずべきことじゃない
辛いことがあったら泣いていいじゃない
大人だからって泣いてはダメって決まってないんだから
それが涙なんだから
重たい涙を流しなよ
君の周りは敵ばかりじゃないよ
溜まったままにしないで...
さぁ、手を掴んで
私の一族は皆涙を流せない。
祖母のお葬式でもそうだった。葬式に集まった親戚は全員涙の一滴も流さなかった。もちろん祖母の娘である私の母も泣かなかった。
私も泣かない。泣くのを我慢していると言うより涙が出ないのだ。
今は亡き祖母に聞いた話だと、御先祖様は普通に涙を流すことが出来たらしい。だが徐々に今に近づくにつれて産まれてくる子供たちは涙を流すことがほとんど出来なくなったらしい。
私の母が泣いたのは生まれた時と父と結婚した時だけらしい。私が泣いたのは生まれた時だけ。それ以降は泣いたことがない。
こんなことを理解してくれる人はあまり多くはなかった。その中で唯一理解し、支えてくれる彼に出会った。
私は彼と結婚した。プロポーズされた時は今までで一番嬉しかったが、涙はやはり出なかった。結婚式でも涙を流すことは無かった。
そして私はお腹に子供を授かった。彼とそれはそれは喜んだ。それでも涙は出ない。やはり私は生まれた時が最初で最後の涙だったのだろう。
私のお腹にいるこの子はもしかしたら私より泣かない子に育つのではないかという不安もあったが、彼に支えられ何とか出産のときを迎えた。
激しい痛みの中産まれたその子は女の子だった。
出産の痛みに朦朧とした意識の中耳を澄ます。だがやはり泣き声が聞こえてこない。焦る助産師たちの声がただ聞こえてくるだけだった。
ああ、そうか。赤ちゃんは産まれてから産声をあげないと死んでしまう。
泣かせてあげられなくてごめんね。
でもね、君が亡くなっても私は──
#泣かないよ
思い出が終わる時は、きっとあの頃を過ごした、俺たち2人がこの世から消えてしまった時、初めて終わってしまうんだろう。
もし君がこの世からいなくなってしまった時、僕は誰とあの頃の思い出を共有すればいいんだろう?
『泣かないよ』
泣いてなんかないよ
ちょっと前が見えないだけ
泣かないよ
だって子供じゃないもん
泣いてなんかないよ
欠伸してただけ
泣けないよ
だって其処じゃ泣けないもん
『全米が泣いた』
「泣かないよ」
#364
お久々に。
泣かないよ!もうお姉ちゃんだよ!
そう言ったのに、お姉ちゃんにはなれなかった。
泣かないよ...おねぇちゃんだもん......
泣かないよ
あしたから、名字で呼ぶね
知ってるけれど、知らないふり
好きな飲み物
いつもの癖
わらった顔
どんな辛いことがあっても泣かないよ
泣いている君に寄り添うため
どんな辛いことがあっても泣かないよ
だって昔、涙が枯れるまで泣いたから
どんな辛いことがあっても泣かないよ
だって泣くよりも優先すべきことがたくさんあるから
だから僕は泣かないよ
だから君は僕の分まで泣いてね
どれだけ泣いたって責める人はいないのだから
今日テーマ
「泣かないよ」
こらハルト泣かないの
そうお母さんの声が聞こえる
お母さんは僕が小さい時に交通事故にあってそのまま…
そんな辛いこともあったな〜
もう一回だけお母さんのハンバーグ食べたいな
大好物だったな…
もう僕も
春から高校生か…
早いな
お母さん元気にしていますか。
僕は元気ですよ。そっちの方は楽しいですか?
僕には分からないけど。またあえたら会いたいです。
また来年来ます。待っててください。
???「ハルトありがとね。また待ってる」
僕は振り向く
誰も居ないか…
僕大丈夫だからね。高校生になって青春を全力で謳歌してくる!もう転んで泣かないよ。
僕はそう言って歩き出した。
???&ハルト「またね」
3.17「懐かしい思い出」
もう、泣かないの。決めたの。
真っ赤な目をして貴方は言うんだ。
もう平気だもん。大丈夫だよ。
不安と哀しみに満ちた声で
そんなこと言って何になるの?
もう、前を見ることにしたの。
後ろは見ないよ。
無理矢理にでも作った笑顔も綺麗に見えた。
大丈夫、泣かないよ。大丈夫。
大丈夫、私が前だけを見れるようにするから。
#泣かないよ
「…ごめん、別れよう」
久し振りに会った彼女が、涙目でそう告げた。
「…わかった、五年間ありがとうな」
俺はただそう伝えた。
「うん、今までありがとう。またね」
そう言って少し小走りで去っていく彼女の後ろ姿を眺める。
俺は絶対泣かない。
だてに五年も君の隣にいたわけじゃない。君のことは何でも知ってる。
君は嘘をつくのと隠し事が下手で、泣き虫で、甘えん坊で、笑顔が可愛くて、優しくて…
俺にはもったいない彼女だ。
どんな姿の君も愛する自信がある。
例え痩せ細って、黒髪のロングヘアーが全部抜け落ちても。
だから、近いうちお見舞いに行くから、また笑顔を見せてくれよな。
「泣かないよ」