『星座』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
星空に光り輝き目を潤して全身光の希望を与えてくれる輝きに 日常の全てを包み隠して欲しいと願う
その光の瞬きに今だけ全てを忘れさせて欲しい。
ひと月単位の運命で
一体何が測れるというのか
たった12の枠組みに分類された
何万人と運命を共にするなんて
12パターンだけで構成された運命なら
世界はもっと単純で、優しかっただろうに
【星座】
星を辿ってみて
さあ何が見えるかな
雄々しい男神の怒れるお姿か?もしくは、聖水の湧き出る柄杓が
天の川を悠々と飛ぶ美しき白鳥が、
白いヴェールで繋がれた2匹の魚が
猛々しく尾をあげる蠍が、君の目には見える?
あぁ、見えないとも
星を繋いで物語を綴ろうにも
僕らの目に届く光はそれには足りないだろうから
昔はもっと沢山あったんだよ
いまは88個に随分と減らされてしまったけれどね
全て人間の都合の、人間の編み出した物語なのだから
今、僕たちで丁寧に星を辿って
名前をつけてみようか
「…カシオペア、
北斗七星、
オリオン座、
それでこれが秋の大四辺形。」
女の子は星座をなぞって、空にすうっ、すうっ、と指で線を描いた。
ただわかる星座をなぞっただけだったが、
その動きは、まるで魔法陣を描くようでも、
空を指揮しているみたいでもあった。
チリン!
北極星が揺れた。
ド・ド・ソ・ソ・ラ・ラ・ソ
空のあちこちで、鈴のような音とともに星が揺れる。
女の子は驚きで目を輝かせる。
とたん、音の数がたくさんになる。
華やかなきらきら星のメロディとともに星たちが瞬く。
きらきらと、星たちが降り注ぐような夜になった。
「星座」
明けない夜は人生で1度しか許されていないから、期待ばかりが膨らんでいく。
空気が冷たくて、でも晴れた日がいい。遠くまでよく見えるから。暖房も冷房も必要なしに、気に入りの毛布をかぶりたい。
目を閉じるとき、まぶたの裏にも星が瞬いたらきっと幸せだ。その星々を繋ぐのは、わたし以外の誰にも出来ないから。
/星座
″星座″
「お星様どこにいるのー?」
幼い我が子が私に問う。
「お空にいるよ」
「えー?見えないよー?」
困った。昼間は太陽の光の方が眩しいからとかそんな理屈説明したところで理解できるはずもない。
「えーっとねー…」
「お星様はおねんねしてるんだよ!」
我が子の友達だ。
「お星様は夜更かしが好きだからね、お昼は寝てるの!」
「えー!?いいなぁ、僕も夜更かししたーい!」
驚いた。まさか我が子の疑問に同じ子供が答えてくれるなんて。
理屈じゃない。でも納得はできる。
こうして人は成長するのかと納得した。
そもそも星座ってなんのためにあるの?
占い以外で星座使うことあんまない
今年、人生で初めて流星群を見た。
なかなか流れ星を目撃できなくて、大人になると心も曇るし見えづらくなるのかなあ。
その瞬間に絵に書いたようなほうき星
「うわ!でけぇ!!!」
子供心を忘れてない大人ということで。
(星座)
僕の前を
通ったきみの髪は
柔らかい優しい
香りがする
長い髪を切った君
シャンプーも替えたん
だね
風が
君の髪を揺らして
ふわりと香りが
僕に届く
少し大人びて
女らしくなった
君はコスモスの花を
見てる
僕は
君から目が離れ無い
遠い遠い昔
点と点をつないで
夜空に絵を描くように
星座を描いたのは誰?
