『最悪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「最悪」という言葉を使わないように。
小学生の頃、担任の先生にそう言われていた。
感じが悪いから、とかそういう理由じゃない。
簡単に「これが最も悪い状態」だと決めつけるな。
そういうニュアンスのことを言っていた気がする。
何となくそれを心に留めて、
なるべく「最悪」という言い方は
しないように生きてきた。
「最高」や「最低」は使うけど。
『最悪』
※不快になられるお方がいると思います。
忠告しときます。ダメなお方はすっとばすのを推奨します。
クソ、ふざけんじゃねぇ、◯ね等出てきます。苦手なお方はほんっとうにすっとばして下さい。それでも大丈夫なお方だけどうぞ。説明するとリアルな家庭に関する不満です。
ダメだ。私の今のコンディションが最悪だ。
完全にスランプ入りしました。
満足のいく作品が書けそうにありません。いつも作品楽しみにしてくださっているお方がた、申し訳ありません。
もうこの際すきに言ってやろ。
親、マジウザい。私の大切なもの全部捨てやがって。
泣いたら「うるさい」「黙れ」「汚い」ばっかり。
昔からそればっかり。姉が泣いたら「どうしたの」「なにがあったの」って慰めて、結局才能のあるやつにしか愛向けないのかよ。
いつも趣味の神様がなんだのに付き合わせやがって。知らねぇよんなの。
部屋が汚いだのなんだの言って、勝手に捨てやがって。お前の心のが汚ねぇわ。
体調不良とかで休もうとしたら「ズル休み」って。本当に体調不良なんだよ。
友達に言われるよ。冷たいって。私だって優しくなりてぇよ。
でも、どうすればいいか分かんねぇんだよ。親からはずっと「耐えろ」だけだったから
どう接していいのか分かんねぇんだよ。ごめん。
友達が怪我した時とかに出てくる第一声が「耐えろ」とか、私でも最悪だと思うよ。
でも口が勝手に言っちまうんだよ。本当に謝りてぇよ。
いっつも他の子が頑張ったら、あの子凄いわねーとか言うくせによ。
私が頑張った時は「偉いじゃん」って口だけ、普段どんだけ見てると思ってんだ。
本心じゃねぇことはバレてんだよ。いつも本当に喜んでるときはえくぼできんだろうが
体調不良で休んだ時、毎回部屋掃除機でガンガンしてくんじゃねぇ。おかげでドンドンされんのがトラウマになったよ。
この前もよ、私が唯一全部さらけだせてたぬいぐるみ達もゴミ袋にいれやがって。ふざけんな。
「生かすも殺すもお前次第」って。ぬいぐるみを捨てるなんてするわけねぇだろ。
友達なんだよ。ぬいぐるみは私にとって物じゃねぇんだよ。
部屋掃除してたら、「あれ、それは捨てないんだ」ってぬいぐるみ達のこと指差してよ、死ねよ、カス。
何年か前にもよ「お前よりお前虐めてたやつの方がよっぽどいいわ」とか
お前本当に親かよ。どんだけ辛かったと思ってんだ。
この前、「どうせやりたいこともないんでしょ」って。何も言い返せなかったよ。
本当にやりたいこと何もないんだよ。お前らのおかげでな。
本当に、生きても、死んでも、消えても、全部がどうでもいいんだよ。
何もやる気起きねぇよ。
昔はキラキラしてたよ。何もかも輝いてたよ。今は廃れすぎて泥にも見えねぇよ。
暖かいご飯貰って、学校に行ける金もあって、体も自由に動かせて、ありがたいけどよ
それだからって必ずしも幸せっていうわけじゃねぇよ。
マジで、こんなんにさしてくれた親も、抗えねぇ自分も全員まとめてクソで最悪だわ。
※不快に思われたお方、ほんっっとうに申し訳ありません。
一回書いてはみたのですが、出来が最悪だったのでもうお題の『最悪』に乗っ取って
思ってること全部吐き出しました。
口が悪いですが、そこはほんともうご了承ください🙇♀️
最悪ってどんなこと?
思い通りにいかないと
最悪ってつぶやくけどさ
何度も何度も起きちゃうこと?
