『月夜』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
満月を違う場所から眺めてる
通話の声も明るく映える
#月夜
9年ちょっとぶりの皆既月食なんだって
ニュースでやってたよ
まぁ今夜は曇り空だからこっちからは見れないだろうけど
雲の上では見れてっかな
珍しいみたいだからまったりみててな
・・·・・· 月夜 ・・·・・・·・・· ・・·・・· ·・・·・・·・・·・ ・・·・・ · ・・·・・
·・・·・・·・・·・・·・・· ・ Je suis en train d'écrire. ・·・・· ·・・·・・·・・・・·
【3/7】月夜
かわいい、あの子を照らしてる
彼女の美しい髪や姿は影となり、より美しい
今にも消えてしまいそうなほどに
私はなんて伝えようか?
ぼくが歩く。
月がついてくる。
ぼくが歩く。
月がついてくる。
長い長い影帽子。
黒い夜に月だけ浮かぶ。
ぼくと月だけの散歩道。
「月夜」
あーあ。
月明かりで眩しくて、
星の輝きが掠れちゃうな。
光っていうものは、共存できないんだね。
*月夜*
お題「月夜」(雑記・途中投稿)
あ、皆既日食……月蝕? どっちだっけ?
"月夜"
いつもの帰り道。
私は重くなった心と自転車をズルズルと引き摺っている
「いつもはちゃんとできてたのに…」
おかしくなった前輪のせいで歩くたびガコンガコンと揺れ動く籠の中にヘルメットを放り投げる
薄暗い夜道の中、役立たずな自分が恥ずかしくなり
そんな気分を紛らわすように呻く
私の情けない声も息遣いも、全て闇の中に霧散する
冷たいハンドルを握り締めながら、うだうだと帰路に着く
どうにかこの恥ずかしい気持ちを振い落としたくて必死に体を揺すっていると夜空に浮かぶ、まあるいオレンジ色が目に入る
一瞬街灯かと思ったが、ただの綺麗な月だった
よく見れば周りに星も僅かに輝いている
もしこれが小説の一節ならば
私はこの月や星々に慰められ、笑って明日を迎えるのだろう
けれども美しいそれらはより一層、私を惨めにした。
遠いところで光り輝き人を幸せにする
まるで私と正反対!
「…う」
手を握り締めると、ハンドルがギュウッと音を立てる。
指先が白く染まり始めるのを感じながらその場に崩れ落ちた
月夜
目の前のことしか見えなくて
月なんて見ていられない
いつからこうなったんだろう
月の光が、暗闇の中の私を映し出す。
太陽の光を跳ね返して輝くあの月は、自力では輝けない。
私も、照らされてばかりだ。私に光は無く、誰かの輝きを私は真似することしかできない。私を照らしてくれた誰かの光を反射して、私は誰かを照らし輝かせたい。
今日は朧月夜だ
春らしい天気
童謡の朧月夜を思い出す
今ならあの情景の良さもわかる気がする
最近童謡や子供の頃の歌を
無性に聞きたくなる
無意識に人生を振り返りたくなったのだろうか
今夜は、星がきれいですね。
あの一番おおきい星は、月といいます。
『月夜』
今日は満月らしいですよ、綺麗ですね。
ふと思ったことで、伝えようとしたけれど、
