『永遠に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ずっと好きでした。
本当に、幼稚園生の時から好きでした。
なぜ好きになったかなんて覚えていないけれど、好きでした。
あなたの笑顔が、好きでした。
「実はね........」と自分のナイショ話をしてくれた事が好きでした。
公園で皆で遊んでいた時「これ羽織ってていいよ!」 と上着を貸してくれた行動が好きでした。
授業中に目が合うと笑う顔が好きでした。
もう好きという感情はないけれど、この好きだったという事実だけは、永遠(とわ)に忘れない。
限りある命
いつまでも美しい造花の花よりも
根本から切られた花は美しい
やがて茶色になって枯れるから
この世から消えるとわかっているから
輝いて見えるのかもしれない
#永遠に…
永遠に…なんて
軽々しく言ってはならない
それは無理なのだから…
永遠に愛する…なんて言葉
ウェディングの神父様が云う
誓の言葉の中にもないのよ
互いに慈しむ…
命ある限り真心を尽くす…
互いに支え合う…
愛し敬い慰め合い共に助け合い
等々…
永遠に…と口にしたその言葉に
貴方を失った私は
苦しめられている!
人は死後どうなるのだろう魂は
永遠なのか知らず生き死ぬ
「永遠の愛を誓いますか?」「誓います」
って一回やってみたかったな
#永遠に
【永遠に】
あと何度この時間を過ごしたら、自分はこの世界を終わらせられるのだろう。次目が覚めると、自分はまた見習い勇者としての冒険が始まるのだ。村長は言う。
「勇者よ、世界の命運はお前の腕に懸かっている。」
「…」
「どうか、わしらを平和へと導いてほしい。」
「…」
「旅の中。お前は幾つもの経験をし、その中お前と同じ志を持つ者たちとも出会うだろう」
「…」
「この旅はきっとお前を一回りも二回りも成長させることだろう」
「…」
「これはわしからお前への餞別だ。では、武運を願う」
村長から勇者見習いの剣を譲り受けると、ここから道中出くわすであろう雑魚モンスターを倒しつつレベルを上げ次の村を目指すことになる。そして、その村で村人たちの相談事を全て解決すれば、次の村へと向かうのだ。これを何度か繰り返し、自分のレベルを上げ王都を目指す。そこでは勇者として依頼屋から依頼を受け取り自分の評判を上げ、王宮に呼ばれ王様へ謁見、王様の信頼を得るため、今度は王宮内で騎士たちの相談事を解決していき、最終的にはこの世界を滅ぼそうと目論む魔王を倒し、この国に平和が戻ると俺は王様の娘か村へと残してきた婚約者と結婚を選択され、エンディングを迎えることになるのだ。
これを幾度となく繰り返してきた。この事実に気づいているのはこの世界ではどうやら俺だけなのだ。皆、何の疑問を抱くことなく同じ台詞をさも今発したかのように何回でも話すのだ。それも恐ろしいことに俺自身も俺の意思とは関係なく、まるでこの台詞が決まっているかのように口が勝手に言葉を発する。それも何度も同じ台詞を。行動も決められていて自分が行きたい方へ歩みを進めようとしても、自分の足なのに自分の意思を無視してどこか別の方へと進んで行く。何故なのか?独りではないのに自分ひとりが取り残されたこの焦燥。そして再び同じ世界が繰り返される。俺は自分のベッドで目覚め、勇者見習いとして冒険をスタートさせる。何度倒したかわからない魔王を倒し、世界を平和へと導く。終わることのない冒険がまた始まる。永遠に。
半年くらい何も書いていなかったら、言葉が出てこなくなってしまった。
彼女とは、縁が切れた。
でも、彼女は私について書いた文章は消していなかった。
これから何らかの形でどこかでバッタリ会う時以外、お互いに話しかけることはないだろう。
こんな確率の低さなのに、この離れた距離が永遠に続くとは思えない。
いつか本当に、あの言葉が実現してしまうのだろうか。
"いつか人波の中で会ったら、笑おうね"
-永遠に-
永遠に愛してる、なんて
感情なんてどうとだって
移り変わっていくのにね
_永遠に
『空棘魚-シーラカンス-』
私も知ってるよ?
急に冷たくなる体温に心はないということ。
その人の輪廻だから
進みたい道が決まっているのなら別に。
残された者の気持ちも
ほら、切れたらそこまでだよ?
自分の目の存在をも ないがしろにして。
あとがき
久しぶりの聖地巡礼した日にあなたはいなくて、これもタイミングかなどと思うだけをして、もう深くは考えられない場所から見ようとしたの阿呆な顔でおかえり空棘魚。
永遠に
あなたと繋がっていられるなら…
肉体を失っても
私達がただの記憶になっても…
いつまでも、永遠に貴方と繋がっていたい
永遠に
なんてものはないと痛い程わかっているのに、
それでも望んでしまう
穏やかな時間が永遠に続くと思っていた。
俺は一生をあの村で終えると思っていた。
それなのになんでだろうね。急にあなたは選ばれし者だとか王様が呼んでますよとか言われてさ。
ほとんど無理やり故郷を旅立って、勇者だとか英雄だとかとちやほやされて、望んでないのに魔王の討伐まで願われてさ。
逃げたかった。いやだって言いたかった。だけど故郷を人質に取られてるも当然だから、拒否権なんてものはハナからなくてさ。
集められた仲間と共にやっとこさっとこ魔王を倒して凱旋したらこれまでよりももっとちやほやされてさ。
ようやく俺に興味がなくなって、久々に自由を手に入れて、故郷に帰ってきたんだ。
そうしたら故郷は全く別物になっててさ。
神みたいに俺を崇め奉ってる友達と俺に縋り付いてくる親……。
俺の欲しかったもの、大切なものはもう手に入ることはないんだなって絶望した。
……だからさ、今度はあいつらの欲しいものや大切なものを永遠に俺が壊してやるって決めたんだ。
そうこうしてたら魔王とか言われてさ。
笑っちゃうよな。あいつらこそ魔王に相応しいのに。
なあ勇者。お前もそう思うだろ?
