枯葉』の作文集

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枯葉』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

2/19/2024, 11:53:17 PM

歩みを進めるごとに、かさりかさり、と乾いた音が木霊する。日の落ちた遊歩道に人影はない。
等間隔に並んだ街灯が枯葉の敷かれた道をぼんやりと照らす。
やけに静かな夜だった。
車道を走る車の音も、いつもどこかで鳴っているサイレンも、風の音も、虫の声も、羽音さえ聞こえない。

ただ僕の足音だけが、響いている。


かさり、
―――かさり、

かさり、
―――かさり、


僕のものに重なり合って、別の誰かの足音が聞こえる。
それは歩調を合わせるように、付かず離れず追いかけてきた。
立ち止まり、振り返る。

深閑とした闇が伸びているだけだった。



自宅の玄関のドアを閉めて三和土で靴を脱ぐ。
廊下を歩くその後ろから、

―――ぺたり、

―――ぺたり、

僕は何を連れてきてしまったのだろう。

2/19/2024, 11:42:42 PM

落葉が

たくさんあるところを

敢えて

歩いていく。










カサカサ
カサカサ 
カサカサ





なんで
わざと
踏んでみたくなるのか。






この音が
心地いいのかな。

この感触が
楽しいのかな。






わたしも

子供の頃

同じこと

やってたなぁ。


#枯葉

2/19/2024, 11:41:34 PM

1日1回、部室棟の角にある化学部部室を見に行くようになって、早3ヶ月。枯葉は落ちて学年が1個上がり、卒業がスタート地点からよーいドンで走り始めた。追いつくのも時間の問題だ。
そのタイムリミットまでに、俺は化学部部室へ入らなければならない。扉の上の方のガラスに貼られた『私も』の意味を、中にいるメガネ女に聞かなければならない。そう思っているのに、いつもドアノブに手をかけては諦める。
「あー……また来るか」
毎日それの繰り返し。

「いい加減にしろ!」

今日も今日とて、化学部部室に背中を向けて立ち去ろうとした。だけど、扉が勢いよく開いて、顔を出したメガネ女が叫んだ。何事だ、と向かいの書道部部員が顔を出す。すみません、と一応頭を下げれば、書道部部員はすぐに頭を引っ込めた。
「なんなんだ君は! 私をいつまで待たせる気だ! 毎日毎日、来るだけ来て終わりか!」
「なっ……なんで、知って……」
「影くらい見える! 本当に……いつまで……」
しゃがみこんで、大きく溜め息。
参ったな。急だからなんて言えば良いか分からねえ。
「えっと、あー、その、アレの意味って……」
「……まさか分からないとか言わないよな?」
俺の指を追って、メガネ女はまた溜め息をつく。
いや、意味はなんとなく分かる。分からないフリをして逃げているだけで。
唾を呑む。ごくり、喉が鳴った。
「……お前も、俺に会うために部室にいたって、ことだろ?」
俺の告白紛いの『お前に会いに部室に来ている』に対して、奴は返事をしたわけだ。
「分かっているなら、喜んだらどうだ」
「いや、その……まだ信じられないっつーか、そんな訳ないよなって思うっていうか」
「はぁー……君は本当に……」
「なんだよ」
「私も君が好きだ、とこう言えば分かってくれるのか?」
下から睨みつけられて、思わず顔を背ける。
こいつ、たまにこういう直球なところがあるから苦手だ。
「……充分分かってるよ」
「なら良し。さ、中に入ろう。君に話したいことが沢山あるんだ」
「はいはい」
久しぶりに化学部部室に入る。
相変わらず中は本が散乱していて、ちょっとホコリっぽい。でも、あの日枯葉をつけていた外の木は、すっかり桜が咲き誇っていた。