本当に本当に
死にそうになるくらいのことが
そんなに何度も起きちゃうの?
最悪ってつぶやくより
最高って叫ぶ方が
幸せだと思うよ
#最悪
どうしよう。バレた、バレてしまった。
この想いだけは絶対にバレたくなかったのに。
昨日まであなたは気づいていなかったのに、、。
誰?誰が教えたの?私の想いを知っているのは、あの子たちだけ。彼女たちが教えたの?
信じてたのに、、。友達だと思っていたのに。
あぁ、本当に最悪だ。
その日、私は親友たちと恋心を一遍に全て失った。
─最悪─
今の僕の感情を表すなら、『最悪』だ。
漫画でしか見たことない。余命宣告をされた。
残り1ヶ月だってさ。短いなぁ、本当。
やりたいこと、一応まだあったんだけどなぁ。
1ヶ月じゃあ何も出来やしない。
───余命宣告を受けて一週間ぐらいかな?
隣のベッドで寝ていた奥さんが亡くなった。
そこには中3ぐらいの子もいた。
でもその子、他の人が出ていっても、病室から出ていかないんだ。
『おい、そこの嬢ちゃん。どうした?』
「...。」
『他の人はもうどっか言ったぞ?それとも悲しいのか?』
「...。」
一向に喋らないその子が口を開いたのは、数分後だった。
「...あなたの才能、譲って貰えませんか。」
...そう来たか。でも一体何のために?
『別にもう生きらんねぇからいいが、何でだ?』
生きられないと言う言葉に少し反応した。
「...私、出来損ないだから。何にも才能ないの。だから譲って。」
...思っていたより、この子は大人だなぁ。
「酷いこと言ってるのは分かってる。」
生きられない人に譲って貰うのは可笑しいって、と付け加えた。
『...まぁいいさ。その代わり、ちゃんと頭で考えて使えよ。』
ぱぁっと顔が明るくなった少女は、近くに駆け寄り手を握った。
その瞬間、自分の中から何かが無くなった気がした。
少女は「ありがとう!」と残し、帰っていった。
『変わりに、大切に使ってくれよ。嬢ちゃん。』
このお話は昨日書いた話の続きです。
手を握ることによって、相手の才能を貰うことができる世界の話です。
ただ、相手も自分も了承した場合のみ、才能を貰うことができます。
珍しく新しい世界観で書いてみたのですが、変じゃないですかね...。
以上、作者より
『最悪』
それはご主人の口癖だった。
日課の散歩時に、ボクがつい走り出したら。
「そんなにリードを引っ張らないでよ、最悪!」
水浴びの時に、ボクが思いっきり体をブルブルしたら。
「私までずぶ濡れじゃない! 最悪!」
「最悪」って言う時のご主人は、たいていキレイな身なりだった。
だけど、たいてい三角形のとんがった目をしていた。
そして、こういう時のご主人には、ボクはあまり近寄らないように気をつけている。部屋の隅で、尻尾をすぼめて過ごすのが得策だ。
だけど、何事にも例外はあるわけで。
その日のご主人は帰宅直後から、妙にしょっぱいニオイを漂わせながら「最悪!」って言ってた。
ボクは扉の隙間から、コッソリ玄関を覗き見る。
そこでは、黒いスーツ姿のご主人が、靴も脱がずに背中を丸めて三角座りをしていた。
ボクはゆっくりご主人の前に回り込み、その顔をじぃーっと見上げる。
思った通り。
ご主人の顔は、次々と溢れる涙と鼻水でぐちゃぐちゃだった。
今日は何が「最悪」なのか、ボクには全然わからない。
だけど、ボクは知っている。ご主人がこの顔で「最悪」の時にどうしたらいいのかを。
ボクは尻尾を振りながら、ご主人の顔を思いっきり舐めた。
口いっぱいに、苦くてしょっぱいご主人の涙の味が広がった。
一応言っておくと、全然美味しくはない。
むしろ、一言で言うなら「最悪」だ。
でも、ほら。
「もー、最悪」
そう言いながらご主人は、ボクのよだれまみれになった顔で、ヤケクソみたいに笑いだす。
そうして、ボクをぎゅうっと抱きしめたご主人は、掠れた声でボクにだけささやいた。
「でも、ありがとね。大好きよ」
#最悪
朝のテレビで速報が流れた。
うちの近くの田んぼに人の死体が沈められてた、というニュース。
死体の身元まで特定出来ているらしい。
死体が沈んでた田んぼの持ち主は腰を痛めてるおじちゃんの田んぼ。
クソっ。最悪だ。
見つかるの早すぎんだろ。
最悪…。
ホント最悪。
かすでも好きだったよ。
そりゃあ浮気は嫌だったけどさ
目つぶってあげてたよね。
だからさ都合のいい女になったの?
