『最悪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
最悪…。
ホント最悪。
かすでも好きだったよ。
そりゃあ浮気は嫌だったけどさ
目つぶってあげてたよね。
だからさ都合のいい女になったの?
でもさぁ、都合のいい女でもさ、
普通結婚したら浮気やめるでしょ。
子供もいてさ、
なんでよ。
相手の女の人からも慰謝料もらうから。
もちろんあんたからも。
最悪。
なんで私我慢できなかったんだろう。
なんでこの子を父親のいない子にしてしまったのだろう。
もう何もかも遅いね。ごめんね。
あんな奴忘れさせてあげるくらい幸せにしよう。
でも自信なんてない。
私はこの子を愛せるだろうか。
最悪
最も悪いと書いて最悪。
でも最も悪いことと言われると少し迷う。
テストの点が悪くて最悪だった。
忘れ物をして困ったから最悪だった。
遅刻して、怒られて最悪だった。
好きなお菓子が売り切れて最悪だった。
人の間に溢れてる最悪。
毎日更新している最悪。
最悪の予行練習は今日も続いている。
君が泣いていた。
キッチンの煌々と輝る明かりの下、フライパンの上のハンバーグがジリジリと焦げていくのも構うことなく。
ぼたぼたと流れ落ちる涙、声を押し殺して静かに泣く君を。
暗いリビングの一角に佇んで、ただ、君のことを見ていた。
出来ることなら今すぐ抱きしめたい、「ただいま」と言ってドアを開けて、ハンバーグを見て子供のように喜んで、君と一緒に食べたかった。
でも、もう何も出来ない。
君と笑い合うことも、君の涙を拭ってやることも、君と食卓を囲むことも、君と同じ時を歩んでいくことも。
君に謝ることさえ、もう出来ない。
死んじゃったから。
ピーッと音が鳴って火が消えた、ハンバーグは黒焦げとなっていたが、君は気付かず泣き続ける。
ごめんね、こんなに早くお別れだなんて。
もっと一緒に居たかった、もっと君の手料理をたくさん食べたかった、もっと君と。
ずっと、ふたり諸白髪までって。
約束を破って、ごめんなさい。
君の居る光がどんどん遠ざかっていく、別れの時がきたんだ。
あいしてるよ、だれよりも、きみを。
きっと届くと信じて、ありったけの想いを君に送る。刹那、パチンと弾けて消えた。
黒焦げになったハンバーグをひとり齧る。
ぐずぐずと鼻を啜りながら。
夏も近いというのに、掃き出し窓からは冷えた夜風が吹き込み、ぼんやりと白いレースを揺らしていた。
テーマ「最悪」
《最悪》
ゴミをゴミ箱に投げて入らなかった
最悪
幸せな夢を見てたんだ。
目を覚まし、その言葉を聞くまでは。
「 ██が死んだ。」
あれ、そういえば夢の中で手を振っていたのは…
成程。別れを告げに来たのか。
あぁ、最悪な道のりの始まりだ。
あなたに恋をした。
絶対叶わないのに、あなたは好きな人がいるのにね、
私って最悪だよね。本当に
お題「最悪」
何かひとつ上手くいかないと
それに共鳴したように
あとからあとから
上手くいかないことが重なる
そんな日に決まって
追い打ちをかけるように
雨に振られたりするんだ
ちょうど今夜も雨だね
最悪
この世で最も悪なのは、
人間の親である。
障がいがある子に生まれたら、
普通がいいんです。
と言う。
成長したら
個性がほしいです。
と言う。
身勝手すぎる。
やっかいなのが人間は自殺をする。
他の動物はしない。
自殺するほど生きることが苦しいと感じる人がいる。
私もその一人だ。
なぜ親は私を産んだんだ?
不幸にさせるためか?
幸せになれるとでも思ったか?
こうなることをなぜ考えなかったんだ?
なんでそんなひどいことができるんだ?
人を産むなんて怖いこと絶対にしない。
これ以上被害が出るのを防ぐ。
『最悪』
生きてたら、「もう、最悪!」なんてことは多々あるけれど、でもまぁ、その程度で済んだと思わなきゃね。
もっと酷くなるかもしれなかったんだし、そう思えば冇问题♡
雨露凌げて、ちゃんと食べれて、健康ならまあまあ良しの人生じゃない?
