『星空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「人はいつかみんな星になるんだよ」って教えてくれたきみが星になったけど、こんなにたくさんの中からきみだけを見つけられないよ。
だからきみから降りてきてよ。
もういちど隣にきてよ。
いくつもの祈りがそこにある
数えきれないほどの願いがそこにある
かつて、輝いていた命がそこにある
だけど、お星様はきまぐれで
願いを叶えたり
叶えなかったり
必死の祈りには応えず
取りこぼしたりする
人間はやさしさをもっている
それは、お星様に真似のできない
特別なやさしさ
そのやさしさは時に
星の輝きを越えるのだろう
【星空】
夜の静けさが沁みる
星屑がまたたいて
瞳の中の小さな宇宙
しずくが零れ落ちた
―星空
【短歌・下戸】
酔っ払う姿も愛いと思うから
やっぱり先生あんたはずるい
-南海太郎朝尊・肥前忠広-
(星空)
星空
満点の星空の中1人の男の子が私を指差し
『一番星だ!』と言った。
お父さんらしき人が『違うよ』と言っていたが、男の子は『一番星!』と言っている。
貴方のためだけに輝くよ、ありがとう。
#見つけてもらったその時
#貴方も誰かの1番
星空
星に恋する乙女空
ある写真家がいた。その写真家は一つ夢があった。それは星に恋する乙女空を見つけることだ。
1000年に一度と言われるほど希少な乙女空を見つけることを撮りたいという夢だけで写真家になった。
神話や童話にも使われるほど
あの星空の中に
君が住んでる星があるのかな?
僕の前から突然消えた君。
ある日教えてくれた君の星の話。
とても寂しそうに、楽しそうに話す君。
僕に色んなことを教えてくれた君。
また会いたいな…。
今度会えたなら、次は僕が色んなことを
君に教えよう。
だから、また、ここに来てくれるかな?
【星空】
#71
綺麗、なんだろう。
遠くて、光ってて、形も色々で。
生きてるって、見えないのに、生きてて。
見上げて思うのは、きっと色々で。
でも”星空”が綺麗だと思える内は、まだ、歩いて行ける気がするんだ。
星空
今住んでいるアパートからは、星空は見えない。
実家に行けば、満天の星空が見える。
でも、折角の一人暮らしを満喫しているから、実家に帰るのは年2回ぐらいにしたい。
星空は、真夏と真冬のお楽しみ。
暗い世界で空を見上げる。
すると、無数の星が、ぼくの瞳に映る。
ぼくが目をつぶるとそれは消えて、開ければ......、ほらまた!
ぼく以外誰もいないこの場所で、宝石のようになったぼくの両目は、いつまでも、夜の宇宙をながめていた。
「父さん!今朝『今夜は晴 「父さん!今朝『今夜は晴
れるぞ。星空を見るにはも れるぞ。夜景を見るにはも
ってこいだ』って言ってた ってこいだ』って言ってた
じゃん!なのに見てよ、こ じゃん!なのに見てよ、こ
の一面の曇り空!」 の一面の雲!」
「いやー、スマン。昨日の 「いやー、スマン。昨日の
同僚の話では今夜はキレイ 同僚の話では今夜は曇らせ
に晴れるはずだったんだが るはずじゃなかったんだが
なぁ」 なぁ」
「せっかく父さんと星空を 「せっかく父さんと夜景を
見られると思ったのに…」 見られると思ったのに…」
「申し訳ない…。よし!次 「申し訳ない…。よし!次
の休みは一緒にキャンプに の休みは一緒にキャンプに
行こう!山でカブトムシを 行こう!入道雲で龍を探し
探したり、川で魚を釣った たり、天の川で魚を釣った
りしよう!で、夜は一緒に りしよう!で、夜は一緒に
星空を見よう!な!」 夜景を見よう!な!」
「本当に?やったー!約束 「本当に?やったー!約束
だよ!父さん!」 だよ!父さん!」
(やれやれ。父はツラいぜ) (やれやれ。父はツラいぜ)
[地上:人の親子] [天上:鬼の親子]
―――信頼と実績
#2【星空】
─夜空─
僕は時々、天気の良い夜にウッドデッキにでて、考え事をする。考える内容は、特に決まってる訳ではない。
でも、不思議と考ええるべき事が、その時の風、匂い、空の色、星の光ぐあいが決めてくれる。
本当の事を言うならば、外の空気を吸いたい時や、綺麗な自然を眺めたい時はたいてい、
純粋な空気で心に「余裕」という空間を設けたい時
なのだが。
そんな僕が、この前夜空を眺めながら考えていたことを話そうと思う。率直に考えていた事ことを言うならば、「その立場にあった対応の仕方」についてだった。その日、確か僕はネットのニュース記事を見ていた。並ぶ記事の中に、明るい記事がある確率といえば、十分の一程度だった。その記事はまるで、現在の国家の余裕の無さを物語っているよう
で、少し切なくなった。そんな記事に、一つ目に留まった記事があった。その記事には、「子供のグループライン、トラブル多発。」としるされていた。もう、こんな世の中になったのか…と感心を覚えながらも、昨日見たテレビを思いだした。いじめには、被害、加害者、傍観者が居る。傍観者だっていじめの一つだ。という内容だった。そんな色々な事を思い出しながら、自分は、勝手に関連付けていたらしく、新たな疑問が、自分の中で生まれた。
「グループラインの場合、傍観者はどうするべきなのだろうか。」
いじめを最大限大きくしたものが、戦争だとしたら、傍観者の国民は、きっと気楽生きて行くだろう。
ただ、国民が、被害者になろうとして、デモを起こしたら?きっと大事になって、もっと沢山の人への被害が出る危険がある。例えるなら、二人や三人の少人数のジャンケンよりも、大人数のジャンケンの方が、必然的に規模がデカくなる。
だったら、グループラインでも、同じで、傍観者のままでいた方が、自分も平和にいれるし、大事にならずに済むから、下手に行動しない方が良いんじゃないか?
