『未来』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
@未来
未来はきっと、今よりも大変だ。
私たちの次の未来は、もっと大変だ。
どうしたら楽になる?
どうしたら大変な思いをしない?
答えは簡単。
今を変えればいい。
ただそれだけ。
それだけのはずなのに世界は今日も明日も変わらない。
未来か
私の未来はいつになったら明るくなるのかな
あの時描いていた未来よりは最悪なものな気がする
今年は恋愛運いいはずなんだけど
どうしたものかいいことがつくづくない
未来の私は幸せですか
今のところここ数年の過去の私はあんまりですよね
優しくしてほしいの
私だけを大切に想ってほしいの
向き合ってほしいの
そんな人現れないのかな
未来の私頑張ってよ
今の私がかわいそうだ
未来って言葉、将来と違って明るく見える
何となくドラえもんが浮かんだ
暗記パンとかもしもボックス欲しいな〜〜
着せ替えカメラ?も気になる
未来何してるか分からないけどゆるく居れたらそれで良いかな
未来、これから先の時間。
何が待っているのか
何を選択してゆくのか
誰と出会うのか
未来は、分からない。
予測出来ない不安は置いておこう。
いま、必要以上に怯える事はないから。
私は、私のことを
ちゃんと知っているから
見失わずに.ゆっくりでいいから。
【お題:未来】
未来
部屋でぼぅっとしている。
無意識に、僕は瞼を閉じる。
ブラインドを閉じたような、陽射しからの暗闇に。暗闇はアメーバに。ぐねぐねと動き、形になっていく。動きはスローモーションではなくて、早送りな画のように。それはまるで、影絵みたいで、どこか砂絵のようでもあって。瞼の裏側に、一寸先の未来を描く。
未来が見えるというと、とても羨ましい話のように思える。それでも、見えるのが僅かに先のことで、しかも瞼を閉じるというワンクッションが、この有難いはずの力を、とても使い勝手の悪いものにしていた。
どれだけ早送りなアメーバも、瞬きの素早さには追いつかないし。覚醒と睡眠では、瞼を閉じる工程が同じでも効能は違うようで、睡眠中に未来を見通せたことは一度もない。あくまでも意識的に。もしくは、無意識的に。完全な覚醒を保ったまま、瞼を閉じることが必須のようだった。
この条件を満たして映し出される未来といえば、これがまた、下らなくて泣きたくなる。飲食店で料理を口にしたときの自分の反応だとか。ボードゲームをしたときの自分の勝敗だとか。カラオケで熱唱したときの、友人の微妙な表情だとか……。
ちょっとした得があるとすれば、毎週日曜日のじゃんけんに無敗でいられることぐらいだろう。
一寸先は闇という。
先の予測がつかないことの喩えだ。
限定的ではあれ、一寸先の未来を見られる僕に光はあるのだろうか。闇に触れたことも、光に触れたこともない身からしたら、一寸先が分かるとも、分からなくとも、どうでもいいような気がしていた。
部屋でぼぅっとしている。
無意識に、僕は瞼を閉じる。
アメーバが形を作った。取り乱す母の姿。
おじいちゃんの様子が変だと。
僕は、最期の声に間に合わなかった。
なら、瞼を開こう。駆け出すために。
声に間に合う、未来がまだあるかもしれないから。
未来
未来はわからない。明日のことすら、いや、1分後のことも。
何がおこるかわからない。
先によんで動ければいいのだけど。
1分1秒大事にしなくては。
自分の将来について考えるのは楽しいけど具体的にすると難しい
だけど約束されたものではないからきっと一番大切なのは今なんだと思う
でもなんか今は先のことなんてなんにも想像できないけど、その今は昔の私が思いを馳せた未来だと思うと不思議でいっぱい
──────「未来」
未来
私には未来がない。
死ぬ予定しかない。
愛犬と一緒に旅行行きたかったな。
未来なんて、どうなるかわからない。
でも未来を変えられるのは自分自身のみ。
なにが正解かわからないまま
僕はまた1歩、未来へ踏み出す。
素敵な未来になることを信じて。
未来
未来。それは確定されていないもの、だと思う……どちらかというと、実際に見てみるまでわからないシュレディンガーの猫みたいな? そんな感覚だと思っている。
私の思い描く未来は、とてもネガティブなものからそんなこと起きる? みたいな超絶ポジティブなものまで様々だ。
ん? 未来は自分で手にできるもの? ふうん。まあ確かに自分に関する未来なら、変えられることが出来る。
私が思った未来は、自然とか、社会とか。自分一人だけじゃ変えられそうにないもの。例えば、ここで大地震がどうしたらいいんだろう、死ぬよなあとかね。
皆は未来といえば何を思い浮かべるのかな。何にしても、素敵な未来があるといいよなあ。
未来は明るくて幸せなはずさ。決してそういう確信があったわけではない。けれど無意識に毎日交わしていた別れ際の「また明日」は貴女を確実に追い詰めていた。無理してまで外にでないで良かったのに。辛かったら休んでも良かったのに。貴女は優しいから、優しすぎるから、約束を守るためだけに自分の身を削った。
約束なんて人によって状況によって呪いにも救いにもなるのにそんな簡単なことにも分からずにかけていた未来を潰していく「また明日」は確実に私からは大切なものを奪い貴女を殺した。
『未来』6/17
未知が来る。
そんな風に書くと、恐ろしい物に感じる。
だけど、未来と聞いて怖いなんて思うの、
思春期の学生くらい、
今に不安を感じている人だけだと思う。
未来って、もっと素敵で幸せな物だと思うの
薔薇色の未来が待っているのは子供だけ?