2/19/2024, 11:39:09 PM

枯葉

人生で例えるなら
今、枯れてきているだろう

今までの経験は自分で得たもの
これまで経験してないものを
あとどれだけ経験できてるのか、わからない

明日死ぬかもしれないなら
ほんの少しでも何かにチャレンジしてみたい

そんな人生を送りたい
K

2/19/2024, 11:37:30 PM

【枯葉】

暑さも和らいで段々と肌寒い季節になってきた。
上を見ると、瑞々しさを失った枯葉が木の枝にしがみついている。
風が吹く度一枚、また一枚と枝から引き離される。
夏にはたくさんの衣をつけていた木々も、今はすっかり葉が抜けて寒々しい。

さて、掃き掃除の続きをしようか。
きっと、綺麗にしたところで数時間後には風で運ばれてきた枯葉が、また地面を覆っているのだろうけれど。

2/19/2024, 11:09:26 PM

"桜綺麗だね"って微笑み合う時間も好きだけど
季節が変わって紅葉になって
紅葉が枯葉になっても
"秋になったね"って微笑み合える時間も好き

2/19/2024, 11:09:14 PM

枯葉を掃除しないといけないのは

少しめんどくさいけど

私は乾燥してる枯葉を踏むのが好き

パリパリって音を聞くのが

気持ちいいって感じる。

今日も色んな好きを見つけられたらいいな





─────『枯葉』

2/19/2024, 11:04:30 PM

「俺は枯葉がいいな」
好きな花をきいてるのに何だこいつは。ほんと読めないやつだな。
「葉っぱだし枯れてるじゃん」
「それがいいんだろうがよ」
「何がそんなにいいの?」
「最初はなんも目立たない緑の葉っぱだろ?んで、どんどん枯れて、地面に落っこちて死ぬだろ?そんな人生がいいんだ」
あいつの顔はいつも以上にキラキラしている。
「ただ枯れて死ぬのがいいと?」
「ちっとは考えろよ〜。枯れる前にあるだろ?紅葉」
意気揚々と話し出した。
「普段は目立たないで、そのへんに転がってる葉っぱだけどさ、紅葉の時期になるとみんなきれいきれいって絶賛するんだ。たったの何週間だけど、その時だけは何よりも目立つんだ!どんなものよりも一番綺麗な花を持てるんだよ!俺もそんな感じでさ、人生でたった一回でいいんだ。花を持ってみたい。輝きたいんだ」
熱弁が終わった。
「お前、ほんといいやつだよな」
「そうか?」
「お前が友達でよかったよ」
「俺も!」
「本当はその先に行きたいけどね…」
「何か言った?」
「別に…」
お前が花を持ちたいなら、私がお前の花になってやる。
お前がたった一回輝きたいなら、私がこのたった一回の人生ずっと輝かせてやる。
絶対に。


いい話のようで、そんなに面白くない気がする。
平和な話書いたら狂気が思いつかなくなってしまった。
どしよ

2/19/2024, 11:01:40 PM

お題:枯葉 

私は思い出す。

あぁ〜あのベンチに座ってよく話したなぁ。
あれは8年前だ。
君と一緒にいつものように楽しくお話ししてた。
ただ1つ違ったのは、その日枯葉がたくさん落ちていたことだった。
「まるで絨毯みたい!キレイだね*☆」と言うと、
「そうだね!キレイだ*☆よく変わってるって言われるんだけど、俺はこの枯葉をクシャクシャにする音が好きなんだ。」そう君は言った。

2024/02/21

お題:同情

薄っぺらい同情はいらない。
同情のフリはやめてくれ。
ちゃんと知ろうとして。
ちゃんと知ってから、初めてしてほしい。

2024/02/20

2/19/2024, 10:48:06 PM

枯葉

パキパキと枯葉を割りながら、箒で枯れ葉を吐く。

吐いた枯葉をまた割って、枯葉の残骸積み上げた。

吐いて、掃いて、履いて

掃除にはならなかったけれど、楽しかったのでヨシ

2/19/2024, 10:47:08 PM

この葉のように、

いつかはみんな、落ちていくんだろうな

2/19/2024, 10:46:03 PM

生き物を飼わないようにしている。

 一人暮らしの寂しさに、ちょっとした鉢植えを買った。
 スーパーで売っていたよく知らない植物だが、それでいいと思った。知らない方が成長が楽しみだと思った。

 毎日毎日仕事に忙殺されていた。休みも少なく、たまの休みは家で眠るだけ。そんな毎日だった。
 最初はちゃんと水もあげていた。大きくなるのが楽しみだった。
 それが、日々に追われ、毎日の水遣りが数日に一回となり、いつしか存在を忘れていった。

