『最初から決まってた』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
最初から決まってた
いつか捨てられる、なんて怯えながら、あなたの隣を歩いていた。いつかこの指の震えが止まっても、必ず別れは訪れるものだから。
「ねえ、豊さん今日のお夕飯はなんでしょうね」
「どうせなら、好物がいいな」
「それもそうね」
2人、桜の木の下を歩いた。どこか満たされた世界で、時間だけがゆっくりと流れていった。
「なあ、キスしてもいいか」
「もう、私たちそんな歳じゃないでしょう」
指の震えが止まったのは何年前か、数えるのはもうやめてしまった。あなたの隣を歩いていたはずが、今はあなたの車椅子を押して歩いている。
あと半年後には訪れる別れだけど、きっとこうなることは、最初から決まっていた。
※内容がずれていますが、最後には、綺麗にまとまるので是非見ていってください。
タイトル「最初から決まっていた」
数学は、すきですか?
「いいえ」と答える人が多いイメージがするのは、わたしだけでは、ないだろう。
いいえと答える人は、おそらく数字のややこしい動きが嫌いなのだろう。もしくは、見るだけで頭が沸騰する人もいるだろう。
一方で
「はい」と自分は、そういうだろう。数学が得意ってわけではない。なら、なんで好きかというと言えば、
数学は、決まっているからだ。
道徳というのは、答えが決まっていない。
例えば、
人を助けないという答えを出した人は、周りの環境で正解かどうかが決まることもある。答えしかなかった問題の中で答えがない問題は、無意識に答えを想像してしまうからだ。人を助けたくない人は、いないとは限らない。そんな答えを出した人は違う目で見られるかもしれない。特をしないのだったら、助けなくてもいい。
そんな、答えはその人の答えであってそれだけだ。
自分を知るというのが道徳。
答えのないものを考えるのは、人によって苦痛に感じる人もいるだろう。
価値観が違うのだから‥
国語もそうだ。
それに比べて、数学はどうだ?
決まっている。どうあがいても、それ以外の答えは、ない。
数学は、最初から決まっている。
これは、偏見かもしれないが‥
国語が好きな人は、物事を曖昧に捉え。
数学が好きな人は、物事を明確に捉え。
ているのかもしれない。
タイトルには、結びつかない内容だが、最後まで見てくれた人は、曖昧なものが好きですか?明確なものが好きですか?
てか、最初から決まってる物ってなに?
数学とかしか思いつかなかったんだけど、、
「最初から決まっていた」
[この運命は神様によって最初から決まっていた]
本の中でそんな言葉を目にしたことがある。
どんな幸も不幸も神様によって決められている事象で私たちのためにいつも見守ってくださると。
神様はどんなに苦難があっても助けてくれない
たとえ私達が死ぬ寸前でも「あなたはそう言う運命だ」とでも感じさせる顔をして。
つまり最初から分かっている運命なんて死ぬほどつまらんし、変えれない未来なんてクソだ。
神なんかが存在してたら殴ってやる。
俺の大切な人を返すまで。
今まで出会ったたくさんの人。
ある時、ある人と出会って、接していくうちに
私の心はボロボロになり、身体も壊した。
この心の内の物語は
恋愛など甘い物語ではない。
恋愛ならば、徐々に好意を持ち、仲良くなり、
愛を育み…という過程があるから。
過程の中で、一瞬でも、豊かな感情、幸せな感情がある。
その瞬間があったから、
まぁ良かった事もあったな〜と思えるけど。
だけど、私の、心の内のこの物語は
そんな甘い事や、嬉しかった瞬間など、
びた一文もありゃしない。
私はその人の事が最初から苦手だったのだ。
関わりが薄かった時から何だか攻撃的な空気を纏い、
うーん。と違和感を感じていた。
とにかく、良い空気を纏っていないかった。
関わるようになったら、私の直感はドンピシャで。
まるで見えない剣を振りかざし続ける人だった。
一生懸命に盾で交わしたり構えたりしたけども
八つ裂きもいい所だった。
結果、私は最終的に見えない剣で、
とどめを刺された…
もはや盾さえも持つ気力もなく
ついに起き上がれなくなった。
HPはゼロ。ゲームオーバー。
私とその人の今世での関係は
こうなる事が、
最初から決まっていた…のか?
