『最悪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日は最悪な一日だった。靴紐が解けてすっ転んでしまうし、教科書は忘れてしまうし災難にも程がある。
それに、お弁当も忘れてしまってもうやる気が出ない。
「はぁあ。」
「大丈夫?」
友人が心配した顔で話しかけてくる。
「今日はもう本当に災難な事ばっかりあってさ疲れちゃったんだ。」
「そっか、大変だったね。じゃあそんな君にご褒美をあげよう。」
「え、何何?」
「はい、私のお弁当一緒に食べよ!」
「いいの!? ありがとう、神様!」
「いいのいいの。」
今日は最悪な一日だが友達と一緒にお弁当を食べれたので少しは良いと思える一日になった。
『最悪』
「最悪」
たいしたことでなくても、「うわ最悪…」って言っちゃうことありますよね。
これって言霊とかおまじないの一種で、「最悪」って口に出すことで、運命とか試練とかそういうものが、「そうか最悪なのか」って思ってくれて、それ以上悪いことにならない…のかな?と思います。
あまりに言い過ぎるのは、
逆に良くないことを引き寄せるかもしれませんが。
本当に最悪ならきっと声も出ないのです。
#最悪
調子が悪いな、とは思っていた。
時々フリーズするし、勝手に再起動かかるし、電源入れてなんでか黒い画面出たりするし。
それでもだましだまし使っていたノートパソコンが、突然の青い画面からの沈黙。
電源ボタンを長押ししようが本体を振ってみようが、痛いほどの沈黙。
「もう駄目だーーーー!!!!!」
この中には、来月締切の卒論の資料からなにから全部入っていたのだ。
「予想できた未来過ぎて草。そこまで駄目ならせめてクラウドにバックアップ取っとけよ」
「なんなのお前は俺を追い詰めたいの!? もっと優しくして! 慰めて!」
パソコンの状態を相談していた友人のところに駆け込んだものの、彼は無常にも「いやもう無理だろコレ」と死刑宣告を告げる。
ガチ泣きしている俺に引いている友人は、渋々というのを隠す様子もなく「データだけでも取り出せないか試してやるから泣きやめ」と吐き捨てた。
「は? 神か?」
「出来るかわかんねぇぞ」
「俺は今悪魔にでも縋りたいんだ。やってくれ。金は出す」
「ちょっと待ってろ」
それから友人が何をやっていたのか、俺にはわからない。なんせ、クラウドもよくわからない機械音痴である。
俺にはパソコンに向かって作業する彼が、物語の中のスーパーハッカーに見えていた。
「やっぱ無理だわ。ディスクがおしゃかになってら」
「嘘だろー!? ここはお前が華麗に解決して俺が歓喜に咽び泣きお前を崇め奉るところでは!?」
「現実は非情なんだよ」
終わった。今からまた資料を集めて論文を書き直すのか。いやまぁ、機械音痴だから資料は紙のがあったりもするんだけれど、ちまちま慣れないタイピングで書いてきた論文はいちからである。
灰になってしくしく泣いている俺に、友人は何やら小さな四角い箱を渡してきた。
「何コレ」
「外付けHDD。ひと月前、お前がそれ見せに来たときに、念の為データのバックアップ取っといた。ひと月分の遅れなら、まだどうにかなるんじゃね?」
「神!!!!」
「うるさ」
俺は友人に抱きついて、感謝の気持を込めてほっぺたにチューをした。殴られた。
「早く新しいパソコン買え」
「どれ買えばいいかわかんないから着いてきて!」
ため息を付き、文句を言いながら、なんだかんだ俺に付き合ってくれる優しい友人に、卒論提出したら寿司か焼肉を奢ろうと心に決めるのだった。
2023.06.07
【最悪】
とりあえず、不運なことや都合の悪いことが起きたら、すぐに「最悪……」って、呟く癖をどうにかしたいな。
#92 保身
君への優しさとか思いやりを主張する嘘つき
お題「最悪」
常に最悪のケースを想定して行動することだ。
