木枯らし』の作文集

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木枯らし』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

1/18/2026, 4:24:30 AM

木枯らしが吹いた。

街の色が一段暗くなって、君の名前だけが
胸の奥ではっきりする。

あたたかさを探すふりで
ただ立ち止まっていた。

1/18/2026, 4:08:08 AM

今期は、なかなか冷たい風が吹かなかったけど、ここ最近、冷たい風が吹き身に染みる。
やっと、冬が来た〜!嬉しくもあり、あの温かい風も恋しかったり、、、この冷たい風があるから温かさのありがたさを感じる今日この頃
さあ、木枯らしを楽しもう〜!

「木枯らし」

1/18/2026, 3:55:42 AM

※木枯らし

北風が強く枯れた木々を揺らす。
風の吹き溜まりには茶色く変色した葉や、折れた枝が巻き込まれていた。
その様子を見ていた老人は思う。

ああ、あの飢饉の前の年もこうだった───と。

年若く村長になった彼へ忠告せねば。
老人は上着を厚く羽織ると、風でガタガタと存在を主張する扉を開いた。

※久しぶりすぎてよくわからない
※そしてまたしばらく放置予定です

1/18/2026, 3:47:44 AM

木枯らし

あ~あ、                        ????????????????????????????アリャ〜こりゃたまげた、〜木が枯れているやねん????????????まぁいっかぁ???????????????????????

1/18/2026, 3:47:40 AM

【木枯らし】

冷えた日の後のぬくもり
あなたの偶の優しさのよう

1/18/2026, 3:40:03 AM

『木枯らし』

木枯らしが吹いている。
あ、また人が死んだ。

○○○

「木枯らしってさ、何なんだろうね」
「それは! 今! する事なのかっ!!?」
「んー? あ、また一人死んでった」

木枯らし。というものを、ご存知だろうか。
僕は木枯らし。というものを知っている“つもり”だった。それは本当に“つもり”だったのかもしれない。
だって、知らない。僕はこんな、人間一人を巻き込んで吹き飛ばし、幼児が飛ばしたケチャップみたいにする、特大の木枯らしを。

いつもの朝の通学路だった。
学校に行くために僕らは、おはようを言い合って、それから……ふと隣をすれ違ったサラリーマンが木枯らしに吹かれて――死んだ。
そこから世界が一変した。
世界の法則がまるでグルリと変わってしまったみたいに。

「あ、僕も死ぬかも……」
「おいい!!! ボーっと立つな! 諦めるな! 生を!!」

木枯らしが自分に向かってくるのに気がついて、この世を旅立つ辞句でも考えるかと思ってた僕に対して、僕よりも小柄な背が割り込んでくる。
必死に掴んだ廃材の看板を腕をプルプルと振るわせながら、どうにか木枯らしに耐えようと、額から汗が零れ、息を粗げている。

「大丈夫? 死にそうだよ? 君」
「誰のせいだ! 誰の!!」
「まあ、こんなに怒るほど元気なら大丈夫か」
「 ーーーー!!!」

声にならない怒りが顔面に露出し、般若のような顔が僕をメデューサの如く睨みつける。
もしも視線に物理的ダメージがあったなら、僕は木枯らしよりも憤怒の目力で死んでいただろう気迫だった。

僕は軽く学生カバンをまさぐり一つの“モノ”を取り出した。

「ほら、ちょっとどいて」
「は???」

僕は吹き荒れる木枯らしに対して、軽くスプレーをプッシュした。気持ちは、寝癖を直すヘアスプレーの感覚。
すると、木枯らしは先程までの荒々しさを落ち着かせ、ご飯を食べて満腹になった猫のように可愛らしいものになる。

