『日常』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
日常
電車の騒音が化け物の呻き声のように聴こえる。
僕らはこの騒音を轟かす物質によって、様々な距離を移動している。
思考という唯一の知能を持った生命体が、個々の目的の為にこの鋼鉄の塊に運ばれていくのだ。
出荷される家畜の如く。
毎朝、あるいは帰宅する時でさえも、荷物の様にギュウギュウに詰められながら。
これがこの国の特に朝方の日常である。
冷静に考えればある種、異様の光景であろう。
しかしこの国で生きている人間はこれが"普通"の感覚なのだ。
電車にとって、我々は荷物だ。
知能を持った、肉体を送る為の配達、配送だ。
我々は運ばれているのである。
え?誕プレ?誰の……って、俺か。そーいえば来週誕生日だった。
どもッス。別に何でも良いけど。いや別に乗り気じゃないとか、そーゆうんじゃないから。今んとこ特に欲しいものが無いんスよね。だから、先輩の好きな駅前の店でケーキ買って一緒に食べるってのはどう?
……え?普通?いいじゃん別に。それが俺の今1番欲しいものなの。ケーキ食べる。先輩喜ぶ。俺も嬉しい。一石二鳥じゃん。あ、ケーキが美味いってのもあるから一石三鳥か。
まぁとりあえず、それで。プレゼントはー……別にいいんだけど、そんなに言うなら一緒に見に行ってよ。久しぶりにアウトレットでも行ってみる?あはは何そんなにじっと見てんの。俺の顔なんかついてる?
こんなのいつもの日と一緒だって?
いいんだってば。それで。や、それ“が”俺は欲しいの。日常ほど幸せなものなんかないんだからさ。俺より歳上なのに、さてはその大切さに気づいてなかったな?
ちょー待ってって、怒るなって。これじゃどっちが先輩か分かんねえッスよ。
ほら、機嫌直して。今からパフェ食い行こうよ。来週もケーキ食べんのに、とか、つまんないこと言わないの。甘いもの食べたら先輩すぐ笑うからそれでいいの。
いいから行くよ。ほら、手ぇ出して。
【実力主義の能力学園に通う底辺の男が…】(2)
やっと授業が終わった。そのまま寝ておきたかったが、担任に校長室へ来いと言われたので歩いている。普段はあまり見なかった光景。様々な生徒が行き交いをしている。
海星「いて。」
通り過ぎに人とぶつかってしまった。とりあえず、ぶつかった相手の方をみる。そこには見知らぬ男が立っていた。気配でわかる。こいつはクラスランクが高いことを。
男「なんだよ低レベル。気安く俺に触れてくんじゃねぇ。わかったか。」
そういいながら拳を固め、今、勢いよく振りかぶった。僕は反射的に目を瞑った。しかし、その拳は僕には当たらなかった。
花奏〔かなで〕「気安く私の連れに触ろうとするな。私よりもレベルが低いくせに。」
花奏!なんでここに。というか助かった。まじありがとう。
男「そいつのほうがレベルが低いが、そんな奴を守って何になる。」
花奏「言っただろ、こいつは私の連れだ。こいつがいると色々と助かるもんで。」
男「だからなんだよ!」
声を張り上げた男は花奏に攻撃を繰り出していた。
海星「花奏、危ない!」
変にかっこつけたものの、それは意味をなさなかった。
海星「え?」
花奏の前にでていたつもりだった。だか、花奏は目の前に背を向けて立っていた。男は倒れ、気絶している。
花奏「佐々木、行くぞ。」
周りの視線が痛い。花奏はそれを気にしていなさそうだか、僕にとっては汗が出るほど緊張した。
人の少ない通路を通り、花奏は止まった。
花奏「佐々木、校長室はどこだ?」
海星「校長室?それなら…」
僕は花奏と校長室へ向かった。
花奏「そうか、ありがとう。ここからは私一人で十分だ。」
海星「僕も校長室に用があるんです。」
花奏「お前、まさか、『能力レベルがS』なのか?」
海星「その通り、よくわかったね。」
花奏「ありえない。こんな奴がSなんて。」
海星「能力だけでーす。」
そうして、僕らは校長室のドアを開いた。
海星「失礼します。」
空気は冷たく、微妙に甘い匂いがした。中には色々な生徒がいた。しかし、その仲にはEクラスの人間はいなかった。僕一人だけだ。
花奏「大体がAクラスだ。」
と小声で僕に話した。Aクラスかぁ。僕の感も言っていたがやはりそうか。その場の気配に気圧されながら、必死に立っていた。足がしびれている。動けねぇ。
『キィ〜』
ドアが開く音がした。皆が一斉に振り返る。僕も花奏もそちらに視線を飛ばした。そちらには、校長らしき、若い女性がいた。見覚えがない。いつも全校朝会のときに出ているようだが、全く話も顔も関心がなかった。本当にこの人が校長か?と思っていと。
