『日常』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
日常
何でもないいつもの毎日を送れることが、
一番幸せな日常。
なんて言えればよかった…
何より、この「書く習慣」を始めてから1週間くらい経ったかと思うが、全然習慣になっていないのだ!
まだこのアプリの存在を忘れがちで、すっかり忘れて寝てしまう……
そして他のことをしてまた忘れて…
その繰り返し。
早く書くことを習慣にしたいものだ。
◆追記
1週間どころか3週間経っていた!
全然習習慣化されてない……
「一番目」
感情の乗らない声音で妹が呟く。
「お兄ちゃん、の方がいいんだけどなぁ」
「お兄ちゃん…?」
無表情のまま首を傾げる姿はとても幼げだ。
巻くのに手間取っていた葛《かずら》を代わりに巻く。無感情なありがとうの言葉に、思わず頭を撫でてしまった。
白い花弁が散る。けれど触れた部位の葛は解けていない事を確認し、安堵した。
「なぁ、にい」
二番目。
俺と同じく、産まれる事の出来なかった胎児《妹》。
「なに?お兄ちゃん」
「ここから出ないか?」
妹を形作る葛が伸びる先。大杉に巻きついた大元の蔓に触れながら尋ねる。
この葛は妹をこの地に繋ぎ止める楔だ。この葛がある限り、妹はここに在る事は出来るが、代わりにどこにも行く事が出来ない。
「姑獲鳥《うぶめ》が産んでくれるから。だから兄ちゃん達と一緒に行かないか?」
「…行かない」
静かな否定。
予想はしていた返答に苦笑する。
「そっか…ごめんなぁ、ワガママ言って」
葛から手を離し、妹の隣に座り込む。
小さなごめんなさいの言葉に、緩く頭を振って気にするなと告げる。
無理強いをするつもりは最初からなかった。
「にいが嫌ならそれでいいんだ。これは兄ちゃんの自己満足だから」
「自己満足?」
「そ。妹弟《きょうだい》が穏やかな日常を過ごして笑ってくれれば、って。ただの自己満足」
幸せでいてほしいから。
だけどそれは、俺が一方的に与えたいワケではない。妹弟の幸せのカタチは違うのだから。
妹がここにいる事を選択したのだ。その選択を尊重したかった。
本音で言えば、今すぐ葛を切って連れ出してしまいたい。
姑獲鳥に産んでもらう事で妖の子に成ってしまうが、それでも産まれてほしかった。自分の足で好きな場所に行き、いろいろなものを見て触れて。美味いものを食べて、悪夢を見る事なく穏やかに眠る。
笑って、泣いて、怒って。そんな些細な日常を過ごしてもらいたかった。
「じゃあ、兄ちゃんはそろそろ行くな」
そんな押し付けがましい思考に蓋をして、立ち上がる。
「また来てもいいか?」
「いいよ。また来て」
否定はされず、受け入れられた事に少しだけ気分が高揚する。
単純だと自嘲しながらも、振り返らずに歩き出す。
しかし、
「…ねえ、お兄ちゃん」
「どうした?」
静かな声音で呼ばれ、足を止めた。
振り返れば、珍しく言い淀んでいる妹の姿。言葉を探してゆっくりと口を開いた。
「夢に、聞いてみる…葛を巻いたのは夢だから」
息を呑む。
「だから、夢がいる時にまた来て」
「分かった。ちゃんと来るから」
約束して、踵を返す。
優しい妹だ。幸せにしたいと思って、逆に幸せをくれる。
もう一人の妹《銀花》も同じだ。一緒にいてくれて、同じように幸せを与えてくれる。
一番幸せになっているのは俺なのかもしれない。
20240623 『日常』
朝6時
私がいつも起きる時間。
その後はご飯食べて、着替えて髪を巻いて
時間があまったらゆっくりする。
これが私のいつも。
「行ってきます」
誰もいない家の中に向かって言った。
返ってくることはないけど毎日言う。
「おはよう!」
友達が挨拶してきた。
これもいつも。
「おはよう〜」
それに返すのもいつも。
「そうだ、今日テストあるよ、」
「うわっ、そうじゃん。」
何気ない会話が1番幸せな時間。
でも、”いつも”が毎日くるとは限らない。
「ねえ!あの人かっこよくない!?」
友達がそう言い、横断歩道の途中で止まった、
「ちょっと!ここで止まらないで行くよ!」
私がそう言っても、友達は
「待って!あの人見てよ〜!かっこいいよね!」
そう言うだけ。
「も〜、どの人?」
私は呆れて見るだけ見てみた。
「あの人〜!」
「そうだね、かっこいいね、」
「あっ、思ってないでしょ!」
「いいから行くよ!」
私がそう言った途端、
ドンッ!
