『束の間の休息』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
束の間の休息。お風呂の時間。シャンプーをする時は、湯船につかりながらが毎日の癖。昨夜もそうだった。湯船につかりながら、髪と頭皮を無心で洗う。シャンプーがしだいに泡立つ。泡立ったシャンプーを、顔の目の前で、両掌で丸めたり揉んだりする。無心でそれを続ける。ふと我にかえった時、掌をぼんやり眺め、とにかく無心でその行為を続けていたことに気づく。客観的に自分を眺め、こんなにも誰の目も気にしていない瞬間はないと気づく。日々は気を張ることの連続。束の間の休息は、お風呂の中。
仕事がまぁ、終わった。
今回は殲滅、事務仕事、資料ミスの処理、会合、取引。
「はぁ、疲れたぁ」
今日は.....まだ、残り仕事をしなければ。
早速、残りの仕事をやろうとした時だった、電話がなっていた。
見ると相手は糞野郎だった。
「なんだ?」
「やぁやぁ!元気かい!!」
「俺が此れから残りの仕事をするのを察して電話してきた奴が何を言ってるんだ?」
「いや、偶には束の間の休息も必要だよって言いたかっただけだよ?」
「手前がんな事言うとか糞気持ちわりぃな」
「倒れて森さんに心配かけて、そして姐さんに怒られても良いのかな?」
ウ"ッ、糞がぁ....此奴全部見破った上で電話してきたな。
死んどけ。
「はぁ、わかったわかった!じゃあな!!」
「ちゃんと、寝るんだよ」
「おぇ、きっしょ」
そう言い残して電話を切った。
はぁ、寝るかぁ。
# 146
束の間の休息は、別にいつもと変わらない。
特に予定も立てず、気分次第で動いていく。
それで良い。
だって、束の間の休息なんだから。
「はあー、うだるーーーー」
ぐだぐだ、ぐだぐだ、まるで自分がこのまま液体になるかのように、私はうだりまくっていた。
そんな時……………
ピロンッ
スマホが鳴った。
「うーん。だれだ〜」
スマホをのぞくと、そこには友達の桜があり、「今から会えない?」という文言が書いてあった。
私は特にやる事もなかったので「準備に時間かかるけど行けるよー」と返信をした。
すると、「分かったー。待ってる!」との返信。
「準備しなくちゃ………」
私は重い腰を上げ、なるべく早く準備を済ませていく。
あっという間に出来た準備に、やるじゃん私!と思いながらも家を出発。
桜に指定されたお店へ向かっていくと、そこに桜は居らず、代わりに樹(いつき)がそこに居た。
「なんで樹がここに居るの?桜は?」
「綾崎は先に帰った。俺が頼んで、真琴を呼んで貰ったんだ。……ごめん。騙して」
樹とは、高校生の頃に出会って、数少ない喋れる男の子だった。
当時の私は、樹に淡い思いを持っていた。けれど、樹はいつもその時付き合っていた彼女と一緒にいて、私に入れる隙はなかった。
「……何で、呼んだの?」
「……真琴に会いたいと思ったから。綾崎とは今日、ここでたまたま会って、無理言って呼んで貰ったんだ。」
別に気まずくなった訳では無いけれど、私の記憶は高校生の頃の私の感情に戻っていく。
楽しかったことも、悲しかったことも、全部。
「樹は、どうして私に会いたいと思ったの?……彼女が居なくなって寂しくなった?」
「違う。そんなんじゃない。もっと、その、純粋な気持ちだよ」
「ふーん。そっか……」
これからどんな話をするのか、私には想像も出来ない。
束の間の休息は、あっという間に流れて消えてしまった。
ふう〜
休みって大事だね
心も体も
何かするとかじゃなく、
何もしない
何も考えない
そしたらさ、
つぎの行先
見えてきたよ
肩肘張らず
のんびりペースでいこう
雲の切れ間に
差し込む光り
僕は目を瞑り
深く息をする
音が遠去かり
光輝く繭の内
浮かんで消え
消えては浮ぶ
ただ其を見る
何もかも忘れ
雲の切れ間に
思い出すのは
『束の間の休息』
「束の間の休息」
仕事において、午後のパフォーマンスをより良いものにするために、昼休みの過ごし方は重要だ。
午前中の疲れをリフレッシュさせ、気力・体力・集中力を回復させる役割がある。
