『木枯らし』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
木枯らし
寒風が
毎日吹く
寒い冬
木枯らしって
北風とも
言うらしい
勉強になりました
なな🐶
2024年1月17日236
木枯らし
木枯らしって冬の始まりを教えてくれる北風のイメージ。
でも私の住む地域では1月頃から吹きすさぶ、空っ風(からっかぜ)が強すぎるので。
年明けてから木枯らしとか言わないかも。
木枯らしよ吹くな。
私の心を寒風に晒して。
木枯らしよ吹くな。
彼の心を殺戮に染めて。
相手の悲しみも、私の哀悼も、雲の上に喪服の色をして消えたよ。
悲しみの色は黒い色をしていた。
もしくは、黒い煤のような、焼けた灰の色をしていた。
悲しみよ吹くな。
惜別よ、友の身体と共に。
苦しみよ吹くな。
カラスの瞳は、復讐の色に染まって、そうして文字のように消えた。
蒼空:さぶいねー
翠 :えぇ、本日は木枯らしが吹きますからね
蒼空:こないなさぶいと人肌恋しくなるなぁ
翠 :カイロありますよ
蒼空:ええ!ええの?
翠 :どうぞ
蒼空:京都はもっとさぶいわぁ
翠 :蒼空さんは京都からはるばる1人でこの高校に通うために着たんですもんね
蒼空:うっとこのおかん料理上手やさかいまた食べに返りたいな
翠 :なんて?
蒼空:あー、うちのおかん料理上手だから、食べに帰りたいな~って
翠 :私は好きですけど、難しいですよね、京都弁
蒼空:そら嬉しいな、今度家帰るときは翠ちゃんもおいでよ、きっとおかん喜ぶで
翠 :では機会があればお邪魔させていただきますね
蒼空:風強い!ほなわしこっちさかい
翠 :さようなら、
翠 :風は寒いし髪は乱れるし嫌いだけど、少しはええとこもあるなぁ
京都弁むずい!好きな人の言葉は移るって言いますよね
寒風が、もうあまり若くない体を撫でた。
いや、私は不老不死になる予定なので、まだまだ若いが? 30歳なんてギャルだが?
カウンセリングルームに戻り、紅茶を飲む。温かい。
ところで、お茶が増え続けているから、誰かとお茶会しようかな。
木枯らしの風ってさ……なんか、いいよね。
強くて寒くて、そんなことないってみんな思うだろう。
でも、なんて言うのかなぁ……
あの猛々しい感じというか。強者感?って言うのかな。
……いいよね
誰にも干渉されずに、ひたすら力強く。
その力を誇示してくる感じとかさ。
羨ましいよ。
2024/01/17_木枯らし
あれは、木枯らしが吹く季節だった。
君と出会って、恋に落ちて。
らしくもない可愛らしい格好をして
幾度も会いに行ったっけな。
寒いのに薄着で行って、
君が上着を貸してくれるのが嬉しくてさ。
残念ながら隣に君はもういないけど。
今の彼とはクリスマスの時期にロマンチックな付き合い方をしたんだ。絶対幸せになれると思ってる。
でも、なぜだろうか。
彼の上着を貸してもらうために薄着をしたりなんかしない。
きっともう私も若くないからなのね笑
─木枯らし─
木枯らし
吹き抜ける冷たい風に
コートの襟を立て首を縮こませる
強風に葉を飛ばした木々は
枝と幹を残すのみで
寒そうで寂しそうだと思った
いや
寒いのも寂しいのも自分自身
こんな日はどうしても悲嘆にくれてしまう
せめて空を見上げ
真っ直ぐに歩こう
そう思ったもつかの間
いっそう冷たく吹き抜けた風に
やっぱり身を縮め急ぎ足になるのであった
【木枯らし】
最初木枯らしがなにかわからなかった。
木を枯らしているなにかかと思った。
調べてみると晩秋から初冬にかけて吹く強い風の
ことだった。
私はまだまだ自分には知らないことが多いと感じた。
自分の知っている世界はとても狭い。
これからも衰退していくのではなく
誰しもが成長していくのだ。
新しいことを知るには人に聞く、調べるなど
方法はたくさんある。
こうやって人は成長していく。
知らないことは知らないといい教えてもらう。
それが成長への1番の近道なのかもしれない。
凍える大地で生まれた風が
あたたかい海を目指して
びゅうと吹く
枯れたりしてない
風は通り抜けただけ
冬芽がふふふと笑ってる
「木枯らし」
#304
木枯らし
木枯らし。
僕はこれを見た時木が枯れるのか?と思った。
意味が気になるので調べてみたら、
季節が秋から冬へと変わる時期に初めて吹く北よりの強い風のことだって。
へぇ、勉強になる。
まだまだ知らない言葉が沢山あるんだな。
木枯らしが吹く
冷たいし、寒いけど
君と手を繋ぐ理由になり
ぎゅっと握る
君が言う
「そろそろ帰ろうか」
夜のお散歩
温かい、ミルクティーを
飲みながら
この一瞬の幸せを感じた
ありがとうね
今日も一日そばにいてくれて
-木枯らし-
先日までまだ暑い日もあったのに
気づけば木枯らしが吹いている
またこの季節がやってきた
君と別れてからの
寒くて孤独を感じる長い長い冬が
「木枯らし」
せつない片思い
貴方は気づかない。
【木枯らし】
心の中を木枯らしが吹くような
ひどく哀しい気持ちになった
あまりの寒さに耳が痛い
加えて頭も痛くなってきた
この寒空の下
いっそ冷たい空気に溶けていけたらいいと
思うほどに
独りというものは寂しいのだ
木枯らしって
晩秋から初冬に吹く風だから
ちょっと今の季節にあいませんね。
お題はどうやって選定されているのでしょうか?
