最悪』の作文集

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最悪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/7/2023, 7:23:43 AM

「最悪」は毎日のように起こる。
でも、本当の「最悪」はいつなのだろう?


最悪を連続している今は…
本当に最悪ではないのだろう

6/7/2023, 7:23:08 AM

#1
お題『最悪』


「あれ…?」
「!」

あ、やっぱり。
やっと見つけた。私の運命の人♥

ネコ、本名「細川亜久(ほそかわあくと)」。
大学生バンドグループ「SIX Animals」のメンバー
年齢22歳。誕生日6月10日。出身埼玉県。一人っ子。
両親は有名私立大学卒のお坊ちゃま。彼も高校からの内部進学で大学に進学した。高校時代は同級生とバンドグループを組んでいた。それが、私との初めての出会い。SIX Animalsは顔は出していなかったが、若くてかっこいいと界隈では話題になり、一時期は注目されていた。結成約2年で投稿が無くなり、解散となった。短期ではあったが、私はメンバーの1人であるネコにいわゆるガチ恋になった。それからというもの、解散してからもずっと、私はネコを探った。SIX Animalsは同じ高校、大学、同級生、1998年生まれ、という事は本人が言っていた。それだけの情報からやっと会えるまでに至ることが出来た。

私はまず、高校を探った。なにか無いかと思い、今までの生配信やライブ映像、盗撮など、人気もなく、活動期間も少ないからあても数少ないが、何とかして高校を見つけることが出来た。そこからはバンバン出てきた。本名も分かり、出身やら顔やら何から何まで調べあげた。この頃、ネコは20歳大学2年生、私は18歳高校3年生だった。私も運がいいことに家庭がそこそこのお金持ちだった。勉強もできる方ではあったため、同じ大学に行くことに決めた。「南港大学」だ。私が入学した時、ネコは大学3年生。2年だけだが、なんの悪いこともせず近くにいることが出来た。

その1年間で分かったことも沢山ある。進展もある。
まず分かったことは、住所、友達、今後の就職先、今までの交際経験など、調べても出てこないものだ。
次に進展は、ネコの友人であり、元SIX Animalsのバンドメンバーでもある、サメ、本名「立野翼佐(たちのつばさ)」と恋人関係になったことだ。個人的にブルに近づくのに、これが一番手っ取り早いと思った。"最悪"な方法かもしれないが、この際どうだっていい。今、上手くいってるんだから。

6/7/2023, 7:03:54 AM

最悪





友達に裏切られた。
その時は何にも言えなかった。
自分に自信がなくなったけど、慰めてくれた。
けど、いつかその子にも裏切られるって思うと嫌だっと、女の子は言ったけど、もう1人の子は否定しているようだ、いつも仲がいい子もいつかは居なくなる。

6/7/2023, 6:59:04 AM

過去の活動や、或いは言行には改めて思い返してみると当時とは全く違う考えや感情が生まれてくる。何故あの時あんな言葉を投げかけたのだろう、何故あの時あの様なことをしたのだろう。何故、何故と悔やむ心に潰されそうになることもある。人は、生き物は、過去には帰れないし変えられない。思い出として印象を操作してしまうか、悔やまれることも都合よく自己改変してしまうしか出来ないのだ。受け止めて今や、もっと先の未来へ繋げられるかどうかの重要な局面であるにもかかわらず、人はそれに気が付かないで無にしてしまうことも往々にある。見た目が如何にも反社会的な活動をしているような人が、話してみればとても気さくで面倒見が良い。しかし、蓋を開けてみれば反社会的勢力の一員だったという過去があった。しかし、それを知り不安や恐怖ではなく疑問が真っ先に浮かんでくる。何故こんなにも優しくあたたかいのか、人の揉め事を丁寧に仲裁できるのかと。聞けば、過去の自身の言行を恥じたからだという。振り返り、客観的に自己評価した時に悔恨の念や周囲への申し訳なさ、自身への情けなさを抱いたのだという。それまで受けてきた恩を誰に、どのように返せばいいのか分からなかったが、これから出会う人達に親切に丁寧に接していけばいい、恩返しができないならば恩送りをしていけばいいのだと思い至ったのだ。確かに、彼は反社会的勢力の一員だった事や過去の悪事を上書きしてしまうほど、紳士的で情が厚くまっすぐな人間だと改めて思う。
過去や過ごしてきた時間を惜しみ、悔やみ、嘆くことは誰にでも易しいが!これほど無駄なことは無い。そんなことに限りのある時間を割くのは勿体なく、合理性もない。振り返り、立ち返り、触れてみて考えてみて感じてみた時に抱いた気持ちが、今の自分自身の姿だ。そして、それを生かすも殺すも自分次第。浮かび上がって見えてきた素直な自分の心に寄り添うのか、いやいやこれは違うと突き放すのか。その選択が今、そして未来を決定づけてしまうと言っても過言では無い。考えること、感じることは易く、成すことは難い。これまで生きてきた中で無意識のうちに、自分の心や性根に根付いてしまったものが邪魔をするからだ。明日やろうは馬鹿野郎というが、事実として、先送りにしたとき人は実行力を無くす。重い腰をあげようと踏ん張る時、どれだけ意志を固く、歯を食いしばれるか、自分を鼓舞できるか、尻を叩くことができるのかが極めて重要だ。