神様、最初から決まっているなら
教えてくださーい。
これから先のラスボスまで。
事前に戦略を錬るからー。
今回はもう逃げたけど、
事前にわかってたら、なるべく早く
自分なりに対策するんでー。
そこんとこ、宜しくお願いしますー。
#最初から決まっていた -29-
英語を勉強していると、小さい頃からペラペラな人が羨ましくなる。
彼らが元から持っているものは、自分が何百時間もかけて手に入れようとしているもので。
それを考えだしたらキリがないので、やりたいことをやる意識で努力をしていくことが大切なのだなと考えている。
最初から決まってた
君が私に振り向くと
君に彼女ができたって
なぜか自信があったよ
私ずっと変わらない
君のために頑張ってきた
あとは君が気付くだけ
私が君を好きだって
君と僕は未来永劫ずっと離れることはなく添い遂げること!
邪魔なものは全部薙ぎ捨ててここまできたよ! さあ怖がらないで手を取って!
最初から決まっていた。
生まれた時に、初めて目にしたのはなんだろう?
ただわかるのは、悲しくて、苦しくて泣いたことだ。
自分が生まれたということ、
この世界の一部になったこと、
そして最初から決まっていたかのように、
死へ向かって歩いていくことに。
今は悲しくも、辛くもない。
ただその瞬間に、
「そうか、ようやく自分の番が来たのか」
と思えるようにしたい。
ただ、願いが叶うとしたら。
私は、大切な人たちより前にこの世をさりたい。
彼らを見送るのは、きっと自分が死ぬより辛いだろう。
きっと彼らが先にさってしまうなら、
私は、自分からこの命を絶つだろう。
きっと最初から決まっていた。
この世からいなくなりたいと思うことを、
この世の酷さに耐えかねることを、
このままここで生きていくこと自体を嬉しいと思えないことを、
「ごめん」そう思える。
私を産んで、育んできた家族に…
この世で、皆んながいなくなった後、
私は私ではいられない。行きたいと思えない。
今でさえ先が見えず、描けず、立ち止まっているのに。
時間はただ過ぎ去るばかりで答えをくれない。
いっそのこと、このまま自分の時だけが止まって仕舞えばいいと、
年が明けるごと、誕生日を迎えるごとに思っている。
きっと、最初から決まっていたことなのに。
お題「最初から決まってた」
「顔が全てじゃないよ。」
この言葉は私達ブスを慰めるための言葉では無い。私達ブスが相手を妬むことがないようにする現実逃避の言葉である。産まれてから育つまでで沢山顔が恵まれてる人を羨ましく思った。歯並びがいい人、目がぱっちりしてる人、鼻筋が通っている人、顔が小さい。これだけでは無い。目がいい人、身体が元気な人、声がいい人、言い出したらキリがない。世の中、最初からもっている人は沢山いるのだ。この程度のことって思う人も中にはいるだろう。だが、考えて欲しい。顔が美人な人と顔がブスな人ならどっちになりたい?美人は美人でいるの辛いなんて話を聞く。彼女達にも彼女達の事情がある。でも、起きたらブスになりたいって言う人は聞いたことがない。自分の顔が欠点だらけになることを望む人なんているわけが無いのだ。そんなことを思いこんな意見を述べている私はただのブス。結局顔なんだよ。全てじゃないならみんな見た目に気を使ってないはずだ。こんな言葉があったって最初から分かり合えない者同士、相手を妬み、羨ましく思うことは最初から決まっていたのだ。
最初から決まっていた
一見、
選択肢、時間など沢山のものをもらっていて
自分で全て決めていると思いがちだ。
逆に言えば、決められた選択肢、決められた時間の中から
選んでいる。
これはほんとうに「全て」決めていると言えるのだろうか?