にとり「やぁ、皆の衆。君等もご存じ。私こそがこの学校の校長だ。」
言い方からして、なんか癖強いやつ来た。
にとり「私の名前は、もちろん知ってるよな?」
海星「え?僕ですか?」
やばい。ろくに教師の名前覚えたことがねぇ。いろんな選択肢を思い浮かべて…。絶対この中にあるバスだ。…………………………………………………。
にとり「わからないか?」
海星「河城校長ですよね。」
にとり「下の名前は」
…はぁ?下の名前まで!?……………………………。
海星「にと…り?」
にとり「正解。よくわかったな。」
皆がこっちを観ている。なれない感覚だ。
にとり「私の名前は河城にとり。この学校では名乗ったことがないな。」
まじで!やっぱ僕の能力、こういうことでしか発揮できないからなぁ。これが、「感」。物を当てたりすることができる。実際、中学1年生の最初のテストで能力使って満点取ったことがある。しかし、その後は能力が使えない状態にさせられてやばい点数を取ったことがあるんだよなぁ。
にとり「君たちに集まってもらった理由はほかでもない。『能力ランクS』。これは、非常に珍しい逸材なんだ。だから、そんな君たちを育てるために、Sクラス授業を作る。もちろん君たちには参加しないという拒否権はない。全員何かしらの大きな事情がない限り、無断欠席は許さないよ。それだけ。」
海星「いつその授業が行われるんですか?」
にとり「それはだな…。未定。」
皆「未定!?」
にとり「まぁ、君等の担任から言わせるよ。他には?ないみたいだね。じゃぁ解散!」
えぇ〜。ほんとになにするんやろ。わからん。絶対面白くなさそう。そんなこんなで。僕たちは教室へと戻っていった。
【日常】
均衡保つ
バランスゲーム
悲鳴上げつつ
やり過ごす
日常って、どこまでがそれなんだろう。
朝起きて、仕事して、ご飯を食べて、誰かと話す。
テレビやSNSの怖い事件を流し見して、なにか思ったり、考えたり、なんにも思わなかったり。
淡々と頭に入ってすぐ出ていく感じ。
そんな中、思いがけずとても素晴らしいものを見つけた時は、ビッと涼やかな刺激と非日常を感じる。
日常の中の非日常は、境目がとてもあいまいで、出会い頭はくらくらする。
なんとなく、非日常の時間はゆっくり進んでいる気がする。少し佇んだら、さようならして日常に戻ってくるのだけど。
#日常
日常。私の日常は…同棲してる心から愛する彼氏とイチャつく事だ。彼は、嫌がるが、それでも、甘えさせてくれる彼が大好きだ。そう。彼は、優し過ぎるから、どんなに嫌がっても、最終的には、私の我儘を聞いてくれちゃうんだ。そして、私も私で、その彼の優しさに甘え過ぎてしまうんだ。彼を誰よりも愛してるからこそ、過去の彼の話や、過去の彼の異性関係などに興味津々になり過ぎたあまり、根掘り葉掘り聞いてしまうんだ。でも、付き合ってたら、皆、そうなるもんじゃないのかな…?恋人の過去も全て愛したいし、自分が知らない過去の彼の様子を知りたいからこそ、色々な事に興味津々になって、色々聞いてしまうもんでは…?そう。私は、未だに健常者が語る「普通」が分からない。決して、「私は、障害者だから一生だって健常者の言う普通が分からない」と諦めている訳では無い。ただ、分かろうと必死に努力しても、分からない事が多過ぎるのだ。時に障害者で産まれなければと思う事もあるが、障害者に産まれて良かったとも思える。障害者に産まれたおかげで、周りを救える事も有るし、障害者に産まれたからこそ、彼とも出会えたし、過去の元彼とも出会えた。障害者に産まれたおかげで、健常者には、学べない事も健常者の倍、沢山学べた。私達の間に沢山壁は、有るし、これからも増えるだろうけど、それでも良いからと彼と幸せな未来まで二人で歩んで行けたら。
珍しい花
ドラクラ・シミラ
サギソウ
サンカヨウ
ハナイカダ
キダチダリア
トケイソウ
タイツリソウ
カタクリ
オーガスタ(ニコライ)
ベゴニア
アーモンド
キレンゲショウマ
カラスウリ
桜蘭
チャルメルソウ
ハラン
ヒマラヤの青いケシ
まやらん
モウズイカ
何もしなかった日を積み上げていく
毎日を作業的に過ごしていく
日常を消費していく
何者にもなれなかった私が今日もまた増えていく
そこら中に転がっている私のカタチをした何かがまた増えていく
触れればサラサラと砂のように崩れていきそうで
光の宿らない瞳に映る自分が恐ろしくて
私はそれから少し離れたところに縮こまって
いつまでもそれを見つめている
ただ、ただそれを見つめ続けている
いつまで、続くのだろうか
終わりの見えない日常が
私に終わりのない恐怖だけを与える
そうしてまたもう一つ、私が増えた
この日常がずっと続けばいいな!