あんな人のような人生が良かった。あんな風に生きていたい、生きていきたい。あの人はいても輝いていて凄い。羨ましい。妬ましい。
他人に対して様々な気持ちを寄せるのは至極当然の事だが、これほどのたくさんの気持ちや強い気持ち、或いは淡い気持ちを抱いているにもかかわらず何もしないのは何故か。憧れは手に届かない訳では無い。そうなりたい、ありたいと思えるということは、フォーカスはそこに向いているのだ。ならば、具体性を求めて行動に移せばいいだけだ。
羨ましいと思うとき、他人もまた誰かを、それこそ自分のことを羨んでいるかもしれない。羨むということは、自分にない魅力やスキルを相手に見ているからだろう。ならば努力をすればいい。英語が話せるなんて格好いいし、素敵だなと思うのなら学べばいい。肌が綺麗で羨ましいと思うのならば、自ら学びを得て実践していけばいい。
妬みや嫉みなどの気持ちを抱いた時、この気持ちを切り捨てることがとても大切なのだが、ひとはこれを簡単には出来ない。ではどうしたものかと、人はこの点を考えなければ気にも留めない。感情のままに他人を傷つけたり攻撃したりするだろう。怨恨の念とはいつの間にか人を支配し内側から壊していき、人格を大きくねじまげてしまう。故に、もしもこの感情に気がつくことが出来たなら早々に切り捨てなければならない。そして、妬みなどの禍々しいものでは無く、どうすればこんな気持ちを忘れられるのだろう、捨てられるのだろう。何がそうさせているのだろうかという点にフォーカスを向けなければならない。事情は様々でも、根底には自分と他人の境地や環境などの差があったりする。ならば、それらの差を如何にして埋めていくか。或いは別のことに置き換えるかという考えを巡らせていけばいい。但し、ここで最も重要なことは素直に正直になるということだ。見栄を張ることも、背伸びをすることも、例えば自分自身を見下したり卑下することもしてはいけない。鏡に映るありのままの自分に問いかけるように、まっすぐな想いをすくい上げることが大事だ。

6/7/2023, 6:39:32 AM

お題:最悪

突発的な残業も、天気予報が外れて雨が降っても、最悪なんかじゃない。
ずっと行ってきた趣味を、「本当は大嫌いだった」と言い出す精神が最悪。

6/7/2023, 6:16:36 AM

最悪


うちの村では村の者が亡くなった時、
笑顔で送り出すという習慣がある。中には涙も流している人はいるけれど、結局最後は笑顔で送る。
泣いていても、それが亡くなった人の望む光景ですか?
そういう疑問が昔生まれ、ただ泣くだけでは葬式は終わらなくなった。
今日は母親の命日となる日。僕は村1番の掟を守る人間。沢山泣いたあと、沢山笑った。母さんが見れない未来を僕が代わりに見るんだという覚悟と決意を固めて。

6/7/2023, 4:51:20 AM

隣を歩く彼女が俯いて、もうかれこれ三十分くらいは経っただろうか。自転車を引きながら左腕に巻いていた腕時計を覗き込んだ。俺よりも頭一個分低い位置からは、微かに鼻を啜る音がする。
 どうやらまだ泣いているらしい。

