『楽園』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お気に入りの入浴剤を入れて
湯けむりが立ち上る
我が家の湯船は楽園と化す
仕上げはアイスで極楽気分♪
13作目✴️楽園
楽園
目に見えない
仲間たちが
住む…
争いもない穏やかで
やさしい楽園…
それが
心の拠り所
不安なとき…さみしい時
いつでも温かく迎えて
くれるの…
安心する…ありがと…
暗い部屋の中、手に持っている液晶の中にシャープな輪郭に、ぱっちり二重の目、整った高い鼻の少年が、楽しそうにお話している。
時々、真っ暗になる時、自分の顔がうっすらと映る。
丸い輪郭に、一重の目、潰れた鼻。
比べる値までにいかないほどの、ブスさ。
楽園だったのに、地獄になった。
楽園
楽園
EDEN。
苦しみも、悲しみも
負の感情が一つもない
そんな場所。
会いたいと願ったものや
会いたいと思った人、
その全てと出会い
願いを叶えられる場所
喜怒哀楽の全部が出揃わない場所
そんな場所。
そんな場所は夢のまた夢ではないのだろうか?
300字小説
理想の果てに
その国家は人類の英智を集めた最新鋭のコロニーを基盤に造られた。
『銀河の楽園』と呼ばれる理想郷。AIによる完璧な国家運営に手厚い福祉。誰でも無料で受けられる最新医療にあらゆる事故を想定した安全対策。危険な労働は全てロボットがやり、人間は心煩うことなく幸せに生活出来た、はずだった。
「……と、それが今はその残骸しか残ってないわけだが」
過去の遺物を調査する我がチームのリーダーが『楽園』と呼ばれた荒れ果てたコロニーの内部のデータを集めながら苦笑する。
「実際、平穏だったのは初めの数年で、後は国民同士の小競り合いが絶えなかったようですね」
「小人閑居して不善をなす、か……」
嘆きのぼやきが壊れたパネルに落ちた。
お題「楽園」
楽園は心の中にある
どんなに現実が辛くても苦しくても、そこは自分だけの素敵な世界
そこには自作の小説の登場人物たちがいて、楽しく幸せに暮らしている
彼らの姿を見たり、言葉を聞いたりしていれば、現実を忘れられる
楽園
生きて、後20年かなぁと考える。
あの世に希望はないが、強かに生きたご褒美として、
楽園が用意されていたらいいなぁと考える。
生きている間は、楽園はない。
楽園があったら、仕事などできない。
だから、天に召されたら楽園で過ごしたい。
もう頑張らなくても、いいんだよと思いたい。
一生懸命に生きた人は楽園に行けると思いたい。
それで、また明日から一生懸命生きていけるから。
楽園
感情が揺さぶられる
何も考えないでいい
寝るとき
老化することで価値観が変わる
身近に幸せはある
楽園
楽園は行きたいところ
楽園は一時的に楽しみたいところ
楽園に行くために
楽園が目的だから
毎日を楽しみそこを目指す
毎日は楽園に向かう道だから
毎日が楽しい
明日も楽園を目指す
明日は楽しい
『楽園』
少年が手に取った古文書に、それは書かれてあった
「楽園」
日の光の音が聞こえた時
鳥の囀りが棚びく時
風が身体を巡る時
暖かな手に招かれる
人々が雲の上に夢見るそこは
鮮やかな花々で溢れている
楽園とは決して手の届かない場所ではない
しかし行こうと思い行ける場所でもない
月のかげが水面に映る時
鳥の地鳴きが星屑に掬われる時
全ての音が一つになった時
涼やかな声に導かれる
その時は
突然としてやってくるかもしれない
♡200到達
読んでくださる皆様、ありがとうございます
視界いっぱいに広がる花畑
楽しそうに踊る蝶々たち
穏やかに流れる小川
温かく包み込む太陽
そんな楽園に逃げてしまいたい。
*楽園*
新しい画用紙 雨の日のプール
苔の生えたジャングルジム
ドの音が出ないリコーダー
どこかへ行ったプリント
目の前がすべてだったあのころ
その楽園は 虚像か想い出か
足の速くなる靴は もう入らない
リコーダーの吹き方さえ 忘却の彼方
楽園
楽園、苦しみのない生活を遅れる場所。
「サクラを見てみたい」
君はそう言ってたね。
君の住む世界は、あまりにも残酷すぎて、僕なら耐えられなかった。
僕は君を想ってる、いつまでも忘れないで
ずっと想ってるよ、
君の瞳にあの世界は、一体どう映ってただろう。
どれだけ汚れた残酷な世界でも、僕には美しく、輝いて見えた。
きっと君が照らしてたんだね。
平和で、何も無い日常が、君のいない日常が、
僕には耐えられなくて、ぽっかり穴が空いたみたいだよ。
桜を、一緒に見たかった。
世界はこんなにも広くて、人生で見切れないくらい大きくて、汚れた世界だけじゃない、そう伝えたかった。
でも、君がいれば、どんなに汚れた世界でも乗り越えていけた。
君がいれば、どんな世界も楽園だった。
「父さん、僕達はどうしてこの島に引っ越してきたのですか?」
ある時そう息子に聞かれた。
私には答えることが出来なかった。
答えたらきっと、この子は気を遣ってしまう。
そうなる事がどうしても嫌だった。