だが、最後だけは最初から決まっていた。
「死」だ
「死」はどんな選択肢の中にも含まれている。
いつでも簡単に死ぬことができるということだ。
それでも、「生」の中の選択肢を選ぶ。
「生」を選ぶ人は、「死」よりも充実した生活を。
「死」を選ぶ人は、「生」よりも苦痛な生活をしている。
人は一生の中で、
どれだけ充実した生活を送るか、
どれだけ楽しんだ生活を送るかで
競い合っている。
本当を言うと、最初から決まっていない。
限りある選択肢の中でどれだけ充実させるか。
選択肢は決まっていても、
何を選ぶかまでは決まっていない。
最後は決まっていても、
充実できればそれでいい。
そうであればいいと思う。
私たちが、闘う者として結ばれることは『最初から決まってた』んじゃないかと思うわ。
「では、今期の女子の学級委員は〇〇さんにお願いしたいと思います」
ああ、やはり。成績も運動も愛嬌もいい、非の打ち所なんてこれっぽっちもないあの子に満場一致で決まった。
「男子は?誰か立候補いませんか?」
手が挙がる気配はない。眩しい太陽には近づき過ぎるとあっという間に蒸発してしまう。隣に並ぶ度胸がある男子などこの狭い教室にはいない。
「先生!私が指名してもいいですか?」
彼女の声はよく通る。
教室がざわつく。彼女が指名するパートナーは一体誰なのだろうか、と。彼女に選ばれる男子は誰か。ひょっとして自分が選ばれるのではないか。男子の淡い期待が目に見えるようだ。
「ねぇ、一緒にやろうよ!□□さん!」
彼女の真っ直ぐな眼に私は射抜かれ、クラスメイトの視線が一斉に突き刺さる。
「え、わ、わたし……?」
いやいや、おかしいだろ。男子の学級委員を選ぶのではなかったか。生まれてこのかた、女子として生きてきたし、男子になりたいとも思ったことはない。
「先生!男子女子を限定するなんて現代に合っていないと思います!というわけで我がクラスの学級代表は女子2名です!」
いや、まだ学級委員を引き受けるなんて一言も言っていない。断じて言っていない。神に誓って言っていない。なるほど……と頷くんじゃない、担任。仕事をしろ担任。生徒にクラスを乗っ取られていいのか。
「学校生活の最後になにか2人で思い出つくりたいな!とっておきのやつ」
昨日言っていたことはこのことか。物心付く前から彼女の傍にいたはずなのに、これは予測できなかった。私は小さく溜息をついた。彼女の望みはいつだって、彼女にとって最高の形で叶えられる。
「わかりました。」
私の平穏な学校生活は終わりを告げた。
/「最初から決まってた」
#最初から決まってた
あなたと離れることになるなんて、最初から決まってたこと。
わかってた。分かってたはずだったのに。
こんなに悲しくなるなんて思っていなかった。
あなたは私にとって神にも近しい方でした。
あなたが言えばこの命すら投げ出す覚悟がありました。
しかし、あなたが私に命令したのは生きろということだけ。
私は最初あなたを殺そうとしたのに。
あなたもそれを理解していたはずなのに。
それでも最期の命令は私が生きること。
あなたは優しすぎた。だから命を落とした。
少しだけ待っていてください。
私はあなたの命令に従い、生きましょう。
生きて、生きて、生きて。
寿命で死んで、そしたらすぐにでもあなたの所へ馳せ参じます。
その時は私の話を沢山聞いてくださいね。
あなたが死んだ後のこの世界が紡いだ物語を。
「最初から決まっていた」
最初から決まっていた、なんて言わせない
「最初から決まってた」
運命なんて変えられない。
あるところで枯葉を拾って落ちる場所も最初から決まっている。
あるところでコケたとしてもそれも最初からきまっている。
すべて最初から決まっている。
中二女子
最初から決まってたんだよ
こうなるって決まってたの
だからそんなに悲しまないで
最初から全部決まってたんだから
この長い間
数え切れない程の
失敗を繰り返してきました
直ぐに後悔出来れば良い方で
かなり経った後に
気付くなんて本当に自分
やばいヤツだなと凹みます
この数々の失敗は
実は初めから決まっていた…
なんて事あるわけが無い
そう、全ては自業自得です
自分が悪いのです
はい、一生反省の人生で満足です
「最初から決まっていた」
最初から、決まっていたんだ。
私が、この家に生まれるということが。
過去もそうだった。
死んでは、この家に生まれての繰り返しだった。
今のお母さんが、生まれ変わる時にはひいおばあさんになっていた。
私の名前は毎回変わった。
マリアからリオへリオからナターシャへそれよりも、もっとある。
今の名前は、ハナだ。
私の死に方は、ほぼひどい死に方だった。
マリアのときは病気、リオのときは寿命、ナターシャのときは事故。
