『日差し』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私はどんな時でも、時間が許す限りあなたを見つめています。あなたはどんな時でも眩しい光で私を導いてくれる。その光で今日も上を向いて堂々と立っていられるのです。
凛々しく、咲き誇っていられるのです。
【日差し】
いつもは鬱陶しいと嫌う埃も、
窓から射す光に照らされてスパンコールのように舞う姿を見ると、ああ埃にもいいところはあるんだなと思う。
暑くて暑くて仕方がない日照りでも、
縁側から射す光の前で香箱を組んでいる猫を見ていると、こんな日でもいい事はあるんだなと少し夏を好きになれた。
暑い日差し
と
熱い眼差し
と
厚い志し
にまみれて
いつもあつい
『日差し』 2024.7.3
真夏の日差しは非常につらい。中にはこれが良い、これこそが夏だ!と気分踊らせる連中も居るみたいだ。私には到底理解は出来ない。そもそもこんな暑い日に外に出ること自体間違っているとは思う。もうお盆だというのに、暑さは一向にマシになる気配がない。早く冬にならないものか…。
母に買い物を頼まれ、15分ほど歩いていた私は暑さでそんな愚痴を頭の中で繰り広げていた。
この夏から父親の都合で、都会から祖母の住んでいる田舎の辺鄙な場所に越してきた。田舎と言えば自然豊かで、空気が綺麗で…そんなイメージが根強かった。
実際のところ自然豊かなのかと言われると、まぁ田畑は多いが道はしっかり補正されている。空気の綺麗さは、さほど違いが分からなかった。
それに、この辺りの連中は騒がしい奴が多すぎる。ただでさえ蝉がうるさい時期だっていうのに、同じ蝉のようにワーワーキャーキャー…飽きないものだろうか。
「勝負しようぜ!」なんて子供の声が聞こえてくる。馬鹿馬鹿しい、そう思いながらその場を後にする。勝負なんて、くだらない。
あと10分程でスーパーに着くという所で、とある男の子に声をかけられた。その顔はどこかで見たことあるような気がして、その声も聞き覚えがある気がした。
「おはよ、今から買い物?」
知らないであろう人にそう声をかけられるので少しびっくりして、一瞬黙ってしまった。
「…そう、ですけど。なんで、?」
なぜ買い物だとバレるのか、帰る途中でもないのに。ストーカーだろうか。
そんなことを考えていると、男の子は慌てて弁解した。
「そんな不審がらないでよ!ここら辺でこっちの道に行く人なんか大体スーパーに行く人なんだよ。」
そう言われると納得した。「ストーカーとかじゃないから、!」と必死に弁解している彼を見て少し微笑した。
すると分かれ道が出てきた。母はどちらでも大して変わらない、と言っていた。私が右に行こうとすると彼は引き止めた。
「ちょっと待って。スーパーに行くんだよね?なら右より左の方が少し近いんだ。あと左の方は木陰が多くて涼しいよ!案内してあげる!」
涼しい という単語に惹かれ、私は彼に手を握られたまま左の道へと進んだ。彼の手はひんやりと冷たくて気持ちよかった。
「ここの道橋の下に川も流れてるし、木陰があって涼しいでしょ?熱中症対策にもなるからこっちを通った方がいいよ。」
親切に説明までしてくれた彼にお礼を言って、橋の下の川に視線を落とす。田舎には綺麗な場所が沢山あるが、ここはその一部だとおもった。
「…そういえば、ここで昔、」
私がそう言って振り返った時、彼はそこに居なかった。まぁ案内してあげる、と言っていたので役目を果たして遊びに行ったのか、帰ったのか。なんにしろ変な人だったなぁ、なんて思いながら買い物に行った。
