『沈む夕日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夕日が好きって
君は笑って教えてくれた
確かに君のひまわりのような笑顔は
夕日だといっそうのこと綺麗になる
だから僕は
夕日の見える丘で
君に告白をするよ
だってそしたら
少なくとも場所だけでも君は覚えてくれる
だから僕は振られても
誘い続ける
夕日を見に行こうよ
《沈む夕日》
#15
自分が与えただけの愛とおなじくらいに愛してもらえる
そんな恋愛がしたかった
どうしたら私と同じくらいの熱景で
私のことを愛してくれるのかな
鬱の最中、沈む夕日をベランダから見ながら毒煙を吸ってた。
二十歳未満なので当然犯罪。
今思えば愚かな行為でしかないけれど。
当時は「喫煙は緩やかな自殺」というフレーズが頭の中でおかしいほど魅力的に聴こえ私に取り憑いた。決して美味しくもハマりもしなかったけどあの言葉だけが頭の中にこだまして吸い続けた。
2年経った今でも煙草は吸える歳ではない。それにもう吸おうとも吸いたいとも微塵も思わない。
なぜなら生きることこそ緩やかに自殺する最も健全で手っ取り早い方法だって気づいたから。
なんて綺麗事は言うつもりもない笑
シンプルに規制が厳しく買えなくなったからだ。だけど今後おそらく吸うことはない。それはほんと。
おやおや、童子こんな寂れた処に何の用だい?
邪魔だね。その瞳を隠したストレート
俺なんてくせっ毛猫っ毛 嫌になる
ところでここらは危ないぜ?
なんせ人を連れ去る鴉がいるから
それでもいい?それが嬉しい?
こいつは驚いた。誘拐犯も驚きだ
魑魅魍魎が怖くないって?
おいおいおい、その齢で世界を知ったか?
こいつは笑える。カッカッカッ!
いい絶望してんな。
………でもダメだ。お前は駄目だ。
なんで?って?お前さんが甘いからさ。
砂糖菓子よりあめぇ。
結局後悔先立たず
さぁ、おかえり。親子喧嘩の終わりを告げる
鴉が鳴くから
お気をつけ、光(おまえ)がこちらを覗いているように
また闇(おれ)もお前たちを見ている
#沈む夕日
『…やってしまった』
リュウガは窓から沈む夕日を見て顔面蒼白だった。リュウガがいる場所は紅魔館。レミリアに与えられた部屋で今までベットで寝ていた。
『昨日は二人に血を吸われ過ぎたんだよな。いくら死なないからって』
リュウガは特異体質で死ねない身体だった。但し回復力や再生能力は低くバラバラにされれば2日位かかるし今回は血を致死量まだ吸われてほぼ1日寝てしまった。
『…怒ってるかな…』
リュウガは起き上がろうとした。だが突然両腕に手錠が付けられていてベットに倒れ込む。
『え❗何で⁉️』
「お嬢様に許可貰ったの」
いつの間にいたのか十六夜咲夜がリュウガの上に乗っていた。
『何で時止め使ってこんなこと?』
「たまには嗜好を変えるのも良いでしょ?」
咲夜はリュウガの服を捲り両手を入れる。サワサワとお腹や脇をくすぐるように触る。
『アハハ❗️ちょ❗️ま…』
「明後日までお休み貰ったの。明後日までリュウガは私の物」
くすぐる動きを止めて咲夜はリュウガを抱き締める。
『怒ってないの?』
「昨日のことから全てお嬢様にお願いしたのよ。だから怒ってないわ」
『…俺の血何時も以上に吸われたのは?』
「お休みとリュウガを好きにするための対価」
リュウガは何とも言えず諦めてフッと笑うと
『怒ってないなら良いや』
と言った。咲夜はリュウガと顔を合わした。夕日が咲夜の顔を赤く染めていた。だが赤く染まっているなかでも分かる。夕日だけではない欲情に染まる咲夜の目と頬。
「じゃあ楽しみましょう」
『手錠は何時外してくれるの?』
「私を満足させてくれたら」
終わり
沈む夕日
今日は朝方からずっと雨だった
夕方になってようやく晴れて、夕日が街を赤く染めた
この美しい瞬間をもっと見たかった
あぁ、まだ沈まないで欲しい
もっともっと君を見ていたい
今日は全然、発電していない
・・・仕方ない。今夜は節電だ
我が家はエコハウス
沈む夕日に
跳ねるボラ
空のクーラーボックスを担ぎ
一休さんになった私は
竿を片付けていた。
跳ねるボラ
あ、また跳ねた
お前はさっきからなんなんだ
ぴしゃぴしゃぴしゃぴしゃ跳ねやがって
ちょっと期待だけさせて
音だけかい。このやろー
ボラは跳ねる。
なぜ跳ねるのか?
