『明日、もし晴れたら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
明日、もし晴れたら
空が明るくなったなら、僕は外に出ていこう。青空見上げ、シーツを広げて干すと良い。
日の光が射したなら、本を広げて日にさらそう。まっさらな光で全てを焼いて。
風に木の葉がそよぐなら、木陰で弦を奏でよう。重なる音にしらべをのせて。
明日、もし晴れたなら
それを知るのはいつになる。
四角の中で変わる世は、風も温度もまとわない。
明日、もし晴れたら、
理想のとおり生きるため
明日、もし晴れたら、
この身を離れずいられるだろうか。
浴衣を着ていくよ
明日のために選んだの
お祭りは3年ぶりだけど
君に会えたのが今年で良かった
明日は
やっと
外出できる!
職場で
コロナが出て
自宅待機になって
検査して
陰性だったのに
そこから
熱が出始めて
再検査で陽性。
検査以外
2週間近く
家に独りだった。
頭痛がひどくて
夜寝れなくいし
身体は重いし
まだまだ
本調子ではない。
でも
外に出られる!
頑張った、わたし!
何しようかな。
#明日、もし晴れたら
彼女はどんな夢を見ているのだろうか。麗らかな春の香りに包まれた、穏やかで、幸せそうな寝顔。シーツに広がる少女の髪をそっと掬った。少し冷たくてしばらく弄ぶと、指先の熱が伝わったのか生ぬるい体温が残る。背もたれへと傾けるとぎしりと朽ちかけの椅子が鳴いた。まるで悲鳴のようだ。そう薄く笑いながらマグカップへと手を伸ばした。
コーヒーの底が見えない黒は一口飲むとやはり苦くて酸っぱい。こんなコーヒにはたっぷりとミルクを淹れたくなる。ぼんやりとした白が広がっていくところが好きだ。砂糖も足すほどに至高の味へと近づいていく。それでもまた彼女の影を探すように口の中へと苦みを含んだ。
ごうごうと、唸る突風とともに窓枠が軋む音が部屋に響く。霜のはった窓の向こう側には、心の凍えていきそうな深淵の夜だけが広がっているのだろう。寒く静かで、生き物の命を遠ざける冬の夜がこの世界を永遠に閉じ込めている。青空はもう何年と姿を見せていない。ふと壁に傾いて飾られた絵画を見つめる。水をまんべんなく塗ったような淡い空の色。横たわる彼女の透明な瞳のようだった。奇病にかかった彼女は命の使い道を見つけたようにいつだって光を通さない雲を見上げていた。正直、辺り一面を色濃く覆いながら時間の境をなくすそれの何が良いのか分からなかった。けれど取り憑かれたように筆を走らせると、自慢気に見せつけてこの絵がどれだけ素晴らしいのか永遠に語ってくるのだ。何が楽しいのか理解しようとも思わなかったのに、彼女の嬉しそうな微笑みには余りにも呆気なく惹かれてしまった。幸せがここにある。彼女さえいてくれるならきっとこれからも。
仄かな光を纏った雪が降ってくる。鉛色の空のなかでぼんやりと明暗をつくる柔らかな輝き。それまでの雪とは明らかに違う嫌な予感に肌がざわつく。まるで天からの祝福ようだと、外へと集まる民衆の姿。それが地面へとゆっくりと一人、また一人と傾いていくと、視線の端に崩れ落ちる影が見えた。考えるより先に体が動く。周囲の光景がスローモーションのように流れていくなかで何も分からないまま受け止めると、重さのままに地面へとしゃがみ込む。彼女の薄く開かれた瞼の奥は人形のように冷たくて、瞳孔が開ききっている。遠くから聞こえる叫び声。呼吸は浅くなって、言葉を紡ごうとしてようやく気づく。彼女の唇からは白い息が溢れることがなかった。
パチパチと音がして顔を上げた。切れかけの照明が花火のように明滅する。天井に光の花が咲いたような照明器具は彼女と一緒に選んだ。眠りにつきそうな優しい時間をもっと過ごすために。
「……っ、また、笑ってくれよ、なぁ」
衝動のまま、彼女へと縋りつく。背中に回した手のひらに突き出した骨の硬さが伝わる。冷たくて、細い身体を、もう力強く抱きしめることはできない。この命に終わりが訪れるのはいつだろう。ふと見上げた先にあるサイドボードには群青の空が飾られている。ずっと変わらない彼女の瞳に映りつづけた世界。
機嫌良さげに歌う表情、踊るように描き続ける指先。困らせたくて触れ合った熱。
生きることを諦めてしまいたいのに、彼女が言いそうなことなんて分かりきってしまう。
まだ諦めないから。最期まで隣りにいるから、だからまた一番近くで笑ってくれ。
/ 明日、もし晴れたら
明日、もし晴れたら
長雨が続く窓の外を見ながら思う
明日、もし晴れたら
君に会いに行きたい
花咲き乱れる公園で
きれいだねって、笑い合いたい
雨は止む気配もなくて
家の中はずっと蒸し暑くて
気持ちは落ち込むことばかりだけど
明日、もし晴れたら
少しは楽しい気持ちになれるかな
からりとした空気
澄んだ空の色
今はただ晴れの日が恋しい
明日、もし晴れるなら
青空を眺めよう。
白い鳥が空を自由に飛ぶのをみよう。
過ぎる時間を、ただ謳歌しよう。
みんなが忙しく、街を縦横無尽に忙しくする横で、
今を大切にしよう。
同じ日は2度と来ないのだから。
一緒に過ごす人を大切にしよう。
青い海や、色があふれる街並み。
その全てが刻一刻と変わっていくように。
今いるこの場所も、一緒にいる人たちも、
自分でさえ変化していくのだから。
その一瞬を大切にしよう。
数々の思い出が降り積り、
いつしか、それに輝きが灯るように。
晴れの日は太陽が私たちを見守る日。
そのものに胸を張れるようにする日。
明日、もし晴れたら
犬神「僕はつくづく思う君って雨男過ぎない?君が楽しみにしてた時は全部雨だったし、君が嫌だって言ってた国語のテストの日は冬だったのに雲一つない晴天だったし、逆に凄いと思う。でさ明日さ、お前の命日なんだよ墓参りに行ってやろうかと思ってるんだ。明日が雨だったらお前が喜んでいると思っていいか?でも明日、もし晴れたら………。」
ねぇ、明日晴れたらさ、何する?