帰り道はなんとなく反対の道を通った。一応どちらの道も行けるようになっておこうとおもった。反対側の道は車通りが多く、自転車小僧も多かった。ただこの道の方が距離は近い気がした。道の端に花束が置かれていた。交通事故でもあったのだろうか。確かにこの道の状態で、子供ともなれば事故は起こりやすそうだ。気をつけよう、そう思いながら私は家へそそくさと帰る。
帰って母と一緒に買ったものをしまっていると見覚えのないものが入っていた。私が好きなアイスだ。買った記憶はなかったが、暑すぎて無意識のうちに入れていたのだろうと思った。
「あら、アイスのお小遣いなんて渡してないわよ?まぁ、今日は暑かったし仕方ないわね。」
そういってアイスを渡してくれた。今日が暑かったことに感謝だ。
部屋で1人アイスを食べた。そのアイスはここら辺の田舎でしか売ってなくて、私はこのアイスが好きだった。いつからか、こっちに来ても食べなくなっていた。
シャリっ…と1口食べて、昔の事を思い出した。
昔、この家の近くで同い年くらいの男の子が住んでいた。私は幼いながらに彼の事が好きで、彼もまた私のことを好いていたと思う。
お互いの母親に買い物を頼まれ、私たちは一緒に買い物に行った。そしてあの分かれ道で、どっちが早くスーパーにたどり着くか そんなくだらない遊びをした。あの日もこんな日差しが強い夏の日だった。
私は川が橋の下にあって、木陰が多い左の道へと進む。正直勝負なんてどうでもいいくらい暑かった。彼は右の方が近いからと言って、右の道へ走っていった。
スーパーにいち早く着いたのは私だった。しかしどれだけ待っても彼は来ない。道草でも食っているのかと呆れながら迎えに行った。
反対側の道では人だかりができ、救急車が止まっていて、想像もしたくないようなことが起きていた。
彼は頭から血を流して倒れていた。交通事故だったそうだ。私が右を選んでいれば、勝負なんて承諾しなければ、私が交通事故にあっていれば、そんな事ばかり頭に浮かぶ。日差しなんて気にならない程私はただ漠然としていた。
その後私は都会の方の学校へと移動になった。
「そう、だった…。」
全て思い出した私はアイスが手に零れているのも気づかず、ぼーっとしていた。
あの男の子は、そう、あの時確かに亡くなった隣の家の男の子。よく一緒にアイスを食べた。
「だから勝負なんて嫌いなのよ。くだらない、ほんとに、。」
冷房も無いこの部屋に日差しが照りつける。しかし日差しなんて気にならなかった。それはアイスを食べているからなのか、はたまたこの頬を流れる大粒の雨のせいなのか。
私は判断が出来るほど大人ではなかった。
今日は、雨。
けれど、どんよりした雰囲気を醸し出している
あの雲の上には、太陽の光は届いている。
どんなに辛く、悲しいことがあっても
やまない雨はないとよく言われる。
けれど、雨を止めるには、
雲をどうにかしなければならない。
日差しを浴びるには、
努力そして時間が必要。どちらか一方ではだめ。
努力と時間が重なるとようやく、雲に触れることができる。そこから、自分で雲を動かすことが出来れば、あなたに祝福の歓声を届けるかのごとく
光が差し込むだろう。
日差し
難しいお題。
日差しが苦手なのでどうしてもイメージが…。
日差しを浴びて元気になるというのは数十年前の話。
今日も一日、いい気分でいられますように。。
"日差し"
温かい日差しが私の頭を照らす
窓を開けると入ってくる光はまるで私を外の世界へと誘っているよう
昔みたいに鳥のさえずりを聞きながら花畑で寝転がりたいな
もうどんな感じだったか忘れちゃったけど。
天使でも神でも女神でも連れてってくんないかな
いつからだっけ?ここに閉じ込められたのは
鉄格子の窓から見える景色の中に飛び込みたい
