『星空の下で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
2.
『お祭り」に行けることがみんなにとっての日常であるなら、私にとっては非日常だ。
体が弱い私は人の多いお祭りには行ったことがなかった。
クラスのみんながお祭りを楽しんでいる中、私は1人べットの上で本を読んでいた。
今年こそはお祭りに、そう何度も何度も祈ったけど、お祭りに行けることはなかった。
でも、今年の私の非日常はいつもとは違った。
いつもは見えないはずの窓から花火が見える。
部屋の扉がコンコンと2回鳴った。
「どうぞ。」
扉を開けたそばに1人の男の子が立っていた。
「行ったことないって言ってたから、食べれそうなの買ってきた。」
そういい机の上に屋台で売っているカステラを広げた。
初めて食べる屋台のカステラは、口の中でとろけるような甘さを出し消えた。
ずっと願っていた夢が今叶った、その瞬間視界は透明の水でいっぱいになり、ポロポロごぼれ落ちた。
私の横に座っている男の子が私の手をゆっくり握りこう言った。
「来年は絶対一緒に行こう。俺は、君のことが...」
私は最後の言葉を聞くことも無くその男の子に「ありがとう」とそっと微笑み静かに病室のベットで目を閉じた。
元カレは意外とロマンチストだった。
デートは決まってプラネタリウムか恋愛映画。私の趣味とは違うけど、行きたい場所もなかったし、なんとなくついていってた。
そのせいかもしれないけれど、元カレとのデートの記憶はあまりない。一番好きだったのは告白した瞬間だったと思う。
そんな私でも、未だに覚えていることがある。
最後のデートで行ったプラネタリウム。いつも座る席で眠くなっていた私に、元カレが放った言葉。
「俺たち、合わないね」
いや、それお前が言う? と、眠気が吹っ飛んだ。まだ周りにプラネタリウムを楽しんでいる人がいる中で、当たり前のように言ったのだ。
それからはトントン拍子。坂を転がり落ちるボールが如し。私たちは別れた。
今じゃあ私にも元カレにも想い人がいる。私は割と脈アリだけど、あっちはだいぶ苦労してるらしい。
ちょっとだけ、ざまぁみろと思わなくもない。
街中にいると、星ってそんなに見えないよね
満天の星空なんて、実際に見たのはいつだったか…
でも、たとえば好きな人とキャンプをして、毛布にくるまれながら肩を寄せ合って星空を見上げる、なんてシチュエーションはロマンチックだよね
経験したことはないし、おそらく今後もないと思うけど
「星空の下で」
星空の下で思うことは、流れ星、UFO見れないかなだ。
流れ星は、流星群を除けば今までに1、2回しか見たことない。流れ星見れたらとっても嬉しいし、良いことがありそう。
UFOは、宇宙の規模は計り知れないので、広い星空を眺めてたら、いつかUFOと遭遇してしまうかも、と思ってしまう。この前それらしきものを見て、おぉー‼︎となったけど、あれは絶対衛星だな。
星空の下で
あの時の約束
いつか果たせたらいいな
星空の下で
夢を見た、そこにあるはずのない
星空の下
夜になり星空の下、ふっと空を見上げた
そこには満点の星々
一つ一つの星が小さいが爛々と輝いていた
世界中の人がこの光景を見て、一度は心を奪われたのではないだろうか。
自然の雄大さの一端に触れ、心が震えた
目を凝らすと
瞬く光たち
黒い空に
負けぬように
お互い
たかく ひろく はっきり
星空の下
あの頃の僕が伸ばした手を
ちょっとだけ 模っている気がした
雲はどんな気持ちで浮かんでいるのだろう?
空はなぜ大きいのだろう?
私はどうやって生まれたのだろう?
最初に聴こえてきたのは誰の声ですか。
私達は空のしたで、雲のしたで当たり前のような生活をしている。
星は、生きている。
宇宙のごみで出来たもの。
一つの星にどれほどの時がひつようだろうか。
時はたってもたっても、また動き出す。
今誰の声が聴こえますか。
ただ生きたいと願う。それが、生きる理由だと思う
生きていると証明できなければ死んでいるのと同じような気がする。
星空の下で笑う君は
正直、星よりも綺麗だったよ
なんてね
天文学は無学だが、星を見るのは好きだ
季節、時間、場所ごとに違う星々
刹那に消える流星
今世では再会することは出来ない彗星
名もなき星が生まれては消えていく
地に降り注ぎそうな流星群
星と夜景に交互に見た小高い山
澄み切った寒空で見たオリオン座
同じ星空は2度と見れない
星空の下で交わした淡い約束
星空から東雲に変わるまで話し込んだ海辺
星空と同じくらい儚い時間だった
次はどんな星空に出会えるだろうか?
