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「私ね、好きな人がいるんだ。」
今日、私は友達にそのことを明かした。
今まで友達に明かしていなかった理由は、
過去に、何っ回もバラされた経験があるからだ。
明かすことができたのは、
・友達を心から信用できたこと。
・私が勇敢だから。
この2つが主な理由だ。

友達はこの恋を応援してくれた。
心から応援してくれる感じ。
私にも“親友”ができたのだと
なんだか心がほっこりした。

「もうこの勢いで告白しちゃいなよ!」

友達はものすごいおせっかいだったみたい。
まったく“おせっかいと気遣いは紙一重”
だというのに。
でも、親友のこんな一面を知れて、またほっこりした。

だが、親友の言っていることも一理ある話だ。
私が、人を心から信用することなんて
今までにあっただろうか。
いや、ない。やっぱり、このまま勢いで……

「言っちゃいな!大丈夫!」

何を根拠に。と今までの私なら言っていた。
だが、今の私はひと味もふた味も違う。
親友の言葉は何故か安心感がある。
何故?いや、そういうものだ。と自分を納得させる。

「じゃあ。」

【明日、もし晴れたら】#2

8/1/2023, 11:06:04 AM