『旅路の果てに』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
旅は良い。
非日常に浸れる。
毎日旅をする人は、非日常じゃないんだろうなあ。
でも新しい発見は毎日あるのかな。
じゃあ、私の人生も旅だってことかな。
人生という旅路の果てに何があるのだろうか。
#旅路の果てに
旅路の果てに
#07
※体調不良のため今回は休みます
この旅のおわりに
あなたとの未来を夢にみる
どんなに辛くて暗くて先が見えなくても
私が道標になって、ずっとずっと照らすから
あなたの旅のおわりに
私を側にいさせてほしい
何か目的があって、歩いていたわけではない。
いつのまにか歩き始めていて、突然走ったり立ち止まったりもした。
気づけば隣にあなたもいた。
旅路の果てにわかったこと。
私の旅の目的は、あなたと歩くこと。
2021/02/01『旅路の果てに』
そこに音はない。
交差したり並行したり、共にしたかもしれない影もない。
寒い、暑い、じっとり、かさかさ。
ひ、みず、こおり、もり、つち。どこだろうか。
そこまで考えたけれど。
硬く閉じた目蓋を開いて。
俯いた顔を上げて。
さぁ、違うルートを探そうか。
『旅路の果てに』
やっと王を見つけた。
全く、こんなところにいるなんて、今まで探し続けた僕が馬鹿みたいじゃないか。もっとはやく現れてくれればよかったのに。
「なぜ逃げたのですか。」
王は困ったように笑って答えた。
「君に会うのが、恥ずかしくて。君たちに合わせる顔 がなくて。」
情けない人である。こんな奴が王だなんて。こんな人殺しが王だなんて。僕が終わらせてあげなくちゃ。
そして僕は鏡を割った。
ここではない何処かに
きっとどこかに
渡り鳥 吹き荒ぶ種子
雲に 風に 吹き渡り
着地すれど 一時の止り木
また ふわり ふわり
きっとどこかに
きっとどこかに
やがては立ち戻り、行き戻り
いつかに飛び始めた地
胸に落ちる頃には もう帰れない
#旅路の果てに
『旅路の果てに』
長い長い旅だった。探していたものは、ずっとここにあったんだ。
あの時 歩き出してしまった
目新しさにふらふらと
躓くことすら楽しくて
ただ遊んでいるだけだった
目的は半歩先
その中に
七彩が煌めいていた
目的は数歩先
来た道が
延びていくのを悦んだ
目的は稜線の先
一帯の光景に
慣れてしまった
目的は遥か先
辛うじて
燐光を捉える日がある
止まるには愛惜してしまう
引き摺るようにだらだらと
いつか旅路の果てに
腰を下ろせるだろうか
/ 旅路の果てに
「うちに帰ろう。」
ついに、最後のドラゴンを倒した「勇者」は
その国の王から栄誉を賜わった。
だけど、用意されていた高い地位は断って
家路につく許可を得る。
長い長い旅路の果てに「勇者」は家路についた。
すっかり歳をとってしまい
傷だらけで
風貌も変わってしまったけれど、
もう、誰も待っていないかもしれないけれど、
でも、うちに帰ろう
......
「家族」はずっと待ち続けていた。
でも待っていたのは
名誉ある「勇者」の帰還ではなく
かけがえのない大切な「家族」の帰り____
お題「旅路の果てに」
【旅路の果てに】
思えば、長い人生だった。
男は来た道を振り返り、独りごちる。
一番嬉しかったことは?
一番悲しかったことは?
