『暗がりの中で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
暗がりの中で
手探りで
君を探す
やっと見つけた君は
顔をぐしゃぐしゃにして
笑いながら
泣いていた
つられて
私も泣いてしまう
ずっと
ずっと
我慢してたのに
やっと
会えたと
想いが溢れる
しかし
それは
やはり
夢なのだ
昏き部屋されど唇湿らして前世も我は乙女なりけり
風呂上がりオロナミンC飲む我ときみの晩酌重なりてしがな
お題 暗がりの中で
暗がりの中で、たった一つ光を放っていた君を、必死に追いかけた。
「おはよう」
目が覚めると、その光が、目の前にあった。
それがどうしようもなく嬉しくて、
「おはよう」を返すかわりに、苦しくなるほど君を抱き締めた。
【暗がりの中で】
暗がりの中で
いつかの自分にとって、歳をとることは出来ることが増えて世界が広がる事だった。自由にお金を使って、好きなものを買う。友達といろんな所に遊びに行く。自分のペースで日々を過ごす。そうしたささやかな憧憬と共にここまで来た、はずだった。
外回り中にやむを得ず段差を飛び降りた時に足首に痛みがはしって、昔はこれぐらいの段差なら痛みもなく降りれたのに、と愕然とした時に、これまで忘れ去っていたいつかの希望がぶわりと蘇った。
自分は今、何をしてるのだろう。さっきまで仕事の段取りだけを考えていたのが他人事のように、思考はすっかり過去へとすり変わっていた。これまでが夢だったような、不可思議な現実感に苛まれて、急に見知らぬ場所に1人取り残されたような心細さに体が震えだしそうだった。きっと、見ないふりをしていただけだった。もうすっかりやりたい事なんて、いつかへの希望なんて持ち合わせてないことなんか、自分が一番わかっていた。目標もなく生きるのなんて、終わりのないトンネルの中を彷徨うようなものだ。歳とともに確かに出来ることは増えた。けれども、それと同じくらいかそれ以上に失ってきたものもある。失ってきたもののなかには、無くしたくなんてなかったものが、沢山あった。大事に抱え込んできたものを置き去りにしてしまった自分に、やるせなさがある。けれども、それ以上にそれらの犠牲に報いることが出来るほどの人生を歩まなければ、人並み以上にならなければ、捨ててきたもの達に到底顔向けできないとも思ってしまう。私は、いつか許される日が来るのだろうか。自分を許せる日が来るのだろうか。ひとつだけ確かなのは、それまでの自分は、きっと暗がりのなかに居続けるということだけだった。
外は真っ暗な学校で、忘れ物を取りに来た。
「どうして貴方までついて来るのよ」
「いいじゃない。楽しそうだもの」
見回りの先生が教室を去ったのを確認して、ダンボールから出る。
「文化祭の前で良かったわね」
「良くないわ…!これからこの暗闇の中、廊下を渡らなきゃいけないのよ」
足音が聞こえる。
朝日が登るまでに脱出しなければ…。
ふと目を覚ますとまだ暗かった。
寝れない、、、。
よし!起きよう!
それでも夜12時過ぎまで起きてる。歳をとったせいか寝れなくなってきてる。
暗がりのなかで
1年前
私はとっても面白くない学校生活を送っていた。
でも、私も2年生になる時に先生たちの入れ替えがあった。
その時、
すごいイケメンの先生が入ってきた。
最初は興味はなかった。
でも、夏休みが明けてその先生を見たらなぜか先生を好きになっていたw
いっつも目で追いまくるようになっていた。
その先生は数学担当だった。
私はその先生に出会ってから、先生と仲良くなりたいと思えるようになった。
私はいつも先生に警戒心をもっていた。先生が怖かった。小学校の頃いっつも怒られて、職員室まで謝りに行ったり、廊下に立たされたりなど辛かった小学校だった。
でも、今は違う。
先生と仲良くなりたい!
