朝、カーテンの隙間から差し込んだ陽の光で目が覚める。ぼんやりと天井を眺めること15分。そろそろ起きなくてはとのそのそと布団から抜け出す。
顔を洗って髪の毛をとかすと鏡の前には眠そうな顔。
醒ますにはキリリと苦いコーヒーが必要だ。お湯を沸かし、お気に入りのコーヒーをフィルター越しに大きな大きなマグカップにゆっくりと淹れる。ゆっくり、ゆっくり、慌てずに。
カップに滴る音を聞きながら、食パンをトースターに入れ、卵は軽くスクランブルエッグに。少し緩めでふわふわな状態で火を止めるのがコツ。ベーコンは油たっぷりにカリカリに。
適当にお皿に載せて、窓際のお気に入りのテーブルに持っていき、朝ごはん。
トーストした食パンにベーコンとスクランブルエッグを挟んで齧り付く。熱々のコーヒーを一口飲むと、なんとも言えない幸せな気持ちになった。
6/23/2024, 11:15:50 AM