『最悪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ちょっと水こぼしで「サイアク〜」
醤油が飛んで染付ついて「サイアク〜」
なんて日々の中で数ある小さな最悪な出来事は
今日も今日とで起きるものである。
ポチポチ ポチポチ
画面をタップしてフリックして文字を入力していく
行き当たりばったりの文字の羅列
好き勝手に薄ーい想像力を掻き立てて語彙力皆無の文を打ち込んでいて
なんかだんだんその入力方法に面倒くさくなってきたら
bluetoothでキーボード繋げてサクサクいきますか〜
なんて呑気に思って徐ろにキーボードを【on】にする
一瞬で切り替わって、さぁ続き続き!
って画面見て絶句。
お題の下は真っ白け。
マジかぁ~
たった数行だったけどさぁ、
そんな大した文でもなかったけどさぁ、
『さぁ!どうぞ!お書きください!』
なんて言葉聞こえては来ないけどね
うん、さっきまで書いたモノ、行き当たりばったりであんま覚えてないのよ。
バックアップ?なにそれ状態。
同じ文、書けないのよね、うん。
スクショしとけば良かったのよ、うん、今更ながら思いまふ。ちょっと反省。
うん、あーでもほんと最悪。
サ·イ·ア·ク。
無に帰してしまった画面上の文字の羅列たちよりも
記憶力悪すぎる自分が最悪。
だから今日は途中でキーボード繋げずに最後まで入力して、速攻で【OK】を押すことにする
「消える」「消してしまう」という最悪は回避できるかな
2023.6.7/最悪
今日から3日間テスト。これで赤点とったらバイトなし。
家に帰っても勉強してなかったし、学校でもそこまでしてない。
これからテスト。
無理だね。
バイトばいばい
#最悪
ボディーガードの方は、とても無口な方でした。
一国の時期女王になるわたくしは
紛争地域での和平交渉に訪れたました。
状況は最悪と言っていいほど惨状でした。
武装による警備、弾圧を嫌ったわたくしを見かねて
護衛になったのがその方です。
命がけでわたくしを守ってくださいました、
あの方がいなかったらわたくしは7日の間に82回は命を落していたと聞きます。
出会って7間目あの方と初めてお話しをすることがありました、少しぶっきらぼうでしたが、話してみて、とても優しい方なのだと、わかりました。
ただ、自分の身を案ずることは決してしませんでした、生きる目的があの方には決定的になかった、死に場所を探しているような、そんな瞳をしていました。
あの方と話し親睦を深めるにつれてわたくしはそれが時折とても耐え難いものに感じて仕方ありませんでした。
きっと僕にはこんな才能はなかったんだ
両親はきっと知ってた
僕が才能の一片すら持ってないことを
でも僕は辛い道を選んだ
両親はきっと知ってた
僕が何一つ才能を持っていないことを
けど両親は好きじゃない
だけどそれ以上に僕は
僕が嫌いだ
才能を持たず生まれてきた
僕は僕が大嫌いだ
最悪な気分だ
三年間二位の現代文のテスト。親と似つかない自分の外見。最低賃金のバイト。今の苗字。
私たちは両極端だから、最良以外は最悪にしたがる。
無い物ねだりが得意だから、最悪にしか目がいかない。
"最悪"
『最悪』
苦手な先輩が、どうも私が働いている方のアトラクションで来週も働くらしく、もう既に頭を抱えている。
先輩がこっちのアトラクションで働く姿を見掛けるようになってから、一日に1回は必ずポジションが前後になるのだ。もはや最悪である。
昨日だって、楽しみにしていた他部署のお手伝いが雨で立ち消えとなってしまった。これも最悪である。
でも、何より最悪なのは自部署の皆と仲良しでいたかったのに苦手な人という枠組みが出来てしまった自分自身である。
朝からツイてない。
悪夢にうなされ半泣きで起きたし、コンタクトつけようとしたら洗面台に落としたし、食パンは焦がしたし、星座占いは最下位だったし、電車は遅延しているし。
「おはよ」
乗り換え途中、後ろから声をかけられた。
振り向かなくても誰かなんてすぐわかってしまうから余計に厄介だ。
ああもう最悪。
「一緒に行こうよ」
今日はアイラインよれてるし、髪もうまく巻けていないし、顔も浮腫み気味なのに。
それに、この格好変じゃないかな。
汗くさくないかな。
的外れな会話になってないかな。
ああもう最悪だ、最高で最悪だ。
▷最悪
『ウォルターの冗談話』
昨晩のホラー映画の余韻が残る朝 意味もなく鳥肌をたてている 洗濯機が嘲笑う 不吉な予感だ 怯えるほど空が蒼い それは晴天だ ハンケチが仄かに赤い
それはケチャップだ 雨は降らない 降るのは鳥の糞
じつに華麗にそれをかわして 踏んづけたのは犬の糞
太陽は笑ってる 私もそうだ笑うしかない
#41 最悪
本当に最悪か、まだそうではないのか。
終わってみなけりゃ分からない。
-こんなに悪いことがあった今日こそ
誰かが迎えに来てくれる-
友達がそんな状態だから行ってみたけど
「あなたじゃない。迎えに来てくれるのは、
もっと違う、もっと凄い人じゃなきゃ」
と言われて断られる。
その後、場に相応しい人-ここでは生き別れの母親だった-が現れて、
主人公は、良かったねと祝福するのである。
とあるアニメの一場面。
空気、つまり人の微細な表情の変化が読めない、
ついでに行間も読めない私は思う。
主人公は、どんな気持ちだっただろう。
友達ってなんだろう。
最悪の状態かどうかは、
その日の最高気温みたいに測れるものではないし、
そもそも気温の感じ方にしたって人それぞれだ。
ただ、そうでないときとの落差が激しいほど、
強く感じるんだと思う。
そうか、私じゃ駄目かあ。
でも、それなら。
変な気を使わないでいいから、
もっと早く言って欲しかったなぁ。
息が浅くなる。
胸が、苦しくなる。
心が、ぐらぐらと揺れる。
『最悪』
ぽつりと頭の中に浮かんだ2文字。
でも今の私にはどうにもできないから。吐息と共に、暗い気持ちをふうっと吐き出す。
一回だけでは足りないこともあるからしばらくそれを繰り返して。
そうして心を落ち着ける。
『最悪』
最悪だけど
最悪なこともあったから
次はいいことあるかもしれない
最悪、夜全然寝れないんだけど!