著名人の講演が終わると、案の定、隣席のお前はいつになくキリッとした顔をしていた。とにかく感化されやすいコイツは、今必死になって最悪のケースとは何かを考えているに違いなかった。
空が落ちてきたらどうしよう、とかバカなことを言ったらはたいてやろう。そう思いつつ、なあと声を掛けると、お前はハッとして身構えた。
「……どうした?」
「なんか、はたかれる気がした!」
「はたかねぇよ」
「帽子被っとこ」
「何でだよ」
「ふっふっふ。私は常に最悪のケースを想定して行動するのだよ。__あだっ!」
額を抑えるお前にはため息が出る。
駄目だコイツは。危なっかしくて放っておけない。
一体いつまで付き添えばいいのか。詐欺に遭ったりしたら目も当てられない。少しは学習してほしい。
呆れる俺。額をさすって楽しげなお前。
俺はゆっくりと諦めの境地に向かっている。
今日のテーマ
《最悪》
朝の星占いのランキングは12位。
13日の金曜日、仏滅、そして三隣亡。
朝から雨は土砂降りで、バスは混みすぎでスルーされ。
やっと駅に着いたと思ったら電車が遅延で遅刻確定。
遅れて1時間目に滑り込めば、今日提出のプリントを家に忘れてきたのに気づき、罰で課題が増やされて。
昼休みになってお弁当箱を開けたら汁漏れしててご飯もおかずも大惨事。
「そこまで続くともうネタみたいだよね」
「きっと今おみくじ引いたら大凶が出るんじゃない?」
朝からの顛末を話したら、友人達がケラケラ笑いながらそんなことを言う。
ちょっとくらい慰めてよとやさぐれるけど、でもたしかに今日の有様だったら大凶も有り得そう。
がっくりしながら机に突っ伏してると、頭にポンと何かが乗せられた。
「なに?」
「日誌。今日、日直だろ」
てっきり友人達の誰かが悪戯してきたのかと思えば、降ってきたのは男子の声。
顔を上げると、そこには好きな人がいて。
心臓が止まるかと思った。
私の片想いを知ってる友人達は、ニヤニヤ人の悪い笑顔を浮かべながら1人2人と席を立つ。
気をきかせてくれてるのは分かるけど、あからさますぎて私の気持ちがバレそうだからやめてほしい。
狼狽えて言葉も出ないでいたら、もう一度日誌をポンと頭に乗せられた。
「黒板拭くのは俺がやるから、おまえは日誌書くの頼むな」
「う、うん……あれ? でも……」
日直だったのは言われて思い出した。
でも、相方は彼ではなかった筈だ。
うちのクラスの日直は出席番号順で、彼とは出席番号が1番違いだから、一緒に当番が回ってくるはずがない。
「ああ、おまえ今日遅刻してたんだったな。あいつ今日休みだから、繰り上げで俺になったんだよ」
「なるほど。って、ごめん! 余計な仕事させちゃって」
本当なら、本来の日直である私が日誌を取りに行かなきゃならなかったし、忘れてたとはいえ黒板拭きも彼に任せっぱなしにしてしまったことに気づいて慌てて謝る。
好きな相手にこんな面倒かけるなんて最悪もいいところだ。
更なる『最悪』を積み重ねたことにまた凹む。
反省と後悔ですっかり身を縮める私を見て、彼はくすりと笑った。
「役得だから別に気にすんな」
「は?」
「ちなみに俺もおまえと同じ星座。今日のラッキーアイテムはフルーツのど飴。ってことで、ラッキーのお裾分け。これで一緒に運気挽回しような」
そう言って、日誌と共に渡されたのは、はちみつレモン味ののど飴。
立ち去る背中をぼーっと見送りながら、夢心地で手のひらに乗せられた飴を見つめる。
気づけば窓の外はいつのまにか雨も止み、雲の隙間から天使の梯子が下りてきていて。
13日の金曜日、仏滅、そして三隣亡。
星占いは12位だったけど、ラッキーアイテムののど飴で、最悪だった私の運気はどうやらここから挽回できそうです。
「病室と花瓶」
窓から吹き込んだ風がカーテンをなびかせて
飾られた花は揺れ動いた
何もない白い壁の中に射し込む光が優しく君を照らして
微笑む顔は柔らかな愛でした
お見舞いに来る人が入れ代わり立ち代わりするたびに
