『柔らかい雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
柔らかい雨
部屋の窓から
眺める景色、
広い空
何も考えず、
無になる瞬間。
雨の日。
空から落ちる
雨粒。
眺めて
飽きない。
ずっと見ていられる。
雨の勢いが
強くなったり
弱くなったり、
春や、秋は、
暑さ、寒さも和らぎ、
少々
お天気が悪くても
気持ちよく穏やかに
過ごせる。
粒子が
細かくなった
雨粒は、
包み込むように
優しい
柔らかい雨
いろいろな、
切ない思いも、
優しく包んでくれる。
今日は
お出かけもやめて、
部屋でゆっくり過ごそう。
3%と9%の缶チューハイを
両手に持って歩いていた。
いろんなおつまみに、
いい気になって食べて飲んで。
ふらついて、友達につかまった。
たしなめる友達の声も酔っていた。
少し湿った石の階段が気持ちがいい。
6月の空に涼しい風が通り過ぎて
葉っぱのむせ返る匂いがした。
「みんなと会えてよかった」
くさいセリフを言ってみた。
#柔らかい雨
【柔らかい雨】
学校から帰ろうとしたら雨が降ってきた。
傘は持ってきてないし...
そんな時私の好きな人が一緒に傘に入れてくれて
いつもは嫌いな雨が、何だか少し綺麗で柔らかい感じがした
辛い時には雨が痛く感じる。
嬉しい時には雨が柔らかく感じる。
こういった日本独特の表現が美しく感じる
それは私だけでしょうか
柔らかい雨
一本の電話
身体が重く
動き方を忘れた足
豪雨にもかかわらず
私に降りそそぐのは
柔らかい雨だった
時間の体感がゆっくりで
頭の中でサイレンが鳴り響く
ただ雨を感じれることに
初めて幸せだと思った
柔らかい雨
今まで生きてきて、あたたかい雨とか柔らかい雨とか受けたことなかった。
だって、「なんとなく」で生きてしまったから。
いつからか、日々を楽しむことを忘れ、ただ平凡な日々を生きていた。ここで言う私の「平凡」はみんなの思っている「平凡」より重いと思う。みんなの言う「平凡」な日々って、友達と笑いあえる日々とか入るんだろうなぁ。うちには、いつからか友達と笑いあえる日々なんて特別に思えてきて。もういつからそう思ったのかなんて忘れたけど、今さら思い出したくもないね。
だから、私にあたるものは冷たかった。私が心の底から友達といえる人がいなくなって、周りとは話さなくなって、環境が変わればうちを冷たい目で見る人ばかりしかいなかった。私を変わり者みたいに見る人とかばっかりで、最初は嫌だったけど慣れた。でもホントは日々傷ついてるのに気づかなかっただけ。気づかなかったフリをしてただけ。
でもね、うちを優しくみてくれる人もいた。私の憧れの人とか、うちが1番信頼してる友達とかね…。
あ、1人例外がいたな。
コロナが流行ったあのとき。うちが進学するタイミングだった。分散登校とか、オンライン授業とかを経て、やっとみんなと顔を合わせた。その時は隣の男子とは話せなくて、「あ、どうしよ…」みたいな感じでめっちゃ不安だったけど、しばらく経って、隣の男子とも話せるようになったある日。うちは前日にちょっとだけ前髪切ってきたんだけど、誰も気づかなかったんだよねえ。で、席について、隣の男子が来て…。そしたら、その人が急に私の顔をのぞき込んで来て、、、あれはびっくりした。「何かついてる??」って言って、しばらくすると、「髪切った?」って言ってきてさ。びっくりした。「え、そうだけど。」まさか気づくと思われなかったからすごいなあと思って。
あいつの優しさはあのときの私の救いだった。
あのときの私にとっての柔らかい雨だった。
今の私の周りにはあいつはいないけど、そんな思い出があるだけでも十分。
今の私には私の憧れの人がいて、その人の放つ言葉が私にとっての柔らかい雨だから。
柔らかい雨
柔らかい雨ってなんぞ?
って思ったけどたぶん
やさしい感じの雨かなと
寒すぎない
そんな夜
柔らかい雨ならば
濡れて帰ろう
って、ならないな!
酸性雨に恐怖を覚える世代なので
#柔らかい雨
今更 優しさなんて
言葉で繕ってももう信じない
あなたのくちびるから
ハラハラとひるがえっては溢れる
心が見えない単語の数々
冷たい雨のように私を濡らしてく
冬の雨みたいに熱を奪って…
寂しさからすがるように
逃げ込んだ腕の中
誰でも良かったわけじゃない
だからといって
あなたじゃダメ…ってわけでもなかった
お互い都合のいい相手だったのかもね
だから憎みも恨みもしない
自分の弱さが悲しいだけ
でも そんな愚かな自分に
気がついたから
もう私はここからいくわ
季節が進んで雨が雪に変わる頃
この少しだけ
ナミダ流して見上げる空
頬を濡らしながらも笑って
歩き出せるきっと…
柔らかい雨なんていらない。
全部強い雨がいい。
だって嫌な自分だって雨で洗い流せるでしょ?
