『時を告げる』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
時を告げる
久しぶりだね
最近全然会ってなかったから
心配したよ、元気だった?
僕はね、元気だったよ
君に話したいこととかいっぱいあったけど
まあ、いいや
だって君の顔が見れるだけで嬉しいし
てか、なんで泣いてるんだよ
久しぶりに会えて嬉しかったの?
僕もだよ
でも大丈夫、僕は君が忘れないかぎり
ずっと君のそばにいるから
だから安心して
もう時間だよ
ほら、、
朝が来たよ、
またね…
「時を告げる」
鳥の声
蝉の声
鈴虫の声
廻る季節の声
迎えた季節は何回目?
迎える季節は後何回?
最後に聞くのは誰の声?
辛いんだ。現実世界では既に私は私じゃなくなっていて、ネットに逃げてしまう。
何もできない、弱虫、ただ居なくていい存在。
毎日生きると共に生きる意味を探していて、
でも見つからなくて。生きる意味より死にたい理由ばかり考えちゃうんだ。
限界で限界で、耐えられなくて……
私は、最後の時を告げた
時を告げる
コケコッコ
鐘の音 鳥の声
コケコッコ
日の光 砂時計
チャイムの音
人の喧騒
アラームの音
夕焼けの色
窓を閉める音
鈴虫の鳴き声
静かな夜
お題《時を告げる》
時の歯車が狂いだす。
なんて滑稽な物語だろう。
「――騙したの」
蒼白の表情で、やっとの思いで紡ぎだした少女。
目の前にいる青年はにこにこしているのに、氷のように冷たい。
「人聞き悪いなあ。オレはちゃんと、君の望む恋人だったでしょ」
“やさしくて、あたたかい。一緒にいると、すぐ笑顔になれる人がすき”
ちがうちがうちがう――……私が!
私が本当に望んだのは!!
「ソルトは、こんなこと望む人じゃないっ」
「――君の知ってる“ソルト”は、でしょ。君は一体“ソルト”の何を知ってるの?(時は告げた)」
「ソル……?」
「夢は終わりだよ。――もうすぐ夜明けだ(さよならオレが、ほんとうに愛した人)」
時は告げる。――終わりの始まりを。
君に触れ合ってできたときの擦り傷が今ごろ痛みだしたの
身体中切れあって、擦れて、喚いても結局残ったのは一欠片程度の愛情だった
惨めな英雄は私を攫っていつしか半端に時を刻んで傷を付けていったんだ
それでも私は救われたの、裏切ることなき純粋な恋に
お題「時を告げる」
ずっと、仮初のピースだけで埋めてきた。
愛してほしいを隠すために「嫌い」を嵌めて
寂しいを隠すために「一人が好き」を嵌めた。
そうやって、時が経つのを何度も待った。
そして大抵、時が経てば「平気」に変わるはず
そう思っていたけど、その''平気''も仮で、
何度もパズルがぐちゃぐちゃになって
そのたびに自分がわからなくなるほど泣いた。
何度も、家族への「嫌い」の穴を
「そんなこと思うのは悪だ」で埋めてきた。
そのたびに何故か首が締まって息ができず
「死にたい」のピースが増えていた。
もちろん「好き」のピースだってあるのに、
中には、どこにもはまらないピースもいた。
でも、少しだけわかるようになったかもしれない。
嫌いのピースは嫌いなまま、嫌いの穴へ、
好きのピースは好きのまま嵌めていい。
正しい場所に正しいピースを嵌めていいんだ。
自分の人生、自分のために生きなきゃいけない。
嵌められなかったピースは、きっと自分の迷いだ。
「嫌い」は「嫌い」「好き」は「好き」
その境界線をちゃんと分けてあげれば、
きっとパズルは完成していく。
もう、無理やりピースを変える必要はない。
自分の思ったままの気持ちに嵌めてあげていい。
そうやって自分の人生を作っていい。
きっと私にも、その権利があるはずだから。
そう信じていいと、言われているような気がした。
もし命が終わりを告げる時
人生の終了
あなたはどちらを選ぶか
時を告げてほしいか
それとも知らずに過ごすか
やり残したことが多いと
この際だから躊躇せずにやりつくせるかも
そしたら、きっとやりきって終えて
悔いがなく終わりを迎えられる
けれど色々やると家族との時間が少なくなる
いつも悩むけど家族が一番だから
きっと家族中心になるんだろうな私
時が止まるまで何をしよう
外出る?寝る?