いいや、子供でも灰色の未来はあるし、大人になってからも薔薇色の未来がある人はいる。
私の未来?
限りなく透明。
過去がなければここまで来ていない。
今がなければ次はない。
つまるところ、未来というのは、
ひたすら地続きの、「過去」と「今」から成り立っている。
未来
私たちは物ごとを進めるときには計画を立てる。まずは目標を設定して、それからそこへいたるための手順を考える。でも計画どおりには進まないことを私たちは知っている。何故なのだろうかと考えた人がいたはずである。それは地球が動いているからだ。私たちが今、立っている所は絶対的なものではない。神さまが地球を動かしているのだ。そう考えると神さまが絶対神と言われるのが分かる。最後は神さまが決めることになっている。
私に未来なんてあるのだろうか。進路希望と書かれた紙を見て、私は率直にそう思いました。
それは遠く先のことに見えて居たのです。
気づいたら2年経っていました。
2年先のこれも未来、なのでしょうか?2年、辛いこともありました。消えてしまえたら、そう思ったことだって、数えられないほどあります。ですが、今、何も変わらぬ中で生きて、時には友達と、担任と、楽しい時間を過ごしたことだってありました。
楽しい、小学生の夢のようなきらきらした未来でなくていい。ただ、たまにすごく楽しくて、あとは必死に足掻いて、生きる。確かに私はあの子の引き立て役かもしれないです。ですが、思ったような道でなくとも、2年前の初めて消えたいと思い、未来について考えたあの日よりは確実に思い描いて居た未来に近づいているんだ、と痛感しました。
現実を生きながら
未来に想いを馳せる
手が届きそうで届かない
夢をみたい
私が子供の頃 未来のお決まり映像として
空飛ぶ車が走っていた
双方向のやり取りがテレビでできるよ なんて
未来になったらみんなが便利で幸せと
信じて大人になった
現実を生きながら
未来を想う気持ちもしんどく
便利が幸せでもないと知り
サステナブルとかSDGsとか
それっぽい良いことっぽい
この先に その先に
どんな未来?!
なんか、辛くてさ。
どれだけ頑張っても報われないくせに。自分がなんで頑張ってるかわからなくて。将来なんの仕事につこうとか、何歳まで生きるんだ、とか考えられなくて。
学校から帰って来てうずくまって分かった。
「あ、コレ死ねるやつだ」
このままキッチンに行って包丁を取り出したら、躊躇なく刺せる。
三十代にもなって自殺とか、ダサいじゃん?なら今のうちにやっておこうかな~ってさ。
暗い廊下、冷めたご飯、汚れた制服。全てが天国に誘ってるみたい。
ただ、いつもと違うのは温もりを感じる頬の雫。
あの子からの通知もこの雫も、全然止まらないや。
この温もりを感じられる間は、まだ頑張っててもいいのかな。
*未来*
素敵なものだったらいいとは願えど
それが常に叶うわけではない
*未来
「未来が見えたらいいのに。」
そう言った彼女の目には、未来なんてものは映っていなさそうだった。その代わり、彼女の瞳の中にはわたしがいた。
真っ暗な瞳の中心に、真っ暗な目をしたわたしがいる。
「どうして、そういうこと言うの。」
言葉が少々乱暴になってしまったけれど、そんなことは気にしていないのか、彼女は笑った。
「もしいい未来が見えたらさ、死ぬの辞めるのになあって思ったから。」
彼女の言葉が、わたし達は間違ったことをしていると笑ったような気がして、血が沸騰してしまったように身体の中が熱かった。わたしは今、どうしようもなく生きている。
「わたしはいい未来が見えても、今死ぬ。未来なんていつ変わるか分からないものに希望を持つことなんてできないもの。」
そう、啖呵を切ってしまえばよかった。彼女がケラケラと笑っているところを見ると、どうしても言えなかった。
わたしは彼女の手から自分の手を離した。彼女の笑い声が止まる。骨が直接皮に包まれているのではないかと思うほど細い指。手のひらに残っているのは、そんな指がかすかに持つ温もりだった。
ああ、きっとわたしが無理に付き合わせてしまっているんだろうなあ。
ふいにそんなことを思うと、賛同するように風が吹いた。視界の中で髪の毛が揺れる。
「じゃあ、生きたらいいじゃない。がんばって。」
一歩を踏み出した。わたしには未来なんて必要なかった。