諸説あり。
今日も夕日が沈むと、共に
心も体も沈んでいく
#沈む夕日
「沈む夕日」
沈む夕日に焦がれて、
届くわけもなく手を伸ばして
指の間から差し込む日に目を眩ませた。
流れる季節の真ん中で
ふと日の長さを感じます
せわしく過ぎる日々の中に
私とあなたで夢を描く
3月の風に想いをのせて
桜のつぼみは春へと続きます
溢れ出す光の粒が
少しずつ朝を暖めます
大きなあくびをした後に
少し照れてるあなたの横で
新たな世界の入り口に立ち
気づいたことは一人じゃないってこと
瞳を閉じればあなたが
まぶたの裏にいることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私もそうでありたい
沈む夕日
(宝石の国 二次創作)
沈む夕日をぼんやりと眺める。今日も一日終わった。安堵と共に、残念だと感じる。だって陽が沈んでしまったら、ダイヤモンドの輝きが見れなくなってしまう。日光を存分に浴びて、燦々と輝くダイヤが好きだった。眩しくて、目映くて。
「帰ったら、久々にゲームしましょう」
ダイヤのお誘いに、気持ちが浮つく。照明クラゲの柔らかな光に照らされるダイヤも好きだった。今夜はそれを見つめて、明日への繋ぎとしよう。
(明日も晴れるかな)
雲一つない夕晴れに、明日もダイヤの為に日が輝くことを期待した。
夕日が好きだ。
茜色の空からは、優しい蜜柑色の光が降っていて世界を優しく包み込んでいる。
それでいて、夕焼けというほど、焼けるような焦がれるような色に僕の意識は引っ張られていく。
茜色の空の圧倒的な美しさは、何度目の光景だって僕を掴んで離さない。
あの時の君の言葉が、再生される。まるでたった今僕に投げかけられたかのように鮮やかな君の声。その記憶は、幾年経ったって色褪せることは無いのだろう。
こんなにも鮮明なのに、逆光で君の顔が見えない。
...帰ろう、すぐに夜が追いかけてくる。またね、と僕は夕日を纏う記憶の君に別れを告げ、帰路に着く。
また、明日の夕日の中で。
昔に恋焦がれたあの人が忘れられない僕
ーお題「夕日」ー
沈む夕日
沈まないで
不安な気持ちになるから
夕日が沈むにつれ、私の心も沈むのです。
夕日が沈むにつれ、期待を胸に抱くのです。
夕日が沈むにつれ、
夕日が沈むにつれ、
夕日が沈むにつれ。
夕日が沈むにつれ、
未来と過去の不安が押し寄せて来るのです。
沈む夕日
様々な所で都市開発が進み、僕らの居た場所は僕らの記憶の中だけの存在に変わっていく。きっと数年後には僕らの住んでる知らない街に変わるんだろう。
新しい建物に胸を踊ろせる一方で僕らの記憶の中だけに沈んでしまう建物がある事に悲しさを感じる。
とぼとぼと散歩をしてるとふと花がひらひらと落ちてきた。
桜か…
時がどれだけ経とうと季節は順番通りに巡る。変わりゆく建物たちとは違って季節は変わらない。
顔を上げて気付いた、もう夕方なんだと。この季節の夕焼けは少し長く感じる。桜と夕焼けが混じり綺麗な絵葉書のような空間にぼーと立ち尽くす。
ここはいつまでも変わらないな…
変わらない場所もあるし、夕日はいつも同じ顔。変化に順応出来るか不安だったけど、変わらないものもあるんだと思うと少し楽になった。
沈む夕日を眺めながらふとそんな事を考えた。
欠ける太陽 終わりではなく別の場所の始まり
明ける街を 待つ人々のために少しのバイバイ
明日になったらまた会える?