夜空の星の数ほど、正解はあるだろうが、無限大の宇宙のように、果てしない問いも沢山あるもんだなぁ…
なんて、世界の中のただ一人の意見を僕は述べる。
星空を見ると、大学時代を思い出す。
引っ込み思案で嫌なことがあるとすぐ逃げる、ハッキリ言ってダメ人間だけれどとても優しい友人と一緒に、よく星空を見上げていた。とくに大きな流星群がくる日は、寒さに凍えながらも大学の校舎から飽きずに眺めていたものだ。私は、ひとりぼっちの彼女を救う明るい救世主のふりをして、じつは自分が救われていたんだなと今は思う。
いちばん最後の講義が終わると、冬の外はもう真っ暗。お腹も空いているけど、家も嫌いじゃないけど、もうしばらくこの非日常の世界に浸っていたい。
大学を卒業したら、社会人として毎日働かなきゃならない。特別何の才能もなく、アピールポイントもなく、やりたい仕事なんて見つかるんだろうか。そもそも就活すらまだ始めていないし。恋愛もしていないし、今後結婚なんてできるんだろうか。人並みに立派な大人になれるんだろうか。
大きく弧を描く流れ星を見つけたとき、友人と柄にもなく跳び跳ねてはしゃいで、そんな諸々の不安な気持ちが一瞬吹き飛ぶようだった。
あれから十数年経つけれど、私はちっとも大人になっていない。ただやりたいことだけを自由にやって、大した責任も負わない仕事で細々と食いつないでいる。友人に至っては、いい齢して実家暮らしのフリーターだ。
それでも今、あのときと変わらず最高に楽しい。
神の国 Ⅱ
ごらんなさい、あのあまねく銀河を。
無数の星ぼしが煌めいています。
皆、神の御許で輝いているのです。
貴方もあそこへ行き、安らかに暮らしなさい。
恐れることは何もありません。
神の国に人種も性も民族も無いのですから。
かつて貴方は美しい大地に生を受けた。
やがて、肉体は消滅する。
しかし、魂は消滅しない。
死は全ての終わりではない。
新たな旅立ちであり、始まりなのです。
川を渡る船を出しますから、それにお乗りなさい。
私は、船の先導者となろう。
貴方が道に迷わないように。
新しい生活が待っています。
愛を受け、幸福を受け、光を受けなさい。
では、行きましょう。
感謝と神の慈愛が溢れる世界に。
『自然のなかの』
星を見る。
星は季節によって見えるものが違う。
でも、綺麗なのは変わりない。
冬のオリオン座が好きだ。
星は自然。けれどそれが紡ぐ直角とも言える正座は素敵だと思う。
お題:《星空》
顔を上げると満天の星空。
「星が降るような」なんて表現を何かの小説で見たことがあったけど、本当に今にも光の欠片が降ってきそうだ。
君も同じことを思ったのか「もしあの星が雨みたいに降ってきたら、光のなかに埋まっちゃいそうだね」とクスクスと笑いながら言う。
「君と一緒なら、それもいいかもね」僕も笑ってそう返す。
真っ白な花が咲き乱れる花畑。まるでここは地上の星空のようだ。
君と僕はそのなかで隣で仰向けになって寝そべっている。
薄く甘い花の香りに、眠気が増してくる。
「ねえ、星になっても、一緒にいられるよね?」
どこかぼんやりとした声で君が言う。
僕は君の手を握る。視界がだんだん暗くなる。
「もちろんだよ。ずっと一緒にいられるように、僕たちは今ここにいるんだから」
君は無言で僕の手を握り返す。
意識が消えるそのとき、本当に星が降ってくるのが見えた。
「どうか君と永遠に一緒にいられますように」
ああ、3回願いを言う余裕はなかったな。
仰向けになって星空を観ていた。夜に瞬く光のかけら。手を伸ばしてみると、遠い昔のことを思い出す。この広い宇宙のどこかに王子様がいるんだと思っていた。満天の星空からやってくるその人は、宇宙と同じ色の目をしている。美しい髪、美しい背筋。銀河の誰よりも美しいその手が、私を待っている。
あれから数十年。宇宙の王子様はやって来なかった。代わりに来てくれたのは、この星に生まれた、ありふれた男の人。真面目で、優しくて、いつもに嬉しそうに横にいてくれる人だ。
ちらりと隣を見る。その人は微笑んで、来てよかったねと言う。そうだねと返して、私は夜空に向き直る。美しい星たち。だけど、その美しさもこの人には敵わない。だって、こんなにも近くに居てくれるのだから。
テーマ:星空 #234
星空に願った。
私は流れる星を待った。
でもそれはいつまでも流れなかった。
願いは叶えてもらうんじゃなくて
自分で叶える。
そう言われたような気がした。
『夕星』
優しさにかまけて だいぶ眠ってしまったらしい
暫く気持ちが行方不明なので 牛乳を飲むことにする
うっすら光る夕星だ 密やかに夜が始まるんだ 多分眠れないから 君の手を握っていよう 貨物列車が余分な荷物を捨て去って走る やはり大切なものだけ残っている 言葉にしなくても残っている
お久しぶりです。
投稿するね。
‐星空‐
いらない命と散つていく
僕よ君の永遠となれ
君は僕の一瞬になれ
刹那の刻は
今此の一瞬
煌めき瞬け
滴り堕ちる愛は儚し