『枯葉』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
パリパリッ
シャクッ
ザザザ…
まだ誰にも踏まれていない
乾いた枯れ葉を踏む
快感
優越感
ほんの少しのうしろめたさ
冬の並木道で
よこしまな気持ちを全部
使い果たしたい
#枯葉
「枯葉」
かしゅ、と枯葉を踏む音を想像すると、幼稚園児くらいの小さな人間だったころを思い出します。
どうしてかと考えてみたのですが、今よりもはるかに背が低く、ひしゃげる枯葉の音がずっと大きく聞こえていたからかな、と。
枯葉の山を蹴り上げ、目の前に地味すぎる色のシャワーを降らせていたことなど、紐づいてたくさんの景色が浮かびます。
と、同時に少し寂しい感じもします。
大きな人間になって、枯葉はいつしかただの地面の一部になってしまった気がするのです。
かしゅ、という音を去年は聞いたかしら。
いや確実に聞いてはいるのですが、覚えていないかも。
数十センチ離れるだけで、こんなに解像度が下がってしまうものか、それとも距離以外の原因なのか。
全部が新しかったころの感性をふとうらやましく思ってしまう、そんな季節外れのお題でした。
枯葉を集めて焼き芋してみたい
バターのせたい
じゃがいもでも良い
枯葉
綺麗に咲いた後静かに眠りにつき、色も落ちる。そして次の花となり咲いてくる。
どこか人間と似ている。人も元気に育った後命が尽き、また新しい人生をあゆむ。
「あーあ、言わんこっちゃない酷い有様だね」
「なんでここにいるの、もう春だよ」
張っっとして顔を上げると秋風がいた。冬の訪れと共に遠くに旅に出て、ここに戻ってくるのは1年後のはずなのにここにいるのは何故なのだろう。
「君ね、自覚ないのかもだけど季節ごっちゃごちゃだよ。ずっと秋と冬を繰り返してどうするの、春はいつ来るの。このままだとずーっと僕と会うことになるんだからね、こんなの初めてだよ」
わたしにとってはふかふかのベッド。
-ふゆじたくに欠かせないの。
ぼくにとってはごちそう。
-これがあればたのしい毎日。
ぼうやにとっては 期間限定のおもちゃ。
-さくさく良い音がするね。
おばあさんにとっては色。
-春色のはんかちができる。
きみにとっては どうだろう。
枯葉はたくさんの役目があっていそがしい。
枯葉
夏を終えて、秋の足跡見つけた
山の頂上はほんのり紅く照れている
暑い季節を精一杯に乗り越えて
自分の生を自ら閉じようと
最後に少しひらひら踊る
脆くても、時間の流れを私たち以上に知っている
枯葉
冬の公園、昨日の大風で床に大量の落ち葉が降り積もっている
次の日の休日読書に公園を訪れて見たが
公園の枯葉はボランティア団体がやってくれた
知らない所で誰かに助けてもらってるもんだね。
いつもありがとう。
秋から冬にかけて木々が枯れる。
それと同じようにだんだんと寿命が縮み木々が完璧に枯れる。
するとどこかで人があの世に帰れる。
木々と人間は似ているのかもしれない。
木々は元気が無い場合水や光をあげたら元気になる
人も同じ。
人は元気な無い場合褒めたり好きな事をすると元気になる。
この世は
似たようなもので溢れているのかもしれない
題名『枯葉』
自分の題名『似ているところ。』
天に昇っていく煙を眺めていた
煙突から真っ直ぐに立ち昇る煙
その煙が、少し揺らいだ
髪を乱す風にのって
足元に落ちる一枚の落ち葉がはらり
側には紅く染まった葉っぱで飾られた
紅葉の木が一本
鮮やかな色のその紅葉の木は
風に吹かれて落ち葉を散らす
それらが安っぽく散っていく様は
とてもとてもよく泣ける
使い捨ての涙を流すことを
私は強く望んでいる
私から切り離された空想で
私から切り離された現実で
何かの今日が消される度に
私の今日が息をする
「−枯葉−」