でもさぁ、都合のいい女でもさ、
普通結婚したら浮気やめるでしょ。
子供もいてさ、
なんでよ。
相手の女の人からも慰謝料もらうから。
もちろんあんたからも。
最悪。
なんで私我慢できなかったんだろう。
なんでこの子を父親のいない子にしてしまったのだろう。
もう何もかも遅いね。ごめんね。
あんな奴忘れさせてあげるくらい幸せにしよう。
でも自信なんてない。
私はこの子を愛せるだろうか。
最悪
最も悪いと書いて最悪。
でも最も悪いことと言われると少し迷う。
テストの点が悪くて最悪だった。
忘れ物をして困ったから最悪だった。
遅刻して、怒られて最悪だった。
好きなお菓子が売り切れて最悪だった。
人の間に溢れてる最悪。
毎日更新している最悪。
最悪の予行練習は今日も続いている。
君が泣いていた。
キッチンの煌々と輝る明かりの下、フライパンの上のハンバーグがジリジリと焦げていくのも構うことなく。
ぼたぼたと流れ落ちる涙、声を押し殺して静かに泣く君を。
暗いリビングの一角に佇んで、ただ、君のことを見ていた。
出来ることなら今すぐ抱きしめたい、「ただいま」と言ってドアを開けて、ハンバーグを見て子供のように喜んで、君と一緒に食べたかった。
でも、もう何も出来ない。
君と笑い合うことも、君の涙を拭ってやることも、君と食卓を囲むことも、君と同じ時を歩んでいくことも。
君に謝ることさえ、もう出来ない。
死んじゃったから。
ピーッと音が鳴って火が消えた、ハンバーグは黒焦げとなっていたが、君は気付かず泣き続ける。
ごめんね、こんなに早くお別れだなんて。
もっと一緒に居たかった、もっと君の手料理をたくさん食べたかった、もっと君と。
ずっと、ふたり諸白髪までって。
約束を破って、ごめんなさい。
君の居る光がどんどん遠ざかっていく、別れの時がきたんだ。
あいしてるよ、だれよりも、きみを。
きっと届くと信じて、ありったけの想いを君に送る。刹那、パチンと弾けて消えた。
黒焦げになったハンバーグをひとり齧る。
ぐずぐずと鼻を啜りながら。
夏も近いというのに、掃き出し窓からは冷えた夜風が吹き込み、ぼんやりと白いレースを揺らしていた。
テーマ「最悪」
《最悪》
ゴミをゴミ箱に投げて入らなかった
最悪
幸せな夢を見てたんだ。
目を覚まし、その言葉を聞くまでは。
「 ██が死んだ。」
あれ、そういえば夢の中で手を振っていたのは…
成程。別れを告げに来たのか。
あぁ、最悪な道のりの始まりだ。
あなたに恋をした。
絶対叶わないのに、あなたは好きな人がいるのにね、
私って最悪だよね。本当に
お題「最悪」
何かひとつ上手くいかないと
それに共鳴したように
あとからあとから
上手くいかないことが重なる
そんな日に決まって
追い打ちをかけるように
雨に振られたりするんだ
ちょうど今夜も雨だね
最悪
この世で最も悪なのは、
人間の親である。
障がいがある子に生まれたら、
普通がいいんです。
と言う。
成長したら
個性がほしいです。
と言う。
身勝手すぎる。
やっかいなのが人間は自殺をする。
他の動物はしない。
自殺するほど生きることが苦しいと感じる人がいる。
私もその一人だ。
なぜ親は私を産んだんだ?