おかげで、学校にも行けない
行きたいのに、学校で寝たらどうしようって
そんな考えばかり浮かんでいけなくなる
僕はいつからそんなに臆病になったんだ
前の自分なら平気だったよね
いつから?
高校に入って
友達は自らつくらないでいて
最低限の関係をしてる
男子は嫌だけど、関わってない
先生とも関わってなくて
人との関係を避けてるのが良くないのか?
でもな、それじゃないよな
じゃあ、施設の人への不満とかストレス溜め過ぎとか?
なんか、一番有り得るんだけど
でも、ここにいる限りは一生寝れなそう
........最悪
# 25
『最悪』
最悪だ 画面の向こう わめく人
おまえたちこそ 最悪なんだ
御伽の国へ魅せられて。
深海の地へと誘われるかの如く
深い青に手を引かれてみれば、
背後から無数の光が差しけり。
そこで我は思ふ。
結局何も知らなひ、
あるがままに生を全うするのが
1番望まれた事だったのだと。
気づいた頃にはもう遅く、また深く、
底の見えない生暖かな藍色に沈んで行くのだった。
どう解釈するかはご自由に.
口からはよく 最悪だぁ...
って言葉が流れるように出てくるけど
今まで生きてきて心底 最も悪いと思えたことは
数少ないかもしれない
きっとほんとの最悪は
これから先に待ってんだろうな
学校、行ってきます。
さいあく…。と呟いて立ち止まる。
ほんとに最も悪い事だったのだろうか。
言霊を上手に飼い慣らしたい。
#最悪
私は小さい頃からの夢だった夢を叶えた
そして幸せな家庭をもった…
最高で幸せの絶頂だった…
なのに最悪
あの時いじめてきた女が私の幸せを壊そうとしてくる
幸せな家庭だったのが笑顔が消えた家庭になった
叶えた夢は挫折を繰り返した…
何もかもが崩れ落ちた
よし!良いのが書けた!
そう思ってたら後ろからお疲れ様とお茶をくれた
あ〜可愛い我が嫁!
嘘で出来た話しでも1%の事実をいれるとホントになる
そんな言葉を耳にした
それからこの言葉は私のモットーになった
同性婚なんて事実をフィクションにしたくなかったから
はぁ、ついに居合わせた。
部屋中に響く甘い声。
よし、リビングで終わるのを待っててやろう。
そう思い立ってから早3時間。
若い方はお盛んなのね。
もう、最悪。
#最悪
学校
部活
体育祭の準備
いつでも君に会えるのに
疲れちゃった
好きな人がいることなんて気づいてたのに
でも貴方への気持ちはなくならない
【最悪】#15
天気予報の「折りたたみ傘でこと足りるでしょう」を鵜呑みに、帰ろうとしたら大雨で、傘を開けば元気がない。
支えが1ヶ所折れていた。折れた木の枝のような、布が支柱の重みでぶらりと垂れ下がる。ボタボタ打ち付ける雨粒は容赦がなくて、最短距離を伝って肩と鞄を濡らしていった。水溜まりも存外深く、靴下まで浸みだして…『最悪』だ。
君と駅で待ち合わせしているのに。詳しくは駅のホームだが。屋根はあるものの横殴りでは意味がない、濡れてなければなと思う。
もうすぐ着くと連絡を入れて、階段を上ればキョロキョロしている分かりやすい君がいた。同じく階段を上がった人たちと俺の被害は著しく違う。君は目を見開いて、俺は肩をすくめた。
「傘が壊れていてさ、最悪だよ」
君からタオルを受け取って荒っぽく拭う。カフェデートのつもりだったが足下の不快感は耐え難い。
「ごめん、俺の家でいい?コーヒーか紅茶しかだせないけど」
半乾きのまま夜風に当たると、一段と冷えて夏はまだ先なんじゃないかと疑った。
家へ帰る道中も雨は止む様子がない。君の傘も折りたたみ傘だから大人2人は少々きつくて。
「もっと寄って。これ以上濡れたら風邪引きそう。でも付きっきりで看病してもらうのも…」
寝込む俺を心配する君に好き放題わがままを言って甘えるのも悪くないんじゃ…。
「行けなかったカフェ、リベンジするんだから…風邪ひいちゃ嫌」
傘が一瞬傾いた、がすぐに直す。
君が腕に抱きついてきたから、意図しなかった重みに傾いただけ。温かさと同時に柔らかな感触も伝わってきてしまうのだが、役得ということにしておこう。
カップルのド定番という相合傘が出来たのだからそれほど『最悪』ではないかもしれない。