青々とした色が完全に抜けきり茶色くなって風に吹かれていた。夏には太陽の光で葉脈まで見えていたのに今の葉は透けて見えるところなんてない。ほとんど枝しか残っておらず寒々しさが増しているけど、そのかわりに葉が一枚一枚落ちて別の意味で見通しが良い。
見上げると枝の間から空がすぐ見える。根元を見るとこの木で育った葉が隙間なく敷き詰められていた。さくさくと、こ気味のよい音がする。
「乾燥してるもんね」
私の指も潤いを失いカサついて、葉を拾い上げて曲げるとパキッと割れた。水分を含んでいただなんて信じられない。緑の時はしなやかに曲がっていたのに見た目も質感も変わりすぎてこの木で育った葉だとは思えなかった。
水も色もなくした木はひどく寂しげに見えるけれど、近くで観察すれば幹に小指ほどの緑の葉が。
「ちっちゃい…!」
小さな発見を四季が移ろう一欠片だなんて心踊らせて『枯葉』の絨毯を歩いていった。
私は枯葉を目にすると、時の流れを感じる。
木は春から秋にかけて葉を茂らせ、全盛期を迎えた後に、葉を落とす。さらに時が経ち、葉は枯れていく。これは季節の移り変わりを表すもので、一年を通しての変動である。
高校3年生、枯葉を目にする秋の晩期、私は春から何をして過ごしてきたのだろうかと振り返る。そして、その後に「もうすぐ今年が終わってしまう」という焦りに駆られる。年が明けてしまったら共通テストまで14日しかないのだから。幼い頃はたた単純にクリスマスやお正月を楽しみに胸を弾ませていたのに、受験生にそんな楽しいイベントは待っていない。ただ、刻一刻と迫る共通テストという一大イベントに向けて春から?いやそれよりもっと前から努力を続けてきた。そんな自分を褒めてあげたいと初めて思えた。
ただひたすら大学合格というゴールにむけて突っ走ってきた中で、立ち止まって振り返る余裕すらなかった。自分の努力を認めてあげることすら忘れていた。枯葉は私に、時の流れを感じさせ振り返る機会をくれた。春になりあなたが生い茂った葉で枝を埋め尽くすとき、私は笑顔でゴールテープを切り、新たなスタート地点に立っていられるだろうか。
【枯葉】
秋
地面を絨毯のように覆い尽くす銀杏の葉
晴れた日、銀杏並木から見る東京駅は赤青黄のコントラストがとても綺麗
【dead leaves】
Autumn
ginkgo leaves are cover ground like a carpet
On a sunny day, the red, blue and yellow contrast of Tokyo Station seen from the row of ginkgo trees is very beautiful.
「枯葉はただ朽ちるだけではない。土に落ち、それが微生物に分解され養分と化し、新たな生命を生む。一見不要に見えて無くてはならぬ存在なのだ」
それは、と確固たる口調でぼくに言った。
「君も一緒だよ───少年」
先輩はそろそろ卒業だ。あの時、ぼくを救うあの言葉がなければ今頃こうして先輩を見送る事すら出来なかっただろう。いじめによって、不登校となり自室に引きこもるだけだったぼくを連れ出してくれた。
彼女が生徒会長だからでは無い。きっと彼女の本質が、ぼくを再び歩き出させてくれたのだ。
すっかり葉が落ちた寂しい木々。でも春になれば、秋に落とした枯葉のおかげで桜が満開に咲く。去り行く先輩の背中に、ぼくは"決意"を口にした。
「後は任せて下さい、先輩」
「ふっ……そうだな。頼んだよ、"次期生徒会長"」
枯葉は人間のようなものだ
冬に少し芽生え
春には青く実り
夏には健やかに育ち光合成を行い
秋には綺麗な紅葉となり
枯れ果て朽ちる終末を遂げる
人間もおなじだ
ただ、枯葉にも綺麗なものがある
それは秋に綺麗な紅葉を迎えた葉のみだ
枯葉
枯れ葉の時期終わってる…
枯れ葉が散ったのち
いつもならとても寒い冬なのに今年はそうでもない
心も暖かいからなのかな?