あいつはそう言った。
でも俺はそうとは思わない。
いつかお前の全てを手に入れたいと思っているよ。
そんな事言えるわけ無く。あいつの方を向いて笑って答える。
そうだな、なんて。
僕は変化が怖い
何か新しいことが始まるのが
すごく怖い
今までの平穏な日常が
壊れてしまいそうで
すごく不安になる
どうして今のままだとダメなの
変わらないってすごくいいことじゃん
何が変わるのは嫌だ
でも…変わらない普通の毎日に
飽きてしまう自分もいる
そんな自分にも
嫌悪感がする
「日常」
朝起きて、身支度を整えて、すべきことをして、家に帰って、眠る。毎日毎日、ずっとその繰り返しだった。
体力も気力もない自分は、たとえ休日が来たところで、せいぜい家でネットサーフィンをするぐらいのことしかできなくて、なのにこの現状を変えようとも思わなくて。
まるでモノクロの生活を送っていた。
そんなある日の夜。
突然、流れ星みたいにあんたが飛び込んできたんだ。
声はデカいし、意味わからんことばっかり言うし。
妙に元気で、自信満々で、色んなものに興味津々。
それから、出会ったばっかりのくせに、自分を大切にしてくれる。
ホント、変なやつだな。
……でも、あんたがいてくれるおかげで、自分の日常に色がつき始めたんだ。
ただただ惰性で繰り返してた日々に、ほんのりと楽しみが、新しい発見が加わった。
あと、あんたの笑顔を見ると……ちょっとだけ嬉しい。
こんな日がいつまでも続けばいいな、なんて思いながら。
今日も新しい1日が始まる。
日常(世知辛い世界)
なんて清々しい朝!
わたしはベッドから起き伸びをする。
外は快晴、気分上々。いいことが沢山ありそうな予感。
「あら、今朝は早いじゃない。どういう風の吹き回し?」
「テストも終わったし、心が軽くなったからねー」
「返ってくるの楽しみねえ」
「………いやそれは別問題」
ほどなく朝食が並べられる。
いつもトーストとスクランブルエッグ、フルーツヨーグルトなのに今日は和食だ。―――しかも手が込んでいる。
「お母さんも今朝は気分良くてね、早起きして朝ごはん頑張っちゃった。昆布と鱈子のおにぎり、具だくさんのお味噌汁、出汁巻き卵焼き。お魚は鮭にしたの」
………。聞いてない。
―――上機嫌な母親に、彼女の表情が僅かに固まる。
「おおー、豪華だなあ」
「あらお父さんにも同じものよ、もちろんね」
「これは嬉しいな。なあ?」
同意を求められて、わたしは微妙な間を置いてから頷いた。
父がテーブルに銀の♡3枚を置く。
途端に母の顔色が変わった。
「やだ、お父さんいつものがよかった? ごめんなさいね」
母が不機嫌そうに手早くその朝食を下げ始める。
「え、あ、いや」
「お母さん、意地悪」
わたしは素早く制服の内ポケットから金の♡2枚を母に手渡した。
「朝から大変だったね、ありがと。お父さんを怒らないで?」
「………。仕方ないわね。娘の顔に免じて許してあげる」
わたしはその言葉にホッとして父に目で合図を送り、豪華な朝食を食べ始める。
「………すまんな」
―――母がキッチンを離れた隙に、父が申し訳なさげに金の♡を3枚わたしに差し出した。
「え、いいの?」
「母さん不機嫌になったらこれで済まないからな。安いもんだ」
やった。やっぱり今日は朝からツイてる。
「行ってきまーす!」
―――信号待ちで見知らぬ青年がお年寄りの手を引き、車を制止。金1枚。
―――窓の大きなカフェで恋人達が別れ話で揉めている。女が泣きそうになるのを必死で宥めるそのテーブルには、金5枚。