「おい。なんだ、それ。木枯らしが……落ち着いた?」

僕は無言で彼にスプレーを差し出す。

「静電気対策スプレー……木枯らしにも効果あります。はぁ!? なんだ、これは!!?」
「なにもどうも、今日の天気予報見なかったの? ほら、木枯らしがバージョンアップされたので、忘れずに木枯らしにも効果のある静電気対策スプレーを持ち歩きましょうってニュースキャスターのお天気お姉さんが言ってたじゃん」
「なんだそれは! 雨が降るから傘を持てじゃないんだぞ!?」
「昨日の常識が、今日も常識であるとは限らない良い例だね。世界は刻一刻と変わっていくんだ。僕たちも慢心せずに、日々変わっていかなくちゃね」

そういって僕はウインクをしてみせた。
幼馴染みである彼は、丸坊主にした頭を手でごしごしと撫でるようにかきむしると、苦虫を噛み潰したような顔で口を開いた。

「俺も、これからは……朝の天気予報を見るようにする」

その言葉に、僕はお腹を抱えて目尻に涙を浮かばせるほど笑った。
……まあ、この嘘なんだけどね。
この木枯らし作ったの僕だし、そんな世界トンデモニュースとか、どこの局もやってないって。


おわり

1/18/2026, 3:35:45 AM

私にとって木枯らしといえばショパンのピアノエチュードだ。英語の曲名はWinter Wind。冬の曲といえばヴィヴァルディの四季の冬も思い出す。どちらも美しい冷たさに満ちている。日本の冬とは違う趣がそこにはある。

1/18/2026, 3:21:45 AM

Prompt 木枯らし


赤く色づいた紅葉をよく眼にし

黄色い絨毯の上を歩きながら

冬支度をそろそろしなくちゃと思う頃

そ〜っと頬をかすめる 風

今夜は鍋にしよう

1/18/2026, 3:11:03 AM

"木枯らし"

窓を叩いたお尋ね者さえ今日はだれかといたかった。
匿うつもりはないけれど。

1/18/2026, 3:04:59 AM

前回掲載分からの続き物。
昔々、「世界線管理局」という厨二ふぁんたじー組織に、「自分の世界を元通りに戻してもらう」という条件をのんで、
滅びかけた世界に住んでいたドラゴンが、自分の身を売って、入局してきました。

ドラゴンは、その世界で一番強いドラゴンでした。
管理局は、強い戦力を必要としていました。

今日もドラゴンは自分の部署の、
片開きのドアに翼やおなかがつっかえて、
部屋に首だけ入れて、あとは廊下にペタン。
相変わらず、ドラゴンを珍しがった子どもたちが、背中に乗ってみんな仲良く、遊んでいます。

『おい』
自分を管理局に引っ張ってきた、未来で言う「先代ルリビタキ」に、ジト目のドラゴン聞きました。
『何故俺の、あの滅びかけた世界を、俺の身ひとつで救うような取り引きをした。目的は何だ』

ドラゴンの言葉は、木枯らしのように強く冷たく、
そして木枯らしのように、周囲を吹き散らす威嚇をともなっておりました。
それでも焼きたてのミートパイをドラゴンの口に運んでいた先代ルリビタキが答えて言うには、
「戦力補充だよ」

『とぼけるな。
俺の世界を滅ぼそうとした異世界の移民どもは、俺の魔力と魂は膨大な電力量になると言っていた。
それが狙いか。 それとも、俺のチカラでもって、他の世界でも侵略に行くつもりか。 答えろ』

「ウチは、世界線『管理局』だ。
世界の独自性と、世界間の円滑な運行を、それぞれ保つために仕事をしてる。
でも最近、『世界に必要なのは独自性じゃなくて多様性だ!』って、噛みつく団体が出てきたんだ。
そいつがあんまり、あんまり過激だから、戦力の拡充が直近の課題になってるのさ。

