『沈む夕日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
沈む夕日
家の前の農道を娘と共に散歩した日。
山の背に沈みゆく夕日を眺めながら色んな日常の会話をしたな。
オレンジ色の夕日が心をほんわかとしてくれて、この瞬間がいつまでも続いてくれる事を唯一願ったんだ。
居場所を探してた時の心の拠り所の先に夕日は何気ない贈り物を私たちに魅せてくれた。
穏やかな時間をありがとう。
『沈む夕日』
沈んでも、明日になれば上がってくる
沈んだ気持ちも、いつか晴れ渡るだろう
光の感じ方は違えども、同じ太陽だから
沈む夕日
もうすぐ今日が終わる。
長いけどあっという間,
僕の1日は不思議な感じた。
これを読んでくれている君は
今日,誰かのために何かできたかな?
今日,自分のために何かできたかな?
誰かのため,自分のために何かできたなら
君にとって今日はきっと意味のある1日だったはず。
1日って長いはずなのに,終わってしまえば
あっという間だったと感じます。
時間って少し謎めいた感じかしません?
夕日を見ていると、まだ貴方と居るような感覚になるの。
だから、まだ、
「沈まないで」
(沈む夕日)
寄り添っていたふたりの影
それもいつしか離れ離れに。
その過程を知っているのは
沈みゆく夕日だけ。
いつまでも見守っていて。
終わりのない恋の行方を。
この空を真っ赤に染める太陽みたく
闘志を抱け
命を燃やせ
私の人生はまだ不完全燃焼だ
沈む夕日を背に
私は歩き出す
弱い自分に勝つために
ボートを漕ぐ
沖に向かって
目的もなく
ただただ進む
気の向くままに
明日私はどこにいるのだろう
わからないけど
とりあえず今は夕日に向かって進んでみる
明日はどうしようか
沈む夕陽に振り返ると
ほら、そこに満月
ぼくらを支点に
シーソーがカタンと傾いた
「沈む夕日」
#69
沈む夕日を見てると
私もこのままオレンジに溶けだしてしまえば良いと思う
美しすぎるから
でも、私は醜すぎるから
美しいものと醜いものが並んだら美しいものが余計際立つ。そういう物だ。
沈む夕日
閉じきれていないランドセルが、パカパカ音をたてて駆け抜けていく。きゃらきゃらと甲高い声が尾を引いて、丘の向こうに消えていく。
明日あした。また明日。
小さな足跡がいくつも重なって、分かれて増えていく。
「あれまあ。ひとぉり忘れてら」
「いんや。己が離れてやったのさ」
これから先はあやしの時間だ。
夜の帳をじっと眺め、長く伸びた影法師が笑った。
『沈む夕日』4/7
1日が終わるのはいつ?
時計の針が0時を回った時、眠った時、、、
1日が終わらないで欲しい日もあれば、
早く過ぎ去って欲しい日もある。
はぁ、と溜め息を吐きながら
私は夕日を眺めている。
「今日も、1日が終わりかぁ」
今日も、私という存在が消えて
薄れていくんだと夜を向かえて思う。
夕日を眺めていると、いつも思う
私の最期もこんな感じなのだろうと
希望に溢れた日の出を過ぎ
思い出深い正午を越え
そして夜の闇に沈んでいくのだ
昔は、朝が大好きだった
昔は、夕日に待ってほしかった
もう今は、夜の闇が恋しくなった
もう今は、朝日に待って欲しくなった
沈みゆく夕日が当然の出来事のように、私の旅路も終わらせるのが当然だと思えたら良かったのに
涙が滲もうと
いくら目を逸らそうと
沈む夕日は容赦なく全てを紅く照らしていく
関係ないとでも言うように
あぁ、もう夕飯の時間になってしまった
お題:沈む夕日
タイトル:無常
沈む夕陽
仲間だね
夕陽さん…
ただそこで
夕陽さんと寄り添って
いたい…
落ち着く…
夜になるこの一瞬が僕は大好きだ
高台に登った時の夕日と共に目に映る街が綺麗で
つい見蕩れてしまう
この風景はきっといつまで経っても色褪せない
大好きな風景と大好きだった君が重なった時
どんなに美しいだろうか
いつか見てみたいよ
あぁ、想像をするだけで涙が止まらない
だけどもうこの望みは叶わない
だったらいっその事この夕日と共に消してしまおう
僕の存在と望みを
ただ最期の景色としては少し寂しいけれどね
"沈む夕日"
暖かな陽光に照らされた時期は過ぎ、間もなく日は暮れる。しかし、ヒトが支配していられる間など長くはないだろう。