鈍い音が聞こえた、
それと同時に人々の悲鳴が聞こえた。
私は周りを見渡すと隣にいたはずの友達がいなくなってた。
「えっ、」
反対方向を見ると友達は頭から血を流し倒れていた。
「嘘っ、、」
友達は車に跳ねられた、
その後、友達は運ばれ一命を取り留めたが後遺症が残り歩くことが出来なくなった。
私がこれを受けて皆に伝えたいことは、
1日1日の日常を大切にして欲しい。
同じように感じる毎日だけれど、本当は少し違って同じ日なんてないこと。
友達と一緒に登校して何気ない会話をする毎日も当たり前だと思わないで。
いつかその”いつも”が奪われてしまうから。
私は、友達が事故にあってから1人で登校するようになった。
変わってから気づくの、
あ、戻りたいなって。
fin
「あ〜あ、なんか面白いことないかなぁ〜!」
という言葉の贅沢さを感じないで言えるのは
とても幸せな人生を送ってる人なんだと思う。
何もない。そんな『日常』が続いている事ほど幸せな事は無いというのに
朝、カーテンの隙間から差し込んだ陽の光で目が覚める。ぼんやりと天井を眺めること15分。そろそろ起きなくてはとのそのそと布団から抜け出す。
顔を洗って髪の毛をとかすと鏡の前には眠そうな顔。
醒ますにはキリリと苦いコーヒーが必要だ。お湯を沸かし、お気に入りのコーヒーをフィルター越しに大きな大きなマグカップにゆっくりと淹れる。ゆっくり、ゆっくり、慌てずに。
カップに滴る音を聞きながら、食パンをトースターに入れ、卵は軽くスクランブルエッグに。少し緩めでふわふわな状態で火を止めるのがコツ。ベーコンは油たっぷりにカリカリに。
適当にお皿に載せて、窓際のお気に入りのテーブルに持っていき、朝ごはん。
トーストした食パンにベーコンとスクランブルエッグを挟んで齧り付く。熱々のコーヒーを一口飲むと、なんとも言えない幸せな気持ちになった。
日常
僕らが守らなければならないモノは形がなく
僕らは決して自分の力におごってはいけない
誰かの明日のために僕らは命をかけて闘う
誰かに感謝されたいからではない
誰かに憧れて僕たちはこの日常を選んだ
僕らは平穏に暮らす日々が日常の人たち
その人たちのために守って闘う日常をおくる
相手の日常と自分の日常を擦り合わせて、そこから新しい日常が構築できると安易に考えていたあの頃。
(日常)
私は日常で
物足りなさを日々感じて生きている
人との関わりを避け
最低限の外出だけで過ごしてる
だいたいスマホでたまに散歩
脳みそがおかしくなりそう
1人で完結してしまう日常を終わりにしたい。
人と関わるのが難しい理由は
言語化するのが苦手
話せないから人との会話もあまり続かないし
会話にあまりならない
この物足りない日常をもっと
言語化できる力をつけることに使いたい
割と1日外にいた仕事帰り
チェーン店に入ったら
冷たい烏龍茶ですって
席ついた瞬間に出してくれた
うま
日常
あっちへウロウロ。こっちへウロウロ。
お惣菜屋さんの前で思案する。
コロッケにメンチカツ。
お店が変わってハンバーグに焼き鳥と、向こうの方には焼売か。
種類にお値段もそうだけど、家族の人数で割り切れるかも重要だ。
去年までは祖母も居たから六の倍数で揃えるのは大変だった。
亡くなってしばらくはよく、おかずを数えて、
「ろく……じゃないか。五でいいんだっけ」
と、お店の前で独りしょんぼりしたものだ。
それから半年もしないうちに、今度は祖父が入院、退院後は施設へと移ってしまい、またもや家にいる家族が減ってしまった。
今では四の倍数と、すっかりご飯のための買い物がしやすくなってしまったのがやっぱり寂しい。
幼い頃から六人家族でずっと過ごしてきたから、最近になって変わっていく日常に上手く付き合い切れないでいるのが否めない。
目ぼしいおかずをかごに揃え、ふと売り場を見れば、みたらし団子とお稲荷さんが残っていた。祖母の好物だ。
立ちはだかる人混みをすり抜け、さっとかごに確保する。
帰ったら仏壇にお供えしよう。
結局、家族を思う気持ちは何だかんだで変わらない。
この際だから、祖父の面会に持っていく手土産も探そうか。
レジへ向けた足を翻し、和菓子コーナーへと狙いを変えた。
祖父の好きな大福セットは残っているだろうか。
売り場が近付き、遠目に目当ての大福が並んでいるのが見て取れた。
よし、あれも買って帰るぞ!