今は、姉のライムから階段に落とされそうになった。
だけど、私はすぐに避け姉のライムが落ちていった。
ライムは泣いている。
私は、泣かなかった。
使用人が何人も来て、ライムを手当室に連れて行った。
使用人は、私を異常者だと思っている。
私は、何回も生き返っているうちに感情が薄くなっていった。
そんなところを見て、私の母リーナが医者を読んだ。
医者は、あれこれ聞いてきた。
例えば、「君のお名前は?」とか「今何歳?」などを聞かれた。
私は、スラスラと答えた。
「私の名前はナター…ハナ。」
「年齢は、31さ…8歳。」
医者は不思議そうな顔をしていた。
私の娘、そして私のお母さんは震えていた。
私の娘のリーナは、私に聞いてきた。
「ハナ、なんでひいお祖母様の名前やなくなった年を言おうとしたの?」
私は、「だって、私はナターシャの生まれ変わりだもん」
「!?いい加減にしなさい!」
鋭い痛みが、私の頬へ伝ってきた。
「何なのよ!そんなこと言うんだったら、ひいお祖母様が私を生んだ年と日にちを言ってみなさいよ!」
私は答えた。
「私がリーナを産んだ歳は21歳。あなたが生まれた日は、2月3日21時5分でしょう。」
「…。本当なの?」
「そうよ。」
「お母様ごめんなさい。お母様のことぶっちゃった。」
「そうね。」
「これからは、気をつけなさい。」
こんな事が何回も繰り返された。
娘、息子達はそこから、直していった。
もともと、家族は評判が悪かった。
でも、今はもう評判は悪くない。
私は、ハナでこの家族の生まれ変わりが終わった。
アイスクリーム
どれだけ思いを馳せても
いつかは無くなる
それじゃあ、もう一つだけ
※最初から決まってた
【最初から決まってた】
「運命論って知ってる?」
冷房の効いた教室で、あなたが私に言った。夏休み中の学校。選択式の補習で、哲学を選んだのは私達だけ。だから、先生もプリントだけ渡して職員室に戻ってて、ほとんど自習みたいなものだった。
「それ、資料集に載ってたやつでしょ」
「当たり。世界の全ての事柄は運命によって定められていて、人間の意志や努力では全く変更できないっていう人生観のことね」
ノートの端にマルを書きながら、頬杖をついたあなたが言う。真っ黒な柔らかい髪の毛が、あなたの顔を隠した。
もったいないな、せっかく綺麗な目をしてるのに。
少しぼうっとした頭でそう考える。
窓も扉も閉め切っているのに、蝉の声がやけに鮮明に聞こえた。涼しいはずの教室で、なぜか少しだけ汗ばむ。
「・・・どうしたの?」
気づけば、あなたの髪の毛に手を伸ばしていた。
「いや、なんていうか、邪魔じゃないかなって、思って」
驚いたような顔が目に映る。あなたの、海の底みたいな深い青色の瞳と、焦点があった。
「へえ、優しいんだね。」
そっと、宙に伸ばしていた手の平をあなたの指が絡めとる。
顔に熱が集中するのを感じる。きっと今、あなたの目には真っ赤な顔をした私が映っているんだろう。
「ねえ、君が私の髪に手を伸ばしたのは、必然?」
細く、陶器みたいに滑らかな指に導かれて、私の手が、あなたの頬に触れる。手に移る温度。あなたの視線。
「この補習を選択したのは?私と二人きりになったのは?」
目を逸らそうと思うのに、逸らせない。あなたの視線が微かに、でも確かな熱をもって絡みつく。
思い出す。初めてあなたと会ったとき。今にも神様に攫われてしまいそうな、そんなあなたに目を奪われた。
それすら、必然だったのだろうか。
「・・・きっと、違うよ。私は私の意思で、この補習を選んで、あなたと二人きりになった」
あなたは黙り込んでいる。二人の息遣いだけが教室を支配した。
ゆっくり、あなたが頬から私の手を離そうとする。
「けれど」
あなたの動きが、止まる。
「人生における大事なことは、きっと既に決まっていて、私にとってのそれはきっと、あなたと出逢ったこと。私があなたを好きになったのも、きっと必然」
空いていた左手で、あなたの髪の毛をとる。まるで約束をするように、それに口付けた。
そっと顔をあげる。あなたはまるで乙女みたいに、頬を薄く染めて笑みをこぼした。
あなたの指が離れる。と同時に、あなたが首に抱きついてきた。
あなたの香りでいっぱいになる。近くに来ないと分からない、むせかえりそうな程に甘い香り。
私も、ゆっくり腕を回す。熱どうしが混じって、このまま境界線が溶けてしまいそうだった。
「ねえ、本当にそう思うなら、君の意思で私を奪ってくれる?」
「うん。あなたのためなら」
唇を近づける。目を瞑ったあなたの睫毛にさえ、触れてしまいそうだった。
あぁ、きっとこれも、最初から決まっていたんだろう。きっとあなたを好きになった瞬間から、私の運命は定められた。
あなたの唇が触れる。
蝉の声はもう聞こえなかった。