『最初から決まってた』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
最初から決まってた
「あのね、うちの子、勉強がすごく得意でね、テストではいつも十位以内に入るくらいなのよ」
「うちの子はね、将来医者になるのよ」
「レールを敷いてる…?嫌だわ、私はあの子にいい暮らしをしてほしいだけよ」
親戚が集まると、両親の周りでは大抵このような話になる。うちの子、というのは俺のことだ。
そして、この話題の後は必ず親戚に囲まれて、真面目な顔で説教される。
「あんた、家で息苦しくないの?」
「親の敷いたレールで満足しちゃあいかんぞ。世界は広いんだ」
「最初から何もかも決まってる人生なんて、つまらないだろう」
こうなると、俺が親に言われて医者を目指しているという前提で話は続いていく。親に逆らい、医者以外の進路を選ぶ方が評価される。
ふざけるな、とよく思う。
確かに、うちの親は歪んでいて、子どもは親の飾りだと思っている。それは子どもを縛ることであり、それに苦しんでいる人がいることも分かる。
でも、俺は本当に医者になりたいんだ。
勉強だって、好きでやってる。今通っている中高一貫校だって、親が望んだところでもあるが、自分も望んだ学校だ。俺はこのまま、医者になるために突っ走って行くんだ。
最初から決まってた道が、俺の進みたい方向とぴったり合っていた。ただ、それだけなのに。
わたしがタヒぬこと
母も父も
中絶を繰り返す
今まで幾度も
幾人のわたしを
あの2人は消した
そしてまた今回も
まだ15歳の
母と父は。
同じ道を選んだ
/♯最初から決まっていた
最初から決まっていたんだよ運命というものは、
君はそう言い放ったが、私は続けた。
慌ただしく波乱に満ちた青春は
一夜限りの栄光と一夜限りの憂鬱の繰り返しだ
その荒れ狂う波は、次第に静かに穏やかな朝を迎える
もうあなたなら大丈夫だ 行けるはず
よく耐えたね
これからの運命はあなたが決めるんだ
あなたの幸福というもののために。
最初から決まってた
私が出来損ないだったこと
#最初から決まってた
自分の小さな動きが未来に響く
過去の小さな失敗が未来に大きく響く
バタフライ効果のような人生
逃げ道は閉ざされた今
『努力は報われる』と言う言葉があるならば
それは本当に凄い人だけだと思う
かと言ってもそれは僕基準の凄い人の話
最初から始まっていたものはなんだろうか
いつから僕の考え方はこんなに曲がっていたのだろうか
曲がり過ぎて終わりの見えない道
終着点は自分でつくろうか…
自然に来るのを待とうか…
僕の人生お先真っ暗
今日の空は闇
カビだらけの風呂を掃除した。
何か変わるかと思い、
出来るだけ自分の精一杯の心で掃除した。
鼻の感覚が麻痺したが、スッキリできるのならそれでいいと思った。
自分が、とか、相手が、とか、関係なく、
目に入ったから掃除した。
今日は朝早くから車を走らせ、疲労もあると思ったんだけど、関係なかったみたい。
ある人からのメッセージで、「死なないから大丈夫。」と言う言葉を目にしたが、私には非常に不愉快に思い、友達でもなんでもない、ただの勧誘の人だったので、「不快です。二度と連絡して来ないでいただきたい。」と返信した。
私には全く心に響かない言葉ばかりで、ただの自己満足の言葉にしか聞こえて来なかった。
世の中確かに自己満足の世界はあるが、私と同類ではない事だけはわかったので、さようならを告げた。
最初から決めてた。とあるが、
勘違いではないでしょうか。
と問いたい。
最初から決まっていた
最初はいつ
最後はどこ
決まっていたのは何
最初から決まっていても
どうにか出来ること出来ないことがある
どうにも出来ないことよりは
どうにか出来ることをすることだね
やれることは限られている
それでもやっていくしかない
やっていくことが活力になるから
やってみたらいい
もしダメだったとしても
なんてことはない他のことをやるだけ
それにやりながら解っていく
最初から決まってはいても
どう思うか決めるのはあなた次第ですよ
題名:最初から決まってた
もしかすると…
彼との別れは最初から決まってたのかもしれない…
その答えは私も彼も分からない。
多分分かる時は一生こないと思う…
最後の夜が
初めての夜ね
から紅に
ライヤーゲーム
決論ありきの貴方
まともな後ろ姿
つかみ損ねた振りができる
てなづけられた私
いじわるに振り返る貴方は
ためすように微笑む
[ひとでなしとロックンロールを_Minus01]
