『月に願いを』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
5コール。
もしもし?
ねぇ、今日満月なんだって
そこから見える?
くれぐれも綺麗だなんて言ってしまわないように、
なんて思ってたのに、
ぽんと言ってのける君。
『月に願いを』
2024/6/22の夜のおはなし
俺には、大好きな人が居る、
その女の子は、夜にしか出てこない、、
ふらっと現れては、
「遊ぼ~!」って言ってくる、
いつもと変わらない日、
でも、いつしか俺に愛が芽生えてきた、、
可愛いくて、
大好きな人いつもいつも月を見ては、
考えての繰り返し、
でも、その瞬間、瞬間が愛おしい。
俺の願いが月に届きますように
『月に願いを』
4才の頃の記憶だ…私はど田舎育ち…
ある時、隣のじいちゃんが亡くなった。
隣とはいえ、200メートル位は離れていただろう…深夜、私が目を覚ますと
一緒に寝ていたはずの母親が消えていた…
幼い私は不安でいっぱいになった…
母親を探したが家の中にはいない。
そしてピン!と来た…隣のじいちゃんだ!
昔は夜を徹して死者を見守る…
我が家の大人達も例外なく隣に行った。
母親を探しに私は外に出た…
その日は満月だった…雲ひとつ無い空は
ものすごく明るくて、大人が一人通る位の農道がハッキリ見えた…
「母ちゃんとこに行こう!」
夜の怖さより、母がいない不安が勝った。
4才の私の背丈近い草の間を走った!
やや下の方角に明々と灯りのついた家がある…その家を目指して無我夢中で走った!
離れた隣の家に着いて「ガラッと」戸を開けた…「どうやって来た…?」
その時の大人達の驚いた顔を私は今も覚えている…
月灯りは私の足元をしっかり照らし安全に目的地に誘導したのだった…
「月に願いを」した訳ではないが
自分でも気がつかない間に「月は願いを」聞いてくれたのかもしれない…
十九の夏、密かに酒を月と呑み あの泣き言はきみだけ知ってて
題-月に願いを
【月に願いを】
「流れ星って、願い事叶えるって言うじゃん」
「消えるまでに三回言えば、叶うってあれね」
「あれさ、月だったらよくね?」
「なんて?」
「だからさ、月に願いをかけられたら、もっと大きい願い事出来そうじゃない?」
「月、流れ星なったら怖くね?」
「怖いけどさ」
笑って、そいつは外を見て、
「小さい星だったら、無理そうだからさ」
ベッドに横になったまま、点滴に繋がれた腕を少し触って、ちょっと微笑む。
自分は、一緒に暗くなってきた外を見ることしか出来ない。
月が、輝き始めていた。
小学生の時、月をとても遠い存在だと思っていた。
しかし、成長して土星や木星、ブラックホールなどの様々なことを知っていくうちに、月は遠い存在とは思わなくなった。
大きくなると、どうしても物の見方が変わってしまうことがあると思う。それでも、子どもの時のような純粋な考え方や気持ちを忘れないことが、新しいことを思いつける1つの方法なのかもしれない。
『私、夢が叶ったら死のうと思う。』
冷たい夜風に吹かれ、腰までの綺麗な黒髪を靡かせ君は言う。
『もう、疲れちゃったんだ。学校では虐められて、
家では邪魔者扱いされる。そんなのもう耐えられないの』
私は何も言えなかった。
もちろん、応援するよともいえず、死なないでともいえず。
心の底から自分のことが情けなく感じた。
「死なないでよ」を期待していたのだろうか、貴方は悲しそうな表情で
月を見上げる。
『ねぇ、私って君からどう見えてる?』
今にも消えてしまいそうな儚い表情を浮かべながら
貴方は私に問いかけた。
どう答えたらいいのかわからず 黙っていると、
『何か言ってよ、もしかして考えたことなかった?』
泣きそうな目で私をじっとみつめる。
「いや、綺麗だよ」
『何番目に?』
「…一番目」
そう答えると貴方は少し目を見開いた、
その後すぐ安心したような、どこか寂しげな顔つきで微笑む。
『私の夢、叶わせてくれてありがとう。』
「え?」
『ばいばい、私の世界で一番大好きな人___』
それだけ残し彼女は海に飛び込んだ。
「どういうこと?」
「私が貴方の夢を叶わせた?」
「まってわかんないよ行かないで」
急な発言に戸惑いを隠せなかった私の口からは言葉が溢れるばかり、
もちろん疑問を問うても返答はなく。
海底の何かに引きずり込まれるようにして沈んでいく君を
止めなきゃいけない。そう思うことはできた。
だけど今までの君を思い返すと止められなかった。
だって、、死ぬのを夢見てたんだもの。
それに、どんどん海の底に沈んでいく貴方はとてもとても綺麗で。
海面に残された貴方の腕時計を見つめ、
私は崩れ落ち涙を流した。
嗚呼、綺麗。
"月に願いを"
「みゃあ」
見回りをしようと懐中電灯を片手に廊下に出てからまだ二歩程、急に処置室に入っていった。跡をついて行くと窓辺に飛び乗って空を見上げながら一声鳴いた。
「どうした?」
月明かりでほんのりと明るい室内を進み、窓の外を見上げる。
「おぉ……」
見上げた視線の先に、優しい光を放つ月が夜空に昇っていた。真ん丸では無いが、その形もまた美しい。
「みゃあ」
月に見惚れていると、ハナが甘えるように鳴きながら俺の腹に前足をかけてきた。
「抱っこか?」
んしょ、と抱き上げてやると、喉を鳴らしながら身体を弛緩させて腕の中に収まった。
そんなハナに小さく笑い、再び月を見上げる。
──これからも、平穏が続きますように。
祈るように心の中で呟く。
ハナを床に下ろし「行くぞ」と懐中電灯の灯りをつけて、改めて見回りを始めた。
10日目
「星に願いを」だなんて傲慢すぎじゃないか
君は宇宙に星がどれくらいあるか知ってるかい?