「たかがキーホルダーひとつなくしたくらいでそんなに落ち込むなよ。また新しいの買えばいいじゃんか」
「たかがじゃない! あれはこの世に100個しか存在しない限定品なの! 簡単に買えなんて言うな!」

 そんなに貴重なものなら、鞄なんかにつけて持ち歩かなきゃ良かったのに。──なんてことを言ったらたぶん怒鳴られるので、余計なことは言わないけれど。

「今日は朝から本当に最悪だよ。自転車が壊れて学校は遅刻するし、お気に入りのキーホルダーはなくすし、しかもちょっと気になっていたひとつ上の先輩に彼女がいたことが発覚するしで、もうさんざん!」

 彼女の目が涙目から、いささか鋭く吊り上がったところで、俺は隣から目を逸らすように空へと視線を上げた。清々しいほどに晴れた日の放課後に、実は長年片思いをしている幼なじみとこうして帰路についている。

 こいつの自転車が壊れたおかげで、家が隣同士の俺は、半ば強制的に自転車の荷台を彼女に空け渡して一緒に登校することになったし、お気に入りのキーホルダーをなくした悲しみを、たぶん一番ぶつけやすいからだとは思うけれど、俺に甘えるように愚痴ってきては、今もまだこうして俺の前に無防備な顔を晒している。しかもいま初めて聞かされたお気に入りの先輩の存在に、こちらが焦りを覚える間もなく振られたらしい。

 彼女の最悪な一日が俺にとっては予期せぬラッキーデーだったなんて、そんな最悪なことを口に出して言うつもりはないけれど。
 思うくらいは許されるだろう。
 なんせこいつに恋してから今日まで、こいつに振り回されっぱなしの俺の最悪な日々は、片手ではもう数え切れないくらい、山ほどあるのだから。



【最悪】

6/7/2023, 4:25:09 AM

「最っ悪…」
天を仰いで、私はそう呟く。そして右手には、ぷすぷすと煙を上げるフライパン。

うん、ちょっと整理しよう。確かに私はゴーヤチャンプルーを作ろうと思ったんだ。それで、昨日の買い物の時にちゃんとにがうりと豆腐、卵は買ってきた。それに、だしの素と醤油も家にあった。

そして、今日の晩ご飯。にがうりのへたとお尻のところを落として、半分に切って。それから、中のわたを大きめのスプーンでがりごり削ったんだ。それを、三ミリぐらいに半月切りにして、ボウルに放り込んで塩でもんだ。それから、フライパンを温めながら卵を溶いて、そこからだ。

豆腐が、なかったんだ。冷蔵庫の中を探してもない、買ってきた時の買い物袋にも入ってない。大慌てで探してたら、いつの間にかフライパンが焦げてたんだ。

「この焦げつき、落ちるかな……」
意外に、高かったのにな。肩を落として、キッチンペーパーである程度焦げを落とす。冷めててよかった。そのごみを、捨てようとしたとき。

「……ほんっとに、最悪だわ……」
ごみ箱の中にあったのは、開封済みの豆腐のパック。それを見て、昨夜の記憶がうっすらと蘇る。

昨夜、ちょっとお酒飲んだんだ。そしたら、何となく何かを口にいれたくなって、冷蔵庫に岩塩があったからそのまま豆腐を……。


うん、自業自得だ。でもな……晩ご飯、どうしよう。

6/7/2023, 4:20:15 AM

最悪

子供の頃から、やりたいことはとりあえず
やらせてもらった。
でも、ちょっとそれがうまくいかなかったりすると、母親は
「やっぱり、〜だったからそんな風になった」とか、「〜だったから、ケガしたんだ」
とか、後付けに私がやったことは、やっぱり
やらなければよかったじゃんの意味で言われる。

6/7/2023, 4:16:17 AM

最悪って使う人の経験とか知識の範囲の「もっとも」だから、よくサイアクサイアクいう人いるけどそういうことなんだと思う。
そういう私の最悪なんて瀬戸内寂聴からしたら3時のおやつを食べたら忘れられるくらいのことなんだろう。なんで瀬戸内寂聴出てきたのかよくわからんけど。