いっぱいお話だってしたいし、ゲームの話だってしたい
数学の先生の係には慣れたけど話せるか不安。
私は1年前、暗がりのなかにいたけど救ってくれたのは数学の先生だった。
今は、すごく楽しい学校生活を送っている。
先生と話せてないけどね
暗がりの中で
彼女の側に仕え始めた時の事を今でも覚えている。
屋敷にお邪魔した時、目を疑った。
屋敷には誰一人居なかった。それどころか明かりすらもついていない。
ろうそくを焚いて、初めてお嬢様の姿を確認した。
私が自己紹介をすれば、彼女は嫌そうな顔で私を見つめておられたのがとても印象に残っている。
お嬢様の名前は…教えてもらっていない。なんでもいいと言われたので、
お嬢様。
そう呼ばせて頂いている。
お嬢様は私が屋敷に居ることがお気に召さないようで、いつも私を怒鳴りつけた。
特に今でも認められていないのが紅茶だった。お茶菓子には手を出すが、紅茶だけは嫌いのようで、手をつけずに悪態をつく。
私も怒鳴りつけられてばかりで、大好きな紅茶も否定されてしまったので、私も少々嫌悪に思ってしまった時もあった。それでも、いつしかお嬢様に認められるようにお世話をし続けた。
そんな日々が続いていたある日の事だった。
深夜2時頃、私が部屋で寝ていると「コンコン」と扉を叩く音が聞こえた。
目を覚ますと閉め切っていてもわかるほど外は大雨に襲われていて、時々雷が鳴っていた。
私はおそるおそる部屋の扉をあけると、そこには大きな布のような物を抱きしめたお嬢様が立っていた。
「…お嬢様、どうかされましたか?」
私がそういう前に、お嬢様は
「…眠れない。」
そうつぶやいた。この時のお嬢様の声はいつものような怒鳴り声とは打って変わって、信じられないほど心細そうな声だった。
「薔薇園の暴君」
「屋敷の悪魔」
お嬢様は世間からそう呼ばれていた。しかしお嬢様はまだ15〜17ぐらいの子供だった。
そうだったのに、私は彼女の仕草や様子ですっかりその事に気づかなかった。
私はあっけにとられていたが、我に返ると、すぐさまお嬢様を部屋へと招き入れ、明かりをつけた。
明かりをつけてわかったが、お嬢様が持っていたのは大きな黒猫の人形だった。
私は紅茶を入れようと部屋から出ようとしたが、お嬢様がそれを許さなかった。
「離れるな」
お嬢様は私の腕をつかんでそう命令をされた。
命令に背くことはできない。でもお嬢様を落ち着かせる方法が他に思いつくことはなかった。
私が悩んでいると、お嬢様はぽつりと恥ずかしそうに口を開いた。
「…隣で、寝て欲しい。」
私はお嬢様を布団の隣へ寝かせると、明かりを消してそっと布団を被せた。
雷の音でお嬢様は人形を抱きしめて怖がっていたが、私がそっと肩を優しく叩くとお嬢様はこちらを見て安心したように笑った。
この時、私はお嬢様の笑い顔を始めて拝見した。
始めてお嬢様の役に立てた。
とこのときばかりはとても嬉しかった。
あれから私の中でお嬢様の印象が変わった。
マーマレードを作っている私をうろうろと見てくる。昔は困惑や疑問、謎すぎる行動などとしか思えなかったのに、いつしかそれが可愛らしく思えていた。
お茶やお茶菓子にいつものように悪態をつくが、下げようとするとそれを止めて苦そうに紅茶を全て飲みきった事にも気づいた。
私は、悪態をつけてくる主人としか考えれず、今までお嬢様の優しさに気づけなかった。
あれから私は、もう一度お嬢様の笑顔を拝見したいと願っている。
それと同時に他の感情も主張してくる。
私はきっと、執事失格だろう。
お嬢様の優しさに気づけたのは良かったが、こんな想いに気づくぐらいなら…
暗がりのまま見えない方が良かった。
秋や、冬になると、辺りが暗くなります。
暗くなると、帰り道が分かんなくなります。
暗がりの中で
僕の人生は
先が見えない程の暗闇が広がっていました。
工夫しても 失敗。
人助けをしても 失敗。
何をやっても 失敗。
失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗失敗....。
もう何をやっても失敗するんだったら
何もしたくない。
と思っていたら
君が僕に手を伸ばしてくれた。
何も取り柄がない僕と沢山の取り柄がある君。
君が僕をこの暗がりの中で
僕を見つけてくれた。
僕は君の手をしっかり握り返した。
ここは、心の中。
別に比喩表現とか、そんなんじゃなくて、正真正銘心の中。
私の心の中はとても暗い。そして、何も無い。地面も、水も、風も、植物もない。
だけど、私の目には映像が浮かんでる。
前にいるのは男と女。何か、言い争いをしているみたい。でも、話している内容は分からない。
私は叫んだ。理由は分からないけど、なんだか泣きたくなった。
でも、目の前にいるふたりは私に見向きもしない。
暗がりの中、私はただ叫ぶことしか出来なかった。
「……ふふっ、好きだよ。」
微かな灯りに照らされた君は笑みを浮かべる。
僕は知っている。それが本物ではないということも、刹那的なものであるということも。
僕の肩に添えられたしなやかな手も、溢れる吐息も、僕のものだと信じていたい。
君は知っている。
自分に向けられる熱を帯びた僕の視線も、その奥に隠された不安定で黒い想いも。
君はいつもそう。
甘ったるい言葉を吐く唇とは裏腹に、君の瞳は目の前に居るはずの僕を捉えてはいないんだ。
「好きだよ。」
ほら、また言う。君はそうやっていつも。
「……僕も好きだよ。」
ほら、また言う。僕はその度にいつも。
〝暗がりの中で〟
暗がりの中で
暗い所って確かに怖いかもしれない
でも暗い所とか
見ると怖くても自然と勇気を
持とうと思えるんだ
何故だろう
怖いっていうイメージ以外にも
暗い外の風景って
実は綺麗だったりするよね
暗がりの中で……。
暗がりの中で、目を凝らして見付けたい。人生を台無しにした、あのゲス女を。
人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者・今井貞夫の娘、人でなしの今井裕子。
暗がりの中で、妖しく光る眼。
猫? 犬? まさか……、猪?
