『星が溢れる』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
道標
数えきれない足跡の上で
立ちすくみ 星は流れる
生きていて
届かない思い胸に抱いて
やりなおし 星は流れる
前は前で過去は過去
逃げ道なんかじゃない
あなたが望んだ道
進みたい場所へと
星が溢れる場所へと
走り出して 星を通り越して
さぁ バイキングだ
#50 星が溢れる
■星溢の日のディナー(1人前)
星溢の日の庭の星をどう処理しよう……とお困りの貴方に朗報です! このディナーを1人前作れば、貴方の庭の半分は確実に片付くでしょう。
《注意》
恒星を使わない(蜜蝋が溶けてしまいます)
必ず夕食にし、食べきれない分は地方自治体の指示に従い適当に処理をする(星星を星星のまま放置すればどうなるか、義務教育で御存知でしょう?)
《材料》
・星溢の星星(目安30欠片)
・流れ星の軌跡(お好み)
・月牛のリブロース(100g)
・小麦粉(200g)
・ミルキーウェイ(200cc)
《作り方》
ー下準備ー(星星の怒りを買わないように……)
・星星の半分をすり鉢に入れ、すり潰します。
※星星の怒りを買ったときは、即座に湯煎をし、星星の自由意志を奪いましょう。
・月牛のリブロースを先程できた星星でよく揉み込みます(星は気分屋です。塩になるか、砂糖になるか定かではありません)。
・流星のスーサイドスープ
1.星星5欠片とミルキーウェイ80ccを混ぜて夜空の下に流れ星が落ちるまで放置します。
2.リブロースが出来たなら、星の投身自殺は済んだ頃です。そっと扉を開けて、彼女の生きた証を捉えましょう。ポタージュの出来上がりです。
・星空ブレッド
1.星星5欠片を小麦粉に混ぜ、ミルキーウェイ120ccと混ぜて揉み込みます。
2.星星の鋭さが手に刺さらなくなってきたら、形を整えオーブンに。
3.星星がパン酵母、砂糖の役割を果たします。(トリックスターの場合そのくくりではありません)
4.焼き上がりは星星が教えてくれます。オープンから流れ星が夜空に帰ったら、ブレッドの出来上がりです。
・月牛のステーキ
1.持ち込んだリブロースをフライパンで焼きます。
2.星星の5欠片を塩として使います。
3.好きなだけ焼いてください。星星の好みは星星が叫びますが、あくまであなたの好みで。ステーキの完成です。
星溢の日…そらから星の欠片が降る日です。あたると痛いので外出は控えましょう。
流れ星の軌跡…あなたのディナーの話し相手。いらないならご勝手に。
【星が溢れる】2024/03/15
長いねえ。よんでくれたならありがとう。
バイト終わり
23時に家に着いて
さむって思いながら車から出る
そこには息を飲むほど美しい満点の星空
オリオン座からちっっちゃい星まで全部の星が溢れ輝いてる
この言葉にできない感動をだれかと共有したいと
思うのは私だけだろうか
いても立ってもいられなくて家で待ってるあなたに電話する
___もしもしー、どした?
ねえ!!外来て!!!!今すぐ!!!
__え?笑 今どこにいるの
家の外!!早く!!寒い!!笑
あなたが上着を持って家から出てくる
そんなかっこじゃ寒いでしょって上着羽織らせてくれるけどそんなことより星空を見てほしくて
見て!!!!って
わぁ、って
寒くて白い息がでる
手もかじかんでる
でも星空と星空を見てるあなたの横顔ずっと見ていたい
ずっと隣にいられたらな、なんて
君と、月を眺めるのが好きだった。
何の変哲もないアパートのベランダでふたり、時に月が綺麗だねと他愛のない話をしながら、時に何の言葉も交わさないまま、変わらぬ明るさを保つ月を眺めるのが私たちの日常だった。夏はぬるい風を浴びながら、冬はふわふわのブランケットに一緒にくるまりながら。言葉あっても無くても、互いの表情が見えてても見てなくても、そこには不安なんて無く、ただただ平穏と優しい人肌がそこにはあった。
そんな過去を想いながら、ひとり月を眺める。
あの頃いた都会からは離れ、ひっそりとした山中に住処を置いた。職も新しくなり、生活も質素なものになり、あの頃とは何もかもが変わった。それでも、毎晩月を眺めることだけは辞められなかった。隣に君がいなくとも。
月の周りを飾るように、星が溢れる。都会の人間は知る由もないであろう美しい景色が目の前に広がっている。でも、本当は溢れる星々なんて要らないんだ。ただ君がひとり、隣に居てくれれば。それとも君は、あの星のどれかなのだろうか。遠くから、私を見守ってくれているのだろうか。どちらにしても、こんな遠くにいってしまっては、君の温もりは感じられない。ねえ、寂しいよ。
今日も、月は綺麗だ。
#星が溢れる
一つ、星が溢れた。
誰より強く、誰より重く。
星って近付くと案外不細工。
凹んでいたり、ごみがくるくる回ってたり。
ただの石っころみたい。
ならどうしてみんな星空は綺麗だと言うの?