楽しみに待っててね、おじいちゃん。
(2024/06/22 title:040 日常)
『日常』
正直言うと
私は日常というものをあまり好まない感じがする。
それでも平和は続いて欲しいと感じる、
……これは矛盾なのかな。
この言葉に何故か抵抗を感じるのは
様々なことに挑戦したいからという表れなのだろうか。
このままでいいのだろうかという表れなのだろうか。
そんなことを感じながら今日も『日常』を紡いでいる。
私の生活は単調だ。
寝て起きて食べて働いて家事をする。
この毎日の繰り返し。
寝て起きて食べて働いて家事をする。
これといった娯楽も無く。
また、これといった趣味も無い。
休みの日はもっぱら家にいてただ過ぎ去っていく時間と共に身を委ねている。
当然こんな奴に恋人もいないし友達と言える人も片手で数える程度。
それが、私だ。
空っぽで何も無い。
食べる物着るもの帰る場所がある。
私は普通に暮らせてる。
幸せ者だ。
でも、私はなんてみすぼらしいのか。
何も成してないし、行動もせず変わりたいと願うだけ願い落ちる所まで落ちた。
泣き虫で臆病で一歩踏み出す勇気も持てない。
私は私が1番分かっているようで本当は1番分かっていない。
いつから間違えたのだろうか。
いっその事生まれて来なければとさえ思った。
人生自体私は怖い。
周りの人から取り残されたと感じる時もあるし自分は自分だといい聞かせる時もある。
前向きな日と後ろ向きな日が交互に来てどっちが私の本心かなんて誰にも分からない。
こんなこと頭でずっと考えながら日常を過ごしたらいつかまたパンクするとわかっている。
でも、考えられずにはいられない。
私は、自分で終わらせることも出来ず自分で始めることもできない生き地獄だと今感じている。
もう何も考えたくもない。
愚かで滑稽な私はこれからどうすればいい。
私はなんなんだろう。
なんで、皆のように出来ないのか。
もう、疲れたよ。
普通って一体誰が決めたのだろう。
顔が見て見たい。
普通のカテゴリーからきっと私はいない。
はみだし者だから。
頑張って生きたいけど目的が無いままはきっといつか力尽きる。
今は単調な日常を過ごしてみる。
いつかきっと生きる目的を見つける日が来るから。
自分を幸せに出来るのは自分自身しかいないから。
【⠀日常⠀】
差し込んでくる光で目が覚めた。
部屋を見回して思い出す。
私はあの手を振り払ったんだった。
傷付いた様な顔をしたあの子。
できることならあの日常に戻りたかった。
でも、汚れた手できれいな彼女の手を取るなんてできなくて。陽だまりのように暖かなあの場所に、影を落とすような私が立つなんて、できなくて。
暗く重い雲が、頬を伝った涙を洗い流していった。
散歩道 雫が集まる あじさいの花
季節の移ろい 視覚に感じて
1話から17話を見たこと無い方は1話から!!