俺は久しぶりにコンビニに行って肉まんが食いたい!って今は春だから売ってないか
お前は何したい?
返事がないな…今日も寝坊助か?
まぁ目が覚めたらさお前の好きな肉まん沢山買ってきて、好きな漫画読んでさ、夜更かしして一緒にゲームしようぜ!
もう皆大人になったのに、俺だけ大人になれてない気がするな。まぁお前はずっと寝てるから変わらないけどな!
みんなお前を捨てたけど俺はぜってぇ見捨てねえからな!
ずっと雨降ってるなー……この雨の音でお前が起きてくれたらいいのにな!
じゃあな!また来るぜ!!
お前が起きなくなって5…6…?俺バカだから分からねぇけどさ!寝る前に一緒に遊ぶって約束したのは覚えてるからよ!約束は守らないといけないだろ?だから俺は、
━━━ずっと待ってるぜ!
お題
『明日、もし晴れたら』
あした、もし晴れたら
しあわせだろうな
たいようがギラギラしていて
、、、
もやもやもきっと吹っ飛ぶよね
しあわせに万歳だ
はやく明日にならないかな
れんらくしよう!友達に
たいそうふくいるよ!って
らいんしよーっと
明日、もし晴れたら…
きっと…心も晴れやかに
なれるのだろうか…
それとも…
雨心…
ネガティヴと相反
…反発し合って
悪化してしまうの
だろうか
どちらにしても…
明日に
ならなければ
わからない
不安定なきもち
一定のリズムを刻む
メトロノーム
何も考えず
一点を見つめて
明日、世界が終わるらしい。
ノストラダムスの大預言とかいうやつによれば、恐怖の大王がやってくるとかなんとか。テレビはどれも誰もああだこうだ言っている。お母さんは、口ではそれっぽいことを言って批判してる風だけど世界の終わりを信じてるし、お父さんは馬鹿にして笑っているけれど本当はわくわくして、びくびくしている。ぼくとだいたいおんなじ。
それでも家の外は犯罪者がうろついているわけでも、お店からものがなくなるわけでもない。いつもの、ふつうの日。そんなふりをしている。
そうなのかな?
明日、ほんとうに明日、世界が終わるなら、ぼくはこんなところでぼーっとテレビなんか見てないで、やんなくちゃならないこととか、やりたいこととか、あるんじゃないかな。
あいつに、オレ以外の男子と喋んなとか、ちがうそうじゃなくて、あいつには、オレがいるってことをちゃんと言っておくとか? そういう?
幼稚園からずっと一緒で、最近クラスの男子にちょっと可愛いとか言われてて調子に乗ってるメグミのことなんか、オレは、まったくかわいいとか思わないけど、でも、他の男子といるのを見るのはムカつくんだ。
明日。明日だ。明日、もしもほんとうに世界が終わるとして、そんでもしも、晴れたら。そしたらメグミに言いに行ってやる。
「明日もし晴れたら」
明日もし晴れたら
大きな大きなパラソル持って
海へ行こう
空の上から
君がすぐ僕を探せるように
明日もし晴れたら
高い高い山に行こう
空の上に
おかかのおにぎり届くと良いなぁ
明日もし晴れたら
広い広い草原に行こう
寝そべって
どこからでも君を見つけられるように
「もしも…」と言うとき
確率はちょっと低めと感じてる
絶対確実じゃないけれど
ツイてるのならやってみたい
くじ引きみたいに運試し
願いをかけて進みたい
「もしも」と思ったその瞬間
心はそれを求めてる
進みたい やってみたい
雨が降ってもいいじゃない
雨天決行、やっちゃおう
「明日、もし晴れたら」
#182
明日、もし晴れたら。
明日、もし晴れたら
どこに行こうかな?
