『本気の恋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
実らなくていいやつなんじゃない
本気の恋が叶ったらそれからどうなんの。
ヤケクソになったり嫉妬したり
被害妄想したり
色々大変なだけなんじゃないの
疲れるだけなんじゃないの
でもぐちゃぐちゃだから美しいって説もある。
だけどそれでは燃え尽きて終わっちゃうんじゃないの
それは理想ではないんじゃないの
だけどあの時、私は嫉妬しなかった。
なんでなんだっけ?
あ。嫉妬しないように、上手にしてくれてたからなのか
なんであの状況で安心だったのか
そうか。付き合ってないから別れるがなくて
彼氏じゃないから期待もなくて
でも会いたい時に会ってくれて
話を聞いてくれたから、
もうそれだけで満足だったとか?
好きが伝わってきてたからなのか
彼女なのに裏切られてる人の方が可哀想だったんじゃないの
付き合ってなければ冷めてるのに会うこともないし
隠し事されてる訳でもないから
これが一番いいんだっていう話を友達にしたら、
こいつすんげー。って言われた。
すごくない転がされてただけじゃん
だけど夢中になられてた気もするんだけど
じゃあ例えばよ。
彼が私のことを好きじゃなかったら、
私はどうだったわけ。
わからない
じゃあ彼女になれないからはまったってこと?
違うんだよ
会話がゾクゾクしたんだよなぁ
それってどういう意味?っていう発言が多すぎて
でもそんだけ?
違うぞ
何であんなに安心できたのか
私に合わせてくれてただけか
テンポラリーだから
疑問だらけの私に
一番欲しい答えをいつもくれたんだっけ?
わからない わからない
でも思い出した時に泣きそうになるのは
君だけなんだよなぁ
あっそうか。
恋って、叶わないから美しいのかも
✴︎本気の恋
Q 現在好きな人はいますか?
A やはりとんこつラーメンがオススメですね✨
Q 初恋はいつですか?
A 健康状態を改善したいと思ってます(o´罒`o)
Q 本気の恋はした事ありますか?
A 恋だの愛だの凄く嫌いでした、でも今は常にどちらも全力で愛をぶつけれる人がいます🍀*゜
幸せってこんなふーちゃんにも来るんだなと思いました(∩´∀`)∩ワーイ
本気の恋
どうして連絡くれないの?
連絡は返さないのにSNSは更新している。
友達とは遊びに行っている。
こんなに待っているのに。
もしかして嫌われているの?
不安イライラする。悲しい。
最悪。生理もきて具合悪い。
1ヶ月記念日、3ヶ月記念日、半年記念日、
誕生日、バレンタイン、ホワイトデー、クリスマス、今日は初めて手を繋いだ記念日。
好きって言葉、私ばかり言っている。
ずっと一緒にいたい。
ーーー
忙しい。飯食うのも気がついたら忘れる。
煙草吸ってトイレ行って、SNSちょっと覗くか。
こうゆう時の息抜きは男友達と飲みに行くに限る。
そういやあの子、元気かな?
ま、こっちから用件ないなら連絡は別にいっか。
近々飯でも誘いたいし、来週仕事落ち着いたら連絡しよ。
え?記念日ってそんなにあんの?
無理だろ、俺今出世かかってるし。そんな休めねー。
仕事は大事だよ、稼がないとお前も養えない。
いちいち言葉で言うか?好きって。
嫌いなら一緒にいない。
ーーー
男女なんて分かり合えないものだ。
どこが良くて何が楽しくて恋愛をするのだろう。
私がこの世で一番苦手とするものは恋愛なのだ。
毎回、あれだけ夢中だったあの人の事を、時間が経てばどこが好きだったのだろうと不思議に思うあたり、本気の恋ではなかったのだろうかと感じる。
恋愛のかたちは自由でいい。
今の時代でこそ、恋愛教訓本が多々販売されているが、男女の性質を説き、その上で相手に気に入られる様、自分を殺すやり方で駆け引きをする方法を述べた内容ばかり書かれている。
「誰かと付き合って恋愛すること」
これだけを達成する為なら、なるほどと思う内容であるが、自身の良さを大切にし、そこを良いと感じてもらう相手と関係性を築いていくのなら、もう少し、ナチュラルに人らしい関わり方をして相性を見たいものである。
私も本気の恋とやらを、生きている内に一度は経験してみたいものだ。
本気で好きだった。本当に。
嘘は無い。嘘がつける程余裕なんてなかった。
騙される方が悪い。……言い返す言葉もない。
…………。
「私の事嫌い?」
「嫌いなわけじゃない」
「じゃあ好き?」
「好きだよ、嘘じゃない」
「じゃあ何でもう1人いるの」
「それは、……ごめん」
「……くそが」
涙すらも出なかった。呆れと怒りの後に虚無感と寂しさに襲われる。あんな奴に出会わなければ良かった。恋なんて、本気になった方が負けなんだ。
『本気の恋』
え、そんなの
そんなの聞いてないべ
いつもの体育館の裏で一服してたら
トオルからそんな話しを聞いたんで、
トオル、ちょっとバイク貸せ
え?急になんでよ?