その言葉を口には出来なかった。
何故か躊躇いをしてしまった。
あなたに見惚れていたからかもしれない。
私の横を歩くあなたはまるで、
夜という舞台で月明かりというスポットライトを
浴びているかのようだった。
やはりとても綺麗な人だと思った。
それと同時に、
微笑みを浮かべてしまうほどの愛おしさを感じた。
『届くことのない言葉』
ビルの屋上だからか、風が強く感じる。風になびく髪を押さえ、目線を動かす。屋上の端、パラペットと呼ばれる所に彼は座っていた。
近寄り、声をかけてみる。
「こんばんは」
彼が振り返る。その顔が少し歪められていて、思わずくすりと笑ってしまった。
彼の隣まで歩き、ビルの下を見下ろす。そこには、怪物と戦っているあの子がいた。物陰に隠れて心配そうに見ている彼女も。
「助けなくていいの?」
そう彼に問うと、彼は見てろと言わんばかりに顔を動かした。
そのまま見守っていると、あの子は新しい力を手に入れ怪物に勝ち、彼女の手を引っ張って扉に消えてしまった。
思わずヒューと口笛を鳴らす。
「勝っちゃった…さっすが」
彼を見ると、嬉しそうに口角を上げていた。
「なになに〜?教え子が強くなって嬉しいの?」
うりうり〜と彼のほっぺをつつくと、「辞めろ」と手を払われた。
そのまま彼は立ち上がり、後ろへと歩いて行ってしまった。私も慌てて立ち上がる。
「もう帰っちゃうの?」
彼はその問いには答えてくれず、ふっと消えてしまった。
「はぁ〜」
大きくため息を着いて、フェンスに寄りかかる。体重がかかり、カシャンと音を立てた。空を見上げると、月が淡い光を放ちながら綺麗に輝いていた。
「月が綺麗ですね」
無意識に口から漏れた言葉に、ハハと乾いた笑いが出る。絶対にこんな言葉、彼に届くはずないのに……。
空に浮かぶ月を目に焼き付けて、私は意識を閉じた。
【月夜】
月夜
最近は、月の昇る夜に散歩をすることがめっきりなくなった。
窓から眺める月もいいが、歩いているときに不意に見上げる月の方が、私は好きだ。
太陽の下よりも、月の下の方がずっと、ずっと、心が落ち着くから。
このまま月の昇る夜闇にすっと溶けてしまえたら。
月夜の記憶は、
少しだけ夢に近い。
僕はその曖昧な光のまま、
君の中へ残りたい。
もしできるなら、
君の持て余す夜を許す光のひとつに。
題 月夜
月夜
月夜にひとり、
自室からお月様をじっくりと眺めるのは至福のひと時です。
その時の気分、お月様が自分を明るく照らしてくれるなら自分はオッケーってこと。悲しい気持ちを労ってくれてるようなら要注意ってことね。
でもね月のは光は悲しい気持ちも癒してくれるから‥不思議な力を持ってます。
今度の月夜はいつかな?
楽しみに待つてます。
「月夜」
負けた
明るい光を求めて
希望に満ち溢れていたのに
月夜の下は
身が軽い
単発900玉…(´;Д;`)
月夜の提灯光輝く。
今日は、月が綺麗に光ってる。
そして私はあなたと一緒に月夜に輝く提灯を見た。
すごく、いつも以上に綺麗だった。
提灯がこんなにも綺麗に感じるなんて、あなたと一緒だからかな?