 気付いた頃には枯れていた。

 枯れ落ちた葉をつまむ。
 呆気ないものだ。しっかりと世話をしないと、こうも簡単に枯れてしまうのだ。水と、栄養と、愛情を込めて育てないといけないのだ。

 日々に忙殺される私のように。
 何もなければ簡単に死んでしまう。きっとこの植物は自分と同じだった。
 寂しさで傍に置かれ、忙しさに忘れ去られ、何もなくなって死んだ心。

 生き物を飼わないようにしている。
 きっと私には育てることができない。
 もう何も失わず、もう失われたくなかったから。


『枯葉』

2/19/2024, 10:38:12 PM

紅葉のころは
持て囃され
今では
踏みつけられ
養分になるだけ

2/19/2024, 10:35:05 PM

枯葉が舞うこの季節

君が去った

冷たいベッド

かすかな君の髪の残り香

君に似た人とすれ違うと

僕はその香りを 追い求めてしまう

君の肌のぬくもり 

今はもう冷たい僕の左側

僕にささいな日々の喜びをくれた

ありがとう 

そっと空に呟く

ちくしょう 

そんなこと 夢にも思ってないのに


【枯葉】

2/19/2024, 10:34:55 PM

枯れ葉

 枯れ葉を見て詩的なことをいう人は、未成熟なロマンチストだと思う。

 道に落ちている枯れ葉が邪魔なら掃いて捨てるだけだし、農家の場合は、腐葉土として再利用することもある。

 目の前の枯れ葉を、終了した生命と捉えて空想に浸るのは、趣があって楽しいかもしれない。が、目の前に枯れ葉はあるのだ。それはどうするのか。空想で終わりなのか、集めて捨てるのか。そのままにするのか。


 数年前、ある事故がきっかけで、地域全体で除染作業が行われた。片付けられたものの中には大量の枯れ葉もあった。枯れ葉は毎年のものだ。家の周りを何度も除染した人もたくさんいたらしい。

 こんなことを知っていると、枯れ葉に空想を巡らせる気分には僕はならない。残念だけど。

2/19/2024, 10:07:16 PM

「枯れ葉」(一行詩/三連)


ざくざくり枯れ葉を踏み潰し音を奏でたる
 ◆
放り投げては払いを繰り返しす鳩の餌の時間
 ◆
枯れ葉の下に潜り遊びするはかしまし娘たち(※)

※雀

2/19/2024, 10:04:59 PM

枯葉

最近は風がきついため、枯葉がたくさんとんでいる。
朝起きると玄関の前は、それで埋め尽くされている
毎日掃除をしている。

2/19/2024, 9:40:42 PM

『お気に入り』

子どもの頃は
会社に来る歳の差20歳のお兄さん
ホームセンターの金庫売り場
母と行った岸壁のお絵かき
理解していて、違和感なく表現できたのに

いつからかおもちゃすらなくなっていた。

あなたは?
悲しい結末のものは好まない
乙女心に振り向く時間さえ愛おしい
母の作った好物のから揚げ
理解には、ネジが抜けて追いつけないの

確かなお気に入りのおもちゃを見つけてね。

2/19/2024, 9:31:24 PM

大好きな君へ

私より長生きして下さい。

健康に気をつける君

安心します。

でも時より行き過ぎた健康的で

心配になります。

水の飲み過ぎです。

ちゃんと食べて運動して汗をかいて欲しいです。

ストレス発散を定期的して下さい。

私より先に空に帰ったら、

悲しくて怒ります。

立てなくなりそうです。

2/19/2024, 9:28:55 PM

枯葉と聞くと私は秋が頭に浮かぶ。今年は遠出でもしてどこかに秋を見に行こうか。

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