―――向かいから歩いてくる買い物帰りの夫婦。奥さんの荷物が重いらしい、旦那さんが代わってあげる。
銀1枚。
うん。今日も平和だ。
登校途中、わたしはいつもの道で親友と合流する。
「おはよ!宿題やってきた? もう眠くて全然捗らなくてさー」
「あ、しまった!」
「え?」
焦りなから制服の内ポケットを探る。
「補充してくるの忘れた………」
―――今朝父から貰った金3枚と、前々からある銀が数枚。これはヤバい。
「先行ってて!」
わたしは慌てて踵を返し駆け出した。
今日はダルい授業がいくつもある。
気難しい教師に♡は欠かせない。
さらに昼からの給食のランクアップ、部活動の練習量の調整。
正直いくつあっても足りないのが現状で、どこにどう使うかの駆け引きが日々の明暗を分けるといっても過言ではない。
「………よし、こんなものかな」
補充完了、わたしは再度家を出ようとした―――のだが。
「こら!遅刻は許さないわよ」
―――背後からの低い声。
見ずともわかる母の仁王立ちに、わたしはああ………、と落胆した。
内心渋々、制服の内ポケットから金♡1枚を献上する。
「………お願いします」
「飛ばすわよ」
母はにっこり頷いて、颯爽と車に乗り込んだ。
END.
(あくまでも創作です)
(日常)
昼近く、やっと目が覚めた。まあ明け方まで起きていたのだから仕方がない。私は横たわったまま、ゆらゆらと体をくねらせほぐしてから起き上がった。
風呂を沸かし、昨日の洗濯物を取り込んで仕舞い、空いた竿に布団を掛ける。入浴のち朝食だ。それから洗濯。さて今日は(買い出しとログボノルマの他に)何をしようか。
仕事を辞め、ハロワ縛りも過ぎてしばらく。貯金で気ままな一人暮らしを堪能している日々。
先ほど、「何をしようか」と書いたが、良く言われるし、ニートが続かなかった人によくある「毎日(暇を持て余して)何してんの?」は全くもって心配御無用。この「何」とは言い換えれば「やりたいことのどれをやろうか」なのだ。読書、録画消化、ゲームかはたまた気まぐれに何か書く(描く)のもいい、コレクションを眺めてぼんやりするのも満たされるし、などと書き出せばきりがなく、むしろ働く時間など無い。
金さえあればいつまでもこうしていたい。家族もそうだが、元から少ない友達というものも、ずいぶん前から疎遠になっており、今や傍目には「無敵の人」かもしれないが、そんなことをする筈がない。だって今の生活にほぼ不満が無いのだ。わざわざ騒ぎを起こしてまで楽しみを終わらせるなど、冗談でもやめてくれと言いたい。何人たりとも、慎ましく、けれど払うものはちゃんと捻出しており、最低限の社会義務は果たして暮らしている私を引っ掻き回す権利は無いし、こちらも皆さんの生活にとやかく口を挟むことは無い。せいぜいツィッターでポチポチ反応する程度だ。
※
やがて夜になり、日付も変わるが、今朝起きた時間を考えると、すぐ寝るのは早いしもったいない。もう少しなら……。
先々など、いろいろ考えないといけないことはままあるが、急ぎではないし、明日は○◯をやらねばならなくて、それどころではない。
とりあえず寝よう。風呂は起きてからでいいや。私はゆっくりとパジャマに着替え、そのまま布団に転がった。さあて今日おしまい、また明日。
(くれぐれもフィクションですが、そうでない部分も無くはない)
《日常》
人間は変わることはあんまり望まない。だから普段と日常って言葉に「普」とか「常」って使ってる。
…じゃあ普通って何?