ひとりぼっちの星達が
繋がってゆけば
果てしない宇宙の片隅で
神話が生まれ出す
ぽつりぽつり話しながら
あなたと歩いた帰り道
夜がこんなに安心できるなんて
不思議だった
ずっと話していたくて
缶コーヒーを持ったまま
2時間もいたね
わたしとあなたの星が
出逢い、繋がってゆき
二人の星座を描き出すよ
どんな物語になるのかな…
(テーマ 星座)
子供の頃、見てた空は大きくて広くて大好きな色だったなぁ!その空が、夜になるとたくさんの星たちが居て。夜の道も怖くなかった。お母ちゃんと夜の星を見ながら歩いて、お月さまが付いてくるのが不思議だった!
彼女と寝転がって星を見ていた。
「あの星とあの星、あの星を繋いで秋の大四辺形」
空を指差して教えてくれる。
が、32.6光年も離れているため、どの星を指差しているのか分からない。
それでも僕は楽しそうに笑いながら教えてくれる彼女の横顔を見て幸せを噛み締めるのだった
やたら星座に詳しかった君。
「好きだから、星が。」
なんて語る。
やたら虫を観察する君。
「苦手なんだけどさ……なんか見ちゃうんだよね。」
なんて語る。
やたら涙脆い君。
「うぅ……私、ちっちゃい頃から泣き虫だからしょうがないじゃん……」
なんて語る。
やたら綺麗な君。
「だって、好きな人がいるんだもん!」
なんて語る。
その好きな人は、誰だったんだろう。
それを伝えられることはなかった。
やたら弱虫な僕。
だって、君が好きだから。
なんて語る。
やたら強がりな僕。
だって、君に気持ちがバレたら怖いから。
なんて語る。
やたら泣いてる僕。
だって、君はもう居ないから。
なんて語る。
やたら旅をする僕。
この地球のどこかに君がいるかもしれないなんて思ってしまっているから。
なんて語る。
君が泣いてる時、僕は何も出来ず、
見てるだけだったよね。
ごめんね。
だからかな。後悔が僕の体に染み込んでる。
まるで海に入ったスポンジみたい。
君の海に溺れて死ねるなら。
でも僕は結局君を止めれなかったから。
ワガママでしかないんだろうな。
自殺なんて、なんでしちゃったんだよ。
あんなに明るくて、太陽みたいだったのに。
でも、それが分からないから僕はきっと、
君の好きな人も分からなかった。
あぁ、僕の恋心を奪っておいて何処へ行くの。
君の隣を歩きたかったなぁ。
『星座』
小学校のときの理科のテストを思い出した。
テスト中なのに担任の先生がみんなにヒントを出した。
答えが「カシオペヤ座」だったその問題、先生がヒントとして出したのが「時計」。
時計とCASIOが結びつかなかった当時のわたしはヒントをもらっても分からず。
テスト中だったのに生徒がヒントちょうだいって言ったり、ほんとに先生がヒント出したりして、、、だから今でもすごく覚えてる。
先生お元気ですか。
** 「新たな気持ちの始まり」**
夜の静寂が広がる中、カイとリアは山頂で星空を眺めていた。空一面に広がる無数の星たちが、まるで手を伸ばせば届きそうなほど鮮やかに瞬いている。
「星って、不思議だよね。どれだけ遠くても、こうやって輝いてる。」リアがぽつりとつぶやく。彼女の声は風に乗って、優しくカイの耳に届いた。
カイはその言葉を聞きながら、ふと心に違和感を覚えた。最近、彼女の声や笑顔が、妙に心に響く。以前はそんなことを考えもしなかったのに。彼は静かにため息をつき、自分の気持ちを整理しようとしたが、うまくいかない。
ふとリアがこちらを向いて、じっとカイの顔を見つめた。「どうしたの?今日はいつもより静かだね。」
カイは一瞬、言葉を探して黙ったが、やがて視線を星空に戻しながら口を開いた。「…どうしてだろうな。気づいたら、ずっとお前のことを考えてた。」
リアは驚いた表情でカイを見つめ返した。「えっ、私のこと?何かあった?」
カイは頭をかきながら、「いや、別に…お前を見てると、自然に笑顔になれるんだ。それが、俺にとって一番大切なことだって気づいたんだ。」と照れ臭そうに言った。
リアはその言葉に驚き、目を瞬かせた後、少し頬を赤らめた。「そんなふうに言われたの、初めてかも…。ありがとう、カイ。」
カイは目をそらして空を見上げたが、心の中では静かに鼓動が早まっていた。彼女がそばにいることで、自分がどれだけ落ち着いているのか、その理由が今になってようやく分かった。