と、柄にもなく思う
君のこと興味なかった「ヴェガ・デネブ・アルタイル」と夜空なぞるまでは
題-星空の下で
文学では、星空の下では物語が紡がれる
星空に祈ったり、星に導かれたり
星空に身ひとつで飛び込む
科学では、星空の下では計測が行われる
星を惑星、恒星、衛星と呼ぶのだろう
星空を道具で切り拓く
星は、文学では故人や神と捉えられ
科学ではエネルギーを持つ物質と捉えられる
二つに共通の、星空の下からという視点から脱出したい
星の視点では地球の灯りが瞬いて見えるのだろう
星空を闇にキラキラ光る空間とするなら、私達も実は星だったりして⭐︎⭐︎⭐︎
『星空の下で』
窓の向こう、暗闇から聴こえるドォンという音。
「あれっ? ねぇ! 花火じゃない!?」
そう言ってきみはベランダへと走る。
ほとんどは建物に隠れてしまい、大きい花火だけが少し見えるだけだった。
「あーぁ、知ってたら計画立てて出掛けたのにね。今からでも開催されるところないかな」
そう言ってきみはハッシュタグやら、ネットを巧みに使い調べる。
花火が終わった空は、静かだ。
「見上げて、どうした?」
「星空って、こういう時にしか見ない気がしたから」
「こういう時?」
「外に出れば自然と見上げてる空だけどさ、星空は夜にならないと見れないじゃない? 花火があるとか、流れ星がよく見えるとか、理由がないと」
「なるほどね。確かにそうだわ」
田舎のほうが星がよく見えるらしいが、計画して見に行くのもいいかもな。
「星空の下で」
夜の空を見上げてみると
都会だと、星なんかない。ひとつも見えない。
田舎は、かなり星がたくさん見れる。
星空の下にいると、吸い込まれそうになる。
天の川はミルキーウェイと言われる。
七夕には恋人同士のデートなんかするんだなぁ。
いいわね。羨ましい。私の彼氏はイベントで忙しくしている。
「星空の下で」
見上げれば満天の星空。空一面に星々が散らばる。
静かに瞬いて輝く星に、白い溜息をついて見入る僕ら。
身体の芯まで突き刺すくらいの凍てつく空気に、身動ぎすれば身体を貫通してしまいそうで、岩のようにじっと動かず、ただ芝生に体操座りして2人、肩を寄せて空を眺める。
ここまで来る時に通った道は、何十年も人の手が加わらなかった様な山の獣道。故に僕らの長袖からとび出た肌部分には、葉の切り傷がいくつも着いていた。
君は自分の傷と僕の傷を寄せて、仲間の証だねなんて笑った。僕は途端に心強くなって、笑った。
僕らが座った芝生は、それまでの細い獣道とは違って開けてて、針葉樹のフレームみたいによく夜空が見えて、生えてる雑草も短くて、柔らかかった。
僕らは2人、人生をかけた大逃避行の最中だ。狭い檻から抜け出して、日常を捨て去って、僕ら2人だけの世界を見つける。
ああ、もし今家にいたら暖かいシチューを食べてた頃かな。薄着でも平気なくらい暖炉を炊いた部屋でスマホで時間を潰しただろう。
もう僕らに残ってるものは何も無い。あるのは名前もない様なこの子ぶりの山と、お揃いの傷をつけた僕らだけだ。
寒さに震える君の横顔を見て、口をついて出たゆめ物語。僕は君の手を取って星空へ伸ばした。
「次は、あの星に行こうか。」
そう言うと君はほっとしたように笑って、僕の方に傾いた。
そうだね、今日のところはもう眠ろう。
逃げ場なんていくらでもあるんだ。僕は君と一緒なら何処へだって行けるさ。
星空の下で、あなたと星を眺めたかった。
だけどそれはもう叶わない。
だってあなた死んじゃったでしょ?
#『星空の下で』
No.86
【252,お題:星空の下で】
星空の下で1人、寝転がって空を仰ぐと
今まで見えなかったものが見えてくる気がする
満天の星の中、大宇宙にほっぽりだされたような気がする
大地から少し足を離して、星たちの仲間になる
そうすると心強い仲間が増えたみたいで嬉しくなる
星空の下で寝転がってみたい。
天体観測は憧れの一つだ。
しかし夜出歩くのは嫌だなぁと思っているうちに機会を逃してきた。
まずは眼鏡を新調するところからかなぁと考えつつ、あこがれのままおわるのだろう。
星空の下で。
星空の下で
ゆうとお出かけ
しよう。
桜を
眺めながら
2人で
おててを繋いで。