[↓最初から決まっていた↓]
最初から決まってた
私が貴方を好きになるのは最初から決まってた運命の出会いだった。
暑い日の修学旅行友達もいなくて1人行動してた
マーメイドラグーンの地べたに膝を抱え倒れていた私に誰かがそっと触れて撫でてくれた
顔を上げたら大きな顔大きな手大きな身体グーフィーだった
とても心配してくれていて従業員さんを呼んでくれた
すぐに医務室に運ばれ熱中症。
あの時の安心感と優しさに貴方が好きになり将来の夢が決まり
いま人生をグーフィーに捧げて働いてます。
朝、目覚めると、甘い柑橘類の匂いがどこからかしていた。
本来、この部屋は、10年来のタバコヤニと俺の加齢臭100パーセントで満たされていたはず。
がっ‥
まだ、夢うつつに周りを見ると、
ふわふわのピンクのベットとシング‥。
まるで、お姫様様の部屋のよう。
白い清純な柔らそうな壁には、何かモダンな絵画が飾ってある。
昨日まで部屋一面を統治していた缶ビール、コンビニ弁当の残骸はどこにいったのだろう。
慌てて、起きると、すぐ前には、見慣れない大きな窓があり、まるで某ニュース番組の映像そのものを映し出しているようだ。
突然のことに後退りすると、
窓の光の具合からか誰か若い女の顔が一瞬、浮かんだ。
驚いて、後ろを振り返るが、誰もいない。
そういえば、目が覚めてから、何もかもが変わってしまい、もっとも身近なことに気づかずにいた。
僕は小さい頃から目が悪く、30センチ先のものでも歪んで識別できないはずなのに、今日は遠くにあるはずのものまで鮮明に見える。
薄桃色のカーペットに圧があり、
歩く時は、少し内股ぎみで、頼りなく地面に乗せている感覚がしていた。
また、胸の前が少し重く、なんと言っていいか‥動くたびにスライムのように暴れ、引っ張られる感じがする。
それから、目線を自分の体に向けると、その手足は小鹿のように細く、大理石のように病的に白い。
「まさか、そんな」
思わず、口に出た。
その声は、甲高い、女の声で
聴き覚えがある。
いや、まさに昨日も聴いていた。
「まさか、そんな」
だが、次の声を聴くより早く、僕は部屋の中の鏡を喰い入るように覗き込んでいた。
「ひゃっほー!!」
歓喜のマリオジャンプ
まさに僕の推しチャン。
僕は全宇宙の男子の夢を貪り始めた。
推しチャンの、、、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
頭のてっぺんから足先まで、1つ1つ手で触感を楽しみながら、蛇が獲物をみるように舐め回しみる。
そして、全ての鼻の臭覚細胞を開いて、草原に生えた花の香りを嗅いでみた。
僕は一瞬六法全書の切れっぱなしが頭に浮かんだが、動物の本能を止めるには弱すぎた。
最後、お待ちかねのご確認タイム。
今は、自分の体だし、部屋には、虫一匹たりともいないのは確認済み。
推しチャンの秘密の開示場所もみつけたし、まさにこれからという時、最後の最後に運悪く天使の推しチャンと悪魔の推しチャンが現れた。
僕がメビウスの輪のなかを実験室のハムスターのようにぐるぐると回っていると、
どこからか、
「ギュルル、ギュルル‥」
と何かが排水溝に流し、詰め込まれる音が
した。
あたりを見渡したが、近くにそんなものはあるはずがない。
とうとう、お腹の痛みが襲ってきた。
「ああ‥」
切ない呻めきとともに、
推しチャンの可憐な後ろの花弁が開きかける。
自分なら、ためらいもなく、爆弾投下だか、
推しチャンの体にそれを許すことはできない。
僕は、推しチャンの顔を金剛力士像変えてでも止めなくてはならないという一種の信仰心に駆られていた。
僕の推し魂と推しチャンを守るために、全ての穴という穴を塞ごうとした。
流れ落ちる冷や汗と薄れてゆく意識のなかで、いつしか部屋の白い壁とピンクのシングは消え、ドブに浮かんだ南ドイツのハントケーゼの臭いだけが残った。
この激臭に再び目を覚ました時は、もういつもの見慣れた部屋だった。が、それとは別に追加でゲロシロップと食べかけのチーズで部屋中塗りたぐられていた。
起き抜けの1本に手を伸ばそうとすると、親切にも黒くて丸い密林地帯の手先が今日のイベントを知らせてくれる。
いつもなら、右手はセブンスを放り投げ、両足は玄関へ一目散のはずが、体が不思議と動かない。
仕方がなく、部屋の中をぼんやりと眺めながら、もう一度、夢の中の推しチャンのう○この匂いを嗅ぐ。
そうして、僕は本当に目覚めてしまったことを悟るのだった。
最初から決まってたことなんてある?