僕たちの脅威になりつつある団体と、お前の世界に大量に移民を送り込んだ団体は、一緒なんだ。
『世界多様性機構』という、新しい組織だよ」

せかいたようせいきこう。
ドラゴンは自分の世界に移民を送り込んできた団体の名前を、ここでようやく知ったのでした。

さて。時は少し過ぎて数日後。
その日の夜のドラゴンは、管理局の中にある大きな大きな難民シェルターの花畑で、
ぐーすぴ、かーすぴ、寝ておりました。
ドラゴンの体はほのかに光って、周囲をあたたかく照らします。
周囲の花畑は、弱った花も枯れかけた草も、
ドラゴンの光を受け取って息を吹き返し、青々と新しい葉を茂らせるのでした。

ドラゴンは、炎と雷と光のドラゴンでした。
ドラゴンの本質は木枯らしではなく、陽光でした。
熱と光と、少しの食べ物さえあれば、それらすべてを自分の魔力とエネルギーにできるので、
先代ルリビタキに食わされた大量の「余剰」を、寝ている間にこうして、周囲に分けておるのでした。

『捕まえろ!優良個体だ。こいつを炉心にしよう』
夢の中でドラゴンは、管理局に来るきっかけとなった「事故」を、追体験していました。
『エネルギー注入開始します。ドラゴンの魂、臨界点到達まで残り90』
ドラゴンの世界は、異世界から来た大量の移民によって、過剰なまでに急激に開発・近代化されました。
ドラゴンはこの移民に捕まって、そして……
『駄目です!制御棒、受け付けません!暴走指数が急上昇しています!総員、至急退避――』

「おお!起きると照明が消えるのか」
そして、聞くだけでお腹がいっぱいになるような声で、ドラゴンは夢から起こされました。
「面白い能力を持っているんだな」
ドラゴンの前には、先代ルリビタキが立っており、
なにやら、書類と小さな箱を持っておりました。

「お前のビジネスネームが決まって、名刺も完成したんだ」
先代ルリビタキが言いました。
「お前はこれから、『ツバメ』だ!
ほら、これが、お前がこれから使う名刺だよ」
はぁ。そうか。
ちょっと眠そうなドラゴンは、ふわわ、わわぁ。
大きなあくびをひとつしました。

『ツバメ?俺はそんな名前ではない』
「僕の名前だって、『ルリビタキ』じゃないさ。
管理局ではビジネスネーム制を敷いているんだ。

それに、おまえ、自分の本当の名前を誰かに気やすく呼ばれたい?」
『嫌だ』
「だろう。だからお前は今日から『ツバメ』なんだ」
『そうか』

ほらほら、「ツバメ」、難民シェルターの中に用意されたお前の部屋にお帰り。
先代ルリビタキ、その場で二度寝を決め込もうとするドラゴンあらため、「当時のツバメ」の背中を、ポンポン叩きます。
俺はここが良いんだ。構うな。
ツバゴンは動きません。一歩も移動しません。
ただ静かな夜明けの花畑で、ぐーすぴ、かーすぴ。
ほのかな光を周囲に分け与えて、寝るのでした。

それから●年して、当時のルリビタキが退局して、
当時のツバメが「ルリビタキ」の名を引き継ぎ、
今代の「ツバメ」と「ルリビタキ」の時代、すなわち現在となるわけですが、
その辺のおはなしは、また数日後。

1/18/2026, 3:01:12 AM

木枯らし一号が吹きました。
初霜が観測されました。
春一番が吹きました。
桜の開花が宣言されました。
流氷の漂着が確認されました。
梅雨入りです。

私達はいつまでこれらを見聞きすることが出来るのだろう。もう既に無くなってしまった気象の観測対象がいくつもあるという。

少し寂しいと、感じてしまった。


END


「木枯らし」

1/18/2026, 2:56:34 AM

冬支度をする木の下で、落ち葉が風によってふわふわどこか遠くに舞う。遠く、遠くの知らない町まで。木枯らしはどこまで私を連れていってくれるの。
「木枯らし」

1/18/2026, 2:53:04 AM

社内で、あの人が全く話さなくなって数日
一時、謎の木枯らし1号…冷たい空気
連鎖するように
謎に話してはいけないゲームがスタート

しかし、仕事上の会話がポツリポツリ
それをきっかけに、少しづつ和む空気

あの人は話さないままだけれど
周りはいつも通りに戻ったように見える

私はこのまましばらく話さないことにしている

1/18/2026, 2:52:40 AM

#木枯らし

     “木枯らし、木枯らし、寒い道

     焚き火だ、焚き火だ、落葉焚き

      当たろうか?当たろうよ!!

