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9/4/2023, 1:08:23 PM

#バレー #家族 #病み

私には、兄がいる。
小さい頃から、仲が良かった。
いつも私が兄に引っ付いてる
感じだった。

ある時、ばれーというスポーツの体験に3人で行った。
バレーはすごくて!私は、瞬く間にバレーに
惹かれていった。私だけではない。
もちろん、兄たちもだ。

中学生になっても、バレーへの情熱は
冷めていなかった。
むしろ、前にも増して熱くなったかもしれない。
兄たちは、すごくバレーが上手になった。

兄たちはどんどん私を置いていった。

兄たちは、全国レベルの選手。
私は褒められるところなんてどこにもない。
もちろん、親の関心は、兄たちだ。
私のことなんて見ようともしない。
何かを言おうとしても、遮るか、無視するかだ。

私は、バレーをしている意味が分からなくなった。
兄とのバレーは楽しかった。
だけど、段々と、そして、着々と

私達は離れていった。

ある日、大会ですごい賞をもらった。
私は、ずっとその賞に憧れていたし、
ずっと欲しかった。私がいつか手に入れるんだって。
それが兄との約束だった。
嬉しい気持ちで帰り、母に報告した。
兄だけじゃなくて私もすごいんだよ!
私にも関心を持ってほしかった。

帰ると、兄たちのトロフィーやメダルがあった。
それは、とても輝いていて私には到底手の届かない
ものだった。
私は、こんな賞状要らない。
全然すごくないじゃんか。
喜んで嬉しかった自分が恥ずかしく思えてきた。
なんだか、どうでも良くなって。

賞状を破って捨てた。

私には、もうあの頃のきらめきを
理解することは出来なかった。

【きらめき】#14

9/3/2023, 1:25:11 PM

#恋愛 #短編 #彼目線

今日も学校に行く。
俺は、早起きが苦手だから。
朝の早い学校は嫌い“だった”
だけど、今では彼女に会えると思うと、
気持ちが昂る。

「……はよ。」
「あ!おはよう!田中くん!」

挨拶できたー!
こんなことで、一喜一憂してる俺もガキだな(笑)
俺は、いつも学校が始まるギリギリに来る。
もちろん、朝が苦手だということもあるが、
彼女も朝が苦手だからだ。

キーンコーンカーンコーン

やべ、こんなこと考えてる時間じゃねぇ!
1時間目から、体育だと…?
やべぇ!とかいってる場合じゃねぇ!

ギリギリ間に合った。

「男女二人一組なー。」

「は、」

爆弾が投下された。
今日は最悪な1日になるかもしれない。
うわー、陽キャすげぇ。
すぐ決まるなー。俺、どうしよう。
仲いいやつ……
……アイツは絶対無理だな。
誘えるわけもないし、誘われることないな。
テキトーに余ったやつと組むか。

「た、あ、晃くん。」

「い、一緒、に組まな、い?」

「……」

は、
嘘だろ、
誘われるとか、
ありえねぇって
夢だろ夢、
いや、ちげぇよ!

せっかく、誘ってくれたんだ!
早く返事。

「い、いいよ。」

「俺も、相手探してたし、」

彼女と俺は、一緒に組めた。

あれ、

晃くん?
名前、田中くんじゃない?

え?

「/////」

君のことなら、なんでも気づくよ。
例え、

【些細なことでも】#13

8/12/2023, 10:12:27 AM

私は、音楽が好きだ。

みんなが楽しんでくれるから。
私が歌うと、みんなが笑顔になる。
お母さんも褒めてくれる。
「いつも歌ってくれてありがとう!」
学校のみんなも
「歌が上手で可愛いなんて最強じゃん!」
といってくれる。

私は、嬉しいと思って“いた”。

だんだんそれって私じゃなくても良くない?
という疑問が私の頭によぎった。
でも、私が歌って幸せに
みんなが笑顔になるならそれでもいいかな
と思っていた。

だけど、君に出会ってから変わった。
私は、もう君の音楽の虜になってしまった。
私は、もう君以外の歌は歌わない。

虜になってしまったから。

【君の奏でる音楽】#12

8/11/2023, 10:28:11 AM

もう会えない。私の思い出。

私は、小さい頃から肌が敏感な子どもだった。
お父さんは、そんな私のことを考えて
帽子を買ってくれた。
正直、サイズが合わないし、
デザインがダサかった。
だから、あんまり気に入ってなかったし、
そんなにかぶってなかった。

でも、その考えはすぐに改めることとなった。

お父さんが病気になった。

そして、そのことを知ったのは、
お父さんが死んでから。
「最期まで娘の笑う姿を見たかった」だとか。
酷い父親。他にもこんなことを言っていたらしい。
「俺が買った帽子。これからかぶってくれるかな?」
「多分ダサいとか思ってるんだろうな。」
「センスねぇからな。」

「これからかぶってほしいな。」

そして、今、雨が降っているのに
帽子をかぶっている変人になってしまった。
今日は、父の命日。
雨の日にかぶっている。
天国から見たら、私目立っているかな?

私、今でもかぶっているよ?
お父さんからもらった

【麦わら帽子】#11

8/9/2023, 11:11:03 AM

私は、小さい頃から好きな人がいる。

幼稚園に通っているときから好きだった。
ありえないかもしれないけど。
そして私は今、高校1年生。
今の若い私なら…

好きな人を落とせるかもしれない!

好きな人と私は5歳差。
私は15歳、好きな人は20歳。
やっぱりありえないかな?
未成年だから、恋愛対象として見られてないかも!
そんなことを考えていた。

その帰り道。
私は見てしまった。
お姉ちゃんと私の好きな人が2人で歩いていた。
なんで?
お姉ちゃんと一緒に歩いているの?
腕を組んで笑っているの?

私の好きな人の笑い方を見て。
お姉ちゃんも笑ってて。

私はわかっちゃった。

お姉ちゃんと私の好きな人は、
付き合っているんだって。
あー、叶わない恋してたんだ。
でも、諦められないよ。
10年も好きだったんだもん。
諦められないよ。
ずーっと「諦めらめなきゃ」と
ぐるぐる考えていた。

お姉ちゃんのほうが可愛いし。
私とちがって、年齢も近いし。
恋愛対象として見れるのかな?
私は、ずーっと考えていた。
すると、ある考えに至った。

告白しちゃおう。

例え、

【上手くいかなくたっていい】#10

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