きっとそうだよね。
だから、来年も一緒に提灯を見に行こうね。
提灯(ちょうちん)と読みます
絆
「引っ越せよ、もう」
池を眺める窓辺の椅子に腰掛け、従兄は本を読んでいる。ふ、と目線をこちらに寄越した従兄は静かに首を振り、薄い唇を開いて、
「居心地が良いんだ」
と呟くように言った。居心地?最悪だろ、と心の中で悪態をつく。
この従兄の家は大きな池に面しており、従兄の座る窓からはその池が嫌なほどよく見えた。幼い頃はこの家で、俺と弟とこの従兄とよく遊んだものだ。俺の実家の近所にあったこの家は、俺の叔父とその妻ないしこの従兄の両親が早逝してから、現在は従兄一人の家である。早くこんな場所からは引っ越せば良いのに、この従兄はいつまでもこの家に住み続けている。
「そういう君こそ、相変わらずだ」
「なにが」
「今日は月命日だろ」
幼い頃、風の強かったあの夏の日、俺は弟と喧嘩した。公園で遊んでいた時だった。弟は泣きながら駆け出して行った。この従兄の家へ行こうとしたのだろう。あいつは従兄に妙に懐いていたから。
窓の外の池を見ると、その水面は凪いでいて黒々と底知れぬ暗さを湛えている。弟は池に沈んだ。風が強かったから、被っていた帽子が飛ばされたのかも知れない。あの頃は低かった柵のせいで、池に入るのが容易だったからかもしれない。喧嘩別れ。その喧嘩のせいで、弟は溺れた。
「この本にね、沼が出てくるんだ。人を飲み込む沼。まあ、底なし沼ってやつだ」
従兄は読んでいた本に目線を落とす。趣味が悪い。そんな本を読むのも、今ここでそれを口に出すのも。
「ここに座って池を見ながら本を読んでる。俺一人ぐらい平気で飲み込めてしまうぐらいの、池の深さを想像しながら」
「お前も、池に沈みたいのか」
「いつでもそうできるって、逃げ道を作っているだけ。そうすれば幾分か楽になる」
従兄は何を見ているのだろう。弟の沈んだ池に、自分を沈める妄想をしてまで。
「苦しいなら、こんな場所逃げ出せば良い」
「無理だ。だれもここから連れ出してくれないから」
「だったら、俺が…」
言いかけてやめた。それを言う資格は無かった。従兄はこの窓辺から、弟が落ちる瞬間を見たのだ。助けようとしたが、間に合わなかった。弟を引き上げたのは従兄だ。助けられなかった、すまない、と従兄は俺に縋って泣いた。俺のせいだった。この従兄をこの家に縛り付けたのは、俺だった。
だから俺は、月命日に毎回ここを訪れてしまう。謝りたかった。泥が絡みつくような、得体の知れない重苦しい意識に、俺は今もずっと苛まれている。
「君は遠くへ行きなよ」
遠く?どこへ行けと言うんだ。そう言うお前は?
罪の沈んだ池を見つめながら、この家の中、小さな世界で生きている従兄は、俺を許すとでも言うかのように、美しい笑顔で笑った。まるで、自分はここにずっといるのだと、無意識に悟っているかのように。
「行けるわけないだろ」
「…じゃあ、同類だな」
ある種の絆だった。罪の意識という、おおよそ絆を構成する要素としては相応しくないものが、確かに俺たちを繋ぎ止めていた。自分のせいだと、相手は悪くないのだと、お互いにそう思いながらも、ずっとそれを言い出せずにいる。
「なあ、引っ越せよ」
そうすれば、お前だけは逃げられるだろ。
「引っ越したら、君が来る場所が無くなってしまう」
「俺は、弟に謝りに来てるんだ。お前が引っ越そうが、関係ない」
「そうかな」
こちらを見る従兄の目には、何か奇妙な愛情のようなものが浮かんでいるように見えた。もしかしたらこの従兄は、俺がここに訪れて来るのを待つために、この家に住み続けているのではないかという、そんな奇妙な妄想が俺の頭に浮かんだ。
「また、会いに来てよ」
従兄はそう言って立ち上がる。俺の頬に手を伸ばした。俺が泣いていたからだ。でも、その手は触れる寸前で止まって、幼い頃のようにくしゃくしゃと頭を撫でられただけだった。それがもどかしく感じる俺も、大概だろう。俺たちを縛り付けているのは、窓から見えるこの池で、俺たちを隔てているのもまた、この池なのだ。
窓から眺める池は、黒々として、それでもやけに綺麗に見えた。
「なあ、池はどれぐらい深い?」
「どうしてそれを聞く?」
「なんとなく」
「…俺たち二人、静かに沈んでいけるくらいには、深かったよ」
従兄の目には、弟を助けたあの日の光景が映っているのだろう。
池の底、従兄と俺と二人で沈んでいくそのさまを、俺は想像した。