……魔王の戯言だって? まあそう言うなよ。
死に際に嘘なんか吐くわけないさ。
ーー永遠なんてものなんてないよ。
君は疲れた様子で吐き捨てた。
「有名な漫画ではさ、人の気持ちは永遠なんて言ってる」
カコン、と空の缶ジュースが握りつぶされる。
「でもさぁ、変わるじゃん」
詰められ過ぎて溢れ出しそうなゴミ箱を見つめて言ちる。
「人の想いは重なるだけ重なってさ、気付いたら別の方向を向いてる」
もう限界だと訴えるゴミ箱の、上に、潰れた缶を置く。
「だから、永遠なんてない。……ないんだよ」
君は目に薄膜を張って言った。
その声は震えている。
置かれた缶が、突風でバランスを崩す。
そして君の涙と一緒に、雨の打ち付ける地面に着地した。
永遠に
子どもの頃は
こんな日々がずっと続くと思っていた
なんでもない毎日を送り
友だちと遊んで
帰っては家族と食事を取る
楽しいことがほとんどで
みんな若くて、歳を取らなくて
止まった時間のなかで永遠を生きていく
そんなふうに思っていた
でもやがて気づく
親が歳を取っていくことに
自分がいろいろな壁にぶつかることに
人の命に、限りがあることに
永遠なんてなくて
時は残酷にも進み続けていく
あるのは終わりだけ
終わりだけが永遠
サヨナラダケガ 人生ダ
永遠に、眠ってしまいたい。。。
そんなことを考えてしまう、真夜中。
君は何を想うのだろう。
「永遠に」
変化があるから平穏を望み、
物体は形を変えるから不変を望む。
願いは つなぐから不変に、永遠になる。
私の思いを、永遠にしてくれるものはいるのかな。
▶1.「永遠に」近い時を生きる人形
---
ヴン…
機械の作動音が聞こえる。
それを自覚した✕✕✕は、
目を開けた。
「おはよう、✕✕✕」
長い時を生きる人形の目覚めの日。
(永遠と言い切った場合、早速崩壊の危機)
永遠の愛を
誓った。
もし
あなたが
元気じゃなかったら
元気にしてあげたいし
支えたい。
あなたの
力になりたいし
笑顔にしたい。
あなたは
わたしに
たくさんの愛を
くれる。
わたしも
あなたに
たくさんの愛を
返したい。
あなたと
一緒に
なるべく長く
人生を
歩んでいけますように。
#永遠に
永遠に貴方と愛を誓い会いたい
永遠なんてあまり信じていないけれど
貴方になら永遠に想いを託せる気がする
題 永遠に
永遠に生きられるとしたらどうする?
そんな問いかけを何回か聞くけど、私ならぜーーーったいにいやって答える。
だって、同じこと繰り返すのを何度も何度も何千回も何万回もやるんだよ?
気が狂うと思う。
早く殺してと思うと思う。
そして知り合いも繋がりのある人間もいなくなって、核兵器で滅びた後もそのまま生き続けなきゃいけなくなったらどうする?
汚染された地球で何も食べなくてもひたすら生命はあって・・・・
私は生きるという運命から逃れられない。
いつもいつも孤独。孤独が友達、狂気が友達。
そして地球が爆発するその日まで生きているんだ。
爆発しても私は生きているのかも。
破片になっても意識があって宇宙を漂うのかも。
そんなんになってまで私は長生きしたくない。
いつまでもいつまでもの不老不死はいらないな。
でもね、そこまでの思考を説明するの面倒くさいから、絶対に永遠に生きたくないっていうと、不可解な顔をされる。
不本意なというか?
えーどうして?みたいな。
こちらも不本意だな。
私は一人が嫌だから。
孤独と狂気が嫌だから、永遠の命なんて要らないんだよ。
多分この考え方は変わらないな。
でも説明するの面倒だから、不可解な顔され続けるんだろうな。
【永遠に】
落ちていく感覚がずっとあって
まだ光が見えていた時には
それを掴もうと手を伸ばしたりもしてみたが
全て振り払われた経験が
より辺りを暗くして深海へと身体を引っ張る
底があると信じていた時もあった
だけどもう何も見えないほどの暗闇の中で
ずっとずっと沈んでいくだけなんだろうと思った
でも微かに自分から漏れ出る泡の他に
声が聴こえたから
その声が僕の意識を留まらせるから
この深海にも暗闇で見えないだけで
他の誰かが居るんだと気がつけた
僕が息を吐き続ける限り
僕の息が絶えたとしても
ずっと深海で苦しむ誰かを救う歌を
何よりきみが生き続けられるように
永遠に続く歌声を
僕もそう願う1人になりたい
2024-11-01