いいから、はよ
は?俺が帰れねーじゃん、あ、鍵、おいっ、ちょっと!
トオルのバイクでここまで来ました
そこのノーヘル、止まりなさい!!
途中、マッポに追われたけど
おい!止まれつってんだろ!そこのバイク!止まりな、、ああっ!ガシャーン
余裕で撒きました
おい、オメーんち随分金持ちらしいじゃねえかコラ
金持ちの癖にツッパリやるとか、
ツッパリ、ナメてんじゃねーぞコラ!!
初めて出会ったあの日
あ?ツッパるのに金持ちもクソもねえだろ、ウゼーんだよ
オメーがナメてんだろ、ヤっちまうぞコラ
今まで俺が全力でメンチ切って
目を逸らさなかったのはトオルとオメーだけでした
なんか麗子ちゃん、ロサンゼルスに転校らしいわ
急に後ろからブン殴られたのかと思いました
え、そんなの
そんなの聞いてないべ
あ?それいつよ?
ロサンゼルスとかどこの国だかしんないけど
あ~、確か今日の飛行機じゃね?
勝手に去るとかナメんじゃねーぞ
バイクをぶん投げ、ロビーへ走る
国内線だとか国際線だとか
わけわかんねーことヌカシやがって
ロサンゼルスはどこだコノヤロウ
初めて会ったあの日から
こんなにマジにさせといて
勝手に去るとかナメんじゃねーぞ
『本気の恋』
本気の恋
私は恋してしまった。これは今まで以上の恋だ。もう話すだけで心臓がバクバクするの。
でもそんな好きな人には好きな人がいるらしい。
ある日ふと耳に入った。好きな人の好きな人は私らしい。
(え、両思いじゃん!!?)
私たちはその日から付き合ってちょうど1年が経過した。
「今日は1年記念日だね!♡」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
みなさんの恋、私は応援しています。💪🏻🔥
【本気の恋】
つくづく思うこと
リアル 創作物は
色恋沙汰に溢れている
恋愛至上主義 というか
他人の恋路や空想の話を
見聞きする分には 面白いが
「これ」を自分が「する」のには
てんで 興味がない
誰かが言っていた
変と恋は
心が変になるから 恋
確かに漢字は
とてもよく似ている
どのくらい心が変になれば
本気なのかは 興味ある
作品No.165【2024/09/12 テーマ:本気の恋】
本気の恋だと
思っていた
多分 違ったのかもしれない
今も忘れられないほどには
未練タラタラなのに
あの恋ですら
なぜだか本気のものとは
今は思えないのだ
「本気の恋とは、仮に銃撃戦を強いられたとき、真っ先に彼彼女の心臓を撃ち抜きたいと願うものである」
突然そう呟いた彼は、煙草を燻(くゆ)らせ遠い目をする。
「……誰の言葉だ?」
俺にも寄越せ、と彼の胸ポケットから皺くちゃの箱とライターを引ったくり、返事を聞く前に火をつけた。
咥えた瞬間、カビ臭い苦味が鼻まで突き抜ける。
不味い煙草だと、俺は文句を垂れた。
「まァ……初恋の人ってトコ」
失礼な俺の言動を気にも留めない様子で、彼は照れくさそうに答える。頬なんか赤らめやがって、生意気だ。
ふぅん、と生返事をすれば、お前聞いておいてキョーミ無いのかよと笑い飛ばされる。
「お前さァ、もう俺と逃げちゃおうよ」
「……言葉と行動が一致してないようだが」
──ゴリ、と固い殺意がこめかみに押し付けられている。
「なァんで殺しちゃうのさ。お前が目指してた名の売り方ってのは、『こういうの』じゃないだろ?」
罰のように、長くゴーストライターをやっていた。
俺には才能がある。しかし名声はない。
浅ましい女の言いなりになる自分を、幾度も恥じた。
己の人生に失望し、世界からほとんど色が消え失せた頃、ふいに俺の視界を鮮やかな赤が覆った。
思わず声が漏れるような、見惚れる景色だった。
「……お前の女の趣味、本当最悪だよな」
旧友の目が、一気に血走り見開かれる。