親愛なる読者の皆様
アマリリスでございます。
皆様方が聞いて浮かぶ日常はどこか似通っている。
わたくしはそう思います。
『朝食をとる』『ベッドから起きる』など
そのようなものが普通の日常であると固く根付いてしまっているのです。
けれど、そうじゃなくても良いじゃありませんか。
日常なんて人それぞれです。
朝食をとらなくたって、朝に目が覚めなくなって。
何だっていいのです。
貴方が息をし、自身の生き方をしている。
それはもう貴方にとっての、貴方だけの日常だと
そう言えるのですから
ですから、どうか後悔しないよう
息のしやすい日常をお送りしてくださいますよう
眺めております。
朝起きると、私より早く起きた彼が朝ごはんを作ってくれていた。お味噌汁の匂いや、フライパンで焼いている音が聞こえた。今日は和食だろうか。
「おはようございます、朝ごはんできましたよ」
「ありがとう、いただきます」
彼の作る料理は、とても美味しい。なにか特別な食材を使っているとか、そういうのではなくて、愛情たっぷりに作ってくれたことが伝わってくるのだ。毎日彼のご飯を食べて私は仕事へ行った。
「ただいま」
「おかえりなさい、お疲れ様でした。お風呂沸いてますよ」
仕事が終わり、家に帰ってくると、彼が出迎えてくれる。今日は暑かったので、先にお風呂に入る。その間に彼が晩御飯を作ってくれているらしく、美味しそうな匂いがしてくる。
「今日はね、仕事でこんなことがあったんだ」
「そうなんですね、大変だったでしょう」
今日の出来事を話しながら二人で晩御飯を食べた。そして時間になると、私たちは同じ部屋で眠りにつく。こんな日常が何気ないけれど、とても幸せだ。
「おやすみ」
「おやすみなさい、ゆっくり休んでくださいね」
テーマ「日常」
ずっと気になっていた、ひとつだけ売れ残っていたモナカアイス
買って食べたら、
中身は霜がたくさんで、サプライズで氷の塊も入ってた
かりかりしていて冷たくて美味しかった
朝起きて、支度をして、だるいと思いながら自転車をこいで学校に行く。正直、行かなくていいなら行きたくは無い。でも、そこで受けるつまらない授業、友達と話す他愛もない会話、疲れた体で放課後にやる部活。そんな当たり前を送る日常が、案外幸せなのかもしれない。
『日常』
「日常」なんて考えずに生きてきました。
それでいま「日常」について考えてみました。
日常をどうやって過ごしてきたでしょう。
日常をどうやって過ごしているでしょう。
あらためて考えると特にどうとも過ごして来なかったし、今だってそうだと気づきました。
すると、それで良いのだろうかという不安が頭の中にあらわれて、なかなか消えてくれなくなりました。
不安はどうやって消せばいいのでしょう。
日常をどうやって過ごすべきなのでしょう。
無駄な時間を過ごさず日々成長するよう努力するべきですか?
世の中の役に立つ事をしなくては生きる価値がありませんか?
それともイヤな事に目を背けて逃げ出して、その日その日をやり過ごしていればいいですか?
あらためて考えると私には正解なんて分かるわけないし、特にどうとも無くあるがままに過ごすしか出来ないのだと気づきました。
【日常】
眠くなってくる昼下がりに、自動販売機でコーヒーを買う。生暖かい缶を開けて口をつけると、苦さに思わず驚いた。無糖だったらしい。苦いものは苦手だけど、買ってしまったものは仕方がない。
コーヒーを片手に、ぼうっとした頭で考える。相当、参っているみたいだな、と自分で自分に呆れた。あーあ。なんで振っちゃったんだろ。目を擦るとコンタクトが外れそうでやめた。
昨日の夜、2年付き合っていた彼氏を振った。理由はお互いの忙しさからだった。時間が取れない。ろくに会えない。できるのはDMだけ。だんだん会えないのに話しているのがしんどくなって、振ってしまった。
ごめん、もう話してるのがしんどいや。
今朝方、目が覚めたら、あなたから「わかった」とだけ連絡が入っていた。それを見て、なぜか涙が出てきた。
願わくば、あなたの日常になりたかった。なっていたはずだった。でもどこか、違う気もした。でも、違うことも違う気がする。
全部私の勝手だ。好きすぎて、勝手に暴走して、たくさん迷惑をかけて、心配させた。情緒不安定でごめん。恋愛不適合者でごめん。あなたのこと好きでごめん。バカでごめん。最低な女でごめん。
スマホを取る。キーボードに指を滑らせる。あなたの日常から私が薄れる前に。
「昨日はごめん、大好きだよ」