創作)18話日常
はぁー、4月か…新入生が入ってくるのかー
こないだまで、志音織ちゃんも千尋ちゃんも誠くんとも
受験で忙しいって言われて何もしてないんだよなー、
今年は1年1組の担任かー、
【説明::入試や、中学3年時の成績を見てクラス分けがされる、1組はその中でも賢い人が集められ、数が大きくなるにつれて賢くは無いが、入試を頑張って入った人が集められる様になる。成績が変わっていくと、年々クラスが変わるが、ずっと同じような成績だと変わらない。更に入試をする時点の高さによって学費が変わる。全額払う人も居れば、半額を払う人、全額免除になる人も居る。】
てか、志音織ちゃんって何処の高校行ったんだろ、聞いても
答えてくれないし…でも3人とも同じ学校って言ってたよな、じゃあ千尋ちゃんに聞けば良いか!!
入学式始まっちゃうわー、行こ
--入学式終わり--
よし!!教室入んぞ!!
--2025年4月14日--
前古望叶:失礼しまーす、はじめましてー、1-1担任のぜ…
生徒:…ぜ…??
望叶:あー、いや何でも…えーっと前古望叶です、よろしくー
生徒:よろしくお願いしまーす
若井 想光:待って、めっちゃイケメン…!2人とも思わない…?
八木千尋、前古志音織:イケメンっちゃイケメンだけど…
望叶:……
千尋、志音織:あ、すみませんすみませんすみません
想光:ん?え?!待って!凄い事気づいちゃった!!しーちゃんも前古じゃん!!親子?!?!
志音織:え?いや、ぐ、偶然だってー!だってまだ、さんじゅ
想光:さんじゅ…??30歳って事…?何で知ってんの…?
望叶:ちょっとー、そこ静かにしてくれるー?
志音織:あ、ごめ、すみません
望叶:…あと、お互い名字で呼び合う様に……!
(nononeです、えっと、最初の話で「4年前」ってあったように、4年分進まないとなので翌年の4月まで進みました!自治体?によっては、兄弟が先生と生徒関係でも良い所はあるらしいです!
これ日常か…?って思うかもですが、会話の所で一緒に暮らしてる日常が隠しきれて居ないって言うのを表現したんですが、分かりにくかったかもです…)
キャラの読み方
若井想光:わかい そら (女の子です!)
日常
(本稿を下書きとして保管)
2024.6.22 藍
ある日突然
隕石が降ってきたり
美少女が空から落ちてきたり
悪魔に取り憑かれたり
異世界に転生したり
伝説の剣を引っこ抜いたり
世界救ったり
毎日忙しいけど、
いつも誰かの為に走ることを
忘れないようにしています。
私は元気です!
◼️日常
〖日常〗
人は皆、
日常とは常に変わらずそこにあり、自分の過ごす日常が変わる事などありはしないと思うのだろう…。
けれど、それはとても幸せな考えだと思ってしまう…。
例えば、大怪我をしたら…?
見えていたものが見えなくなったり、
聴こえていたものが聴こえなくなったら…?
家族と離ればなれになる日が来たら…?
……明日、自分の未来が失われるのだと知ったら…?
今過ごしているこの日常は、本当に得難くて
大切な奇跡の積み重ねで出来ているもの。
この空の下、
何処かで誰かが必死に“生きたい”と願い、
皆と同じように“普通の日常を過ごしたい”と…
そう願って、過ごせなかった日常でもあるのだと…
そう思うようになってからは、この瞬間すらも大事なものであり
忘れてはいけないのだと…そう噛み締めるようになった。
ものが溢れて、一見すると便利に見えるこの世の中
私にとって便利なのかは分からない。
だって、自分次第でいくらでも幸せに変えられるはずの日常を生きながら不平不満を口にする人があまりにも多いから。
本当に潤さねばならないのは、
人の心なのではないかと…ふとそう思う。
片想いのあなたが、私の名前を呼んで、好きだと囁いてくれる。
肩を抱いて、隣に座ってくれる。
私の非日常的な妄想が、いつか日常の一コマになって欲しいな。
「日常」
日々は常にまわる。
ぐるぐるぐるぐる。
置いてかれないように。
目を回さないように。
今日も生きていく。