そこに置かれた花瓶は幾つの花を添えたのだろう
冷たい床の踏み音が朧気に頭に過る
いつか誰も来なくなり花瓶だけになる日が来ても
部屋に込められた想いを忘れない
花瓶は見てきた
君の笑った顔も1人になったときの寂しい顔も
不意に零れた涙も慌てて涙を拭い作り笑いした顔も
白いベッドに眠る痩せて白くなった君は
変わらない微笑みで僕の名前を呼ぶ
優しい嘘は暖かな愛でした
風の吹き込むことのなくなった白い部屋の中で
ポツリと飾られた空っぽの花瓶
甘く淡く溶け込んだ想いは確かにここにあって
溢れる愛に満ちていた
君が目覚めなくなったあの日まで…
♪
えっと、↑実話じゃないです(苦笑)
最悪なのは、テーマに合ったストーリーが思い浮かばないこの状況。考えてはみるんだけど、全然。
浮かんだとしても、テーマが変わるギリギリでしか投稿できなかったり、書き終わるまでもうちょっと…間に合わなかった。も何度か。
ストーリーがパッと浮かぶような才能がほしいです。
最悪、そんな感情が私を支配する。
いやそれは最悪だけではない。
後悔も、だ。
最悪
そう思えるうちはまだ
"まし"だったのかもしれない。
最近全然投稿できてなくてごめんなさい😖🙏🏻
「最悪」
最悪は、今までで一番悪いということなので、それを越えると同じぐらいのことは最悪でもなくなる。
そしてまた次の最悪がやって来る。
なんだ、この世はダンジョンなのか?
私はレベルアップしてるのか?
こんな最悪いらないよ?というような
次から次にやって来る。
いつか死ぬ時には最悪もだいぶ更新されていて、人生楽勝だったと思うのだろうか。
今年は、夫が亡くなり最悪と思った。
だんだん日常が戻り、生活している。
最悪ってなんだろう
大切な人を失ったことは、私の人生で最悪…
でもいずれ遅かれ早かれ誰でも経験すること
最悪の事態とするなら、これ以上最悪にはならないか
こんなもんか
舞
何だってこんな大雨降ってくる?
行い悪い 誰のせいなの
#短歌 #書く習慣 20230606「最悪」
たしかに 最悪。
この世のすべて 嫌になっちゃった。
さぁ これから私 どうしたらいい?
そんな時!
捨てる神あれば拾う神あり?
チャンスは寝て待て?
急がば回れ?
とにかく!
最も悪いから最悪。
これより下は無し。
あとは 最高まで 上り行くだけ。
「最悪」は 「最低」なんかじゃない。
#最悪
【最悪】
今日のことだ。姑の通院に付き添った。耳も遠いので通訳かねている。医師の話を大きい声で伝える。最近、体調が悪いので医師から薬の増量を提案されたが、頑としてきかない。痛み止めをもらえば良いと言う。血液検査を申し出ようと思っていたのに、やり取りしてる間にすっかり忘れてしまった。診察終わってからそのことに気づいてへこんだ。
帰宅して夫にその事を伝えたら、「え~」と言われさらにへこんで腹立って「申し訳ありません。私はバカだから、次回からはあなたがどうぞ!」と言ってやった
最悪だ
すっかり忘れてしまった自分に腹立って、それを暗に批判されて腹立って、本当に最悪だ!
最近、気持ちの高ぶりや突然の出来事やトラブルにあうと前々から考えていたことややるべきことが頭からスッポリ抜ける。
これは認知症かと愕然とする。
そういう自分が最悪だ!
そして悲しい。
最悪な1日だった
財布は落とすわ、水溜まりの水を車に跳ねられるわ、仕事も急なのが入るわ
でもきっと今日が谷の底だ
明日はきっと、今日よりマシな一日になる
…なるよね?
遅刻寸前、発車ベルの音。
締切直前の課題、寝落ち。
真夏のドライヤー。
静かな夜の暴走族。
#2 最悪
最悪ーー萎えーー
もう今から良いことしか起きないの確定してて萎えー
デンジャラス味がないーーーー
完
最悪
最悪な気分とか
最悪な性格とか
いろんな最悪がある。
中でも一番”最悪”なのは
未来を考えて死にたくなってる
過去の自分。