だから、真実をはぐらかすように息子の頭を撫でながら優しく言った。
「ここは空気が綺麗で体にも良い。だからだよ」
嘘は言っていない。
約30㎝差の息子の頭を撫でながら空を見上げる。
空には飛行機が飛んでおり、雲を引いていた。
様子を見て息子を家まで誘導する。
「ゴホン、ゴホゴホッ」
咳をし始めた息子の背中をさすりながら電気をつけた。
無機質に光る電気は時折点滅していた。
そんな中、リビングのソファに一旦横になった息子を見ていた。
外からは小鳥の鳴き声が聞こえている。
鳴き声を聞いていると雨の音がし始めた。
確認もせずにカーテンを閉める。
「父さん、熱いです…」
先程よりも呼吸が荒くなっていた。
「雨が降っているんですか?」
「そうだよ」
カーテンを開けて外を見せてやる。
と、いきなりインターホンがなった。
「出てくるね」
玄関に向かう。
戸を開けると、外には黒いスーツのガタイの良い強そうな見た目の人が三人。
「どうですか?」
「良かった、上がって下さい。今症状が出てきて大変だったんです」
「分かりました」
三人は家に入ると素早く作業に取り掛かる。
そして、数分ですべてを終わらせた。
「薬はどうなってますか?」
「実は、もう数日前から無くなっていて飲ませられていないんです」
「では…こちらをお使い下さい。飲んでいなかった分を取り返せる強い薬です」
「ありがとうございます」
「それから、いつもの薬です。少し多めに入れておきます」
「はい」
「また、3週間後に」
ソファの方を見ると、息子は気持ち良さそうに眠っていた。
ここは、病気のある人が暮らす街。
一つ一つの家が大きく、立派な家と両隣についている公園くらいの大きさの庭。
これは、家の敷地外に出ては行けないからである。
いや、出てはいけないのは病人の方。
そして、病人には決してここが施設の様な場所だと悟られてはいけないのだ。
理由は分からない。
ただ、そう説明された。
それだけだ。
この場所は、病人にとって楽園の様なものだと説明された。
実際にどう感じているかは分からない。
窮屈だと感じているのかもしれない。
広い庭があって敷地内にいる限りどんな事をしても良い。
嫌な記憶は残らない、楽しい記憶だけ増えていく。
これも薬の作用だと説明された。
正直、とても怖い。
最近息子は妻の事を度々忘れる事がある。
忘れられるのは嫌だが、それ以上に嫌なことは嫌な記憶として忘れられる事だ。
日々ストレスが溜まっていく。
確かにここに来てからやる事が減った。
とても助かる。
それに伴い、ストレスもすごく溜まった。
ここは楽園であり地獄なのだ。
楽園というのは楽しい場所なはずだ。
苦しみなんて無いはずだ。
それで言うとここは楽園なんかでは無いのかもしれない。
昔に戻りたい。
最近常々そう思う。
ー楽園ー
二人だけの空間
二人だけの時間
何にも邪魔されない
私たちだけの
楽園
あなた以外
何もいらない
楽園
ふわふわの感触と包まれる温かさ、わずかに残る洗剤の匂い。布団の中は、この世の楽園のひとつ。
日々家
楽園かぁ
ハワイに行きたい。
一週間くらいで良いよ
夢見心地でいたい
夢見心地。
そういえば…
新しい毛布は肌触りがとっても
あったかくてふわふわ~
思わずほおずりしちゃうよ
いい匂いもしてさぁ
もう楽園だよぉ
貴方といた学舎のあの部室の中に
私の全部が詰まっていたのにな
お題:楽園
楽園…。
…(゜゜)…。
…それぞれのキャラに聞いてみようか。
────────────────────────
「楽園」という文字が空から降ってきた。
「あら、今日は文章じゃないのね。単語?」
隣にいる初代がポツリとこぼす。
「大方、テーマに詰まっているのだろう」
「楽園がテーマなのね。だったら、あの作品は?最近二次創作をしていたでしょう。楽園を冠しているし、テーマに沿うわ」
「楽園」と書かれたカードを手元に出して、初代はしたり顔だ。
流石は瞬発力のある初代だと思う。しかし、その提案には致命的な欠点がある。
「…あの文字量を打てと?」
初代の顔から笑顔が消えた。
色々欲張りに詰め込みすぎたあの文章の文字量を思い出したのだろう。
キラキラしていた目は、今や死んだ魚のようになっている。
「…。そうね、ここではご迷惑になるからやめておきましょう」
「英断だ」
思考の海の番人の言葉に、初代は力なく頷くとカードをグチャグチャに丸めた。
────────────────────────
「楽園ですって」
いつもの放課後、いつもの屋上で彼女が唐突に言った。
「何だよ、楽園って」
俺の言葉に彼女はゴミクズのような紙切れを差し出した。
薄汚れてボロボロの紙には、彼女の言う通り楽園という文字が薄く見える。
「どうしたんだソレ」
「さっき拾ったのよ」
そう言って、彼女は屋上の扉付近を指差した。
誰かがメモ書きしたものが、風に乗ってここまできたのだろうか。
しかし、この紙の持ち主は何を思って「楽園」という文字を書いたのだろう。
借りようとした本のタイトルとか?