ならどうして他人は光り輝いて見えるの?
流した汗の分だけ、星が溢れる。
悩んだ涙の分だけ、星が溢れる。
そうやって積み重ねた人の宇宙は星で溢れてきらきらしている。振り返った時、遠くで人生を彩る。
ここからだとまだ見えないだけで、君だって、僕だって、
また一つ、星が溢れた。
私のこころの中に、小瓶がひとつ。
それにちいさな星を入れる。
──大切な人ができた時に入れるのよ。
ママとパパで、ふたつ。
お友達と先生で、むっつ。
かわいい猫さんで、ななつ。
かっこいいあの子で、やっつ。
星はどんどん増えていく。
尊敬する先輩で、十と八個。
大好きな作家さんで、二十一個。
三十個。
七十個。
百個。
そうして小瓶が溢れかえって、星が零れてしまったら、その時私は世界一幸福になる。
星は散らばって、夜空に浮かぶ。
大切な人と、それを見る。
あなたが見ている数々の星
それはあなたの大切な人
それは誰かの大切な人
お題『星が溢れる』
「もういいよ」やわく肩抱く友の目が集めた銀河は頬に流れた
題-星が溢れる
【星が溢れる】
出会った時から
君の瞳の色が好きだった
薄茶色の透明感ある瞳は
僕をすぐさま魅了した
やがて付き合いはじめて
何度目かのデートの時に夜景を見に行った
君が笑いながら僕を見上げたら
その瞳の中がキラキラしていて
まるで星が溢れているようだった
瞬きするたびに星が弾けてはまた生まれ
それがとても綺麗だった
僕は君のことが好きで好きで
その瞳も好きで好きで
心の中は未来への希望に満ち溢れていて
無数の流星が降り注いでいるかのようだ
これからも君と
穏やかな時間が過ごせますように
心の中の流星にそっと祈った
今日の夕飯は美味しくて
食べたいものばかりだったから
評価は星が溢れる∞
ああ、美味しいって幸せ
夜空を映した瞳はまっすぐで。
隣に並んでそっと零したひとこと。
オレにしか聞こえない、星が溢れる音がした。
『星が溢れる』
夜が深くなった頃
輝きと夢をもった
星たちは
誰かの願いとともに
真っ黒な世界から
溢れるのかもしれない
北極星(ポラリス)を目指してゆけば大丈夫この手の平に星が溢れる
星が溢れる、、
なんて素敵な言葉。
絶対に普段に使わない言葉。
思い浮かんだのは
私の両手いっぱいにたくさんの輝く星があって、
まだ次々に星が湧いてきて溢れるイメージ。
それはそれは幸せな気分。
でも、
星があふれる。
星がこぼれる。
どう読めばいいのだろう。
もし、こぼれる、なら
私の両手から溢れていく星たち。
それはちょっと寂しい。
同じ情景なのに読み方でこんなにも違うなんて。
言葉って不思議で
それだから大切なんだと思った。
『星が溢れる』
凍て付く夜空に、輝く星々。
狩人は猛り、美しき月へと愛を語る。
その物語は、今も語り継がれている悲恋。
古の船人たちは、極星を頼りに夜空へと地図を描き、最果ての彼方を目指したと云う。
命懸けの航海は今もって存在し、前人未踏を更新してきた。
母なる大地を後にして、空へ飛び立った船は、未知なる宇宙を目指して更なる前人未踏を更新すべく、航海を続けているのだ。
星よ、我らを導いておくれ。
日々、憂いと喜びに揺れるちっぽけな私を、どうか笑っておくれ。
宝箱の中から溢れる様な綺羅綺羅しい光で、私を見守って欲しい。
『星が溢れる』
カーテンの隙間から、白く眩しい光が入ってきた。
もう月があんなに高く昇っていたのを見て、
綺麗だと思った。だって、その周りでは溢れる星たちが
キラキラと輝いていて、私がしっているあの人に、
どこか似ているものを感じたから。
あの人は真冬の空気みたいにどこか冷たく、それでいて
周りにキラキラと笑顔を振り撒いている
そんな人だから。
“星が溢れる”
ヒトは流れ星に願い事をする。
世界中のヒトが流れ星に願い事をする時、
この世界は星で溢れる。
星が溢れる
明日、福井に新幹線が延伸する。
何十年かに星が溢れる瞬間だ。
福井の価値をわかっている人には来てほしいが、
そうではない人に、どう星を溢れさせるかが、大事な手段であるであるかを、素人ながら考える。
明日は、星が溢れるように、我慢しましょう!