数億個とも数兆個とも言われているんだよ
星に願いをって言ったら全ての星に願ってるわけで
それに値するくらい大層重大な願いなはずで
それを願うだなんて傲慢すぎると思うんだ
あるいは無数にある星の一つ一つに願うとして
それは沢山の願いを叶えてもらおうとしてるわけで
そんな膨大な数の願いをするだなんて傲慢だと思うんだ
だからこそ僕は唯一つの月に唯一つの願いを
━━━━━━━━━━━━━━━君を幸せに
月に願いを
満月が少し過ぎた今夜、変わらず空には月がある。
いつも優しい月うさぎが、今日もこちらを覗いている。
他に星は見えなくて、ただ1つ輝く月に願いを送る。
……月に願うなんて、聞いたことないけど。
それでもいいから、少し縋らせてほしかっただけで。
「月に願いを」
帰り道
星は全然見えないけど
晴れていたら月は見える。
夜の唄を口ずさんでみたら
なんだか心が落ち着いた。
願い事叶いますように。
月に何かを願うと叶う。
小さい頃、童話に見た。
あの美しい夜空に光る満月。
作り話だけれど本当に起こるよ信じてみようかな。
コンビニから帰ってくる途中、女子学生達とすれ違った。
どうやら、満月に願い事をすると1つだけ叶うらしい。
今日は満月のようだ。
暇だしやってみっかー。いつもだけど……w
金、彼女、やっぱ金……。
いや悲しーわ。
でも1つに決めきれねぇなー。
んー……お!天才オレ(27)が閃いたぞ!
「満月をください!」
【月にリボンを結んで】
あなたみたいになりたかった。
と、月にリボンを結ぶ。
月はよく、女性を表す表現として使われる。それはきっと、夜空の上で誰それ構わず静かに見守ってくれるから。
私にとっては羨ましい。そんな人を優しく見れるような視線を持ってはいないし、そもそもそんなことができるような心の余裕さえない。
リボンが似合うような可愛らしささえない私は。
今夜も月が上るたびにリボンを結び続ける。
短冊のように、願掛けの絵馬のように。
「あなたのようになれますように。」
と願いをかけて。
月にお願い事をするなら私は普通の生活がしたいとお願いします。理由は普通の生活が私にとって幸せだからです。私にとって普通の生活とは毎日学校に行って友達話したり勉強したり放課後部活をしたり友達と遊ぶことや家で毎日のルーティンをすることです。
そんな日常が私にとって幸せだから次にお願い事をするなら普通の生活がしたいとお願いします
月明かりに似て
わたしの願いも朧気で頼りない
日に日に満ちる思いが
いつか欠けいってしまわないように
わたしは今日も大きく大きく息を吸って
お腹を膨らませてみる
─────── 月に願いを 2024-05-26
水面に映る満月は
ゆらり ゆらりと揺れている
時折 通り過ぎる雲が
円のかたちを歪める
わたしは
水に映り込むそれを
直に見ることはできないけれど
こうして足元へと見下ろせば
みることができる
ああ どうか
生まれ変わることができるならば
この目で 美しい といいたい
【月に願いを】
「どうか、迷える子羊たちが救われますように。」
そう、月に願いを送る。
この子羊の中には私も入るだろう。
「私が分からないばかりに。」
人を傷つけてしまった。
その度に謝っても、受け入れられない。
謝罪は重ねれば重ねるほど、薄くなる。
「ごめん。」
何度そう言ったことだろうか。
私は、よく分からないから。
全部教えてもらわないといけない。
でも、教えてくれなかったのは貴方達だ。
それなのに。
いや、やめておきましょう。
こんなことを思っても、意味は無いのだから。
だって、もう謝る人もいない。
「あぁ。なんて私は愚かなのでしょうか…」
だから、私は少しでも救われるように。
この罪は消えないだろう。
でも、罪を軽くすることはできるかもしれない。
どうか、お許しください。
神様。
そんな叶わぬ願いを月に送る。
月に願いを
子供の頃は、どこにいても何をしててもどれだけ走っても、絶対に見える月が怖かった
たまにとても大きく見えて、オレンジ色に見える時はひたすら怖かった
いつからかな
夜空を見上げて、満月だったらラッキーって思うようになったのは
月に願いを
今宵は更待月
夜が深くなるのを 静かに待って
蒼白く光輝く 待ち焦がれし月
ただ ただ 見上げて 君を思ふ
暁月夜になるまで 願掛けのように
無事を願っていたいのに
帰ってくれるなら、一番に出迎えたいのに
この身体は言うことを聞いてはくれぬ
眩しくて 眼を開けると 聴きたい声は耳には届かず
今日も静寂の中で 一日がはじまる
また 夜更けまでが 待ち遠しい