       相談しながら歩いてく”

1/18/2026, 2:44:50 AM

木枯らし

とうに葉のない木は
雪が積もって
寒さにぎゅっと体を縮めているように見える

動かず
そこに居続けるって
どんな気持ちなんだろう
周りが変わっていく様子を
ただ静かに見ている
私はそれを
寂しそうだと
少しだけ苦しそうだと思ってしまう

1/18/2026, 2:39:02 AM

〈木枯らし〉

 最初は、誤差だと思った。
 保険の運用報告に並ぶ数字のうち、説明資料と合わない箇所が一つだけある。
 電卓を叩き直しても、答えは変わらなかった数字は嘘をつかない。嘘をつくのは、いつも人だ。
 私は画面を閉じ、椅子に深く腰を下ろす。

 この程度の違和感で騒ぐのは、新人のすることだ。
 そう自分に言い聞かせながらも、胸の奥に残る疑問は消えない。

 思い浮かぶ顔は、一人しかなかった。
 新入社員の頃から、私を現場で鍛え、ここまで引き上げてくれた上司。
 その人の名前が、頭に浮かんだ瞬間、私は無意識に息を止めていた。
 まさか、という言葉が、否定ではなく、願いとして胸に残る。

 気づいたのは、数字の違和感だった。
 契約書の条件と、実際に回ってくる運用報告。その間に、説明できない空白がある。
 上司に尋ねると、「細かいところを見るようになったな」と笑われた。

 新入社員の頃から、あの人は私を引き上げてくれた。
 営業の現場で叱り、数字が伸びれば酒を奢り、「お前は伸びる」と言ってくれた。
 その言葉を信じて、ここまで来た。

 だが、調べるほどに疑問の輪郭ははっきりしていった。
 高額契約者向けの特別勘定型商品。運用報告書の数字と、内部資料に記された投資先が微妙に噛み合わない。
 規程では直接触れられない案件に、ファンドを一枚噛ませて資金が回っている。形式上は問題ない。だが、説明資料から、不利な注記だけがいつの間にか消えていた。

 表向きは「堅実」とされるその保険商品は、途中解約のリスクを強調し、継続を促す設計になっている。
 元本は守られる。大きな損は出ない。
 ただし、満期を迎えても、期待されるほどの金額は戻らない。

 本来なら、同じ金額を積み立てれば、老後にもう一段階の選択肢が残るはずだ。この商品では、それが削られている。
 損をするのは今ではない。何年も先、「思っていたより少ない」と気づく、その瞬間だ。

 しかも、途中でやめれば損が確定する。
 続けても、削られた未来を抱えたままになる。
 どちらを選んでも、「自分で決めたこと」にされる仕組みだった。
 元本割れの可能性は、書面上は説明している。だが、あの言い方では、誰も本気で未来を想像しない。

 決定的だったのは、私の名前で説明が通されたことだ。
「君が説明したことにしておいてくれ」
 信頼しているからだ、と上司は笑った。

 その後の流れは、容易に想像がついた。
 契約後に疑問を呈されても、窓口は私たちではない。用意された回答文に沿って、話は「市場環境」という言葉に回収される。説明不足という表現は使われず、誰の責任でもない形に整えられる。
 不利益が表に出ても、個別対応で処理される。数字が悪くなれば、運用ではなく説明の仕方が話題になる。

 上司は、その隙間で利益を得ていた。
 運用先の名目を使い、関連会社を挟み、少しずつ。
 派手ではないが、確実に。

 その金で、何を得たのか。評価、発言力、社内での立場。
 失うものは、契約者が将来気づく不満だけだ。その頃には、誰の責任かは曖昧になっている。

 もし、私が上司の立場になったら。
 同じ説明を、部下にさせるだろうか。
「聞かれたら答えればいい」
「細かいことは言わなくていい」
 そう言って、笑って背中を押せるだろうか。

