『楽園』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
楽園
どんな所なのか
どこにあるのか
いつか最後に辿り着く所なのか
精一杯生き抜いたら辿り着けるかな
でもちょっとは欲しいスパイス
だから今を
全部ひっくるめて楽しもう
藻掻きながら
苦しみながら
時に笑って
日々進もう
楽園へ向かって
いままで結構頑張ったから最期くらい楽園に行けるはず
(演奏者が権力者が大きな集団の下っ端であると気づいたあとの世界線)
楽園。
一般的には俗世のしがらみのない『人間』にとって都合のいい場所。下界の者が考えるには『天国』と呼ばれる場所。
一方のここは悪魔が支配する世界。下界の者はここを『地獄』と称している。
だけれども、だけれども、この世界に来た迷い子たちは「まるで天国みたい」ということが多かった。
つまり、見てくれが『人間にとって都合のいい場所』であれば実際的支配が『悪魔』か『天使』かなんて些細な問題であると言える。
そんなんで下界のちっぽけな世界を支配した気になって、死後はああだこうだと連想するなんて実に愚かしい話だろう。
だが、実際的に下界の者がこの世界を楽園だと思うのはわかる。
メゾを含めた権力者どもが誘惑してくるから都合のいい世界のように見える。
⋯⋯⋯⋯僕にとってはどうなんだろう、なんて淡い疑問はすぐに弾けた。
『楽園』だ。
でも不完全な『楽園』ではある。
メゾがいつの間にか僕しか頼れない状況になったら。そしたら本当にこの場所は『楽園』になるんだ。
だから、メゾ。
早く、僕の方まで堕ちておいで。
地上の楽園という言葉があるように、楽園は宙に浮いている。
所在なくゆったりと上下に揺れ、住人を揺り篭よろしくあやす。
きっと楽園は子供に帰れる場所なのだ。
楽園
私の中の楽園は幾つに見えるか若者に気を遣わせる質問をするおばさんとなる場より
赤いリップ赤い靴赤い服であっても若者に口に出さず良い歳の取り方をしていると思われる初老である環境であろう
私の道が見違えた先が楽園である
『楽園』
楽園は人それぞれだよ
その人が其処を楽園だと思ったなら
其処はその人にとっての楽園になる
ちなみに僕は音楽が楽園だと思ってる
だから何があっても音楽を聞けば
その時だけでも、部屋が、外が、楽園になる
なんて考え駄目かな?
#8
世界でたったひとつの大切な
あの子のリボンをどうか神様
思い出はいつも心の中にある
優しいあの子が明かりを灯す
誰かを思う気持ちで溢れてる
美しい景色ばかりを見たいと
泣き虫な私はそう思うのです
『楽園』
「楽園」なんて大層な世界、
俺なんかが行けるはずがない。
運動も勉強も容姿も、秀でたものは何も持ち合わせていない。これは幼い頃から変わらず、今も尚。
生きることに緩やかに絶望している。
いつでも、この生温い地獄から逃げ出そうとしている。
しかし、いずれ気づくことになる。
今、俺の目の前に広がる光景は、
―――朝日の眩しさと台所の騒音に目を覚ます。
―――焼けたパンとバターの匂いが心地好い。
―――君が俺の毛布を剥がした。
―――「一緒に食べよう」
正しく楽園だった。
楽園。(二十二日目)
🍐←作者
※最後まで完成していませんが途中までかけています。
主の私情で時間がある日に更新させていただきます。
大変申し訳御座いません。
純白とも言える一面真っ白な正方形とも言える部屋に真ん中にポツンと一人、髪の毛は白色で背が高く目と口は目を閉じてニコニコ笑っている男の娘が一人立っている。
男の娘は貴方に気付いたのか口をゆっくりと開け
「…貴方は楽園と言われたら何を想像する?ボクは皆がニコニコって笑っていていつも通りの日常を想像する。貴方はどうかな?」と質問した。
貴方は答えた。
「_______」(貴方の思っていることを想像してください。)
男の娘は貴方の意見を聞き納得したようで
「うん!そんな考えもあるよね!みんな違ってみんないい!!って先生が言ってたもん!!」と年齢相当の反応をした。
