旅路の果てに(初投稿で、昔書こうとしていた小説のお話です)
私は今、旅をしている。
小さい頃に、両親から私が大人になったら旅に出ないといけない、と言われたからだ。
どうして、旅に出ないといけないのかと両親に聞いてみると、両親は、私は小さい頃から怪我を治す力があり、その力で、多くの人を助けられるから、旅に出た方が良い、と言った。
その言葉を聞いて、私の怪我を治す力で、誰かの役に立ちたい、と思うようになり、旅に出ることを決めた。
その後、色々な場所へ行き、怪我をしている人を見かけると、声をかけて、怪我を治した。
すると、怪我した人から、「あなたのおかげで、痛かった怪我が治ったよ、ありがとう」、と言ってくれて、凄く嬉しい気持ちになった。
私は、これからも旅を続けていこうと思う。
少しでも、人の役に立ちたいから。
そして、いつかは私の力が使えなくなる日がくる。
その時が、旅の終わりになると思う。
その日が来るまで、一人でも多く、怪我を治したい。
私だけが使える、怪我を治す力を使って。
2/1/2023, 9:16:50 AM