テーマ:『木枯らし』
寒風ふきすさぶ北の大地。陽の温もりを感じさせない曇天のなか、禁忌の森の奥地にその男はいた
そこにはひときわ異彩を放つ大木があり、男は虚ろな目でそれを見上げていた。
「やぁ。元気かい」
掠れた声で男は言った。
村人達が恐れる大木―――“誘いの木”に向けて。
突然、男は視界が揺れる感覚に襲われた。酷い吐き気を催したが、視界が安定するまでなんとか耐えた。
すると、誰もいなかったはずの男の目の前に女がひとり佇んでいた。
その姿は俗世とかけ離れた美しさを秘めていた。
歳は16ほど。輝くように白い肌と腰まで届く黒絹の髪、幼さと同時に妖艶な雰囲気を漂わせる女は、正面の男を見つめては妖しく微笑んでいる。
「今日もいらしてくださったのですね」
淡桃色の唇が小さく開き、魅惑の声音が男の耳をくすぐる。それだけで男は絶頂した。初めてその姿を目にしてから毎日こうして会いに来ているわけだが、その度に新鮮なな驚きがある。嗚呼なんて美しさなんだ、と。
見慣れる気配すら感じられないほどに強く心を奪われてしまったのは、それだけ女に惚れてしまったからなのか。はたまた妖術にでもかかっているのか。
いずれにせよ、それは男にとって重要なことではなかった。今こうしてその女の存在を感じられることに幸福を覚えていたからだ。
しかし、と女は言う。
「私は冬を越えることが難しいようです。もしかすると貴方に会えるのもこれが最後かもしれません」
「そんな……!」
男は凍った思考を無理矢理うごかし、あらゆる策を提案する。村中の毛布をかき集めて暖めよう。村の食糧庫から食べ物を持ってこよう。
だが提案する度に女は首を振る。哀しく微笑みを維持したまま、それでは駄目なのですと。
男は諦めなかった。何か方法はないものか考え込む男に向けて、ひときわ艶めかしく女は言った。
「もし、貴方がそばにいてくだされば、この冬は寒い思いをせずに済むかもしれませんね」
「……!!」
男が竦んだのは甘い言葉にやられたため。女の目の奥に恐ろしい光が宿ることに気づきもしなかった。
「あぁ居るともさ。冬を越えるまでと言わず永遠にでも!!」
「ふふふ。嬉しいです。」
瞬間。冷たい風が吹き荒び、大木の葉を毟り取る。
すると、女は笑みを浮かべたまま霧のようにすうと消えた。
禁忌の森でまた一人になった男だが、その場から動こうとはしない。あの女と約束したのだ。ずっとそばにいると。
風が吹く―――
周囲では木々が生き物のように揺れている。
風が吹く―――
男の体温がじりじりと奪われる。
風が吹く―――
誘いの木は静かに佇んでいる。
またひとつ、葉が落ちた。
クラスに一人はいただろう
一年中半袖半ズボンで
みんなに讃えられていたあの子
きっとあの子の自己満足に過ぎない
見る人が見ればただの阿呆だと思うかもしれない
経過はどうであれ、大正解だ
だってこんなにも一人の人間の記憶に残っている
木枯らしの吹く季節になると、思い出しては考える
風邪をひいていないか、と
ー涙ー
悲しくて涙が出ることは知ってる
寂しくて涙が出ることも知ってる
辛くて、涙が出ることも知ってる
でも、嬉しくても涙って出るんだね
幸せ、と思って涙が出ることもあるんだね
僕は知らなかった
君が教えてくれたんだ
日常がこんなにもたくさんの涙で溢れているなんて
君の涙は世界の誰よりも、綺麗だ
木枯らし
窓を叩くのは
誰でもない
人でもない
夜の外を見つめた
花はまだ咲かない
蝶も飛ばない