男の娘が返事を終えた数秒後に男の娘の後ろからその部屋に似合う真っ白な扉が出てきた。
貴方は好奇心に駆られその扉のドアノブに手を伸ばした。
「_個人個人の意見は大切だからね!」
……男の娘はもう存在しない貴方に語りかけているようだ。少し驚いたが貴方は気にせず次に進んだ。
扉を開けた次の部屋は辺り一面白色に近い灰色の色をした正方形の部屋だった。又もや真ん中には人が一人立っていた。
貴方は驚いた。そう、その真ん中にまた立っていたという人物は先程の男の娘と鏡合わせでもしたかの様なくらい同一人物に近い男の娘が立っていた。
男の娘は貴方に声をかけた。
「…また会ったね。鬱陶しいかもしれないけどもう一回だけボクの意見を言うね。楽園とは……楽園とはボクはいつも通りの日常を過ごすことだと思うんだ、うん。いつもどーり皆とかけっこしたり…勉強をしたりそんな日々が楽園だと思います。その日はとても楽しかったです。」
…まるで夏休みにだされた日記のように語った。
男の娘は口を開いた。
「貴方の意見は?」と言った。
貴方はもう一度同じ内容を男の娘に語った。
そしたら先程と同じように後ろから壁と同じ色の扉が出てきた。貴方は先程と変わらずドアノブに手をかけた。
「_嘘はつかないよ。」
……それは本当かどうかは分からない。貴方は気にせず次に進んだ。
次の部屋は一面灰色の正方形の部屋だった。真ん中にまた一人と男の子が立っている。男の娘は口を開けて
「……なんでここまで来れたの?」と震え声を出して貴方に聞いた。貴方はなんの事か分からなかった。
だから貴方は謝った。
男の子は人が変わったかのように「そっか!分からないならしょうが無いよね!!」と言った。貴方は少し驚いた。
🍐「いい所かもしれませんが大変俺の都合で時間が設けれない場合があってこの更新ができないかもしれません。なので時間がある日にこの小説(?)を書き進めようと思います。大変ご迷惑をお掛けしました。」
「ん〜…僕の想像する楽園はぁ…クソ共が底辺に落ちて絶望を見ているというのが僕の楽園かナ!」
貴方はヘラりと言う男の娘に少し怒りを覚えた。が"まだ子供"だからという理由で怒りを収めた。
「…君の楽園はどんなモノなの?」そう男の子は笑顔で伺うようにこちらに聞いてきた。貴方は先程と同じ内容を繰り返し答えた。そしたら男の子の顔は笑顔ではなく真顔へと変わっていった。貴方はそれに少し恐怖を感じた。
また同じように彼の後ろに扉が現れた。
「_俺は子供じゃねぇ」
最後に男の娘はそう呟いた。貴方は"ただの子供の意地はり"と思い次に進んだ。
🍐🙇♂️
「知らないと思うけどね」
歌うように言葉を紡ぐ。そんな君はさながら天使のよう。ハレルヤ、なんて言葉が脳裏を掠めた。
君の髪は風を孕んでふうわり揺れて。可愛いな、と思って見つめていたら、視線に気付かれて君は振り向いた。
「聞いてた?」
ちょっとだけ怒ったような顔。そんな顔の君も可愛らしくてたまらない。君は感情を表に出すのが本当に苦手だよね。
聞いてなかった、と謝れば、君はぷいっと顔を背けてしまった。ああごめんね、でも君の声が、髪が、顔が、全部が可愛いから。
「そんなおだてても、だめ」
そう言い残して、君は煙となって消えた。
線香の匂いが鼻を掠め、ぼうやりと目を開く。畳が頬に押し付けられていて、いや、今は自分が畳の上で横になっているのか。
ゆっくりと身を起こせば仏壇が、変わらない笑顔の君の写真が。
線香の煙を纏い、西日を浴びる君の遺影。もうほとんど声も思い出せないけれど、思い出は相変わらず色褪せない。
君がいた場所、君と交わした会話、君と食べたもの。全部全部が特別で、それを思い出せるのならば、いつでもどこでも楽園となり得るのだ。
ここは展覧会。
誰もいない。私だけがいる。
絵が飾ってある。
例えば、
荒廃した街で1人、煌びやかに踊るあの子。
誰もいない寂れた商店街で、眠る2人の少女。
モノクロの世界で、唯一鮮やかなキャンバス。
例えば、
路地裏から見上げる、あの狭い狭い青空。
空の病室から満開の桜を眺める彼。飛び立った鳥。
そして、また真っ白なキャンバスを目の前に置く。