しんじゃうことぐらいじゃない?
いろんな偶然が重なってここにいるんだと思う
それぞれがちょっとずつ影響しあって
今この瞬間がある
すごく儚くて
奇跡的で
でもあたりまえのようでもあって
楽しくないこともたくさんだけど
変化は常にあり
それがどこへ向かっているかなんて
いったいどこの誰が決められるって言うの?
テーマ:最初から決まってた #267
最初から決まってた。
誰の家族として生まれ
誰と出会い
誰と結ばれ
誰とともに人生を歩むか
最初から決まってた。
誰と別れ
誰と喧嘩し
誰と結ばれないか
最初から決まってた。
私の運命は
神様の手によって
この運命も、苦しみも、
全部最初から決まってたんなら
どんなにも頑張っても
この苦しみから逃れられないなら
もう、頑張りたくなんてないよ
最初から決まってた/
あなたがいなくなったから
やっとあなたを追いかけられる
あなたが遺していった
たくさんのうちの ほん の わずか
手の中に残ったそれらを
私は目を凝らして見つめる
砕けたガラスに七色の光が
どれもこれも違う形の違う顔で
なぜ気づかなかったの、こんなに
たくさん、細やかにあなたが
刻んでいた心に
(……あなたがいた、から。)
(ずっと居るとおもっていた……)
あなたがいなくなったから
わたしはやっとあなたを見ている
呼んでもかえらない
だからあなたの骨から聞こえる
音楽をわたしがたくさん描くよ……
星とガラスと泥砂のひかり……
小学5年生の時、本を手に取ってはまってしまったことは
偶然じゃなかったんだと思う。
もちろん、幼稚園児から小5になるまで本を全く読んでいた訳じゃない。
小学生の朝の読書タイムとかそーゆう時間には本を手に持ってたけど、適当に読んでた。
だけど、小5で本をちゃんと読んで少しレベルアップした本を読んで面白さを知った。
うちの家族は私以外みんな本をあまり読まない。
眠くなるから〜とか。
そんな時間取れない〜とか。
うちの家族も友達も親戚もみんなみんな本をあまり好きじゃない人はそういう理由だ。
そんな両親や親戚に囲まれて育ったのに私は小5の時に本にハマって面白さを知った。
本を読んでると眠くなるから嫌〜って言っている人のもとで。
別に全部が全部遺伝って決めつける訳じゃないけど、私は日々の生活のなかでお父さんと同じだ〜、とか、お母さんと同じだ〜って思うことが多い。
でも、私はお母さんとお父さんと違って本が大好きだ。
「この世で1番好きなものは何か?」
って聞かれたら
「本です。」
って即答できるほどに。
本がなかったら今の私はいなかった。
想像もできない。
本がない人生なんて想像できない。
だから、あの小5、本を手にとって本格的に読み始めたあの瞬間の出来事は私の人生の中で大きい大きい重要なことは最初から決まってたのかもしれない。
本が大好きだ。
嫌なこと一瞬でも忘れさせてくれるし、嫌な時でも元気にさせてくれるし、何よりワクワクして面白くてたまんない。
あの時ちゃんと本を手に取って真剣に読んで良かった〜
心から思う。
あの時の自分を褒めてやりたいし、
何よりも本を書いてくれている作家さんに感謝だ。
本当にありがとう。
【10,お題:最初から決まってた】
きっと、これは最初から決まっていたことなんだ。それこそ俺が生まれるずっと前から
「俺は、1番にはなれない。」
俺は双子だった。俺は弟で兄がいた。
それこそ、顔も声も好きなものだって、そっくりそのまま俺の生き写しのような奴だった。
でも何故だか、やることなすこと全てにおいて兄貴は俺の上を行った。
俺がかけっこで1位を取った時、兄は市内のマラソン大会で1位を取った。
俺がゲームで最高記録を出した時、兄はそれを2分で越えて見せた。
俺が絵を描いたときも、工作で本棚を作ったときも
俺が努力をして積み上げたものを、容易く兄貴は踏みにじった。
そして周りの大人たちは、比べっこが好きらしい。
どんなことでも俺と兄貴を比べた。
......いや比べてない、一方的な贔屓だこれは
弟は兄の引き立て役にしかなりえない
どんなに努力をしても、兄貴という存在が邪魔をする
兄貴なんて、いなければよかったのに..