きっと明日もまた晴れる
まだまだ日が昇っていたり、夕日に照らされていたり、夕日が沈んでいたり…。
帰る時間。季節によって太陽の沈み方がまちまちである。
何で?とは思っているが、特に調べようとは思わない。調べてみようと思えばスマホがあるのに、別にいいか、とSNSを立ち上げることが多い。
それにしたって、帰る時間は明るい方が良いよな。暗くなった道を歩くのは億劫だ。
そう、冬のことを言っている。暗い道、日が沈んで、さらに寒い。凍えながら歩く私は、まだそんなに寒くない頃、空に登っていた夕日が恋しくなった。
沈む夕日
空も海も赤く染めて沈む夕日
波はキラキラと反射して綺麗だった
そこにはいらないものなんてなくて
そこだけが 何も考えないで居られる
唯一の場所だった
この景色を次はあなたと見に行きたいな
─────『沈む夕日』
太陽が登っている間は、
気分が良く、
やる気に満ち溢れ、
まるで自分ではないようである。
しかし、沈んでしまった後は、
気分が悪く、
無力感が押し寄せ、無関心に蝕まれ、
これが自分なのかと落胆する。
今の自分で居続けることは、
どう考えても負担であるが、
後の自分の方がもっと嫌だ。
周りのやつらは1部の私しか見ていない。
周りのやつらには1部の私しか見せていない。
こんなことを考えている私は、
もう後の自分になってしまったんだな。
沈む夕日が目の隅にうつる。
「沈む夕日」
「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」
というオプチャの管理人です〜!
まぁまぁ楽しいオプチャなので、ぜひ来てください!
誰でも大歓迎です!!
待ってます!
#沈む夕日
あの日、わたしはこの場所で地球最後の夕焼けを見た。
あの瞬間、わたしの世界は一斉に息を止めたのだ。
ただただ色濃く広がっていく茜色が、悠々と燃え広がっていくようなキャンバス。それを映す鏡は、まるでわたしをそちらの世界に連れて行ってくれるように思えた。
海と空の境界線がはっきりと浮かび上がる。
光の核が、ゆっくりゆっくりと落ちていく。あれは、きっと海に帰っていくのだろう。太陽にだって帰る場所があってもいいはずだ。太陽だって、わたし達人間と同じように生きている。当たり前に朝には顔を出し、夜には姿を隠す。そのサイクルを絶やすことなく、太陽はわたしたちの住む星を照らすという仕事を淡々とこなしている。休みなどなく、ただひたすらに。出勤と帰宅を繰り返す。
なんだ。あれだって、人間と同じようなものではないか、と思った。
だから今わたしは、この地球で1番美しい、太陽の退勤の様を眺めていられるのだろう。
赤く色づいた空は、段々と青に覆われてきた。
力強い希望の光が、濃紺に吸い込まれていく。
ついに、ついに終わるのだ。この世界がようやく。
長かった。長い長い人生だった。同時に長い戦いでもあった。出会うべくして出会った人は、とうに先立たれてしまったし。今をここまで生きてきて、希望を見出すことなど二度となかった。
死ねないから、生きている。ただ、ただ純粋に、
それだけで生きていた。
傲慢だ、と人は言うのかもしれない。
与えられた生命、身体を大切に、天寿まで全うすべきだと。なすべき今世の己の使命を探し出せと。
生きたくても生きられない、そんな命が数えられないほど存在しているのだ、この星には。
見えない地球の裏側で、いま、何が起きている?
わたし以外の、わたしが見たことすらない人間たちの目には、この世界がどんな風に写っているのだろうか。
そんなの知る術もない。それこそ、傲慢だ。全ての人間の世界の見方を知ろうだなんて。わたしには、なんだって、どうしたって、わたし以外の人間にはなにもしてやることが出来ない。それは逆も然り。
わたしの人生はわたしが決める。
たとえ、それが間違いだと、だれに言われたとしても。構わないのだ、わたしにとって。わたしには、この世界があまりに残酷で、痛くて、苦くて、時々温かい。わたしは、そんな世界に酷く疲れてしまったようなのだ。そう、それだけだ。
だから、もう悔いなど未練など、来世に持ちこす以外に解決策はないのだろう。と。そうわたしは判断した。
嗚呼。
海と空が再びつながる
ただただ最後の沈む夕日に、最後まで目を奪われていた。