なんて言いながら、体重が400㌘増えただけで「マジ最悪!」なんて、つい言っちゃうんだけどね(≧▽≦)
目が覚める
布団から這うように出る
今日が始まる
胸のあたりに靄がかかっている
あと何回繰り返すのだろう
私は今どこにいるのか
私から逃げたい
―最悪
その子のことは、同じクラスになったときから気になってたんだ
彼氏がいるって知ってガッカリしたけど、あんなにかわいいんだから、そりゃあいるよなと思ってあきらめた
でも、父親の仕事の都合で急に引っ越すことになってさ
思い切ってダメモトで、一回だけデートしてほしいってお願いしたら、なんとOKしてくれたんだよ
すごくうれしかった
デートもすごく楽しかったけど…
別れ際、気持ちが高ぶって、思わずキスして怒らせちゃってさ
それきり口も聞いてもらえないまま転校したってわけ
もう最悪だろ?
今でも思い出すたび、胸がよじれそうな気持ちになるんだ
最悪
何が最悪かって?
自分の出来の悪さ、性格の悪さに気づいたことよ。
わからないまま死んでいけたら楽ちんだったのにね。
出来がすごく良くて、性格がいい方たちの気持ちを聞いてみたいな。
そんな人は、そんな人なりの悩みがあったりしますか?
「最悪、リップ折れたんだけど!」
洗面所からそんな声が聞こえてきた。
すでにコーヒーを入れたコップに牛乳を注ごうとしながら、わたしは次に飛んでくる言葉を予想する。
「お姉ちゃん、リップ貸して!」
当たり、と呟いた。
コップの中に少しずつ白が広がって、けれどその白も茶色に変わった。
「いいよ。」
出来るかぎり声を張り上げたけれど、きっとあの子には届いていない。あの子は、妹は今、わたしが許可を出す前に蓋を開けて、唇に色を乗せている。たぶん、ピンク色。わたしがあまりにも使わないから、メイクポーチから追い出され、部屋から追い出され、洗面所に辿り着いたピンクのリップ。
チンと小気味よい音が鳴って、トースターからお皿の上に、焼き目が程よくついた食パンを移動させる。焼き立てで熱いから、早業で。いつ身についたのかも忘れてしまったほどの当たり前。
コップとお皿を持って、テーブルへ移動する。そして、座って手を合わせたところで、大きな足音が響いた。
「行ってくる!」
真っ白な肌、茶色に染めた長い髪、薄いメイク。唇はやっぱりピンク。服は、妹の趣味のものじゃなくて、大多数がいいと言うであろうもの。
ああ、やっぱりこの子は変わらない。そう思った。
「行ってらっしゃい。」
扉が閉まる音がしてから、ひとりごちた。
シャンプーかボディソープか日焼け止めか香水か、何なのか分からない甘い匂いが部屋の中に満ちているような気がした。
洗剤ではないはず、だってわたしの服からこんな匂いはしないから。香水もあの子はするタイプじゃない、でも。
トーストをかじった。何もつけなくても充分美味しい。
あの子は人がいいと言えば、嫌いな香水だってつけてしまえる子だ。
人に好かれることを第一に考える妹は嫌いじゃない。時折、どうしようもなく他人に思えてしまうだけ。
真っ暗なテレビに反射するわたしは、黒髪を肩の上で切り揃えている。赤のリップも濃いアイラインも引ける。ピアスホールはたくさん空いているし、服だって着たいものを着る。
けれど、たまに思う。
『人から好かれる女の子』を全身で表している子が妹だなんて、最悪だと。
お気に入りの靴で出かけたのに
雨になった
そして喧嘩になった
最悪の一日だ
明日は晴れるかな
気持ちを軽くして
忘れよう
一度だけ、世界を捻じ曲げてしまったことがある。
雪の降る朝だった。
真白い道を歩くたび、歩調にあわせて、背中のランドセルの中身がガタゴトと音を立てる。それしか聞こえない朝だった。すっかり身体に馴染んだランドセルとも、もうすぐお別れ。そう思うと急に愛おしく思えてくる通学路の途中、公園の前を通ったときだった。
そのとき、私はきちんと息が出来ていただろうか。
圧倒的な白の中に、この世のすべての色と輝きを集めたかのような振り袖を着た女の子が、ひとりでベンチに座っていた。
傘をさしていないにも関わらず、女の子の周りだけは雪さえ避けていく。
そして、女の子は一心に手元に視線を注いでいる。そこにあるのは、朝焼けを編み込んだような赤々とした糸で、その子は黙々とあやとりをしているようだった。
「あなた……」
つい声をかけてしまって、慌てて続きを飲み込んだが、女の子はすでに顔を上げてこちらを見ていた。ひどく驚いたように、瞳が揺れる。
次の瞬間、背後で何かがぶつかる音が響き、続けて自転車が倒れるような、とにかく派手な音が連続して巻き起こった。
ぼんやりと立ち尽くす私を見ていた女の子が、弾かれたように手元を動かしてあやとりを再開する。
ここに居てはいけない、と理由もなく思った私は、逃げるようにその場を離れた。
学校が終わり、家で夕方のニュース番組を見ながら、私はふと朝のことを思い出した。
「お母さん、今朝二丁目の公園のそばであった事故のニュースやらないね」
事故? とキッチンから振り向いた母の、怪訝そうに寄せられた眉を見たとき、私の胸をなにかとてつもなく恐ろしい予感が駆け抜けて行った。
「今日近所で事故なんて起きてないよ? やめてよ、変なこと言うの」
そうだよね、と言う以外に、私に何が出来たというのだろう?