「話」の描き方なんて知らない。
伝わらないものばかりかもしれない。
それでも、また筆を執って、
ただ想った好きな景色を、描き出すだけ。
ここが私の楽園。
どうぞご覧くださいませ。
Q.楽園
天国という意味ではない方で考えます。
楽園にいれたらどれだけ楽しいでしょう。夢があります。
でも楽しいだけでいいのか
A.成長をするなら苦労も大事だと思うので、息抜きで楽園を味わってみたいです。
結局楽園なんてないと思うわけ。だってその場所って自分が居心地が良い!と思って生きていっても、普通に嫌いな人間があの子に近づくわけだし、なんて思われてんのかな、ってヒヤヒヤしながら生きなきゃいけないし。じゃあ2人きりの世界ならどうなの?って、幸せなんだろうけど、あの子の元カノの話聞いて、恋人欲しい〜!って話聞いて、結局喜びの裏に恐怖と不安と嫉妬抱えて生きなきゃいけないし、うーん、どんな時でも苦しみは絶対に抱えてるわけだし、言葉通りの楽園なんてこの世にはないのかなぁ…。
らく‐えん【楽園】
苦しみのない幸せな生活ができる所。パラダイス。
「楽園」
綺麗な景色を見ながらぼーっとしている時
絵を描いてる時 好きな歌を歌っている時
好きなものに囲まれている時
私にとって楽園とはこうゆう何気ない時間
『君にとって”楽園”とはなんですか?』
2週間前のミントチョコケーキ
冷蔵庫に入れてしまって
今では何年生?
同盟なんて安っぽい約束
いつか行こうね14時間
ペラペラになってバイリンガル
僕は英語すらギリギリだけど
眠って過ごして攻略ボウリング
カチコチになったアイス溶かして
ビーフチキンどれにしようか
ドリンクおかわりもう一杯
離れ離れになっていても
見てる夢は一緒なの
さあやるぞ
明日死ぬぞと決めた日の
毛布と俺を包むこの部屋
楽園
僕は死んだら、アダムとイブのような楽園に行けると思っていた。
そう、幼い頃は。
今の僕は何を考えても目の色が変わらない。
早く死んでしまいたい。
そして、魂は消えてしまいたい。
そんなことしか考えていない。
死んでまで、楽園で魂が生き続けるなんてごめんだ。
幼い頃の僕は、夢と希望に溢れていたから、楽園だとか、天国だとか、そういった事にも夢を抱いていただけなんだ。
今の僕は、希望は潰え、夢も失い、どん底にいる。
うつ病だとか、そんなんじゃない。
周りはみんな、僕を精神科に連れていこうとするけれど。
うつ病の人は、もっと大変なはずなんだ。
だから、僕はその人たちと同じ立場になってはいけない。
でも、僕が存在している意味なんかない。
楽園なんか絵空事。
このまま綺麗さっぱり消えてしまいたい。
[楽園]
昔から、暗くて閉鎖的な場所が好きだった。
机の下とか、布団をすっぽり被ったときにできる空間とか、少し小さな物置とか。
中でも一番のお気に入りは、祖父母の家にある押し入れだ。
木の香りがする優しい場所で、中に入れば少し歪んでるせいで閉め切っていても僅かに光が漏れる。
祖父母はよくその押し入れの中に美味しい菓子を置いてくれて、それを一人で食べるのが小さい頃の楽しみでもあった。
「これで、全部?」
横に積まれた荷物は、想像よりも少ない。
幼い頃は未知が詰まった広大な世界に見えたというのに、時の流れとはつくづく恐ろしいものだ。
今暮らすにはすっかり窮屈になってしまった楽園が、なんだかとても寂しく見えた。
アダムとイブのように追放された訳では無いけれど、二度と戻ってくることもできない。
主も住人も居ない廃れた楽園は、消えるだけ。
追い求めて旅をするのは、
いつかはたどり着くはずの楽園。
今度こそ見つけたのではと期待をするたびに
楽園なんてないんじゃないかと思う。
この世界で見つけられる気がしないと
死の魔法に魅了される。
だけどいつもの如く、
多分そこも楽園ではないのだろう。
楽園を死の世界へ探しにいくのは後回しにして、
もうちょっとこっちで探してみよう。
『楽園』
誰もいない場所。
好きなものに囲まれた空間。
学校に居場所のない私にとって
そこが唯一の楽園だった。