あの鳥のように自由に飛んでいけたらな
ああ、自由になりたい
嬉しいときは気持ち良くて
落ち込んでいる時はつらいが
希望の光にも見えて
生きていくんだな
昨日サマージョブが始まった。
人と話すのが苦手だしコミュニケーションは下手くそすぎる。
介護系の職場で、今日はお昼をデリバリーしないといけなかったけど、あまり上手く話せないから心配だった。
一緒にバイトに入った1つ年上の男の子が話で困ってると助けてくれた。
夏は好きじゃなかったけど、太陽の光は、自分が困ってても楽しんでても変わらずそこにある。
基本無言だったけどお外をお散歩できて少し楽しかった。
心配性なぐらい考え込むけどそれが全部馬鹿らしくなるぐらい、太陽は安心感と包容力があるよね。
-日差し-
日差し
朝起きると、眩しいひかりが差し込む
毎日のように差し込むひかりが眩しくみえる
母親には、五時半ぐらいに起きてくる
それ以降は、何度もしつこく娘の部屋に入って来る
特に朝が多い。
私はいつも、寝た気がしない。
朝早く起きるということは、つらいものだ。
日差し…
私が子供の頃、
我が母校では夏休み明けに
「黒んぼ大会」というのがあり、
ステージの上で日焼けを称賛された。
私も頑張って日焼けした。
二十代の頃、化粧品のカウンセリングの人に
「子供の頃、やけどしましたか?」と聞かれた。
あちゃ〜と思った。
今は子供でも日焼け対策をする。
日焼け対策、だいじです。
その日の日差しは私の白い肌を焦がすほどに痛かった。
君に恋した日。あの日をきっと私は忘れないだろう。
恋をしてから見える景色が変わったような気さえする。
恋にはいろんな色があるだろう、目に見えないけれど。
君と出会ってから私は変わる。
僕は強くありたい。どれだけぶっ叩いても壊れない岩のような、擦りきれるほど使い潰しても破けない雑巾のような人でありたい。だけど今はすごく辛い。胸が痛い。体が重たい。息がしにくい。
誰かに優しくしてほしい。ジメジメして湿っぽくて今にも朽ちそうな僕の弱い心に日差しを当てて、カビを焼き殺してほしい。手触りのいい木に変えてほしい。
僕は弱い。だから強くありたい。だけどつらい。誰かに助けてほしい。だけど僕は強くありたい。
たすけて。つらい。
【日差し】
僕は日差しが嫌いだ。
というより、吸血鬼だからそもそも日光が駄目なんだ。
日光を浴びると身体が灰になるから。
僕ら吸血鬼は生まれてからずっと夜の世界で活動し、ニンゲンの血を飲んで過ごす。
ここ数年は吸血鬼ハンターと呼ばれるニンゲンたちが大きなギルドを作り、僕らを狩りにくるので食事は最低限。飢餓に強いとはいえ、かなり貧困な暮らしをすることになった。
吸血鬼ハンターにより、同胞は一気に数を減らした。
女、子供、赤ん坊も関係なく、奴らは僕らの生活を破壊した。
ヒトを襲うのが苦手な吸血鬼は自分から隷属になり来た物好きなニンゲンや輸血パックで何とかしていたから迷惑を掛けていないのに、奴らは「吸血鬼」ってだけで殺戮を繰り返した。その姿はまるで悪魔。
僕らはただ生きるためにニンゲンの血を欲しているだけなのに。
奴らのせいで家族を失い、悲しみに暮れた吸血鬼は決して少なくない。
こんなに苦しくなっても吸血鬼ハンターたちは止まらなかった。
僕らの首に多額の賞金を賭け、目撃情報を提供するだけでも謝礼を渡し始めた。
僕らはあっという間に住処を追われ、ニンゲンが殆ど居ない場所へと隠れるようになった。
日光を浴びながら寝ると、ポカポカとあったかくて気持ち良いのだという。
…まぁ、僕とは無縁な世界だ。
ある日、吸血鬼ハンターが住処に向かっているとの情報を得た。
この中で1番動けるのは僕。