──無理だ。
 一瞬で、答えが出た。このやり方を、私は引き継げない。
 まして、誰かに教えることなんて、できるはずがなかった。

 内部通報の画面を開き、どうしたいのか自問自答する。
 守ろうとしているのは、本当に会社か。それとも、この立場に立っている自分自身か。
 思考の嵐が心の中を吹き抜けたあとに残ったのは、ここで黙っていた自分を、十年後に誇れるかどうか。その問いだけだった。

 この先のことを考えながら社屋を出ると、ビルの谷間を木枯らしが吹き抜けた。
 乾いた音を立てて、落ち葉が足元を転がっていく。

 その瞬間、上司の声が、頭の中でふっと遠のいた。
 叱咤も、笑顔も、あの夜の酒の匂いも、風にほどけていく。

 あの人がいなければ、今の私はいない。
 それでも、あの人の隣に立ち続ける未来は、もう選べなかった。

 私はコートの襟を立て、社屋の明かりを背にする。
 告発は、復讐でも正義でもない。ただ、同じ場所に立ち続けないという意思表示だった。

 木枯らしは、振り返らせないための音だった。

──────

自分にはビジネス系は向いてない(白目

あのむちゃくちゃ細かい文字の説明書は、読むのを拒否しリスクを感じさせないためのものだと思いました。
「どのようなリスクがあるのか、説明時に書面を指差してもらって一緒に声を出して読む」のが一番らしいですけどねぇ……

1/18/2026, 2:38:27 AM

木枯らし

 秋くらいのイメージがあるな、木枯らしって。どんな意味なのは知らないけど大体名前通りの意味だろうな。

 ずいぶんと歯医者にいくのサボってたからまだまだ時間がかかる。治療費もね。歯はほんと大事にしないと後悔するな。

 虫歯の治療が終わったら今度は歯周病の治療をやるらしい。かなり重度だから手術をして掃除するとかなんとか。

 これがちゃんとした教育を受けなかった者の末路か。金はかかるわ痛いわで散々だ。

1/18/2026, 2:31:45 AM

>>2[木枯らし]

木枯らしは、、私たちの関係を嘲笑うように吹く

[来年もよろしくな]

私たちは、、友達でもなく恋人でもなく

ただの幼馴染である。

[うん、よろしくね]

私は、小さい頃から彼に好意を寄せていた

だけど、、この好意を口に出すことはしなかった。

この関係を終わらせたくなかった。

週に1〜2回は親同士の好で昼食会やら遊んだり

お泊まり会もあったりした、、この関係を。




終わらせたくなかった。




毎年、、冬になると木枯らしが吹くけど

私にはこの木枯らしが私のことを、私たちの関係を

嘲笑っているように感じる。

お互いの気持ちが分かればいいのに。


[なぁ、、お前はさ。]


そう思っていると彼は話し始めた。

[お前は、、俺の事どう思う?]

[え?]

この会話が、、私の冷たい心を引き寄せた。

[ごめん!!やっぱ何でもな…///]

彼は、自分の言ったことを恥じらって、

頬を赤らめていた。

今日、、お互いの気持ちがやっとわかった。

[好きだよ、、あなたの事が]

[……俺も、、お前の事が好きだ]

こうして、、私たちの関係は嘲笑われる事に

反論できるようになった。

[結ばれたのだから、木枯らしに笑われることは無い]