いや! 熊だぁ!
被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。
キャンドルに火を灯す
暗がりの中で
浮かびあがる ゆらぎ
その ゆらめく炎を
ただ眺める
さっきまで
いっぱいいっぱいだった
心が落ち着いていく
頭がクリアになる
アロマの香りも相まって
癒される
穏やかな
ひとり時間
#暗がりの中で
#13
暗すぎると先は見えない。
見えないととても不安で、起きないことを起きたらどうしようと頭の中でグルグルと思考がまわる。
暗がりに少し光があれば、安心できる。
そんな気がする。
できれば、暖色がいい。
身体も心もポッと暖かくなる。
ココアがあったら、最高かもしれない。
明日は何があるかなって少し無理矢理に前向きになりながら、ベットに沈むんだ。
暖色の落ち着く光が少し照らされた
「暗がりの中で」
暗がりの中で
ひっそり隠れてる…
誰にも分からないように
自分を守ってる…
守られた洞窟…
落ち着くね
ひっそり暮らす
…
ゆっくりペースで
…
大切なあなたと一緒に…
堕ちてゆくの
でも…
あなたがいれば
こわくない…
暗い幸せ…
ありがと…
あなたと…
出会えてよかった
彼女は
いつも
一人で沢山のことを
抱え込んでいた。
子供だった私には
理解出来なくても、
いつも、悲しい
背中をしていた事、
辛いんだ、
って
何となくわかった。
だから、
彼女が
困るような事は
言わなかった。
それは、
ある面
子供らしい我儘だったけど、
その我儘が
言えなかった。
甘えたい。
お友達が持ってる
お人形が欲しい。
お菓子食べたい。
全て、我慢した。
ある日、
キッチンの明かりが
消えていて、
彼女は
一人
暗がりのなか
背中が震えていた。
床が濡れてた。
しばらくして、
彼と
別れた。
私達は
彼女に引き取られ、
それからは
彼女は
必死に働いた。
それだけではなく、
自分のやりたいことも
やり遂げた。
彼女の
本当の強さを見た。
あの
暗がりのなか
彼女の姿を
見たからこそ、
頑張る
姿勢を学ばせてもらった。
貴方は、
1番尊敬できる。
女性。
母よ、
ありがとう
遠い空から
見守っていて。
暗がりの中で、怖がっているのは誰?
桃の花? くたびれた空想? 子供心?
サーカスのブランコに乗る茶色の曲芸師。赤白の道化は、スポットライトの灯りに照らされて、浮かび上がる、男女の影二つ。赤い鼻、白く塗られた顔。涙を垂らした頬。青白いリボンに命綱も付けず煌めく女の肢体は、するするとリボンを巻き付けながら、器用に昇降する。火の輪くぐりのたてがみのライオンは、もう一匹の雌ライオンと共に、盛大な拍手をうけるように調教されている。そうして、最後に現れた団長は恭しく礼をする。帽子を取った姿は禿頭。赤ら顔の鷲鼻は、盛大な喝采を浴びて。
夜。
暗いお祭り会場にテントを張ったサーカスは、絢爛にお祭りを祝う。
ハロウィンの夜は何か人でないものがやって来る。ジャック・オ・ランタンの顔をした観客が、紛れ込んでいないかい? あっちの男は、幽霊みたいに首が取れてやしないかい? それに、あの子供は奇妙なお面を被っていないかい?
皆、一斉にサーカスが終わると、テントの外へと飛び出した。
ケタケタ笑う、にやけ顔の男。
月に吠える人狼は、おそらく何人か食った後だ。
最近狐の嫁入りの季節も終わったというこの頃
なぜかしら雷雨が多いですね。
私の住んでいる地域では雷と雨が昨日すごかったです。
部活から帰ってきて美容室に行って。
日が沈みなりつつある時間だったのですが
曇っていたせいでさらに暗がりの外。
雨振りそうだね。雷なるんじゃない?
などと母と話していたら
美容室に着いて間もない頃
暗がりの空をある明かりが照らしたんです。
そう、雷。
はじめのうちは光るだけで音はならなかったんですが
少しずつ近づいてきて
そのうち雷雨になりました。
雷得意ではないので光ってビビるの繰り返しでした...。
寝るときに暗い部屋で光るのも嫌ですね..。
空でいつまでも煎餅を食べないでほしいです。
【暗がりの中で】28 kogi