6/7/2023, 4:15:00 AM

【最悪】

白い世界に取り残された。
何も見えない。
何も聞こえない。
手を伸ばしても、何も掴めない。

そしてふと気が付いた。
伸ばす手が、自分にはない。
あぁ
そもそも存在すら無かった。

何故個人と認識してしまったのだろう。
きっと、君の感情に触れてしまったからだ。
こんな想いを抱かせて。
ズルいズルいズルい。

6/7/2023, 3:54:44 AM

#018 『安らかな眠り』

 眠れないんだ、と少年は言った。半年ほど前、突然目の前に現れた魔物に不眠を願って以来のことだという。
 眠らずとも体力が尽きることはなく、二十四時間を余すところなく使えるようになるはずだった。ゲーム、動画視聴、ジョギング、音楽鑑賞、筋トレ、時々勉強、しんと静まり返った深夜の一時。そのどれもが楽しく、これまでの睡眠時間のすべてを充ててもまだ時間ぎ足らないほどだと思っていた。
 眠りたい。高校の修学旅行の二日目、二徹に挑戦した級友たちが全員脱落した部屋で、真摯に願った。眠りたい。
 眠れないんだ、と青年は言った。すぐ隣では名前も知らない女が寝息を立てている。
 足りなかったはずの時間をいつしか持て余すようになっていた。やりたいことがあるはずなのに、何もやりたいと思わない。
 眠りたい。深酒をして酩酊しても眠気を感じることはなかった。ただただ流れる無為な時間は苦痛でしかない。眠りたい。あらゆる感覚を閉ざし、意識さえも手放してしまいたい。
 眠れないんだ、と老人は言った。通常なら意識を失うような怪我をしても、完全に気を失ってしまうことはなかった。眠りとは気絶と同義なのだと思い知らされた。
 眠りたい。もう何十年眠っていないのかさえ分からない。かつて眠らなくてよい肉体に変えてくれた魔物が実在していたのかどうかも分からない。
 ただ、何もしない時間を何もしないままにやり過ごすことには慣れた。苦痛を感じないわけではないが、他にやりようがないだけだ。
 始まったが最後、終わりのない時間を持て余すようになるとは思わなかった。なんて最悪な願いごとをしてしまったのだろうと何度も何度も考えた。
 ある時、唐突に初めての感覚に襲われた。胸のあたりがざわつき、呼吸が苦しくなり、何かがいつもと違うと思った。
 針先で突かれるような痛みが、やがて剣山でも押し当てられているような痛みへと変わっていく。これは初めてのことだと思った。わけが分からないままにうめき、背を丸め、その場に崩れ落ちた。
 そして訪れた少年時代以来の眠りが、すべてを奪った。

お題/最悪
2023.06.07 こどー

6/7/2023, 3:34:35 AM

最悪

「ほんと、サイアク〜!」
 マンガで、ドラマで、ちまたのなにげない会話で、よく目にしたり、耳にしたり。
 なにかと出会うことが多くなった「サイアク」という言葉。
 でも、何について言ってるのかとよくよく観察してみると、そこまで大したことじゃないように思える事を形容している事が多い。
 もちろん、本当に最悪な事件、事故は起こっている。
悲しいことに。
 ただ、ちまたで「サイアク」と表現された出来事の体感70%くらいは生死に関わるものじゃない世界に、私は生きることができている。
 それだけで、存外幸せなのかもしれない。
 1945年を生きのびた祖父や祖母の世代と比べたら。
 
 だから、

 わりあい軽めの意味で使われた「サイアク〜」が、跋扈していても、まぁなんとなくいいのかなと思う。
 短く吐き出すことで、明日を生きていけるなら。

6/7/2023, 3:34:31 AM

嫌味を言われると、胃がきゅっとなって嫌なことしか考えられなくなる。
根がネガティヴだから、そんな最悪なことをいつも思い出してまた胃が痛む。
生きづらい。
はあ、もう死ぬほうがマシかもな。

って思ってたのに、日が経つとまた忘れて職場に戻ってしまう。
なんで嫌なのに、辞められないんだろう。
行動に移せない自分も、とことん嫌になる。

6/7/2023, 3:31:25 AM

ぬか喜び。思わせぶり。いつだって親に期待などしてはいけない。

6/7/2023, 3:07:10 AM

最悪かぁ。社会人10年目だけど、少なくとも120回は最悪が更新されていっているよ(笑)