そんな問いがいかに無粋で無意味であるか、男は今、身に沁みて感じている。
人生という旅路の中に、優劣や順位をつけられるものなど何もない。
全てが刹那的で、そのどれもが大切だった。
身に余るような幸福も、耐え難いような悲しみも。
終着点は近い。
その先にはもう、道はない。
ぼんやりと、人影が見える。
あぁ…ようやく、この旅も終わる時が来たのだ。
『久しぶり。待ちくたびれたよ』
少し呆れたように微笑むその笑顔は、あの日から少しも変わっていない。
ずっとここに存在して、今日の日を、待ち続けていたのだ。
『すまない、随分と待たせてしまった』
男は、皺の刻まれた目元を柔らかく細め、微笑んだ。
年月を刻み、頼りなく細くなった男の腕を支えるその指には、真新しい銀の指輪が光っている。
男の指に光る指輪もまた、かつては同じ輝きを放っていたのだろう。
年月は、その恐ろしい力で全てを変えてしまう。
人は老い、草木は枯れ、何もかも朽ちていく。
それでも変わらないものが確かにあることを、今、固く結ばれた二つの手が物語っている。
長い長い旅路の果て、変わらぬ想いだけが、ただ此処に在った。
折り返しにも満たないのに
振り返ることばかりしてる
もう出会いはないかのように
古い友達のことばかり思う
長い長い旅路の果てに
巡り会う人もいるかもしれないのに
「旅路の果てに」
旅路の果てに
人生という長い長い旅のなかで、
人は人と生まれ出会い別れる。
それだけでなく、
毎日山や壁にぶつかり乗り越える。
しかし確実に乗り越えるわけじゃない。
乗り越える力がない時だってある。
そんな時は寄り道してもいい。
ちょっと休んでもいい。
なんならいっぱい寝てしまおうか。
ずっと歩き続けるのは大変だから、
時には止まってもいいじゃないか。
うさぎとかめみたいにレースをしている訳でもない。
その道は君以外誰もいないんだから。
誰からも追い越されないし、
誰も追い抜けない。
それでいい。
だから、
少し一緒に休もうよ。
旅路の果てにたどり着く場所は
どうかいつもの家でありませんように
青い鳥の物語。幸せの青い鳥を探しに旅へ出たチルチルミチルは、最後に自分たちの家にたどり着く。幸せは身近なところにあるんだ、て教訓だっただろうか。
時おり旅に出てみたいと憧れを抱く。知らない土地で新しい刺激を受けたいという好奇心は、いくつになっても枯れないものだ。
けれど最後は帰らなければ。みんな、家族の待つ家に。家に帰れば旅のあいだのワタシではなく、〜の奥さん、〜のママに戻らなければならない。せっかくの旅の話を楽しむのは、結局ワタシだけなのだ。
人生の旅路の果ては、先祖代々の石の下の予定だろう。けれどワタシは密かに望んでいない。ワタシの望む旅路の果ては、エンディングノートの最後に記されている。
君との旅の果てに見たものは
とても美しく綺麗なものだった
すぐに消えてしまいそうなくらい儚くて
はっきりとは思い出せない
だけど何よりも美しくて
鮮明に覚えている
旅路に果てはあるのだろうか。
果て…。
果てとはなんだろう。
電車の中
ひとりじゃないけどひとりのじかん
がたんごとんがたんごとん
窓に切りとられた一枚の絵が姿を変えていく
旅路の最果て、
どこか楽しめる場所に辿り着ければいいなと思う
「旅路の最果て」
「あれが北斗七星で、あっちのがカシオペア座だから」
「じゃあ、あれが北極星?」
「そうだね」
テントのそばで身を寄せ合いながら、ひとつずつ星を見つけていく。
星明かりのおかげで暗いとは思わない。
「きれいだね…」
星空はきれいだ。でも、夜空に輝く星よりも、星に見惚れる君の横顔に見惚れてしまう。
「なに?」
それに気づいた君がこっちを見るけど、こんなセリフ、口が裂けても言えないな。
君のほうがきれいだ、なんて。
旅路の果てに(初投稿で、昔書こうとしていた小説のお話です)
私は今、旅をしている。
小さい頃に、両親から私が大人になったら旅に出ないといけない、と言われたからだ。
どうして、旅に出ないといけないのかと両親に聞いてみると、両親は、私は小さい頃から怪我を治す力があり、その力で、多くの人を助けられるから、旅に出た方が良い、と言った。
その言葉を聞いて、私の怪我を治す力で、誰かの役に立ちたい、と思うようになり、旅に出ることを決めた。
その後、色々な場所へ行き、怪我をしている人を見かけると、声をかけて、怪我を治した。
すると、怪我した人から、「あなたのおかげで、痛かった怪我が治ったよ、ありがとう」、と言ってくれて、凄く嬉しい気持ちになった。
私は、これからも旅を続けていこうと思う。
少しでも、人の役に立ちたいから。
そして、いつかは私の力が使えなくなる日がくる。
その時が、旅の終わりになると思う。
その日が来るまで、一人でも多く、怪我を治したい。
私だけが使える、怪我を治す力を使って。
突然なのだが、旅行は好きだろうか。
僕は嫌いだ。
なぜなら、旅に出るメリットがわからないからだ。
旅というものは、時間もお金も、体力さえも奪い、旅行でできるものは今の時代は全て家で完結する。
景色が見たいのなら、今どき皆が持っているその箱で調べればいい。食べ物が食べたいのなら、通販で頼めばいいだろう。
ただ。僕も一度だけ、旅行をしたことがある。
それは、今も僕の心の半分以上を埋めている。
一緒に旅行に行った彼女が、彼女という存在が、僕を何年も縛り続ける。旅の最後に死んだ彼女を僕は手放せない。
それから何十年経って、見合い相手と結婚した。妻との間に生まれた娘の名前は、彼女と同じ名前。
それからまた何十年。結婚すると、娘が連れてきた相手は『彼女と同じ名字』を名乗った。