老賢者は宵の明星を眺めてそうつぶやく。
ここは緑や水・動植物たちが共存する世界でもある。彼らは我々よりも気の遠くなる年月を、調和で満たしてきた。
なのに我々はまたも世の理を破り、食べるだけ食べ、争うだけ争い、弱者たちを虐げてきたのだ。
我々は、またも共存の機会を学ぶことはできなかったということ。
この世の理が創造・維持・破壊の繰り返しなら、次の日を拝むことはないだろう。
小さく屈む老賢者に寄り添う兎や鹿たち。
影は長く伸びていた。
#2『沈む夕日』
俺は茜(女友達)と大洗町の総合運動公園や水族館のアクアマリンに遊びに来ていた。
声優の水瀬いのりさんや、ガールズ&パンツァーと、大洗町が舞台になっているので聖地巡礼しにきたのだ。
茜は海や魚、特に烏賊(イカ)が好きで、どこか遊びに行くか?と尋ねると、海辺か水族館の提案が半分以上を占めているほどだった。
そしてアクアマリンから見える日が沈んでいく海を見ながら
「伝えたいことがあるの」
と、茜は聞き取れるかどうかの大きさで話しかけて来た。
「なぁに?」
と聞き返す。
「不器用で、1人では何もできない私をいつも藍は気にかけてくれる。そんな藍が私は大好きです。私と付き合ってくれませんか?」
少し声を震わしながらも茜は一生懸命に話す。沈む夕日に背中を向けていた茜の顔はとても眩しく、見えなかった。
※惚気ではありません。文章はイメージです
「 夕日 」
みんなはさ夕日見てるとさどんな気持ちになる?
私は、悲しくてなんか泣きたくなるような気持ちに
なる
「そんなんで泣くとかメンタルよわっ」
あの日に言われた言葉
言い返せなかった
メンタルなんて関係ないしどうでもいい
弱いからなんだろう
強いからなんだろう
最近はさ陽キャ陰キャで分ける人いるけどさ
陽キャだから?
陰キャだから?
変な区別つけないでほしい
それってさもうさ自分の個性を馬鹿にされてるようで
悔しくない?
分けてどうするのかな、、
分けてさ楽しい?傷付く人いないかな?
言葉ってたまに武器になるの
だから発言に責任を持ってほしい
誰かのため、自分のため変な区別するのやめよ!
区別してもいいことないし馬鹿らしくなるから
自分は自分なんだから、どんな自分でもいいんだよ!
ほら、今日も夕日が綺麗じゃん!神様も応援してくれ
てるよ!
「「…………」」
ゴトンッゴトンッと、観覧車が音をたてながら上へと向かっている。木の隙間から、ちらっと夕日が見える。
ここは遊園地。チケットが2枚当たり、好きな人を誘って言ったのはいいが…
気まずい。
最後に観覧車なんて乗るんじゃ無かった…。話す内容が見当たらなく、ただただ沈黙で外を見ているだけ。
「………ねぇ。さっき乗ったジェットコースターが見える。」
見かねた彼が、指を指して嬉しそうに言う。そんな姿さえ愛おしい。
「そうだね。」
「「……………」」
また沈黙が始まってしまった。
その時だった。
「「あっ…」」
私達は同時に声をあげた。頂上にやってきた途端、遮っていた木が無くなり沈みかけている夕日が自分の目いっぱいに映りこんだ。
「綺麗だね…」
「ね……」
……今なら言えるかも知れない。
私は沈む夕日を横目に、彼に言った。
「伝えたいことがあるの。私………」
#沈む夕日
解っているのに
だからいつも
気をつけているのに
同じようなところで
また躓く
心が萎縮する
思いっきり
一刀両断
切り捨ててしまえば
いいものを
✩ 弱さ (99)
もうすぐ俺の時間がくる。
俺は所謂、吸血鬼というもので、陽がのぼっている時間帯は外を出歩くなんてことはできない。
目が潰れるとかの話ではなく、大火傷とかの話でもなく、本当に存在できなくなるのだ。
目の前で消えていった友人を何体も見送った。
沈み行く夕日を屋敷の真っ暗な空間のカーテンの隙間から溢れでている一筋の紅い光で確認する。
明るいうちの外はどんな姿なのだろう。
始まりを告げる朝焼けは?
静寂を告げる夕日は?
陽とは無縁の俺ではあるが興味がない訳ではない。
でもその興味や好奇心は、消えるほどに値するのだろうか。
俺は細くなって行く夕日の筋を見ながら、ぼんやりそんなことを思った。
沈む夕日、始まる俺の時間、今日もまた夜の帳がおりる。
【沈む夕日】