この物語は誇張と構造でできています

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私に未来なんてあるのだろうか。進路希望と書かれた紙を見て、私は率直にそう思いました。
それは遠く先のことに見えて居たのです。
気づいたら2年経っていました。
2年先のこれも未来、なのでしょうか?2年、辛いこともありました。消えてしまえたら、そう思ったことだって、数えられないほどあります。ですが、今、何も変わらぬ中で生きて、時には友達と、担任と、楽しい時間を過ごしたことだってありました。
楽しい、小学生の夢のようなきらきらした未来でなくていい。ただ、たまにすごく楽しくて、あとは必死に足掻いて、生きる。確かに私はあの子の引き立て役かもしれないです。ですが、思ったような道でなくとも、2年前の初めて消えたいと思い、未来について考えたあの日よりは確実に思い描いて居た未来に近づいているんだ、と痛感しました。

6/17/2023, 1:18:21 PM