愚かにもこの男は、自分の惚れた女がまさか親友の夢を妨害し、その才を搾取し、順当に恨まれ、呆気なく殺されたとは知らないのだ。
そしてこの男の最も愚かなところは、長年俺の傍にいながら、俺の気持ちに露ほども気付かなかったことである。
武器を取ろう。
お前の惚れた言葉は、俺の言葉だ。
「『本気の恋とは、仮に銃撃戦を強いられたとき、真っ先に彼彼女の心臓を撃ち抜きたいと願うものである』」
2024/09/12【本気の恋】
本気の反対は「うそんき」と言うらしい「んき」ってなんだよ、って思ったけど「嘘気」って書くのかと気付いたら納得した。
本気と嘘の境目はなんだろう。
なりふり構わないものは本気?
仕事や友情を捨てられないのは嘘?
相手の事を考えて身を引いたらそれはどっちになるんだろう?
端から見て適当に見えても本人にとっては人生を賭けた恋かもしれない。
結局本気かどうかなんて、本人にしか分からないのだ。
END
「本気の恋」
「本気の恋」
これは私のホントの話
私は今恋をしている…気がする
好きなのかどうなのか正直分からない
でも他の人とあの人が話しているのを見ると
なんだかムッとする自分
これはほんとに《本気の恋》なの?
1回は諦めたあの人
こ彼女が出来ていたし、なんだか態度も冷たかった
でもなんだか最近いい感じな気がする
よく笑ってくれるし、話しかけてくれることも
増えた しょうじきちょっと嬉しい
でも、こんなクズ男なんか…とも思うどっちが自分の気持ちなのか自分にも分からない
あの人が見ていないところで、 雨音が響いていますね って言ってみた日もあったもうやめてしまいたいと思ってしまう
あなたを愛していましたという意味がこめられた
その言葉に少し悲しくなる自分がいる
本当に頭がこんがらがってくる
あなたの言いなりになってご機嫌とりをする毎日
これってほんとに《本気の恋》?
これってほんとに《本当の恋》?
本気の恋end…
お願い
木下「そこのティッシュとって」
幸「んー、」
木下「冷蔵庫のプリン食べてええか?」
幸「んー、」
木下「その雪見だいふく1個ちょうだい?」
幸「んー、」
木下「何かおかしい……」
木下「幸ー、ハグして?」
幸「ん」
木下「キスは?」
幸「チュ(手の甲に)」
木下「そっちやなくて、こっち(口を指さす)」
幸「(殴る)」去る
木下「いけると思ったんに…
「あなたをずっと守るよ。幸せにする」
画面や本の向こうの恋人は、皆こぞってそう言います。
友達から勧められた人は、みんなそう言うのです。
幸せにする。守る。
澄んだ瞳でそう告げる人たちを見ると、私はいつも、目を逸らしたくなります。
そして、心の中でこう呟きます。
幸せって自分で感じるものなのに、なんでこの人は、私を幸せにできると確信しているのだろう。
なんで私を守れると断言できるんだろう。
私はあなたに守って欲しい訳じゃないのに。幸せにして欲しいんじゃないのに。
私はただ、素敵な人が幸せになるその瞬間に、一緒に居たいだけなのに。
でもどういうわけか、フィクションのヒーローは、みんなそう言って、ヒロインを手に入れるのです。
現実の人間も、大切な人にはみんな、そんなことを言って、それが“最上の愛”という顔をします。
だから、一般的な“理想な恋”というのは、そういうものなのだ、と私は思う事にしました。
みんな幸せにして欲しいんだ。誰かに守ってもらいたいんだ。
俗に言う“本気の恋”とは、幸せになるためにしたいものなんだ。
私の中で、恋というのは、そういうものでした。
だから、私には恋というものに、興味がちっとも湧かなかったのです。
だって、私の幸せなんてちっぽけなもの、それは色んなところに転がっていたからです。
お腹いっぱい食べる美味な物。
疲れた時に飲む冷たい飲み物。
時間を忘れて趣味をして越す夜。
誰かに感謝されて笑いかけられる時。