私の場合、すぐに注文しておいた仕出し弁当を食べる。
前日のうちにメニューを見ているので、気になっていたおかずを堪能する。
この時は、食事に集中するためPCの画面は消し、スマホも緊急の連絡が無ければ触らないようにする。
その後は弁当の容器を片付け、歯磨きをする。
そして、昼休み終了までの30分ほどは、自席で目をつむり仮眠をとって過ごす。
昼休み明けは単純作業で頭と体を慣らしつつ、調子が上がってきてから大きめの仕事に取りかかる。
それは
束の間の休憩
心穏やかで
見る景色が
いつだって美しくて
食べる物が美味しくて
お酒が美味しくて
そんな自分が愛しくて
切なさも
締め付けられる痛みも
涙も無い
心の底から笑える
誰も
愛していない時間
「束の間の休憩」
【束の間の休息】
束の間の休息の間、私は夢を見る。
夢の中の君に逢いに行く。
夢の中での君は幸せそうに笑っている。
君との幸せな夢を見ているうちに
私はいつしか眠りに落ちてしまった。
数分後。私が目覚めた。
短い夢の中で、君に会えるのはたったの数秒間だけ。
こんなに悲しい夢なんてない。
だから、私の目からは涙がこぼれる。
そこからまた泣き続け、私はいつしか眠ってしまう。
これはもう、束の間の休息じゃなくなっている。
でもいい。夢の中でも、君に会えるならそれでいいの。
#束の間の休息…
目覚めは6時…
朝食を作る
平日の朝はいつも同じ
7時に主人を送り出し
家事をして
8時50分に仕事に向かう
終わりは18時頃
そこから買い物をして帰宅
19時半頃夕食
片付けて珈琲を淹れる…
飲みながらうとうと…
これが私の束の間の休息…
『束の間の休息』
私はふう、と息を吐き椅子に深く腰かける。作業に集中するために遠ざけてあったスマホを手にとり、束の間の休息にと画面をスクロール。どんな投稿が上がってるかな…。
しばらくすると、ふと一件の投稿に目が留まる。投稿主の名前が目に入った瞬間思わず笑みがこぼれてしまう。誰も居ないというのに私は慌てて口元を隠して、投稿をじっと見る。いいねはつけようか、つけていいものか、と逡巡する。その後、私は出来るだけ画面を自分から遠ざけながら恐る恐るハートのボタンの上に指先を乗せた。そしてまるで逃げるかのように素早く画面を閉じて、遂にはスマホもベッドの方へ投げ出して天井を仰ぎ、また一息。
「全然休息になってないよ…」そう言った私の声色は自分でも分かるほどに明るかった。
「あたしたちきっと、忘れてるの」
深夜3時、ベランダで煙草を吸いながら、彼女は囁くような声でそう言った。
「何を?」
僕はそう問いかける。
「浮遊すること」
彼女は時々、不思議なことを言う。それも唐突に。僕は彼女の言葉の意味をはかりかねて、首をかしげる。そんな僕を見て、彼女は柔らかく笑った。
「…眩しいの。色々なものが。きらきらして、魅力的だから目を離せなくなるけど、ずっと見つめていたら疲れてしまう。」
「浮遊したら、そうじゃなくなるの?」
「地に足をついていたら、帰るべき場所がわからなくなるから、あたしたちは一生眠れなくなる。だから浮遊するの。帰るべき場所を思い出すために。」
「…僕にはわからない」
そっか、と彼女は頷いた。いいの、と呟く。いいの、それでいいの。
「ねえ、もう眠ろうか」
煙草の火を消して、彼女は僕に言った。月明かりに照らされて、長い黒髪がきらきらと光っている。
「浮遊しようか、」
僕は、今そう言わなければならない気がした。彼女が驚いたように少し目を開いて、そして微笑んだ。
「…うん。」
僕らは浮遊する。これは束の間の休息である。
私の働き方は短期集中型
いつも休憩ばかりしてる気がする
束の間の休憩とは言えないよな
そう言えばうちの息子もそうだ
勉強は短期集中型で
スマホばかり触ってる
変なとこ似てしまった
休日ってなんでこんなにすぐ終わるの
束の間の休憩。
_ ₁₂₈
束の間の休息
一区切り
一息
ちょっとした作業の合間
整理して次に備える
なんてことのないただの間だけど
進める為には必要な休息
待つことも仕事の内って教わった様な?
