『…やってしまった』
リュウガは窓から沈む夕日を見て顔面蒼白だった。リュウガがいる場所は紅魔館。レミリアに与えられた部屋で今までベットで寝ていた。
『昨日は二人に血を吸われ過ぎたんだよな。いくら死なないからって』
リュウガは特異体質で死ねない身体だった。但し回復力や再生能力は低くバラバラにされれば2日位かかるし今回は血を致死量まだ吸われてほぼ1日寝てしまった。
『…怒ってるかな…』
リュウガは起き上がろうとした。だが突然両腕に手錠が付けられていてベットに倒れ込む。
『え❗何で⁉️』
「お嬢様に許可貰ったの」
いつの間にいたのか十六夜咲夜がリュウガの上に乗っていた。
『何で時止め使ってこんなこと?』
「たまには嗜好を変えるのも良いでしょ?」
咲夜はリュウガの服を捲り両手を入れる。サワサワとお腹や脇をくすぐるように触る。
『アハハ❗️ちょ❗️ま…』
「明後日までお休み貰ったの。明後日までリュウガは私の物」
くすぐる動きを止めて咲夜はリュウガを抱き締める。
『怒ってないの?』
「昨日のことから全てお嬢様にお願いしたのよ。だから怒ってないわ」
『…俺の血何時も以上に吸われたのは?』
「お休みとリュウガを好きにするための対価」
リュウガは何とも言えず諦めてフッと笑うと
『怒ってないなら良いや』
と言った。咲夜はリュウガと顔を合わした。夕日が咲夜の顔を赤く染めていた。だが赤く染まっているなかでも分かる。夕日だけではない欲情に染まる咲夜の目と頬。
「じゃあ楽しみましょう」
『手錠は何時外してくれるの?』
「私を満足させてくれたら」
終わり
4/7/2023, 11:32:00 PM