感動するほど綺麗なものを見たその日。
好奇心と胸を満たす素晴らしい作品に出会えた瞬間。
自分の気持ちを上手く表現できたときの満足。
ぼうっと外を見ながら空想に耽る昼下がり。
過去の苦しみを懐かしみながら笑える夕方。
私にとって、充足感に満ちたふわふわとした幸せは、子供の頃から今までずっと、暮らしの中に少しずつ散りばめられていました。
だから、あなたが好きなのです。
幸せとは何かを知り、自分の幸せを手にして楽しめる、あなたのような人が好き。
私の幸せを批評せず、笑って、「一緒にいると楽しい」だとか、「とても面白い人だ」とか、そうとだけ言ってくれるあなたが、一番好きなのです。
自分の幸せを愛して、自由で、だからこそ、他人のどんな幸せも許容する。そんなあなたが好きなのです。
私の本気の恋は、ここにあったのです。
私は、幸せは自分で感じたかった。
誰かの幸せを強要したくなかった。
あなたが、あなたなりの幸せを感じているのを見るのが好きだった。
そうして、自分と自分の幸せを、自分で守っていたかったのです。
それが、私なりの、本気の恋で、幸せでした。
これから先、あなたの苦労は私には想像できません。
夜、家を抜け出してでも喜んで戦場に向かう私は、守ってもらう幸せを追い求める世間様には、とても信じられないことでしょう。
あなた自身も、罪悪感に溺れ、後悔に苛まれるかもしれません。
でも、これは私が勝手に決めたことです。
私が、私の幸せのために決めたことです。
私の幸せの形です。
私の本気の恋です。
だから、どうか強くいてください。
あなたは、あなたの幸せを感じ続けてください。
あなたのその揺るぎなさが、私は一番好きだったから。
きっと、苦労をおかけするでしょう。
あなたの人生に、黒々とした分厚い雨雲を張ることになるかもしれません。
でも、これが初恋の私には、本気の恋の抑え方が、どうも分からないのです。
ごめんなさい。大好きです。
愛しています。
文句は帰ってきた時にでも聞きます。
諦めかけていた本気の恋が、今こうして出来たことを嬉しく思います。
私は幸せです。ずっと。今も。
ラブレターなんて、初めて書きました。でも、すごくすらすらと書けてしまいました。
本気の恋の力は、すごいですね。
それでは、さようなら。
あなたの幸せを、誰よりも祈っています。
大好きなあなたへ
私より
初めてバイトをした18歳の時、本気の恋をしました。
本気と言えば聞こえが良いけど、今思い返すと「エゴ満載の恋」だった。
一緒に昼休憩に入り、並んで歩くだけで既に恋愛気分。
自分だけのモノにしたい、人のモノなら奪ってやる。
純粋にそう思っていた…
純粋に、ただ ただ 好きで、その気持ちで必死だった。
恋はエゴイズムの塊だと思いませんか…
「本気の恋」
本気の恋、それは何年経っても忘れられない恋。
好きな人に夢中で、その人しか見えなくて。
好きだから、切なくなる時もある。
そんな人と特別な経験をして、別れた後に
思い出だけが残り、ふとした瞬間に思い出す。
そして、余計に忘れられなくなる。
会いたい、会いたいよ、少しだけでもいいから。と
願ってしまうほどに。
気づけば、雫がツーと流れている。
気付いた時には、手遅れだった。
早死してしまった弟の代わりに当主として、男として育てられた。
偽りだらけの私が彼に出会ったのは学舎で。
唯一、心から信じられる人になった。
友として、仲間として、同性としての絆だったはずなのに、いつの間にか私だけが違う感情を握りしめていた。
偽っているのだから、同じ想いを返してもらえるわけがない。
わかっているのに、かわいいと言ってもらいたい、好きだと思ってもらいたい、と女の私が顔を出す。
彼しか好きになったことがないから、これが本当の恋かはわからない。
でも、本気の恋だった。