6/7/2023, 3:01:58 AM

雨が降って湿っぽい。部屋が汚くて狭い。
途中であること。終わらないこと。
何もすることがない。


最悪について

6/7/2023, 2:52:44 AM

もっともわるいことをしています こんな深夜にあなたとカップラーメンチーズのせ

6/7/2023, 2:39:26 AM

昨日久しぶりにいなくなった先生と話せた。
まだチームスが残ってた。話せた瞬間なにか自分の中で頑張んないと。今のままじゃダメなんだって気持ちになれた。
やっぱり凄いよね
先生は毎回私をいい方向に変えてくれる。
ただ、いざ学校となるとそれどころじゃなくなってしまう。
自分の心の中の不安と葛藤してる。
昨日遅刻指導で反省文を書かされて。親にも先生にも自分の思ったことを書けばいいと言われたから思ったことをそのまんま言葉にして書いてだしたんです。2時間かけて。
なのに、反省してないじゃんみたいな。文章が。
とりあえず埋めろって言ったの誰ですかって感じですよね。
書き直しとか最悪。学校に辛くて行くのに時間がかかったり精神疾患のやつで色々あって遅刻したりなのに遅刻指導はおかしいって思った。
反省も何も...。
確かに社会に出たらちこくはゆるされないことだとはおもいます。
でも、今は違う。
上手くいかない事が多すぎて辛くなる
人生こんなもんかって、何か心で思ってることがあるのにそれを口に出して言うことが出来ない。
言いたいのに言えない。そんな自分も嫌になりそう
苦手な人が増えてく度私の周りからはどんどん仲良くなれる人が減っていって、人が怖くなった。
友達なんていらないって思ってたはずなのに。いざ、いなくなってしまうと、辛くて、孤独だった。
一人でいるのも好きだけど友達もひうようなんだってことに気がついた。
1人じゃできないことも沢山あって人の力を借りないと行けない時もあるってこと。
やっぱり体験してみないとわかんないよね。
でも、今日はなんか一人でいた方が楽だった。気分が良くなかったから。
1人でいればいるほど良くないことばかり考えてしまう。
今の状態で私は社会でやっていけるのか。色んな不安がある。

6/7/2023, 2:28:13 AM

“最悪”


屋上。
大嫌いなアイツがフェンスの外に立ってる。
深呼吸をして、フェンスを乗り越えた。
フェンスを掴んだまま縁を進む。
「何してんだよ」
こちらに気がつくと顔を顰めて言った。
それに答えずじっと目を見つめると彼は舌打ちをして居心地悪そうに目を逸らした。
そう。
屋上は立ち入り禁止だ。
今は互いにルールを破っている。
ストン、としゃがみ込んだ彼の金髪を風が弄ぶ。
今日は雲ひとつない快晴で、夕陽に赤く染め上げられた空はなんだか幻想的だ。
何も言わずに、唐突に、飛んだ。
一瞬襟を引っ張られたような感覚があって、気がついたら彼が隣にいた。
右手で襟を掴んでいる。
「最っ悪…!」
「最悪だな」
言葉とは裏腹に彼はとても楽しそうに笑った。


ああ、最悪だ。
そんな事を思いながら屋上のフェンスによじ登り、そのまま腰を下ろしてプラプラと脚を揺れさせる。
ようやく決心した頃にはもう日が沈みかけていた。
屋上の縁に足をつける。
深呼吸をしていると視界の端に誰かの髪が映った。
小さい頃はよく遊んだのに、中学に入ってから会わなくなった幼なじみ。
「何してんだよ」
思わず顔を顰めてしまった。
真っ黒な瞳にじっと見つめられて、落ち着かなくて目を逸らした。
監視されてるならお預けかと、諦めてしゃがむ。
地面を蹴った音がして慌てて顔を上げると、幼なじみが地面に向かって落下していくところだった。
咄嗟に身体を乗り出して服を掴んだ。が、重力に引っ張られて一緒に落ちる。
「最っ悪…!」
「最悪だな」
自分のタイミングで飛べなくて最悪。
でも、幼なじみと一緒ならそれはそれでいいのかも

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