白燈

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永遠に


子どもの頃は
こんな日々がずっと続くと思っていた
なんでもない毎日を送り
友だちと遊んで
帰っては家族と食事を取る

楽しいことがほとんどで
みんな若くて、歳を取らなくて
止まった時間のなかで永遠を生きていく
そんなふうに思っていた

でもやがて気づく
親が歳を取っていくことに
自分がいろいろな壁にぶつかることに
人の命に、限りがあることに

永遠なんてなくて
時は残酷にも進み続けていく
あるのは終わりだけ
終わりだけが永遠

サヨナラダケガ 人生ダ

11/1/2024, 3:57:04 PM