なら、今僕がやるべきことは…同胞を逃がすこと。
そして僕と吸血鬼ハンターの長い長い鬼ごっこが始まった。
逃げながらもヒトを過剰に襲って騒ぎを大きくした。
1人で沢山襲って危険度を上げればギルドから「ネームド個体」で登録される。
「ネームド個体」になれば討伐優先度が上がり、吸血鬼ハンターたちはその対処に追われる。僕の負担は上がるが、代わりに無名の同胞たちは動きやすくなる。
それが狙いだった。
日中は地下や日の入らない森で逃走、夜になれば街でヒトを襲って血を啜る。
それを繰り返している内に体調が悪い日が続くようになった。
短時間での血の吸い過ぎもあるし、まともに寝れていないから仕方がない。
だけど正直、肉体的にも精神的にもかなり限界だった。
「そろそろ潮時…だな」
僕は最後、奴らに一泡吹かせてやろうと思い、あることを決行することにした。
真夜中の鬼ごっこは中々にハードだった。
トップハンターが総出で僕を叩きのめしにきていた。
僕の首に賭けられた賞金が相当膨れ上がっているみたいで、みんな血眼。
わざわざ遠方から僕を狩りに来ている奴も居るらしい。
…あと十数分で夜が明ける。
走るなら、今だ。
最後に自慢のスピードで吸血鬼ハンターから距離を取る。
追ってこれるようにわざと自分の血を点々と残しながら…。
僕が向かったのは数日前に見つけた絶景ポイント。
この場所を見つけてから僕の最後は此処だと決めていた。
夜は明け、太陽が顔を出し始めている。
この木の影から出れば、全てが終わる。
目を瞑り、深呼吸をした僕は数歩前に出て日光を浴びた。
焼けるような痛みが身体全体に広がり、ジュワジュワと指先から感覚がなくなっていく。
「おひさまって…あったけぇなあ…」
手足から無くなり、下半身、上半身と灰になった。
残ったのは首から上だけという所で遠くから足音が近づいて来た。
意識を手放す前、最後に見たのは僕を追って来た吸血鬼ハンターの姿。
僕らは最終的に灰さえも残らない。
だからコイツ等は僕1人に半年以上も掛けて何も得られない。
生活が掛かってた奴も居るのかもしれない。
けど、そんなの知ったこっちゃない。
お前等に利用されるぐらいなら喜んで死んでやる。
なんなら先日、逃がした同胞が「種」を蒔き終えてくれたとの連絡を受けた。
さぁ、今度はお前等が狩られる番だ。
ざまあみろ。
雲のわずかな隙間から
日の光が差している
久しぶりに見る
「天使の梯子」
本当に天使達が
駆け降りて来そうな
荘厳さ
「天使の梯子」や「虹」は
神様からのスペシャルプレゼント
眺めているだけで
幸せな気分になれる
素敵な日差しは
一瞬で
梅雨の鬱陶しさを
追い払う
# 日差し
子供の頃は日差しの温もりが好きで朝が来ればカーテンをすぐ開け放っていた。明るい日差しで部屋が一気に光が行き届き、今日も1日頑張るぞ!という気持ちが湧いてきた。
しかし、大人になるにつれて、夜更かしが多くなり、肌の悩みも多くなった。平日は朝の日差しの中、仕事行こう…と気分が重く、シミが増えるのが嫌でカーテンが中々開けられない。休日の朝は、気が緩んで昼間で眠り、心地いいあさの日差しを逃してしまう。
ただ、この気持ちの変化は大人になったからというわけではなく、単に自分が今の生活を調整できず、気持ちを上げることができないためだ。変わりたいのなら、日々何か新しいことをすることがいいだろう。というあるダメ人間の現状の心情である。
シロクマ
貴方が居ないと、
身も心も持たないようになってしまいました
貴方という存在が
生きていく上での、大切なエネルギーであり
この身体を動かす為の原動力であるのです
ですが同時に