「束の間の休息」
今日は雨が振っていて
屋内から庭を眺めてはいる。
遠くの山は靄がかかって
まるでイリュージョンのように消えている
この休息もきっと
雨が止むまでの間
雨が止んだら
「束の間の休息」
息を吐くと同時に脇腹に硬い革靴による蹴りが入る。
モロに内蔵へ衝撃が入りドッと脂汗が出た。衝撃で床に倒れ込んだ所に蹴られたばかりの脇腹に足が乗せられる。
イヌみたいな呼吸しか出来ない私を見下ろすその目は愛情に満ちていて、仕方がないなぁという顔で柔らかく笑っていた。
その表情をみて私もゆるりと笑顔向ければ、その人は更に目を細めて私に乗せていた足を下ろす。そのまま寝転がる私の腕を引いて起こすと膝をついて、優しく抱きしめてくれた。
正直熱を持った脇腹が蹲りたいほどの痛みを主張しているが死にそうなほどの痛みでは無い。
顔に出さないように我慢して、なるべく痛まないように腕を抱きしめてくれるその人の背に回す。
柔らかく抱きしめる熱を感じて、愛されているなぁと思う。痛みも苦しみも、この人の与えるものならと思ってしまう私はきっとどこかおかしかった。
そしていつものように感謝の言葉と共に愛おしい人を呼ぶ声でその人を呼んだ。
ありがとうございます。お父様。
「つかの間の休息」
私は、夜に飲み込まれてしまう。
夜に溶け込み、
夜の孤独さ、静寂さ、全てに共鳴するようになる。
夜に溶け込むことは、とても気力のいることだ。
下手すれば私は夜に飲み込まれたまま帰れなくなるから。
完全に飲み込まれてしまったら、もう朝には戻れない。
だから私はまた夜が来る前に
夜に飲み込まれないよう休憩する。
夜の最大の敵は、弱い気持ちを持った自分だから。
たまにの休日。束縛からの解放。友人との約束。
僕の彼女は束縛が激しい。ちょっとやそっとの飲み会さえも許してくれない彼女に、僕は少しイライラしていた。無論それだけで彼女を嫌いになることはないのだけれど、なんだかストレスが溜まっていたようだ。久しぶりに高校時代の友人と食事に行って、それを実感する。
「それ犯罪レベルだろ」
友人は、僕と彼女の関係性を冷静に分析した。
「かなり束縛してくるなとは思ってるけど、僕じゃないと彼女支える人いないだろうし」
「沼ってんなぁ、程々にしとけよ」
心配してくれているのは分かるけれど、僕は壊れそうだけれど、それよりも彼女を大事にしなければいけないという使命感に襲われるのだ。
「ったく、別にお前がいいならいいけどさ、休憩はちゃんと取れよ。お前が倒れて彼女倒れたら、気が気でならんから」
友人との時間は一瞬であった。彼女と過ごす10分間よりも、友人と過ごす1時間の方が短かった。もっと彼といたいけれど、やはり迷惑な気がしてたまらない。
「ただいま」「おかえり、ねぇなんでそんなに長かったの?」
反射で出そうになった言葉をぐっと抑える。そして、代わりの言葉を添える。
「君の話をしすぎたんだよ」
自慢ではなく相談でもなく、愚痴だけれども。
「えー嬉しい。ねね、そういえばわたしの好きなところ最近聞いてないな、教えてよ」
「……」
またしんどい日々が始まる。
#束の間の休息
束の間の休息
高校最後の昼休みがもう終わる
ぼくら、休みのために生きてた。
昼休みのために学校に行って、
小休憩のために授業受けて、
人生の100分の3で恋をしてしまったから
残りの82を生きていくしかないのだ
休み休みやるのは
当たり前のことなんだけども
ついつい集中出来ると
ドドーっとやってしまう
どちらが効率が良いかは
個人差があるけども
わたしは後者かと
なのでつかの間の休息が
必要となってきます
先ずタイミングが分からない
適量が分からない
なんでこうも不器用か