文月。

Open App

「泣かないよ」
私は泣き虫だ。
頻繁に鬱になって夜に泣くし、誰かから自分の不祥事で叱られれば、それだけでも傷ついて泣いてしまう。
それは子供の頃から、今まで続いている。
前まで、私は一人で泣いていた。
もちろん、頼れる人がいなかったわけじゃない。
ただ、頼れなかったのだ。
でも今は、あの人が支えてくれる。
私を慰めてくれる。
私は、一人ではない。
でも、それでも、私は変わらず何かある度に泣いてしまう。
どうしても、泣き虫を卒業できないのだ。
いつか、もう泣くことがない日が来るのだろうか。
自立して、今までのお礼を言って、泣き虫を終えられる日が来るのだろうか。
もしもその日が来たならば、私はその日まで支えてきてくれた人に感謝しなければならない。
でないと、罪悪感に苛まれそうだ。
「もう、泣かないよ。ありがとう。」
そういって笑える日が、私にも、いつか来るのだろうか。

3/17/2024, 10:24:20 AM