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#恋愛 #短編 #彼目線

今日も学校に行く。
俺は、早起きが苦手だから。
朝の早い学校は嫌い“だった”
だけど、今では彼女に会えると思うと、
気持ちが昂る。

「……はよ。」
「あ!おはよう!田中くん!」

挨拶できたー!
こんなことで、一喜一憂してる俺もガキだな(笑)
俺は、いつも学校が始まるギリギリに来る。
もちろん、朝が苦手だということもあるが、
彼女も朝が苦手だからだ。

キーンコーンカーンコーン

やべ、こんなこと考えてる時間じゃねぇ!
1時間目から、体育だと…?
やべぇ!とかいってる場合じゃねぇ!

ギリギリ間に合った。

「男女二人一組なー。」

「は、」

爆弾が投下された。
今日は最悪な1日になるかもしれない。
うわー、陽キャすげぇ。
すぐ決まるなー。俺、どうしよう。
仲いいやつ……
……アイツは絶対無理だな。
誘えるわけもないし、誘われることないな。
テキトーに余ったやつと組むか。

「た、あ、晃くん。」

「い、一緒、に組まな、い?」

「……」

は、
嘘だろ、
誘われるとか、
ありえねぇって
夢だろ夢、
いや、ちげぇよ!

せっかく、誘ってくれたんだ!
早く返事。

「い、いいよ。」

「俺も、相手探してたし、」

彼女と俺は、一緒に組めた。

あれ、

晃くん?
名前、田中くんじゃない?

え?

「/////」

君のことなら、なんでも気づくよ。
例え、

【些細なことでも】#13

9/3/2023, 1:25:11 PM