「自分らしくいられるのは、お前がそばにいるからかもしれない。」カイは思わずそう言ってしまった。今まで言葉にしなかった気持ちが、自然と口をついて出てきた。
リアは驚いたようにカイを見つめていたが、次第に笑顔を浮かべた。「カイがそう思ってくれるなら、私も同じ気持ちかもしれないね。」
カイは彼女の笑顔を見て、さらに心が温かくなるのを感じた。彼は静かに、でも確かな声で言葉を続けた。「お前の笑顔が俺にとって一番の力になるんだ。今まで誰かをこんなに大切に思ったことはなかった。」
その瞬間、リアは何も言わずにカイの肩にそっと寄りかかった。二人は言葉を交わさず、ただ星空を見つめ続けた。風が静かに吹き抜ける中、二人の心は静かに重なり合い、新たな気持ちが芽生えた。
話し方、目の泳ぎ方、笑い方
貴方の「好き」は殆ど星座
天体観測
キッズケータイから聞こえる君の声。
「今から星を見に行かない?」
いきなりの電話だった。遊ぶ時は、いつも前もって待ち合わせ場所と時間を決める君にしては、珍しい。
すぐさま行く、とだけ返事をして、こっそり家から飛び出した。
走る僕の頭の中には、お父さんの好きな「天体観測」が流れる。
午前2時フミキリに望遠鏡を担いでった
足は自然と曲のリズムに合わせ、動いていく。
こんな夜に1人で出歩くなんて。誰かに見咎められないかドキドキする。
近所はまばらに窓から灯りが漏れ出すだけ。待ち合わせの河川敷までの道は、歩き慣れた道のはずなのに、全く違うもののように思える。
見えないモノを見ようとして
望遠鏡を覗き込んだ
お父さんがこの曲を口ずさむたびに、思っていた。
"見えないモノ"って、一体何なんだろう?
息を弾ませ、河川敷に着く。
君は既に待っていた。
秋になったとはいえ、日中はまだじめじめと暑いが、夜は涼しい。走った後の汗が引くと、半袖では寒いくらいだ。君は、ちゃんと上着を羽織っていた。お母さんが「フミノリくんを見習いなさい」と僕を叱るのはこういうところなんだろうな、と思った。
やぁ、と君がぎこちなく手を挙げる。僕もそれを真似る。
もじもじとした空気の中、どちらともなく地面に腰を下ろし、空を見上げた。
暗闇にポツポツと明るい光が浮かぶ。綺麗だけれど、教科書に載っているような、満点の星空とは程遠い。
「オリオン座しか、僕わからないや。」
「星座早見盤を持ってくればよかったね。」
あの曲と違って、僕らは望遠鏡なんて持っていない。星のことをよく知りもしない。
それでも、今日、君が僕を誘った理由は何となくわかっていた。
それから、2人とも何となく沈黙したまま、星を見つめていた。言いたいことは沢山あるはずなのに、何と言えばいいのか分からないのだ。
ときおり、遠くから電車のゴトン、ゴトンという音だけがかすかに聞こえた。
「ねえ、」
意を決したように、ぽつりと君が言葉を漏らす。
思わず隣を見ると、体育座りのまんま、僕と反対方向に顔をそむけていた。
「離れても、僕らずっと友達でいれるかな。」
明日、君はこの街を出る。お父さんの転勤が急に決まったのだ。
ふと、"見えないモノ"の正体が分かったような気がした。
学校の先生曰く、星座は、人が勝手に星同士を繋いで作ったらしい。
僕らも同じじゃないだろうか。これから先、どんなに離れていても、他人からは無関係のように見えても、どうだっていい。お互いが友達だと思えているのなら、僕らだけにこの繋がりは見えるのだ。
照れ臭くてそう言えない代わりに、強く頷いて、返事をした。
星座
星座占いは好きです
心が落ちた時
迷いがある時
恐怖を感じてる時
不安な時
占いを聞き現実世界を俯瞰してみることがある
俯瞰してみるって大事ですよね
相手の気持ちなんて全く分からないけど
自分の気持ちは整理整頓できますから
そしてまた明日をたくましく生きていくのです
「ねえ、そこのアナタ――」
秋の夜道には気を付けなさい。
人気のない道なら特に。
「私と一緒に踊りませんか――」
もし声を掛けられることがあれば、すぐに逃げなさい。
決して応じてはいけません。
「死ぬまで!」
応じたが最後、死ぬまで踊らされてしまうのだから……
◇
「ねえ、ケイコ。
趣旨分かってる?」
「分かってるよ、マサト。
今年のハロウィンに相応しい怖い話でしょ」
「分かってない!