少なからず私を温めてくれる人がいる
でもなんとも言えない関係。。。
今は2月
もう少しで春
緑の葉が出てくる
そしたら私の心も春になりたい
と一瞬思った
枯葉は、結構好きだ。
落ち葉を踏みしめた時の、カサリとした音と感触。
松やどんぐりの木の下の土が、
枯葉の絨毯に覆われる季節。
枯葉を集めて燃やした火の美しさと煙。
感傷に浸りつつ、芋を焼いて食べた時の甘い幸せと、
終わった後の秋空の心地良さと切なさ。
新緑も良いものだが、枯葉もまた、良いものだ。
若くとも、老いようとも、それはそれなり、
その日その時を楽しみつつ日々を過ごす。
そんな風に生きていけたらと思う。
ゆらゆらと
最後の枯れ葉が
今にも落ちそうで
寂しげに見ていた私に
葉が教えてくれたのは
「役目を終えたからいいんだよ」って。
忘れられない恋に
しがみついてる私には
その葉がとても美しく見えた
#枯葉
枯れ葉の舞う季節になってきたかな。などと自分でもよくわからないことを書いてみる。
今のジャンプで読むものはいろいろあるんだろうけど、アンデラ、呪術、ワンピースくらいしかちゃんと読んでない。おまけで大罪、時々ロボ子か。
今週は呪術が休みだった悲しいね。なのでアンデラとワンピースの感想だな。
アンデラ、やっぱビリー様はええな。持ってるだけというセリフは地味に味わい深い。過去編や二週目ならではのセリフは読んでて気持ちいい。おっ、このセリフはあれですな、というやつ。
不通の悲劇と慟哭、いいよね。そしてそれを力業で防いでハッピーに向かうのが気持ちいい。
戦争編は否定者が三人いるしあと二回はやるのかな。ビリー様いるしもっと掘り下げてもおかしくないけど。いやぁ楽しみだ。
ワンピース。新しい場所で新しいことをしててもどこか見慣れた感じがするのは大物というか水戸黄門味があるな。悪くいっちゃうとワンパターンなんだけど。
でもよくいえば王道だからやっぱり安定した面白さがある。こうして読んだ感想を噛みしめると特に書くことないな。いつも通りのワンピースだったとしか。
まぁいいや。大罪はエンジンかかるの遅かったというか遅いけどまだ取り返せるか? 打ち切りは回避してほしいようなどっちでもいいような。
ロボ子、ロボ子ってこれで合ってるか覚えてないけどロボ子は地味に面白い。パロネタ以外は微妙だけど。
こんなもんか。坂本とかヒーローは流し読みだから感想書くほどじゃないから終わりにしましょ。
「ごめんね、お休みの日に付き合ってもらって」
少し緊張した面持ちで車のハンドルを握るのは、若葉マーク貼りたてのオレの彼女。
「いや全然。真っ先に助手席に乗せてもらえるなんてすげぇ嬉しいって」
仮免中の練習も乗ってはいたのだが、それでも「一人だと心細くて」と誘ってもらえるのは彼氏冥利に尽きるというものだ。
無事買い物を終え、あとは彼女のアパートに帰るのみとなった今「じゃあお礼にお茶でも」と言われ部屋に上がりあわよくば…と考えるのは男として自明の理。
つまり若干どころじゃなく浮かれていたのだ。その時横道から前に入った軽自動車を見て「あ、前の車、枯葉マークついてるから気をつけてね」とよく考えもせず発してしまう程度には。
「え?」
「いや、あの年配の人が車に貼る」
カチカチカチ
彼女は不意に左折のウインカーを出し、車を脇に停めハザードを焚いた。初心者とは思えないような流れるような所作だった。
「え、どうしたの?」
正面を向いたままの彼女に恐る恐る声を掛ける。
「枯葉マークって何?」
その声を聞いた瞬間、浮かれ上がっていた心が地にめり込んだ。その声も、こちらに向いた目も、いつもの穏やかな彼女からは想像もできないような冷たさだった。
「え、あの、高齢の方が車に貼る」
言いながら思わず背筋が伸びていく。
「そうじゃない、あれはもみじマーク、または四つ葉マークっていうの。70歳以上の人が加齢に伴って生ずる身体の機能の低下が自動車の運転に影響を及ぼすおそれがあるとき貼るものなの。君、さっきなんて言った? 枯葉マーク? 君は高齢の方のことをもう人生の終盤あとは落ちるだけの枯葉ですね。まじうけるカッコ笑いとか思ってるわけ?」
「いえ、そんなことは」
決して、という前に彼女が言い募る。
「思ってないならそんな無神経な言葉出てこないよね? わたしが子供の頃からおじいちゃんおばあちゃんのこと大好きで、君も随分お世話になったと思いますけど、そんな人たちのことも君は心の中では枯葉呼ばわりして」
「ません! すみませんでした! 一緒にいるのが楽しくて浮かれすぎちゃってよく考えもせず見て思ったまま枯葉っぽいマークだなって思ってたのをそのまま言っちゃいました。もう二度と言いません!」
誠心誠意の謝罪はどうにか彼女に伝わった。
だが、部屋に上がり込む雰囲気でなかったことはいわすもがなだろう。
みんな、正式名称はちゃんと覚えよう!
そして高齢者への敬いの気持ちは大切にね!