我が身を蝕む毒でもありました
それでも、この肌に刻まれた消えない模様が
貴方に恋い焦がれた証というのなら
この醜さ、そして私の想いと覚悟全てを
受け入れていきましょう
貴方と言う光と共に
日差し
君のぬくもりに包まれながら目覚める朝。
カーテン越しに感じる日差しの強さ。
まだ君に抱きしめられたまま寝ていたくて二度寝。
ゆっくりとした幸せな時間。
もう一度味わいたい。
日差し
あth〜あth〜
わたしの祖母は
つをthで発音する
台所へ立つ時やカーテンを開ける時、
事あるごとに
何度も何度も言うもんだから
気になって仕方ない
言葉が脳内で何度も繰り返されるからか
余計に暑い気さえしてくる
余計な暑さを与えられ苛々するわたし
扇風機の風にあたりながら
かき消すようにイヤホンを耳にねじ込み
爆音で曲を聴いた
祖母はこちらを見て口をパクパクさせていたが
わたしは知らんぷりをした
そんなジリジリと湿った夏はようやく過ぎ去り
冬を越えほかほかの春がやってきた
外はピンクの世界、満開の桜で
人々は浮き足立っている
わたしはいつもと変わらない道に
町に風景にひとり涙していた
外の世界は何も変わらないのに、
なぜ、なぜ
祖母だけがいないのでしょうか
なぜでしょうか
そう悔やみ涙するしかなかった
桜が無情にも美しく
ハラハラと舞っている
ガンだった
ステージ4の
まだ若かったのに
72歳、
まだまだ生きていてほしかった
今年の夏もまた一緒に過ごしたかった
うざがってごめん遠ざけてごめん
感謝を伝えられなくてごめん
悔やみきれない思いが
キリキリと心を切りつける
後悔ほど痛いものは無い
わたしはすがる思いで祖母の家を見に行ったが
電気などついてるはずもなく真っ暗だった
もう会えないことを現実として
直視せざるを得なかった
祖母が亡くなってからの
夏の日差しはわたしにとって
チクリとつらいものとなった
祖母の口癖を思い出しては
懐かしくなり会いたくなり
自身の無情の行いを悔いるのだった
そんなわたしも人並みに恋愛し
結婚をして親になった
子供の成長は嬉しいもので
祖母にも見せてあげたかった、と
そんな思いに打ちひしがれる
そして親になってもまた当たり前に
今年も夏の日差しはやってくる
ある晴れた夜、子供と線香花火をしに
近所の川辺を手をつなぎ歩く
生暖かい風がぬるりと湿った体にまとう
子供の額からじわりと出る汗を
拭ってあげていたとき
言葉を覚えたての子供が
わたしの顔を見上げ
あっつぃーね、と困り顔で訴えてきた
わたしは何故か祖母を思い出し
感情が一気に溢れ出て
子供を思わず抱きしめていた
子供は腕の中で少しもがいている
ごめんごめん、と膝についた泥をはらい
子供の頭をくしゃと撫でる
わたしは線香花火の放つ光を見ながら
祖母に対する罪悪感、懺悔の気持ちが
薄らいでいくのを感じていた
もういいよ、と祖母が言っているかのように
許された気がしていた
パチパチと鳴る音の奥で
子供が無邪気に笑っている
つらい夏の日差しがこの子のおかげで
あたたかいものになりそうという予感だけは
確かに感じていた
都合がいいかもしれないが
祖母からの贈り物のような気がして
ごめん、という気持ちは無くならないけれど
ありがとうという気持ちが上回った瞬間だった
それからはわたしにとって夏の日差しは
嫌なもので無くなった
祖母と子供
両方の存在を感じられる
大切で待ち遠しい、そんな季節になった
太陽が遂に姿を見せたーーしかし悲しいかな、己の眼はめくるめいて、光を見る痛みに堪えかねて面をそむける。
切なる希求が最高の目標に快く迫り行き、実現の門出が広々と打開かれる時は、恐らくこのような時であろう。