『柔らかい雨』
傘を無くして、雨の中を歩いていた私に、
君は黙って傘を傾け、私が濡れないようにしてくれた。
傘の柄を持つ、君の手を見つめた。
失恋した日が雨降り
神様が貸してくれたハンカチみたいだね
だから
傘なんて必要ないんだよ
#柔らかい雨
柔らかい雨-(11/6)
いっそ♡数の機能無くしてくれないかな
いちいち、何人いったとか自慢してる方が多くて、ウンザリする
今日は激しい雨だった
その方が良かった
悪徳事業所の窓から見えた横殴りの雨
嫌なことも嫌な人も、全て流し去ってくれ
人を傷つけた分、痛い目を見てくれ
その後には、私にとってきっと柔らかい雨に変わるはずだから
余談
同じ事業所に通う同じ利用者
よく言う
みんな普通じゃないからここに来てるんだ。
こんなの小学生でもできることだ。
じゃあ、今ここに通所してる貴方も自分は普通じゃないという自覚があるんだよね?勿論
貴方の言葉に傷ついてる人が居ることを知っていますか?
貴方は自分の言った言葉を5分で忘れる人だからそれでいいのかもしれないけど、表に出さないだけで貴方を避けている人がいます
自分は普通だと思っているなら、大きな間違い
一番の異常は平気でそんなことを口にできるアナタです
柔らかい雨
雨は何種類あるのか、
最近そんなことを考えてばかりだ
柔らかい雨に打たれて。
柔らかい風に吹かれて。
柔らかい心に包まれて。
僕は今日も生きていく。
柔らかい雨
君の暖かい心
何度でも握って
僕は君に誓う avenueの真ん中で
君の優しい瞳が 僕をにらんでるようで
人混みのなかでも 君が好きだと
愛を誓うよ
まるで空から なにかが
落ちてきたような 君の肩口
天使のような 羽が跳ねてる
何度でも ビロードの雨に そっと触れる度
優しい手のひらに 包んだ愛は
何度でも 何度でも 叫ぶんだ
遠くても 遠くても 君の瞳を 遠くで見てる
柔らかい雨 君のドレスを やさしく濡らして行く
何度でも 口づけをしようよ
人前でも構わない 何度でも 君を縛り付ける
宿命のような 呪縛を解いて
柔らかい雨 キスを何度もしようよ
空が落ちるまでは 何度でも 約束しよう
愛を誓うよ 人混みのavenue
誰かが見ていたって構わない
何度も誓う キスを繰り返しながら
ドレスをまとう 優しい雨が 君を濡らして
ガラスのavenue もうすぐ冬の 景色になってく
ガラス張り 都会の夜に テラス越しから
何度も君の 名前を呼んだ
ガラスのavenue やさしく笑う 君が好きだよ
ハイヒールを そっと背伸びして 髪を乱して
風が背中を そっと撫でるから
柔らかい雨 そっと君のドレスを 濡らしてく
「久しぶり。」
「おう、久しぶり……。」
「元気にしてた?自転車には、まだ乗ってたんだね。」
「……。」
「みんな、元気?」
「元気だよ。」
言葉が続かない。窓の外では、春の柔らかい雨が降っている。
「不思議だね。去年の今ごろは、あんなに一緒にいたのに。」
「そうだな。」
去年の今頃は、2人でお金集めに必死だった。そのおかげで、神社は新しくなった。なのに、俺はなんで、こんなに虚しいんだろう?
「もう、こっちには来ないのか?」
「こっちって……。四国?」
「ああ。みんな、寂しがってるよ。」
「みんな、私のことなんて忘れてるよ!」
瑠奈は自嘲ぎみに笑った。
「……忘れるかよ!」
「!?」
「みんな、お前がいるから、信じたんだよ!お前がいるから、ひとつになれたんだ!」
「真斗……。そんなこと、ないよ。みんな、真斗がいたから、ついていったんだと思う。あなたが、一生懸命だったから。」
「ダメなんだ……。」
「え?」
「俺は、お前がいないとダメなんだ!」
【柔らかい雨】
柔らかい雨。
柔らかい雨の向こうには
ゆうがいるのかな?
2DAYSの野外フェスで
「日焼けしそう。」とか
「熱中症に注意。」って
言ってたのに。
柔らかい雨の向こうには
3DAYS頑張った
ゆうにのんびりとしててほしい。
休日の昼過ぎ。
ぽつぽつと降り出した雨に、今日は曇りだと思ったんだけどな〜なんて考えながら洗濯物を取り込む。
面倒くさいが冬服に取り替えないと…
柔らかい雨
スーツを着て、傘もささずに
この雨の中佇む人がいた
人が往来する真ん中で
周りは変な人を見るような、
若しくはそもそも視界に入っていないような
まるでそこに存在しないかのように過ぎ去っていた
その人を見つけたのは私ただ1人だった
「こんな所に居た」
ザァザァと地面を打つ雨に掻き消されないように、少し大きめの声
傘は少しそちら側に多めに傾けた
「なんで、」
「何となく、ここら辺かなって」
そんなの嘘だ、本当はあちこち走り回った
お陰で靴どころか服まで濡れて色が変わっている
「とりあえず帰ろうよ、それから考えよ」
逃げる素振りを見せないから、多分もう限界なのだと思う
拒否することも、肯定することも無い貴方の手を私はそっと掴まえた
ポツポツと歩き始めた貴方と肩を寄せあって
なるべく貴方が濡れてしまわないようにして
あと10分程で家だろうか、という所で貴方は小さく言葉を零し始めた
さっきまでなら消えて私には届いていなかったであろうその声は
いつの間にか柔らかい雨となったそれと共に
心地よく私の耳に届いた
「そっか」
「うん」
私達にはこの言葉で十分だった
流れていく雨と共に貴方の涙も流れ去って
腫れた目をした貴方と、貴方の大好きなものを沢山食べて
明日また、今日を始める
柔らかい雨
滲んだ血の味
滲みる硝煙
囁く葉擦れ
眩しい日差し