(誰にも言えない秘密)
最悪だ
ホントに最悪
情けない自分に・・
今のままじゃあ、いけない
変わらないと
今月までに決めないと
やば過ぎる
【最悪】
雑居ビルの立ち並ぶ路地裏で、煙草を燻らせる。青空にのぼっていく煙をぼんやりと麻痺した頭で眺めていれば、不意に視界に影が差した。
最悪だ。慌てて吸いかけの煙草を靴で踏み潰したが、既に時は遅い。正面にあるその人の眉間には深い皺が刻まれていた。
勤務時間内にこんな場所でサボりの現行犯、しかも煙草まで吸っていたなんて、お堅いこの人は決して許さないだろう。怒号を覚悟したけれど、待てど暮らせどその人の声が俺の耳朶を打つことはなかった。
「えっと、先輩?」
さすがに居心地が悪くなって声をかければ、黙り込んでいたその人はゆっくりと瞳を瞬かせた。ぽろりと一筋、その眦から透明な涙がこぼれ落ちる。
咄嗟に空へと視線を移した。ああもう、本当に今日は厄日か何かなのだろうか。最悪にも程がある。
たぶんこの人は、一人きりで泣きたくて人気のないこの場所へ来たのだ。この人だって俺に弱みを握られたくはないだろうし、俺だってこの人の泣き顔を見るのなんてごめんだった。……この人にはいつだって強気でクソ真面目な恐ろしい先輩でいてもらわないと、こっちの調子が狂ってしまう。
「あーっと、今日無茶苦茶天気良いですよね」
青空に浮かんだ白い太陽を見上げながら、どうにかくだらない言葉を捻り出した。必死に頭を回して、適当な世間話を一方的に語り続ける。貴方の涙になんて気がついていませんって顔をして。
せっかく一息つきにきたはずだったのに、なんて。最悪なタイミングに心の中だけで悪態を吐いた。
最悪
「嫌いになってよ」
それは、すべてを受け入れた後に言われた言葉だった。
思わず無言でそちらを見つめれば、彼は少し悲しそうにして微笑んだ。
思い返せば、奪われるようなものばかりだった。告白の言葉も、初めて繋いだ手も、流れるようなキスも、すべて私から強引に奪っていくようなものばかりで。
あれもこれも全部、このためにやっていたのかと思うと、乾いた笑いしか出なかった。
ああ、彼の言うとおり嫌いになれたらよかったのに。それでもまだ、嫌いになれない自分がいて、呆れるようにため息をついた。
最悪だ、そう呟いた私の声に、彼は傷ついたようにうつむいた。
寝坊した!
ダッシュで準備!
テレビの星座占いが最下位だって告げてるけど、それどころじゃあない!!
なんとかギリギリ間に合った!
――遅刻にされた。(ウソだろ?!)
やったはずの課題がない!
――2倍に増えた!(マジかよ!?)
もしかして…昼飯も忘れた!
――財布も忘れた!!(絶望)
よし、今日はもう帰った方がいいな!
一歩踏み出すとガム踏んだ。
#最悪
あぁ~、最悪。
車の鍵忘れた!!
今日、エレベーター点検で階段なのに···
部屋、5階だし