なんかそんなことどうでも良くなって来た
時が止まるなんていいことじゃないか
みんな生きてるだけで死なないんだから。
みんな一緒。死ぬのもみんな一緒だよ。
きっともう時が止まってたんだろう。
最初の合図がする。
『時を告げる』
満月の光が時を告げる。あぁ、もう終わりなのだと鈴の煌めく赤いチョーカーを付けた少年は目を僅かに細め月を見上げる。
「うん、楽しかった。あの頃は出来なかった仲間たちにプレゼントもあげて、ずっと行ってみたかったところにも散歩出来た。それから、大好きだったあの娘とお話しもしちゃったし!あの娘ったらこっちの姿だとちゃんと話してくれるんだね?言葉が違うってかなり厄介なものだよ…でも、満月の奇跡はここでおしまい。楽しかったな。ありがとう、みんな。ありがとう、あの娘」
カランッ
「クロマル?もしかして帰ってきたの?」
スーツ姿の女性が窓から顔を覗かせた。
「そんなわけ…ないか………」
悲しそうに眉尻を下げ目に涙を浮かべながら窓を閉め、後ろの写真に話しかける。
「今日ね、不思議な子に会ったの。クロマルみたいなさらさらの黒い髪にね、何でも私のこと分かってくれそうな優しい金色の目の男の子。その子ね、私に話しかけてくれたの。普通なら無視してたと思うんだけどなんだかほっとけなくってたくさんお話ししちゃった………んだよ」
ついにはグスグスと鼻を鳴らしながら写真立てを抱きしめる。
「私が……あの時ちゃんと…してた…らまだ………隣に居てくれた………はずな…………のに…ごめんね、ごめんねクロマル………………………………」
写真立ての中にはとびきり綺麗な黒い毛皮と金色の目を持ち、首に鈴の付いた赤い首輪の一匹の黒猫が優雅に微笑んでいた。
お題 時を告げる
#時を告げる
大嫌いなあの人へ…
残酷めに…あなたの人生を終わらせましょう…
いえいえ、あなたに拒否権はございません。
私が終わらせるんです。
悪く思わないでください。あなたが私にしたことはこんな可愛いものではありません。
(にこ
時を告げるゴングはとっくになってるぞ
何やってる。
おい
いつ始めるんだ。
ダイエット。
もう夏が終わるぞ。
綺麗になりたい。
コインランドリーに行っても綺麗になれない。
汚れていく私の身体。
血で汚れて、傷は残って。
薬を塗ったって痒みは治まらない。
傷が消えるわけじゃない。
掻きむしる。
痒み、痛みでストレスが溜まる。
そしてまた掻く。
身体に残る傷跡、血。
嗚呼、何故。
何故こんなに汚い身体に生まれたのだろうか。
こんな身体じゃ貴方に愛されるはずがない。
『アトピーでも愛す。傷跡まで愛す。』
その言葉信じていいの?
こんなに醜い私をちゃんと愛してくれるの?
卒業式4
―――卒業。
6年間とは思ったより早いものだ。
ずっと続くような気がしていた日々も今日でおしまい。
辛いこともあったが、大半はすごく充実し、楽しい日々だった。
もう、戻れない日々。
そんなことを考えていると涙が出てきた。
体育館の中ではこられたけど、教室に戻るとどっと涙が出てくる。
『もう、貴方と会えなくなる。』
彼は私とは違う学校に行くのだ。
考えただけで苦しくなる。玉のような涙が膝に落ちる。
「さようなら」は聞きたくない。
まだ、貴方と会って話したい。
だけど、あっさりその時が来てしまう。
――さようならを告げる時が。
<時を告げる>
時を告げる。
逢いに行く時間は
あっと言う間なのに。
「もう帰りなさい。」と
時を告げる。
こんな時は
ちょっと距離が
遠いのが
泣ける。
でも前はイベント毎に
行ってたから
まだ大丈夫だったのかも?
第二の別荘を
大阪に作りたい。
『時を告げる』
春風が時を告げる
まだ見ぬ出逢いに胸が騒いだ
コッ‥コッ‥コッ‥コッ…
静かな部屋に僕だけが小さく響く。
「もう少し、もう少しだけ。」
全身がピシピシ痛い。
あと少ししたら、きっと僕の役目は終わるんだと思う。
君が小さい時には、僕はもっと威勢よく大きな音で
色々な時間を伝えていたのに。
今じゃ情けないくらいに微かな音でしか、
時間を伝えられない。
『コレもかなり古いよねー。そろそろ買い替えたら?』
君のコドモが僕を見つめて音を出す。
『気に入ってるんだよ。そう簡単には手離せないなぁ。』
『ふーん。でも、音が小さいから父さん聞こえないでしょ?』
僕も気になってることを君のコドモはサラっと言う。
『不思議な事に、そいつの音はわかるんだよ。
…長い付き合いだからね。』
君はそう言うと僕を見つめる。
僕は君の優しい音が好きだった。
いつだって僕を包み込んでくれる温かい音。
君は目を瞑る。
少し微笑んでるように。
僕もあまり痛みを感じなくなってくる。
「あー…そろそろかもしれない。」
最期の時間を君と迎えられて嬉しいな。
そして、時を告げる。
コッ‥コッ‥コッ…コッ…
ポーン…ポーン…ポー…
時を告げる
時の神。
鷲崎健。
‐刻を告げる‐
刻を告げる鐘の音に
硝子の靴を打ち捨てたなら
豪奢な衣裝も役も脱ぎ捨て
脇目もふらず驅けていけ
蝶よ花よと咲き誇る
“君よ誰より美しい”
規則的かつ無機質。
時は止まらず無慈悲にも進む。
──嗚呼、
──今日も平凡な一日だった。
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#時を告げる
2022/09/06