あれは、木枯らしが吹く季節だった。君と出会って、恋に落ちて。らしくもない可愛らしい格好をして幾度も会いに行ったっけな。寒いのに薄着で行って、君が上着を貸してくれるのが嬉しくてさ。残念ながら隣に君はもういないけど。今の彼とはクリスマスの時期にロマンチックな付き合い方をしたんだ。絶対幸せになれると思ってる。でも、なぜだろうか。彼の上着を貸してもらうために薄着をしたりなんかしない。 きっともう私も若くないからなのね笑─木枯らし─
1/17/2024, 10:14:32 AM