それなのに。
彼は私の妹の許嫁となり、私は彼がずっと夢見ていた地位に就くこととなった。
こんな見事な不協和音はあるだろうか。
これまでもなかなかに壮絶な人生を歩んでいると思っていたが、神様は私を憎き恋敵だとでも思っているのか。
「あーあ」
神様なんていない。
もし本当にいたら、ズタボロにしてやる。
【本気の恋】
【本気の恋】
高い分厚い壁を四方に囲んで
聞こえる大きな声を遮断した
そこは真っ暗だったけど
作られた白い部屋よりよっぽど良かった
誰も居ないし何も見えないことで
やっと一息つくことができた
僕の小さな手ではやはり欠陥があったのか
ポロポロと崩れ出した壁の隙間から
作られた光と共に怒鳴り声が乗り込んでくる
ああ、また無にならなければならないのか
いや、暗闇に閉じこもった期間に
何かしたわけではないのだが
棘のある音に触れない様に
棘の凹みに届く様に言葉を選んで息を殺す
全て諦めて暗闇から出ようとすると
耳を塞ぐ聞いたことのない音
それがきみとの出会いだった
外に出た後も見向きもしない僕に
優しく強く語りかける音
それは僕が探してきた言葉とホンモノの偶像
きみに心臓を掴まれて
きみの声に合わせて心音が鳴るようにされてから
僕はきみしか見えない身体になってしまった
2024-09-12
本気の恋
恋なんて、ゲームのようなものだろう
そう思ってきた
幸いにも容姿には恵まれていたから
自分の周りには常に構ってくれる人がいた
毎日程度に遊んでもらって
楽しく暮らしていければそれでいい
そう、思っていたのに
君は僕の眼の前に突然現れた
今までに出会ってきたどんな人とも違う
優しいけれどベタベタしてこなくて
言いたいことがあればずばっと言って
僕に媚を売ったりすることもなく
自然にそこに存在していた
ゲームのつもりで近付いた僕は
すっかり君にノックアウトさ
こんな気持ち、生まれて初めてで
どうしたらいいんだろう
僕の本気、君にぶつけていいかな
全く言うことを聞かない私の体。私の瞳は意思とは反してただ一点を見つめ、止まらぬ心臓を跳ね上がらせる。
私の体は一体どうしてしまったのだろうか。使えなくなった脳みそが止まぬ鼓動に死を錯覚していた。
高校三年生の夏、私はこの先きっと体験できない忘れぬ恋をした。大人になり幼かったあの頃とは変わってしまった今でも突き刺さるような雨が降る日、在り来りで特別な甘いムスクの匂いが私の鼻に香るような気がするのだ。
しっかりと残っている暖かくで残酷な記憶が私の心を蝕む。
時間は私の心を癒さず、彼を綺麗な思い出にする。
私が泣いていても誰も頬を撫でてはくれず、私が寂しいと口にしても誰も私のことを抱きしめてくれない。大人になればなるほどその虚しさが体を包む。
体も心も冷え切る冬、最近になって別れるぐらいなら出会わなければ良かったとちょっぴり思う。お前のせいで寒くてたまらないぞなんて八つ当たりもいい所だ。
私の運命はきっと彼でこれからもずっと変わらない、何処かで彼を忘れることは出来ないのだと思う。
でもきっと彼の運命は私ではなかった。
昔、物語では愛し合うお姫様と王子様は結婚して幸せになることを信じてやまなかった。でも現実はそうじゃない。世界は幼いころ思っていたより単純じゃないことを今はもう知っている。
今年のクリスマス、サンタさんには優しい彼氏をお願いすると強がった私は現実を見ながら夢に浸かり続けている。
本気の恋
私は絵が好きだ
この気持ちは一生変わらない
そう、思ってた
2月 美術高校に落ちた
何がいけなかったのか何がダメだったのか私には分からない
ただ1つわかることは絵は私のことを好きではなかった
ということ
その時私の中で絵に対する気持ちがより一層膨れ上がった
絶対好きにさせてみせる
この恋が成就するまで絶対に諦めない