ハロウィンだよ、肝試しじゃないんだよ」
ケイコはキョトンとした顔をする。
ケイコの天然振りはよく知っていたつもりだが、まさかここまでとは思いもしなかった。
彼女なりに真剣なのだろうが、ここで怖い話は
「確認するよ、ケイコ。
『今年のハロウィンに参加するから、なんかいい感じのアドバイスが欲しい』って、僕言ったよね?」
「うん、だから話したでしょ、恐い話」
「ここからどうやって、仮装につなげるんだよ……」
「ドレス着てみる?」
「聞いた僕がバカだった」
高校進学して初めてやって来た東京の街。
友達のいない自分を変えようと、僕はハロウィンの参加を決めた。
けれど陰キャの僕が、いきなりハロウィンデビューは厳しい。
そこでケイコに助力を仰いだのだけど、相談相手を間違えたようだ。
このままでは、ハロウィンという舞台にすら立てない。
どうしたものか……
「じゃあ、一緒に踊るのはどうですか?」
「こだわるね」
「これで、皆の視線を集める事間違いなしですよ」
「そら、道の往来で踊っている奴がいたらねえ。
でも僕が聞きたいのはそういう事じゃない」
俺はケイコの提案を拒否する。
仮装の話しをしてるのに、なんで踊りの話になるかな?
「なんか冷めてますね。
ハロウィンが嫌いなんですか?」
「うーん、嫌いと言うか苦手かな。
元々宗教系のイベントなのに、騒ぎすぎと思っている
被害妄想だとは思うけど、なんだか踊らされている気がしてさあ」
「別にいいじゃないですか。
『同じバカなら踊るバカ』って言うでしょ」
「そこまで割り切るには、勇気が足りない」
「意気地なしめ」
「そこまで言う?」
まったくケイコの強引さには呆れてしまう。
そんなに踊りたいなら一人で踊ればいいのに。
とはいえ、ケイコには感謝している。
ケイコほどいい奴は、僕は知らない。
さっき会ったばかりの他人だっていうのに、どうしてこんなに親身になってくれるのか……
感謝してもしきれない
「そうだ、一度ここで踊りませんか?
練習すれば、本番で踊れるかも」
「おい、引っ張るなよ」
「ほらほら、立って。
恥ずかしがらずに踊りましょうよ。
死ぬまで」
「星座」
星座にまつわるお話があるらしい。ふーんという感じだが、自分の星座の神話は少し興味がある
かに座は一体どういう経緯で星座になったのだろう
女児だった当時の私の感性的には“かに”ってあんまり可愛くないよね。乙女座とかが良かったな。と思ったりしたものだが、もしかしたら話を聞けば、かに座のことを好きになれるかもしれない
えっ、かに…。踏まれた……?
女児には刺激が強かった
結局あまり好きにはなれなかった