福井の人に祝福あれ!
今日、高校の合格発表だった。
第一志望である芸術高校だ。
芸術という分野で国内トップを走るこの学校に、入学する為にがんばってきた結果がでたのだ。
「私の番号は2809…。」
張り出された合格番号表の中から、祈るような気持ちで自分の番号を探した。
桁をさらい、一瞬で2000番台後半に視線を送る。
「2805…2806……」
どきどきしながら自分の番号の前を見つめていく。
(そろそろ私の番号……)
そう思ったとき、急に桁の数字が変わった。
3000番台に入ったのだ。
「え……?」
視界に入ったのは3009番。
その前の番号は2806番だ。
「嘘…落ちた……?」
自分が受からなかったという現実が受けとめきれなかった私は、そこからの記憶がない。
ふと気がつけば、小高い丘の上にある小さな公園のジャングルジムにいたのだ。
もう日が暮れてどっぷりと暗くなった世界で、私は地面を見た。
「なんてこんなとこにいるんたろ…。」
そう呟きながらふと空を見上げたときだった。
頭上に満天の星が輝いていたのだ。
「わぁ……。」
まるで空で星が溢れてるかのように見える光景に、頬が自然と緩んでいく。
それと同時に『受験に落ちてしまった悲しみ』は薄れていくのを感じたのだ。
「…なにもあの高校に入らなきゃできないなんてことはないよね。他にだって…道はある。」
空に溢れかえってる星たちは、一つずつちゃんと輝いている。
それはまるで一人一人の未来を視てるようで、『輝くための道は一つじゃない』と教えてくれてるようだった。
「よしっ。」
私は満天の星を背負い、帰路についたのだった。
(あーめんど)
友人に誘われたライブハウスの前でため息をつく。どうしても聞いてほしいバンドがあるのだ、としつこいので、一曲だけと言ってチケットを受け取ったのだ。
(ちょろっと聞いて、帰ろ)
薄暗い中に入ると、丁度前のバンドの終わりかけだった。観客の中に目をこらすと、友人も気付いたのか手を振る。すぐ横に行き、当たり障りのない挨拶を交わすと、ステージでは次のバンドの準備ができたようで、周りから歓声が飛んだ。友人の目も輝く。
見た目、Tシャツに黒パンツ、短髪の4人。地味。ギターとキーボードとドラムと、スタンドマイクを握るのはボーカルか。
「集まってくれてありがとうございます。では」
それだけボーカルが言うと、ドラムがリズムを刻みだした。
(え)
一瞬で。
自分の周りの空気の、微粒子に至るまで全てが、きらきらきらきらと光を帯びる。
いや、空から降ってくるのだ。光の粒、それはまるで。
(星が、空に収まりきらずに溢れて)
(人間を、生物を全てを輝かせるために降ってくる)
そんな音が、この狭いライブハウスいっぱいにぎゅうぎゅうになってくる。
ドラムのリズム、主旋律のキーボード、それらを飾っていくギター、そして、声が乗ってくる。
(ぶつかってくる)
星が直撃してきて、痛いぐらいなのに、きらきらと輝きは失せない。例えるならそんな声が響き渡って。
(なんだこれ)
気が付いたら泣いていた。
凄かったでしょう、泣いちゃうの分かるーって言う友人に、半ば朦朧としながら頷く帰り道。
ずっと耳の後ろを擦っていた。
星が、ぶつかってきたせいだ。
「星が綺麗だね」
隣に座る女性に話しかける。
同僚で、ライバルで、ルームメイトで恋人。
そして……憧れでもある彼女に語りかける。
「は?意味わかんねえこと言ってんじゃねえ。
さっさと寝るぞ」
ベットに身体を沈めた彼女からは寝息が聞こえる。
一人で寝るには広いけど、二人で寝るには狭いベット。
「……僕も寝ようかな」
窓の外を見る。
溢れんばかりの星が手を伸ばせば掴めてしまいそうで。
「明日も、生きれるかな」
明日も彼女と生きれればいいな、という
淡い淡い希望の星を、掴んでしまいそうで。
そんな保証なんて、どこにも無いのに。
……朝が来て、昼が終わって、夜になって。
やっぱりこのベットは一人だと広いなと枕を濡らした。
【星が溢れる】