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「ーーーっ!?~~ッッーっ!」
「ーーー✕✕✕っ!~ッッっ!」
ドンッッッ!..............ドスっ
兄貴をベランダから突き落とした。
「はーっ...はーっ...はーっ...」
これで、俺は...
「ハハ......ッッハハハハハハハハハ!」
俺は狂ったように笑い続けた。
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それから数年後、俺はふざけて落下死した馬鹿な弟を持つ兄として生きている。
目の上のたんこぶが消え失せて、俺は自由に生きれると思った。だが
「兄だけでも生きててよかったわ、弟のほうは無能すぎて要らないもの」
「弟は死んでよかった」「兄だけいればよかった」
......そうか、最初から俺は要らない奴だったのか
全部最初から決まってたんだ、この結末も......
月に照らされた人影は、閑静な住宅の海に沈んで消えた。
運命に抗う、みたいな…そういう話が無数にあるけれど、でもその、「抗うことにな」ったのも運命じゃないの?と私は思う。
ー星空が決めた始終は滞りなくすすみ、それは自覚することさえできない。
もしできたと思うならそらは虚構で、あなたが勝手に生み出した妄想でしかなく、抗うなどという無知蒙昧な行動と思想は哀れで醜く滑稽だ。
星空を揺らがすことのできない私は、ただ愚かに踊る
7日目 お題:最初から決まっていた
きっと、最初から決まっていたんだ。片思いだと分かりきっていた。君の好きな人を見る目は僕を見る目と違うのも知っていた。やっぱり長年一緒にいた幼馴染だからそういう感情で見られないのだろう。
今日、君が好きな人から告白されていたのを見た。君は幸せそうに涙をながしていた。僕も涙を流した。本来では祝わう所だけれどなかなか祝う気になれなかった。久しぶりに1人で帰った帰り道はやっぱり寂しくて少し寒かった。
貴方が私を好きになること、知ってたよ。
私の言葉に長い前髪の下で目を逸らした彼の手を握ると、白い耳が面白いほど鮮やかに色づいていく。こういう可愛いところが好きなのだ。心を閉ざして外界から自分を切り離しているかのように見えて、その実柔らかくて脆い心を守っているだけ。一度受け入れさせてしまえば、純粋な感情を簡単に晒してくれるようになった。
初めて彼を見つけたのは、旅行中に急な雨に降られてこの図書館に避難したとき。彼は覚えていないだろうけれど、無言でタオルを差し出したときのあの目。絶対に本を濡らしてくれるなと言うかのような瞳に見下ろされた瞬間、この人が欲しいと思った。
この街に引っ越して通いつめて、他の人が話しかけないのをこれ幸いと彼に話しかけ続けた。押しに弱そうだという読みは当たっていて、いつの日からか私が話しかけると動揺で睫毛が震えるのが好きだった。そうなればもうこっちのものだ。
神様になんか任せてられない。最初から最後までプロデュースして、手のひらの上で転がしてあげなきゃ。
『最初から決まってた』