不幸にさせるためか?
幸せになれるとでも思ったか?
こうなることをなぜ考えなかったんだ?
なんでそんなひどいことができるんだ?
人を産むなんて怖いこと絶対にしない。
これ以上被害が出るのを防ぐ。
『最悪』
生きてたら、「もう、最悪!」なんてことは多々あるけれど、でもまぁ、その程度で済んだと思わなきゃね。
もっと酷くなるかもしれなかったんだし、そう思えば冇问题♡
雨露凌げて、ちゃんと食べれて、健康ならまあまあ良しの人生じゃない?
なんて言いながら、体重が400㌘増えただけで「マジ最悪!」なんて、つい言っちゃうんだけどね(≧▽≦)
目が覚める
布団から這うように出る
今日が始まる
胸のあたりに靄がかかっている
あと何回繰り返すのだろう
私は今どこにいるのか
私から逃げたい
―最悪
その子のことは、同じクラスになったときから気になってたんだ
彼氏がいるって知ってガッカリしたけど、あんなにかわいいんだから、そりゃあいるよなと思ってあきらめた
でも、父親の仕事の都合で急に引っ越すことになってさ
思い切ってダメモトで、一回だけデートしてほしいってお願いしたら、なんとOKしてくれたんだよ
すごくうれしかった
デートもすごく楽しかったけど…
別れ際、気持ちが高ぶって、思わずキスして怒らせちゃってさ
それきり口も聞いてもらえないまま転校したってわけ
もう最悪だろ?
今でも思い出すたび、胸がよじれそうな気持ちになるんだ
最悪
何が最悪かって?
自分の出来の悪さ、性格の悪さに気づいたことよ。
わからないまま死んでいけたら楽ちんだったのにね。
出来がすごく良くて、性格がいい方たちの気持ちを聞いてみたいな。
そんな人は、そんな人なりの悩みがあったりしますか?
「最悪、リップ折れたんだけど!」
洗面所からそんな声が聞こえてきた。
すでにコーヒーを入れたコップに牛乳を注ごうとしながら、わたしは次に飛んでくる言葉を予想する。
「お姉ちゃん、リップ貸して!」
当たり、と呟いた。
コップの中に少しずつ白が広がって、けれどその白も茶色に変わった。
「いいよ。」
出来るかぎり声を張り上げたけれど、きっとあの子には届いていない。あの子は、妹は今、わたしが許可を出す前に蓋を開けて、唇に色を乗せている。たぶん、ピンク色。わたしがあまりにも使わないから、メイクポーチから追い出され、部屋から追い出され、洗面所に辿り着いたピンクのリップ。
チンと小気味よい音が鳴って、トースターからお皿の上に、焼き目が程よくついた食パンを移動させる。焼き立てで熱いから、早業で。いつ身についたのかも忘れてしまったほどの当たり前。
コップとお皿を持って、テーブルへ移動する。そして、座って手を合わせたところで、大きな足音が響いた。
「行ってくる!」
真っ白な肌、茶色に染めた長い髪、薄いメイク。唇はやっぱりピンク。服は、妹の趣味のものじゃなくて、大多数がいいと言うであろうもの。
ああ、やっぱりこの子は変わらない。そう思った。
「行ってらっしゃい。」
扉が閉まる音がしてから、ひとりごちた。
シャンプーかボディソープか日焼け止めか香水か、何なのか分からない甘い匂いが部屋の中に満ちているような気がした。
洗剤ではないはず、だってわたしの服からこんな匂いはしないから。香水もあの子はするタイプじゃない、でも。
トーストをかじった。何もつけなくても充分美味しい。
あの子は人がいいと言えば、嫌いな香水だってつけてしまえる子だ。
人に好かれることを第一に考える妹は嫌いじゃない。時折、どうしようもなく他人に思えてしまうだけ。
真っ暗なテレビに反射するわたしは、黒髪を肩の上で切り揃えている。赤のリップも濃いアイラインも引ける。ピアスホールはたくさん空いているし、服だって着たいものを着る。
けれど、たまに思う。
『人から好かれる女の子』を全身で表している子が妹だなんて、最悪だと。