そう言えるようになったよ。

1/18/2026, 2:20:18 AM

木枯らし

「吹(すい)、きのう最新話見た?」
「、、、」
「ん?吹?何その顔、聞いてんの?見た?」
「、、、えっと、誰ですか」
僕は隣の席から吹のそのセリフを聞いて、鳥肌が立つ
そして即座に2人の会話に割って入った
「吹、昨日は映画に付き合ってくれてありがとね。すごく楽しい1日になったよ」
僕はそう言って吹たちの会話を無理やりに断ち切った
「うん、全然いいよ」
吹は悲しげな表情を僕の方へと向けて返してくれる
「ちょっと、急にのろけ話やめてよぉ〜」
先程まで吹と会話をしていた梨奈(りな)は僕と吹の会話を見て言ってくる
そこでホームルームが始まるチャイムが鳴り、救われる
梨奈は同じ教室の自分の席へと戻っていく
そして吹はその彼女が席に着くまでの様子を見届けて、悲しみの表情を机へと向ける

『大丈夫?』
僕は授業中、ノートの切れ端にそう書いて隣の席の吹の机に置く
吹はそれを手にして、自身もノートの切れ端に何かを書き始めた
吹はそれを僕の机へと置く
僕はそれを手にする
『うん、大丈夫。悠希(ゆうき)くん、さっきはありがとう。助かったよ
まさか同じクラスの人にもなんて、、怖くなってきた。
こんなの申し訳ないよ。
どうしよう、これから。』

僕の幼馴染の宮本吹は特定記憶欠損症なのである
特定の物、人との記憶がなくなってしまう病気
それはまるで木に実ったものたちが吹きさわれて何もなくなってしまう木枯らしのようなもの

僕はその日休み時間のたびに吹の相手をして、他の人が話しかける暇を与えないようにし、昼休みを迎えた
吹と2人で誰もいない階段へと移動して、お昼を食べながら情報共有をした

どうやら吹は梨奈との記憶だけを忘れているだけで、他の人は全員覚えているようだった
「ちなみに、なんで忘れたかわかる?」
僕は以前の経験から何かトリガーがあって忘れたはずと推測して聞いてみる
「ごめん、それすらも覚えてない」
「それもそうかぁ。」
僕は俯き、考え込む
そして僕自身が抱く不安から悩んでもいた
そこに吹は申し訳ないようにもう一度「ごめん」と呟く
「全然、それは大丈夫だから。もうこうなってしまったらしょうがないから、これから梨奈とどう関わっていくか考えよ」
「うん、ありがと」
結局、昼休みの時間だけでは解決策は思いつかずで、学校が終わってから考えようとなった



「吹、ここで待っててね。すぐに終わらせるから」
「うん、わかった」
私はそう言って、職員室の前で悠希くんを待つ
私は一人になって不安を感じる
「ねぇ吹」
私は誰かに話しかけられ振り向く
そこには私が今日の朝、忘れてしまった梨奈という人物がいた
「えっと、今はごめんなさい。人を待っているので」
私はそう言って誤魔化すことにした
しかし、それは何の効力もない言葉だった
「ねぇ、私何かした?」
梨奈さんは少し語気が強いように感じる声を出す
私の言葉は波風を立てるようなものだったのかもと後悔する
そして梨奈さんは呟く
「私たち友達だよね」
「えっと、、ごめんなさい」
私はそう言って小走りでその場を離れることにした
梨奈さん、今はごめんなさい
「待って!吹、本当に大丈夫?
今日はずっと何か思いつめているような感じだったから、私心配なの!」
その言葉を聞いて、私は足を止める
私がなぜ梨奈さんのことを忘れてしまったのかはわからない
でも、梨奈さんはやさしい人だとわかった
私はそんな人にこんな態度をするのはダメだと思った
嘘でもいいから、やさしさにはやさしさで返してあげないといけないと思い、私は振り返る
「、、梨奈、ごめんね、、今日は、なんだか調子が悪くて、、私たち友達だから、とりあえず今日は、またね」

1/18/2026, 2:05:39 AM

木枯らしが吹く頃
日も暮れるのが早くなり、段々ともの悲しくなる。
春風が吹く頃
日が暮れるのが遅くなり、気持ちが軽くなる。
一年ジェットコースターのように移り変わる。

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