楽園という言葉に頭を捻っていると、紙切れをプラプラと弄んでいた彼女が尋ねてきた。
「楽園ってあると思う?」
「そーいうの信じてねぇけど、あったら良いなとは思ってるよ」
「あったら良い…ね。確かにあったら良いわよね」
彼女の眼鏡の奥にある冷めた目が、遠くを見据えている。
「その様子だと、そんなものは無いというクチだな」
「学校という場所も小さな檻。社会に出たとしても所詮は大きさの違う檻。檻の中が楽園とでも?」
「…実にお前らしいよ」
彼女はプラプラとさせていた紙切れをパッと手放した。
楽園と書かれた紙切れが宙を舞う。
重力に従い屋上のコンクリートに落ちる寸前、一陣の風が吹き、楽園はどこかへと飛ばされていってしまった。
────────────────────────
ボロボロの紙切れが研究所の花壇に落ちている。
「楽園?」
薄くなって読みづらいが、確かに楽園の文字がある。
ボロボロ具合からして、博士のメモか何かだろうか。
ノートの切れ端とかによく覚え書きを残している博士のことだ。
大切なアイディア的なものかもしれないし、一応確認しよう。
ボロボロの紙切れのシワを伸ばして、白衣のポケットに忍ばせると、私は花壇の水やりを再開した。
「コレは…自分のメモじゃないなぁ」
研究室に戻って直ぐに先ほど拾った紙切れを見せると、開口一番に博士はそう言った。
どうやらこの紙切れは、博士のものではないらしい。
「僕のメモの字はこんなだし」
そう言ってみせてくれた文字はミミズののたくったような文字をしている。
どうやら博士は、公の文字とメモの文字は違うようだ。
「いったい誰のメモだったんでしょうね」
「さあねえ…」
ボロボロ具合から見て、持ち主ももう記憶にないレベルのものだろう。
博士のものでないなら後でシュレッダーにかけておこう。
脳内の後でやりますリストにそっと付け足していると、「楽園かぁ」と呟く博士の声が聞こえた。
「楽園が何か?」
必要なものなら先ほどのリストからシュレッダーの項目を消さなくては。身構えると博士は紙ではなく、どこか遠くを見つめていた。
「いや、その…。楽園って、どんな景色なんだろうね」
博士はやわらかな笑みを浮かべると、顎に手を当てた。
私も博士に倣って顎に手を当てて考えてみる。
楽園…。
「穏やかで苦しみもなくて、平和…。個人的には、春の日のような、花畑みたいな景色とかが浮かんできますね」
穏やかな風に色とりどりの花たちが揺れている映像が脳裏に浮かんでくる。
のどかな景色の中で、美味しいご飯を食べちゃったりなんかして。ピクニックとかしたらすごく良さそうだ。
空想に浸っていると、穏やかな博士の声が聞こえた。
「花畑か…。良いね。楽園にはどんな花が咲いているんだろう」
博士は本当に花が好きなようだ。
ニコニコと子どものような笑みを浮かべている。
「楽園に行ったら珍しい花の採取でもしますか?」
私の提案に博士は満面の笑みを浮かべて頷いた。
誰かが言ってました。恋人さえいればどこでも楽園だと。そんな事言える環境が一番の楽園かも知れないですね。