明日、もし晴れたら
やっぱり
ゆうに逢いたい。
「そんなん晴れるに決まってるよ〜!」
「だから行こうよおおおおいちいち気にしてたら明日にはシワシワのジジイになっちまうよおおおお」
「ならないよ!」
*「明日、もし晴れたら」
1日目 お題:明日、もし晴れたら
明日、もし晴れたら、、、
きっと君は私の顔を舐めまわして私を起こすだろう。大きくしっぽを振り回しながらおはよう、と。
仕方がなく起きて抱き上げると嬉しそうにこちらを見つめる。恐らく君は散歩に行きたいのだろう。着替えようとすると分かるのか直ぐにハーネスを咥えて持ってきた。まったく、自分勝手なんだから、、、でもあまりにもつぶらな瞳で見つめられるから許すしかない。今日もまた可愛い君に振り回される。
明日、また晴れたら
空に救われてる。
私の人生で空は必要。
青い空見たら心が軽くなる。
ああ、まぁいっかって思える。
青い空に感動する。
だから明日また晴れてほしい。
姉と出かける日は、決まって雨予報なものだった。その予報が外れたことは殆どない。そして、その前後は晴れの予報だった。
そんなことが続いているから、お出かけのある週はずっと天気予報と睨めっこしていた。
もう少し雲が遅れれば、行く日は晴れてくれる。
今日中に雲が過ぎ去ってくれれば、明日は晴れている。
そんなことを考えながら布団に入っていた。
いつからか、「ああ、また雨だ」と諦めるようになった。心のどこかでは晴れて欲しいと願っていながらも、また雨に降られてしまうのかと行く気を少しだけ失う。
久しぶりに出かけるのにな。
明日に限って、雨。
明日だけは嫌だなぁ。
明日が雨だったら、予定を考え直さないといけない。
なるべく室内で、それから傘も忘れないようにしないといけない。
諦めて、どこへ行こうか考え始める。
そういう時、決まって姉が言う。
「もし明日晴れたらこっち行ってもいい?」
「晴れたらこれ見れるんだよね」
「晴れの日はここの景色がすごく綺麗に撮れるんだよ」
「晴れたらここ行って、ここ行って…雨降っちゃったらどうしようかなぁ。どこがいい?」
晴れたら、のことばかり。
それでもどこか、その考えに救われている。
それならば、こちらからは「もし、明日雨が降ったら」の意見を出そう。
雨は嫌いじゃない。むしろ好きな方だ。
対して姉は雨が嫌い。
そういう役割なのかもしれない。
「もし、明日晴れたら」
「もし、明日雨が降ったら」
そうやって2人で計画を立てる。
どっちになっても楽しめるように、久しぶりな2人だけの外出を満喫できるように、雨の日にしかない特典を探してみよう。
また今度、出かける予定がある。
今から、予報が出る日を楽しみにしている。
これで雨だったら、また「もしも」の話をしよう。
楽しめたなら、雨のお出かけも好きになる。
それを忘れないように、計画を立ててその日を待つ。
「私ね、好きな人がいるんだ。」
今日、私は友達にそのことを明かした。
今まで友達に明かしていなかった理由は、
過去に、何っ回もバラされた経験があるからだ。
明かすことができたのは、
・友達を心から信用できたこと。
・私が勇敢だから。
この2つが主な理由だ。
友達はこの恋を応援してくれた。
心から応援してくれる感じ。
私にも“親友”ができたのだと
なんだか心がほっこりした。
「もうこの勢いで告白しちゃいなよ!」
友達はものすごいおせっかいだったみたい。
まったく“おせっかいと気遣いは紙一重”
だというのに。
でも、親友のこんな一面を知れて、またほっこりした。
だが、親友の言っていることも一理ある話だ。
私が、人を心から信用することなんて
今までにあっただろうか。
いや、ない。やっぱり、このまま勢いで……
「言っちゃいな!大丈夫!」
何を根拠に。と今までの私なら言っていた。
だが、今の私はひと味もふた味も違う。
親友の言葉は何故か安心感がある。
何故?いや、そういうものだ。と自分を納得させる。
「じゃあ。」
【明日、もし晴れたら】#2
『明日、もし晴れたら』
「いいことメモ」を始めてから3ヶ月経ちました。
寝る前に、その日にあった「いいこと」を5つ書いてから寝ています。どんなに嫌なことがあった日でも、いいことしか書かないです。
そして、今日、とても嫌なことがありました。
明日、もし晴れたら、空を見たいです。
きっと綺麗な夏空だと思うので、明日のいいことメモに、「空が綺麗だった」と、書きたいです。
なんて明日のいいことを考えていると、今日の嫌な気分が和らぎ、モヤモヤも薄らいでくるから不思議ですね。